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井上に4戦4敗、防御率0.32 石田裕を援護できず

06/28 横浜DeNA1-2読売(ハマスタ)

先発の石田裕は2回、1アウト1、3塁からキャベッジのタイムリーで先制点を奪われる。4回にも1アウト1、3塁から投手の井上に犠牲フライを許し、2点目。打線は井上に対して7回まで2安打とチャンスすら作れず。8回に大勢から松尾と三森の二塁打で1点を返すが、代わった田中瑛に宮崎が打ち取られた。9回はマルティネスから先頭の勝又が出塁するも、牧の併殺打で万事休す。

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ポジ [Good]

石田裕は前回が7失点だっただけに、今回の登板は雪辱に燃えていたと思う。初回は慎重な投球で三者凡退に抑えた。しかし2回、先頭のダルベックを追い込んでからシンカーがやや浮いて長打にされた。ストレート4球の後、読まれていたか。低めが苦手な打者だが、アウトサイドへ逃げるスイーパーを振らせたかった。

大城は状態が良くないのだろう。完全に最初から進塁打を打ちに来て、セカンドゴロで1アウト3塁。相性が非常に悪い岸田には力が入ったのかツーシームが抜けて死球。バタバタしてしまい、キャベッジには低めに集めたが、最後のストレートがやや甘くなったところを打たれ、一二塁間を破る先制タイムリー。しかし、その後は投手の井上に粘られたものの連続三振で最少失点に留めた。

3回は2アウトから泉口、ダルベックに連打を浴びたが、大城を打ち取って凌いだ。4回は苦手の岸田をファウルフライに打ち取ったが、キャベッジに初球の甘いカットボールを長打にされた。さらに浅野にも初球のスイーパーが高めに浮き、レフト前ヒットで1アウト1、3塁。

井上で2アウトにしたかったが、追い込んでからなかなか打ち取れなかった。シンカーも本来の石田裕のボールであれば空振りすると思うのだが、今一つキレがなかったのか。ストレートを持って来るが真ん中に入り、ヒヤリとする打球。度会が捕るも犠牲フライとなって2点目。ここで失点を防げればベストだったが、やむを得ない。

初回以外はランナーを背負った投球になったが、6回2失点は十分に及第点。またもQSをマークしながらの敗戦でリーグトップの8敗目となった。前回のような投球はほとんどなく、試合を作りながらも援護がないというパターンが多い。一方で、打てば踏ん張れずという勝てない投手の典型となっている。この経験を将来にどう生かすか。

2試合連続中止の後の試合で、翌日は移動日で試合がない。僅差のビハインドで勝ちパターンを投入しても良い場面だったが、ルイーズも温存し、最後に伊勢を1人だけ投げさせた。宮城は先頭に二塁打を浴びながらも凌ぎ、マルセリーノは死球を与えるなどコントロールがバラついたが、こちらも凌いだ。

1点差となった9回表もレイノルズや中川虎ではなく、岩田を登板させた。2アウト1塁で右のダルベックを迎えたところで伊勢にスイッチ、空振り三振を奪った。リリーフが無失点で繋いだことで最後まで分からない試合となったが、打線が反撃できなかった。

佐野がファーストの守備でファインプレーを連発した。全体的に守備は締まっていて、ロースコアの好ゲームを演出した。度会も投手の井上の打席で前に守っている中で、思わぬ強烈な当たりが頭上を襲ったが、よく捕ったと思う。

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ヤジ [Bad]

3戦3敗で対戦防御率は0点台という井上からいかに得点を取るかという試合だったが、得点どころかチャンスすらまともに作れず。初回先頭の勝又は、初球でバントヒットを狙ったが、ダルベックの好フィールディングで阻まれた。

2回に度会の当たり損ねの打球が内野安打となったが、それ以外はほとんど井上のボールをまともに捉えられずに凡打を重ねた。何を狙っているのか意図も見えないし、若いカウントのストレートも捉えられずファウルにしてしまっていた。相性も良く、自信を持って投げられているのでカウントを悪くしてもゾーン内で勝負できていたので、無四球ピッチング。

唯一のクリーンヒットは6回の三森だが、投手のところで代打にヒュンメルを起用。確かに左腕に対しては良い数字を持っていて、一発同点も見込める。だが、ランナーが三森なだけに動かして揺さぶりをかけて攻めたかった。

