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序盤で8得点も 酷い継投でヒヤヒヤ逃げ切り

08/01 読売7-8横浜DeNA(東京D)

2回に宮下のグランドスラムで先制し、3回にも牧の17号ソロ、度会の2点タイムリーなどで4点を追加。先発の篠木は、8点の援護を受けて5回まで無失点に抑えていたが、6回裏に6連打を浴びて4点を返され、降板。代わった松本凌も2アウトから佐々木の2点タイムリーなどで1点差とされるが、何とか踏ん張った。8回裏にはマルセリーノが1アウト満塁のピンチを招くも凌ぎ、9回はレイノルズが締めた。

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ポジ [Good]

2回表、前回の対戦でホームランを放っているエンカーナシオンが、先頭打者でヒットを放ち出塁。1アウトから度会のレフトへのヒットで、暴走と紙一重の走塁でエンカーナシオンが三塁まで進んだ。松尾が歩き、1アウト満塁で宮下を迎えた。

この回、コントロールが大きく乱れていた竹丸は、変化球でカウントを取れず3ボール。おそらく待てのサインが出ていた4球目のストレートは見送ったが、5球目はストレートを狙い打ち。真ん中に入ったところを打ち損じせず、完璧に捉えた。当たった瞬間という打球はレフトの3階席まで飛んで行った。

野球を観ていて大きな声が出たのは久しぶりという感じ。最近は良くても悪くても、ふーんという感じで観ていたが、この一発には熱くなった。右方向も含めて長打力はここまでも示していたが、この飛距離を見ると長距離砲としての期待が高まる。左投手への対応ができているが、今は左投手を中心に使っているからこその数字でもあるので、今後は右投手にも対応できるようにする必要がある。

特に送球が良くミスが少ない守備も含めると宮下がショートのレギュラーになればチームの大きな力になる。まだルーキーで、これから何度も壁に当たると思うが、大きな選手になってもらいたい。

前日は祖母が亡くなったため、慶弔休暇特例で登録を外れた牧が、この日は復帰。最初の打席でヒットを放ち、3回には17号ソロを放ってマルチヒット。シンカーで前に出されながらもしっかりと捌いてレフトスタンドまで届いた。オールスターに出場したが、思わぬ形で家族との時間も過ごした。やはりベイスターズは牧のチームでもあるので、ここからバッティングで引っ張ってもらいたい。

度会も竹丸からマルチヒット。いずれもセンターから逆方向で、3回のヒットは2点タイムリーになった。7月はエンカーナシオンの加入と勝又の連続試合出塁が続き、スタメン出場は僅かに3試合だった。いずれもノーヒットだったが、ようやくスタメンで結果を残せた。勝又の状態も若干下がっている印象で、ここから度会が巻き返して行きたい。

8点リードが1点差まで追い上げられた後の7回に浜地が登板し、流れを止める投球を見せた。1番から始まる打順だったが、低めにしっかりと集めて三者凡退で抑えた。この投球はチームにとって非常に大きかった。

続く8回は、1点リードの展開でマルセリーノが登板。勝ちパターンとして初めての登板となり、力みからダルベックに対してボールが先行。3ボール1ストライクからのストレートを捉えられ、右中間への二塁打。続く山瀬のバットは打ちあがってしまったが、マルセリーノが捕球ミスでエラー。ノーアウト1、2塁とピンチを広げ、キャベッジの打席ではワイルドピッチでノーアウト2、3塁となった。何点取られるのかというバタバタぶりだった。

キャベッジは過去にもスライダーで空振り三振を取っていたので、低めにきっちり来ればまた三振が取れると思っていたが、その通りになった。しかし、石塚にはボールが先行。2つストライクを取るも、ペイオフピッチのスライダーは決まらずに歩かせ、1アウト満塁。

佐々木にはしっかりと低めに集め、最後はワンバウンドになるスライダーを振らせて三振。続く打者は代打の坂本勇。代打での勝負強さが際立っている今季、非常に怖い相手だった。ストレートでファウルを取り追い込んでから、スライダーを投げるもファウル。もう思い切り腕を振ってストレートを行けと思っていたが、最後はインサイドの高めに抜けた感じで行ったが、空振りを取るには一番いいボールになった。自分で作ったピンチではあるが、よく凌いだと思う。

6月以降は13試合に登板して失点は僅かに1。それでもランナーを背負う投球が多く、1アウトで3塁というケースもあったが、粘り強く投げられている。1点リードの8回というセットアッパーとしての登板は一軍では初めてになると思うが、そういう場面でも無失点という結果が出たことは自信にしてもらいたい。

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ヤジ [Bad]

篠木は、またも8点という大量援護に恵まれ、5回までは51球という少ない球数で無失点に抑えた。ランナーを出しても、8点差ということで打って繋ぐしかない読売に対し、3併殺を取って切り抜けた。三振は1つだけだったが、低めに変化球を決めて1安打という好投だった。

長いイニングを投げなければならない展開だったし、ペース的にもマダックスさえ狙えるような状況だった。6回裏に先頭の石塚を追い込んでからファウルで粘られ、フォークがゾーンにかかったところをライト前に運ばれた。続く佐々木も2球で追い込みながら、3球目のフォークが浮いてレフト前へ上手く運ばれてしまった。このヒットが非常に痛かった。

