06/05 横浜DeNA8-3福岡ソフトバンク(ハマスタ)
先発の篠木は3回表、渡邉のタイムリー二塁打で先制を許す。しかし、その裏に牧が3号3ランを放って逆転。さらに5回裏には度会の5号2ラン、ヒュンメルの3号2ラン、松尾の今季1号ソロと3本のホームランが飛び出して5点を追加し、主導権を握った。篠木は7回まで5安打1失点とHQSをマークし、2勝目を挙げた。8回はルイーズ、9回は宮城が失点したが、4発が効いて大勝。
ポジ [Good]
牧が戻った前日も、8回表までは0-7というワンサイドゲームで、暗い雰囲気が漂っていた。ただ、8回裏の猛攻から全てが変わった。そしてカードも変わった翌日、またも牧が活躍しての逆転勝利。牧が帰って来てチームに活力が生まれたと思わされる結果になった。
3回表に先制点を取られたが、その裏に先頭の篠木が高いバウンドの内野安打で出塁。蝦名が2打席連続ヒットで繋ぎ、ノーアウト1、2塁で牧を迎える。大関の初球が甘くなったところを積極的に打ちに行き、振り抜いた打球はセンターバックスクリーンの左へ飛び込む逆転3ラン。4月21日以来の3号で、ハマスタのボルテージは一気に最高潮へ達した。
7連勝中で交流戦最強のソフトバンクを迎え、先制点を取られてしまった中で、雰囲気を一気に変える一打。やはり牧は役者が違う、そう思わせてくれる活躍だった。
5回にも先頭打者として、今度はフォークが少し浮いたところを捉えてレフトへ二塁打。3発で5得点というビッグイニングの口火を切った。6回も蝦名に続いて連打で3安打。ファームでの最後の出場でホームランを含むマルチヒットをマークしていたが、1か月強戦列を離れていたので、どんな状態で戻って来るのか懸念もあったが、全く問題なさそうだ。
5回には3発で5点を追加するという今季にはなかったビッグイニングが生まれた。先頭の牧が二塁打でチャンスを作り、度会は初球バントの構えも見せていたが、3球目のインサイド低めのフォークを拾い、打球はライトスタンドへ届いた。
さらに1アウトから宮崎が四球で出塁し、右打席のヒュンメルが3ボール1ストライクからアウトサイド高めを捉え、打った瞬間に確信するレフトスタンドへの2ラン。興奮冷めやらぬ中で続く松尾も高めのスライダーをレフトスタンドに運んだ。前回完封の大関がまさかの4被弾8失点ということになった。
一発攻勢で8-1と7点リードとなった。7点リードが安全圏ではないというのは、前日にベイスターズが示したばかり。気を抜くことなく追加点を取りに行き、実際には取れなかったが、継投も失点は許したが隙はなかった。
4発が派手で目立つが、打線の中で1番に入る蝦名の好調さが目立つ。牧が戻るまでは蝦名だけが打っても中軸が還せなかったが、牧が2番に入ることで蝦名の出塁が生き、得点力が格段に上がったように感じられる。この日も初回からヒットを放ち、3安打をマークした。凡退した2打席も内容が良く、昨年の夏場以降を思わせるような状態になっている。スタートは失敗したが、ここから取り戻してくれるはずだ。
先発の篠木は、1回、2回と球威あるストレートで押し、変化球も狙い通りに決まって連続で三者凡退。良いスタートを切ったが、3回先頭の周東にカーブをレフトへ運ばれて初ヒットを許すと、渡邉にはストレートを狙い打ちされたのか、左中間への二塁打。俊足の周東が一塁から悠々還ってあっさりと先制点を許してしまった。
しかし、その後は正木を歩かせたが後続を断ち最少失点で切り抜けた。一気に崩れなかったことが大きかったと思う。牧の3ランで逆転してもらった直後の4回は、2アウトから廣瀬にヒットを打たれ、周東のピッチャーゴロをファンブルしてしまい、自らのエラーでピンチを広げたが、渡邉を今度はスライダーで三振に取り、吼えた。
5回を三者凡退で片づけると、味方がその裏に5点を追加し、楽に投げられる点差となった。6回先頭の近藤は早々に追い込んだが、スライダーが引っかかって足に当たる死球となってしまった。近藤はかなり痛そうにしていて、そのまま代走が送られたが心配だ。点差も付いてしまったので、無理をさせなかったということなら良いが。
2アウトから廣瀬に三塁線を破る二塁打を打たれ、2アウト2、3塁とピンチが広がった。しかし、周東をスライダーでセンターフライに打ち取り、またもピンチを凌いだ。6回までで89球で点差もあったことから、一軍では最長となる7回のマウンドにも上がった。
1アウトから谷川原にレフトへフェン直の二塁打を打たれたが、後続を落ち着いて取り、7回107球、5安打1失点で6奪三振という内容だった。速いストレートには強い打者が揃っている打線に対して、ストレートで攻めて行けたことは自信にして欲しい。
ジャクソン、ケイ、バウアーが退団した今季は、HQSをマークしたのは東の4度だけだった。篠木がようやく東以外で初めてのHQSをマークし、石田裕よりも先に達成することとなった。ローテーション入りするのであれば、毎試合は難しくてもHQSを達成できるような投手になる必要がある。プロ初勝利に続いて、先発投手としてやって行けるという手応えを得た登板になったと思う。
当然故意ではないが、近藤の足に当ててしまったことは反省し、スライダーを引っかけて足元へ行かないようにして欲しいが、かと言って甘くなればやられてしまうので、そこは思い切って投げて行ってもらいたい。
