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尾形が圧巻の投球、プロ初先発で勝利 3連敗阻止

05/31 埼玉西武0-6横浜DeNA(ベルーナ)

プロ初先発のマウンドに上がった尾形が、首位を走る西武打線を相手に圧巻の投球を披露した。初回から力強いストレートとキレのある変化球を低めに集め、7奪三振で5イニングを無失点に抑えた。打線は、西武先発のワイナンスを攻略した。3回に蝦名のタイムリー二塁打で先制し、4回は松尾のタイムリーと犠牲フライで2点。5回には宮崎に4号ソロが飛び出した。終わってみれば6-0の快勝で、カード最終戦で一矢報いて3連敗を阻止した。

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ポジ [Good]

何と言っても、移籍後初登板がNPB91試合目にして初先発となった尾形の好投に尽きる。ソフトバンク時代の3月にファームで先発調整し、結果も残していた。チーム事情から一軍に上がってからはリリーフを務めていたが、トレードの際にDeNAは先発投手としての期待をかけた。2試合、ファームで圧巻の投球を見せ、この日の先発登板となった。

つい先日まで対戦していたこともあるが、パ・リーグ首位の強力打線に対しても全く物怖じせず、インコースを強気に突くストレートが冴え渡っていた。ランナーを背負っても動じることなく、ここぞの場面で注文通りの内野ゴロを打たせる冷静なマウンド捌きを見せた。

2回は古賀を歩かせ、渡部に当ててしまうなど序盤はコントロールが乱れていた。それでも159キロも計測したストレートで押し込み、空振りも奪った。2回までで4奪三振。3回は11球で三者凡退。4回、5回はランナーを出したが後続を断った。5回を終えて75球だったが、初先発ということもあり、6回から継投に入った。

5回を投げて被安打わずか2、無失点というこれ以上ない内容で、見事にNPB初先発初勝利を飾った。故障者続出でボロボロだった先発ローテーションに、これほど頼もしい救世主が現れてくれたことはチームにとっても大きい。山本祐大をトレードに出すという衝撃的な動きを見せたが、まず一つ答えが出せた。それでも、トレードの成否は短期間で判断するものではなく、ここからの各選手の活躍次第になる。

尾形を5回までで降板させた後は、2連敗で温存していた勝ちパターンを投入。6回の中軸に回るところで中川虎を登板させ、2三振を奪って三者凡退で抑えると、7回は連投となるルイーズがヒット1本に抑えた。6点リードとなってもレイノルズを投入し、9回はこの日に一軍へ戻った伊勢が登板し、三者凡退で締めた。尾形の圧巻の投球から流れを引き継ぎ、完封リレーを完成させた。

打線では、1番の蝦名が3安打を放った。初回にワイナンスの高めのスライダーを捉えて二塁打。3回は高めに浮いたチェンジアップを捉え、打った瞬間は行ったかなと思ったが、フェン直の二塁打。三森が還って先制タイムリーとなった。7回は三森に続いてライト前ヒットを放ち、チャンスを広げて2点のダメ押しに繋がった。

3試合ぶりの出場となった松尾が、4回のタイムリーを含むマルチヒット。山本祐大のトレードでメインキャッチャーとなり、試合勘を維持できることによりバッティングの状態は上がって来た。5月は打率.314まで上昇。OPSは.680だが、これからさらに状態が上がればもう少し長打も出るのではないか。

宮崎が5月8日以来の4号ソロを放った。試合展開としても5回2アウトランナーなしという場面で一発が欲しいところだった。ワイナンスもこの回までであろうという中で、きっちりと4点目が取れたことは主導権を握る意味でも価値があった。

昨日のブログでも書いた通り、サンプルは少なかったが、ワイナンスは右打者にはチェンジアップが少なく球種が絞られるため、右打者の方が打てる投手だった。蝦名が2本の長打を浴びせ、宮崎がホームラン、松尾もタイムリーを放った。右打者が活躍し、ワイナンスの変化球が甘くなったところをしっかりと捉えることができた。

前日4安打と一人気を吐いていた佐野がこの日も打線を牽引し、チャンスを確実にモノにするバッティングを披露。7回に5点目となるライトへのタイムリー二塁打を放ち、終わってみれば6得点。前日の完封負けから見事なリベンジを果たしてくれた。

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ヤジ [Bad]

6得点で完封勝利だったため、言うことはほとんどない。選手たちは本当によく集中して戦ってくれたし、ほぼベンチのプラン通りに試合が進んだ。

強いて、今後のための「注文」として挙げるならば、序盤の度会のバッティング。初回はノーアウト2塁、3回も1アウト2塁で進塁打が打てなかった。この日は5打数ノーヒットとブレーキになったが、そういう日もある。ただ、アウトになるにしてもランナーが進むような働きを見せることが強いチームのレギュラー。2ストライクになるまでは過剰に進塁打を意識する必要はないが、追い込まれたら何とかランナーが進む打球を打てるようにしたい。

筒香はこの日も3打数ノーヒット。1つ四球を選び、7回の1アウト満塁では何とか併殺崩れで打点1をマークした。最後にヒットを打ったのは17日で、丸2週間ヒットがなく、30打席、26打数ノーヒットが続いている。昨年の春先のような不振で、5月12日に復帰してからは打率.109と低迷。OPSも.432にとどまっていて、本人も悔しさがあるだろう。

筒香ほどの打者であれば、ある程度の打席数で修正して欲しいところだが、もともと器用な選手ではないし、年齢的にも修正が利かなくなっているのだろうか。来週から6月に入るが、何とか修正し、チームを牽引する活躍を見せて欲しい。

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キジ [Other]

交流戦に入って2カード連続の負け越しとなったが、3戦目を何とか拾ってまたもスイープは免れた。初週は、首位を争うオリックス、西武との対戦で、先発も九里、曽谷、エスピノーザ、高橋光成、隅田と錚々たる顔触れが並び、厳しかった。ワイナンスは過去2試合は試合を作っていたが、他の投手と比べると攻略の余地があったという印象。

チームにとっても、尾形の移籍初登板で彼に先発としての勝利を付けた上で勝てたことは、今後に向けても非常に重要なポイントになる。5回75球で降りたが、中6日で次回も先発するのであれば、ハマスタで古巣のソフトバンク戦となる。そうなればトレード相手の山本祐大との対戦もありそうで、いろいろな意味で注目の一戦にもなるだろう。

牧は今週ファームで実戦復帰。この日は復帰後初のヒットも放った。筒香のように戻って来ても極度の不振であればチームの足を引っ張りかねないが、チーム状況的にも牧のバッティングは欲しいところ。最終的に本人と首脳陣がどう判断するかだが、週明けのハマスタから戻って来ることになるか。

5月は10勝14敗で終わった。3月は4連敗で、4月に貯金4を作って5割に戻したが、また借金4に戻ることになった。6月は牧も戻り、先発には尾形も加わってというところで、交流戦の残りとリーグ戦の再開で5割以上に戻りたいところ。

最初のカードはハマスタでの楽天3連戦となる。台風6号の影響も気になるが、交流戦が始まって6連敗の楽天とはやりづらい部分はある。だが、勢いのないチームを乗せずにしっかりと勝ち星を取って行きたい。石田裕がこのカードに回ると見られ、東は金曜のソフトバンク戦にズレるのかも知れない。ハマスタでの6連戦、勝ち越して借金を減らしていきたい。

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