代打の丸もフォークを打ちに来て、三遊間へ持って行かれた。宮下が何とか追い付くも投げられず。ノーアウト満塁という大量リードでは一番避けたい場面となった。7番から始まってランナーを溜めて1番に返るとビッグイニングになる。いずれもフォークを打たれてのヒットで、バッテリーとしても考えるべきだっただろう。

浦田にはアウトサイドのカットで行ったが、ライト前タイムリー。松本剛も初球のカットをセンターへ運ばれて2点目のタイムリー。まだ6点リードという場面だが、ノーアウト満塁が続いて苦しい場面。ここでの交代も選択肢の一つだが、篠木に任せた。

泉口には良いストレートが2球行って追い込んだが、3球目はまたフォーク。見え見えの配球でしかもゾーンに残るので打たれてしまう。5回までもほとんど変化球で打ち取られていた読売が、変化球を狙ってきていることを察知し、配球を工夫すべきだったが、松尾の経験が足りていない。

バッテリーもパニックに陥ったのか止めることができず、6連打で4点を返されたところで篠木は降板となった。篠木も、もう少し自分で考えて組み立てるべきだし、松尾も相手の狙いを察知して組み立てを変えるような引き出しが欲しい。篠木には5勝目が付いたが、バッテリーは次回に向けて猛省して欲しい。

代わった松本凌は、大ピンチでダルベック、山瀬を連続三振に取った。だが、2アウトまでは行くも、3つ目のアウトが難しい。キャベッジには一発警戒でかなりコースを狙ったので、最悪歩かせるのは仕方ない。右の石塚で止めたいところだったが、ボールが先行してしまう。

3ボール1ストライクからストレートを待たれている中で投げざるを得ず、三遊間への速いゴロは、宮下が身を挺して止めるのがやっと。5点目が入り、なおも2アウト満塁が続く。

佐々木はスライダー2球で空振りを取って追い込むが、そこからはスライダー、ストレートともに対応され、なかなか打ち取れない。9球目はアウトサイドへのストレートが浮き、合わせた打球が三塁線を抜いて行った。これで7点目となり、1点差。代打で登場し2打席目となった丸を打ち取って何とか1点のリードは守ったが、8点リードの試合が一気に分からなくなった。

篠木の5回までの内容と球数を考えると、4点取られるところまで続投となったのはやむを得ない部分はある。ダルベック、山瀬と続く場面で、今月は火消し役を務めている松本凌を送ったことも妥当。だが、キャベッジのところで他の投手を用意しておいても良かった。前日に3失点した岩田はベンチに入っておらず、左腕はいないものの、右のサイドで左打者と対戦するのは分が悪い。

石塚を打ち取れなかった時点で代えるべきと思ったが、相川監督は動かず。松本凌もそれほど経験がある投手ではないし、何より20球を超えるとボールの精度も落ちて行く。丸のところでも代えなかったが、はっきり言って1点のリードが残ったのはたまたまと言わざるを得ない。

松本凌を信じたと言えば聞こえはいいが、オールスター明け2試合目で8点をリードした試合で何をこれほど出し惜しみするのか分からない。もちろん、代えたところでその投手が良いとも限らないし、ここで出せるベストの投手がいるほど充実していないのも分かる。だが、このビッグイニングを止めなければ先はない。

8点差から1点差まで追い上げられ、浜地が7回裏を三者凡退で抑え、流れを一旦止めたとは言え、読売打線が勢いづいている展開。オールスター期間に話し合い、マルセリーノをセットアッパーとして使うことを決めたのかも知れないが、初めてその役割を務めるマルセリーノをこの試合展開で使ったのも、期待の表れとも言えるが、杓子定規で状況を考えられていない印象だった。

マルセリーノは力み上がり、守備でのミスもあったが、期待に応えて何とか凌いだ。彼にとっては大きな経験となっただろうし、チームとしても大きいが、逆転されても全くおかしくない継投だった。逆に、8回裏をマルセリーノに任せ切ったことは、よく我慢したと思う。

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キジ [Other]

ようやく読売の先発投手を打ち崩し、打てる日は大量点が入るという展開。接戦では勝てないが、こういう大味な展開では強さを発揮する。しかし、さすがに想定外の展開で1点差となった。これを接戦と呼べるかというと、単にお粗末な試合運びで何とかヒヤヒヤで逃げ切ったというだけ。

グランドスラムを打たれた試合でも勝って来たベイスターズファンが一番良く分かっているが、それにしてもさらにもう一本分の4点を追加した試合で、これほど薄氷を踏むような展開になるとは。結局、相手のエラーでもらった8点目が勝敗を分ける形なった。

それでも連敗を止め、8月を白星でスタートできたことには安堵。読売にはまだ4勝11敗であり、何としても今季初のカード勝ち越しを取りたい。3戦目は小笠原と深沢のマッチアップとなる。

小笠原は、NPB復帰後は好投が続いている。中日時代よりも良いのではないか?竹丸はまさかの大乱調だったが、2番手の代木には手も足も出ない感じだった。小笠原にもそうなるようでは困る。中日時代は不思議とDeNA戦では勝てない感じがあったので、そういう展開に持ち込みたい。

深沢は前回のプロ初完封から十分に間隔を空けての先発となる。東京ドームでは初登板になるので、まずはマウンドも含めてコンディションに順応する必要がある。完封の後の登板は難しい部分が多いが、何とか最少失点で踏みとどまり、打線の援護を待ちたい。

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