死球を当てていいとは全く思わないし、コントロールがない投手が投げて当てて、打者がケガをすることは良しとはしないが、死球も野球のうちだと思っている。打者もホームベースの近くに立つことに対しては投球が当たるというリスクを負っていると思っているので、当たりたくなければ下がって立てば良いだけのことで、リスクなしでベースの近くに立てるなら投手は成立しない。
プロ初勝利はバンテリンドームだったので、本拠地ハマスタでは初勝利ということになったが、篠木はヒーローインタビューに呼ばれなかった。それが近藤への死球が影響しているのであれば、面倒な世の中になったなと思う。山本祐大が骨折した広島戦では当てた常廣がプロ初勝利でヒーローインタビューに立っていたのだが。
本人が辞退した、あるいは球団がさまざまな影響を考慮してあえて選ばなかったのなら、確かにネットを中心に面倒な人々が一定数存在するので、やむを得ない。納得はしないが。
篠木、島田と相次いで先発としてプロ初勝利を挙げたが、ここ最近は打ち込まれることが多く、なかなか上手く行かなかったが、篠木がHQSをマークしたことで、ローテーション投手として期待できるレベルになりつつあることはチームにとっても大きい。
ヤジ [Bad]
先制点を許したが、直後に逆転。5回の3発で主導権を握れた。前日はホームランなしで一挙7点で、暴投で8点目。この日は4発で8点と全く違う攻撃になった。強いて言えば6回以降に繋いであと1点取りたいところではあった。
前日に自らが8回に7点差を一気に追い付いているだけに、8-1の8回はルイーズを登板させた。7点差あれば若松や岩田でも良かったと思うが、登板間隔も考慮しての登板。それでも失点してしまったのだが、これはやむを得ない。全体的には理想的な試合運びで大勝できたので言うことなし。
キジ [Other]
7連勝で今年の交流戦も8勝1敗と圧倒していたソフトバンク。昨日書いた通り何とか1つ取れればという感じだったが、4カード目にして初めて初戦を取ることができた。6連敗中だった楽天には辛うじて3戦目を取るだけだったが、逆に7連勝中だったソフトバンクには初戦から勝ってしまうのだから野球は分からない。
楽天3連戦で3連敗目前から逆転し、打線の状態は一気に上がっている。投手陣はもともと耐えてくれていたが、1点も与えられないと窮屈な投球になっていたところ、これならば思い切って攻めることもできる。5月12、13日以来となる連勝をマークし、狙うは4月中盤の6連勝以来となる3連勝。
2戦目は庄司と前田悠の予告先発が発表された。藤浪かと思っていたが、この日のファームで先発し、ハヤテを相手に6回1失点の投球だった。庄司は先日に自身2度目となる支配下登録された。登録したからには使って見ようということだろうが、前回は一軍の登板なく育成選手に逆戻りという悔しい結果になった。ついに一軍のマウンドに上がる。
デビュー戦がソフトバンク戦というのもなかなかしんどいが、思えば石田裕もルーキーイヤーに同じく6月のハマスタでのソフトバンク戦でプロ初登板初先発。見事に勝利投手となっている。庄司も同じ結果になると良いのだが、とにかく結果は考えずに最初から思い切って腕を振って欲しい。
前田悠は5月からローテーション入りし、既に2勝を挙げている。前回は4回途中4失点でKOされていて、2勝も5回までしか投げていない。90球前後をメドに代わっているようなので、早めに攻略して行きたい。
Next Key Player: ヒュンメル(対左腕でスタメンの可能性大。3号2ランで乗って行けるか)


コメント
篠木は一段階段上がりましたかね。終始ストレートで差せてましたし、7回投げて継投リスクを減らす投球が出来る事を示せたのは良いことです。
死球への反応は凄いですね。
前日に7点ビハインドの展開から4つ食らった時は、緊張したかな、怪我なきゃいいな、程度の感情しか持たなかった自分がおかしいのかな。
篠木がHQSまで行ってくれたことは大きい収穫ですね。まだまだ調子の波は大きいと思うので、やられる時は5回投げ切れないってこともあるでしょうが、来年以降に向けていろいろ試行錯誤して欲しいですね。
応援している選手が当てられ、さらにケガで離脱するのは本当にショックだし辛いです。ただ、それはどちらにも起きうるので。
自分が当てられたかのように誹謗中傷する層は、野球ファンではないのでしょう。
牧が復帰してきて打線が再び活性化、やはり存在の大きさを感じばかりですね!(また怪我しませんように)
篠木選手のヒロイン回避は今年柳田選手が当てられた際のSBファンの反応が凄まじかった事があり配慮の結果なのでしょうが、結局篠木選手のインスタが荒らされコメント欄を閉鎖せざるを得なくなった様子を見るとあまり意味は無かったように感じられますね…
選手一人でどうにかなるスポーツではないですが、やはり持っている雰囲気でまわりも変える選手というのはいるのでしょう。
本来、筒香もそうですが、調子が悪過ぎたのと、牧とは種類が違うのかも知れません。
ネットで誹謗中傷する人間は何をしてもやるでしょうが、度会みたいにずっとそれでイチイチ何か言われるなら、避けるしかないんですかね。残念です。