右打ちでヒットエンドランにも対応できる蝦名を起用し、ライト前で繋ぐようなイメージの方が確率が高かったようにも思うが、いずれにせよチーム全体でこれだけ抑えられてしまえば、大差はなかったか。ヒュンメルはインサイドのストレートに詰まらされ、ショートゴロ併殺打。一瞬にしてチャンスは消えた。

8回裏は、前回も失点している大勢から松尾が高めのストレートを左中間へ運び二塁打。2アウト後、三森はフォークを拾い、ライト線へのタイムリー二塁打。投手に代打宮崎を起用し、一気に同点を狙ったが、ここで読売が田中瑛にスイッチ。

前回のことがあるにせよ、8回を任される絶対的セットアッパーを同点とされる前に交代することを決断できる読売ベンチも凄いと思う。この決断とそれに応えた田中瑛。宮崎もシュートをずっと意識させられながらスイーパーに対処し、最後はうまく拾ったが、セカンドの守備範囲のライナーに終わった。

9回はマルティネスから勝又がレフト前ヒットを放ったが、牧がスプリットを捉えられず、サードゴロ併殺打。代走に石上を起用していたが、ここは牧に任せるというベンチの決断。それは間違っていないと思う。2アウトになってもランナーが釘付けであれば起死回生の盗塁を仕掛けたかも知れないが、牧でチャンスを広げたいという場面だった。牧が打てないのなら仕方ない。

松尾は、バッティングでは山本と遜色のない活躍を見せていると思うが、配球は昨年からずっと疑問に思うことが多い。8回にマルセリーノが岸田を迎えた場面、初球のスライダーはゾーンに決まって見送りのストライク。2球目は手前でワンバウンドするスライダーを空振りした。

相手がキャッチャーなだけに、1球別の球種を挟むと読んで来ると判断し、裏をかいたつもりなのか。スライダーを続けるのは構わないが、1球前が空振りを誘うような高さになっただけに、投手もそれ以上に良い高さから落とすのが難しい。ここで続けると甘く来る可能性が高い場面だった。ストレートを見せずに変化球を続けて打ち取るパターンも時には必要だが、ここはマルセリーノの速球を見せることでさらに効果が高まったのではないか。

配球に正解はないと言われるが、全体的に裏付けをもって配球しているのか疑問に思うことが多い。うまくハマれば松尾独自の色になると思うが、なかなか結果に結び付いていない。場面と相手、投手のことも考えた最適な配球をさらに磨いて行って欲しい。

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キジ [Other]

天敵の井上に対し、僅か2安打。7回までほぼ完璧に抑え込まれた。まさに成す術なしといった形で、またしても抑え込まれた。今季の井上の成績を見てみる。

相手
DeNA0.324402811126321
セ3球団4.4450426.13023191513
交流戦2.2932119.216218555
今季通算2.3112657457575172219

広島との対戦は今季まだなく、セ・リーグ内では3チームと対戦。中日には1試合で失点していないが、阪神には2試合で10失点(自責9)で2敗、ヤクルトには防御率3点台だが2敗している。交流戦はちょうど通算成績と同じくらいの内容だった。

これを見てもDeNA戦だけ異常に成績を残していることが分かる。昨年も3戦2勝で防御率は0.98だった。同じ「ハルト」の阪神の高橋遥人はこの日で開幕10連勝をマークし、どのチームも勝てない相手だが、DeNAにとっては井上温大の方が深刻な状況になっている。

ここまでDeNAと読売のカードは全て週末で4カードあったが、井上は全てのカードで先発して勝っている。再来週にも週末にハマスタで読売3連戦があり、これだけ極端に相性が良ければ当然当てて来る。オールスター明けも東京ドームの読売戦からで、優先して先発させて来るだろう。

同じ投手にやられていることについて、当然アナリストの分析は必要だが、データだけで何とかなるものではない。実際に打席に入るのは選手であり、絶対に打てる待ち方なんて存在しない。データがサポートできる範囲にも当然限りがある。気になるのは、データは切り取り方や伝え方によっては逆効果になる恐れもあり、データの入れ過ぎが余計に打てなくしている可能性があるということだけ。

そこも含めて、何故打ち取られているのかを分析しなければならない。ただ、初球ストレートを待っていてもファウルにしてしまっている様子を見ると、球種が分かっていても打てていないようにしか思えず、ほぼ選手が無力だということだろう。

低迷に歯止めをかけられず、6月は4勝14敗と借金10になった。6月最後の試合は、新潟での広島戦となる。新潟では昨年は引き分けで、2連敗中。2022年以来の勝利で6月の悪い流れを止め、7月に入って行けるか。

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