07/11 横浜DeNA4-5読売(ハマスタ)
先発の藤浪は初回、3者連続四球でノーアウト満塁とすると、ダルベックの犠牲フライと大城のタイムリー二塁打で2点を奪われる。その裏、エンカーナシオンの来日初ホームランとなる3ランで逆転。しかし、藤浪は3回に笹原のタイムリー二塁打で同点とされ降板。6回裏に蝦名のタイムリーで勝ち越したが、直後の7回表に中川虎が泉口のタイムリーと門脇のスクイズで逆転される。9回にマルティネスから2アウト1、2塁とするも筒香が三振に倒れた。
ポジ [Good]
エンカーナシオンが待望の来日初ホームラン。この日が9試合目の出場だが、これまでクラッチヒッターとしてチャンスでタイムリーを打ち、守備でも好守と強肩を見せて来た。長打力がウリという触れ込みだったので、若干肩透かしを食らったような感じだったが、ついにその魅力が発揮された。
2点を先行されたが、勝又と牧が連続四球。しかし筒香は見逃し三振に倒れ、少し反撃ムードが萎みかけたところで、エンカーナシオンが真ん中に入って来たスライダーを捉えた。打った瞬間という打球がレフトスタンドに飛び込んで行った。
来日初ホームランが逆転3ランという最高の場面で飛び出した。できればこの一発を号砲にもっと得点を奪い、初めてのヒーローインタビューに繋げたかったが残念で仕方ない。ホームランバッターは一本出ると続くと言われているので、ホームランの固め打ちを期待したい。
6回は、2アウトランナーなしから佐野が高いバウンドで投手の頭を越える、渋過ぎるヒットで出塁し、松尾が四球を選んだ。ここで蝦名が初球を捉えて三遊間を破るタイムリーで勝ち越した。しぶとく繋いでの攻撃は良かった。
宮下がマルチヒット。左腕の竹丸とのルーキー対決で、しっかりと捉えた打球のヒットが2本。堅実な守備も続いており、そこを考慮しても相手投手の左右に関係なく宮下に期待して良いのではないかと思うパフォーマンス。
勝又は9回裏2アウトから、マルティネスの初球のストレートに食らい付き、二塁ベース付近に転がる内野安打。辛うじて22試合連続安打と記録を伸ばした。最近では2024年に首位打者を獲得したオースティンがマークした22試合に並び、球団記録の29試合まで残り7試合となった。
ブラッグスが達成した時のことは覚えているが、記録を続けている最中に神宮の転倒して骨折し、離脱してしまった。翌年に開幕から3試合連続安打をマークしたので、シーズンを跨ぐと32試合連続となっている。その時にも話題になったが、未だに1979年の高橋慶彦氏の33試合が破られていないので、そこを目指して欲しい。
藤浪が3回で降板したが、前日に続いて岩田、マルセリーノが無失点でリレー。支配下登録されて一軍に合流したばかりの浜地も、ピンチを招いたが何とか凌いだ。思ったよりも球威も戻って来ているようで、徐々にではあるがリリーフとして役割を上げて貢献して欲しい。
ヤジ [Bad]
春先に指の裂傷で出遅れた藤浪。ファームで8試合に先発するなど登板を重ねて課題に向き合ってきた。前回はファームの中日戦で6回無失点。ここ数試合は5~6回を投げても四球は2個以下でコントロールも安定しつつ、球威や変化球のキレも良くなっていた。期待しての一軍での今季初先発だった。
しかし、いきなりの3者連続四球。藤浪がある程度四球を出すことは織り込み済みで、過度に気にする必要はないと思っているが、初回の先頭打者からストライクを取るのも苦労するようでは、いくら立ち上がりが難しいとは言えピッチングにならない。ファームでは思ったようにできて、一軍に来た途端に力んで自分自身をコントロールできないようでは困る。2~3年目の若手じゃないんだから。四球連発では誰も助けられない。
前日は初回ノーアウト満塁でグランドスラムを放ったダルベックは、この日はレフトへの犠牲フライ。結果的にはグランドスラムを打ってもらった方が良かったのかも知れない。この1点で済めばまだ良かったのだが、大城にはツーシームというよりシュート回転して威力が落ちたアウトサイドへのストレートに合わされ、レフト線へのタイムリー二塁打で2点目。
ただ、ここからリチャードと笹原を連続三振に取ったところは良かった。ストライクに投げるのがやっとで、ほとんどストレート系のボールしか投げていないのに抑えられるのはやはりボールそのものには力もあるし良いのだと思う。1回表を終えてベンチに戻る際、グラブを口に当てて叫んでいたが、自分自身に腹が立っているのだろう。
2回は2アウトから浦田を歩かせた。ストライクを取るのがやっとのストレートをファウルにされてしまうので、根負けして四球になってしまう。松本は打ち取って切り抜けた。3回も先頭のキャベッジを打ち上げさせたが、蝦名が薄暮でボールを見失って二塁打になるという不運。
2アウト1、3塁までは漕ぎ着けたが、笹原を追い込んでからカットボールが高めに浮き、ややタイミングは外したものの左中間に落ちるタイムリーとされてしまった。2球良い形で追い込めたのに勿体なかった。
3回で94球は、濵口もビックリの球数。投げ抹消になると明言されているので、次がいつになるか分からないが、今後のファームがどうあれ期待するのは難しいのかなという気になってしまう。
同点のまま6回まで試合が進み、6回裏に勝ち越した。勝ちパターンとして中川虎が7回表に登板した。前回は9日にサノーの逆転2ランを浴びて敗戦投手になっている。それを取り戻したい登板だった。
前回はストレート3球で二塁打とホームランを浴びる結果になったためか、ダルベックにはフォークを連投。だが、開幕から無失点を続けて来た時のようなコントロール、キレがなくボールゾーンに行くと見極められてしまう。結局、1球もストレートを行けずに四球。
大城にもボールが先行し、ペイオフピッチでフォークを投げるもゾーン内を拾われて左中間への二塁打。ノーアウト2、3塁と逆転のピンチになった。リチャードに代打の泉口が送られ、初球のフォークをセンターへ弾き返して同点タイムリーとなった。
ここまで13球で、ストレートは大城への5球目だけであとは全てフォーク。前回ストレートを打たれたからといって、あまりにも極端な配球は疑問。状態の良いフォークならまだしも現状のフォークはそれだけで何とかできる精度ではない。
ナックルカーブは投げづらいのかも知れないが、今の中川虎は常に一発を浴びれば試合の勝敗を左右してしまう場面で投げているのだから、そういった時に使えないようだと幅が狭すぎる。素晴らしいフォークがあるにせよ、2球種だとどちらかが良くない時に偏って苦しくなる。山崎もスライダーを使いきれず、ストレートとスプリットだけになり、片方が良くない時に踏ん張れなかった。
今時2つの球種で何とかなるのは、マルティネス、松山クラスでないと厳しい。昨年のウィックも155キロ超のストレートにカーブとチェンジアップを織り交ぜていた。カーブが来るかもくらいには思わせないと絞りやすくなってしまう。
それにしても1年間リリーフとして安定して投げ切ることの難しさを改めて感じる。3連投を避けたり、連投したらベンチを外れたりといろいろ工夫しているが、それでも疲れから本来のボールが投げられないケースは多々発生してしまう。ルイーズの状態が上がらずにファームで再調整となっている状況も響いている。こういう時こそ宮城や吉野に任せてみたい。浜地も経験があるので、そういった部分を期待しての起用だろう。
エンカーナシオンの3ランもあって4点は取れたが、打線は活発とは言えなかった。竹丸も2回以降は立ち直り、なかなか打てなかったし、勝ち越した6回も2アウト満塁から取って置きの代打度会を起用したが、最後の力を振り絞って渾身のストレートを投げて来た。
打線の中では3番に入った筒香が5打数ノーヒットで4三振。最後もマルティネスから2アウト1、2塁のチャンスを作ったが、フルカウントから高めのストレートにバットが止まらなかった。打てそうな気配は全くなかったが、四球でエンカーナシオンに繋いだら面白いと思ったが、ボールゾーンを見れなかった。
最後もストレートを投げると予想していたが、高めなら空振り、低めなら見逃し三振だろうと思っていた。ゾーンを外してくれることを期待し、その通りになったがバットを止められなかった。少し良くなったと思ったが、一週間フル出場で任せるほどの状態でもないと思う。もう少し柔軟な起用を望みたい。
キジ [Other]
前日は初回にノーアウト満塁としてグランドスラムを浴びながらも勝っているのだが、2日続けてノーアウト満塁、それも3者連続四球で自らピンチを作っている状況で勝つのはやはり虫が良過ぎるか。
エンカーナシオンの逆転3ランでそれを挽回し、同点とされた後も6回に勝ち越したが、中川虎が守り切れなかった。先週から負けた3試合は、山崎と中川虎の2つ。引き分けも9回に山崎が追い付かれたもので、勝ちパターンがやられている。この2日間は先発が試合を作っていないが、ここまでの11試合では全て勝機のある試合ができている。一方で、そういう試合を勝ち切れない弱さも出ている。
何度も繰り返しになるが、リーグ優勝するには20前後の貯金が必要(今季は交流戦でパ・リーグに負け過ぎたので10前後で優勝する可能性があるが)。そうなると、チーム全体が調子の悪い時にいかに勝ちを拾って波を小さくし、調子の良い時にしっかりと勝つかというポイントになる。6月のように悪い時に月間で借金11を作り、6月末から好調なのに今一つ貯金を作り切れないといった戦いでは悲願には届かない。
基本的に調子や相性を見極めてかなり流動的なオーダーを組んでいるのに、頑なに不振の筒香は外さないなど、方針がブレているのもその原因のひとつだろう。新監督として牧から代えてキャプテンを頼んだだけに、不振でも代えられないということか。三浦監督は、そこはしっかりとスタメンから外し、ファームでの再調整をさせていたので、どんな背景があるかは分からないが、遠慮しているとしか映らない。
度会を使えという声は尤もだと思うし、個人的には彼が中心選手になって欲しい思いもあるが、筒香を代えるつもりがない以上、宮崎が出ない日のサードは筒香となり、佐野のファーストでの出場機会を作るのだろうから、あくまで非常時のオプションとして用意した度会のサードはないのだと思う。
正直、宮崎も筒香もそこまでの守備力もないのだから、度会が守っても大差はないし、現状のバッティングなら度会の方が期待できるのは確かかも知れない。しかし、6月にあれだけ不振でも代えていないので、今さら代えることはないと思う。
センターを守らせられる選手が限られる以上、現状では両翼は勝又とエンカーナシオン以外に選択肢はない。度会はそういった状況に耐えつつ限られた出番で結果を出し、いつか来るチャンスに備えてもらいたいと思う。この状況程度で腐るならそれまでの選手だし、そんなことはありえないと思う。
X(Twitter)は昔からバ○発見器だと思っているので、そんなところで議論する気もないし、まともに見る気もないのだが、あまりにも低レベルな意見が多すぎて辟易とする。
このカードは1勝1敗となって3戦目を迎えるが、篠木と井上が予告先発として発表された。先々週から2週間後にまた井上と当たることは分かっていた。ハマスタ、ベイスターズ戦を得意としている天敵。今季は4戦4勝、防御率0.32なので自信満々で投げて来るだろう。
先週も今季はまだ得点を与えていない中日に対して7回無失点。好調を維持している中で再びハマスタのマウンドに立つ。2週間前とは違うチームの姿を見せたい。
井上に11打数1安打の佐野、5打数ノーヒットでこの日4三振の筒香をどうするのか見もの。宮崎も左腕を打てていないが、サードでスタメンにしてファーストが筒香になりそう。度会は井上に8打数3安打なので、ファーストにエンカーナシオン、ライトに度会を入れてくればなかなかだと思うが、これまでの采配からは期待できない。相性の良い三森も使いたいのでセンターに入れて来るのではないか。
予想ではなくて、自分が監督なら12日はこういうオーダーを組む。益子が11日に抹消され、藤浪は12日に抹消予定なので、代わって古市が上がりそう。5日連続スタメンの松尾はベンチスタートかも知れない。(そうだとしても古市ではなく戸柱を使いそうだが)
7 勝又
9 度会
4 牧
3 エンカーナシオン
2 松尾
5 宮崎
6 宮下
8 三森
1 篠木
篠木は過去3回の登板でいずれも大量援護があった。対戦防御率0.32を誇る井上が封じるのか、篠木の援護率が勝つのか。どういう試合になるのか注目したい。
Next Key Player: エンカーナシオン(初HRが出て固め打ちなるか。井上にこれまでとの違いを見せつけたい)


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