スポンサーリンク

延長12回、筒香がサヨナラホームラン 3位復帰

08/08 横浜DeNA4x-3広島東洋(ハマスタ)

4回に佐野のタイムリー二塁打で先制し、5回には度会のタイムリーで2点目を挙げた。先発の篠木は5回に1アウト満塁を凌いだが、6回に連続四球で降板。代わった松本凌も2四球で押し出し。さらに佐藤啓の犠牲フライで同点とされる。7回に中川虎が坂倉にソロを浴びて勝ち越されたが、8回にエンカーナシオンが同点ソロを放つ。延長に入って両チームのリリーフが踏ん張り、12回へ突入。12回裏、先頭の筒香がレフトへ10号サヨナラホームランを放ち、終止符を打った。

スポンサーリンク

ポジ [Good]

馬場の好投で負けはなくなった12回裏、先頭打者として筒香が打席に入る。投手は、前の回にピンチを断ったアドゥワ。初球はストレートをファウル。2球目はチェンジアップが浮いてボール。

3球目もチェンジアップが浮き、甘く入ったところを筒香が捉えた。打球はレフトのポール際付近のスタンドに突き刺さり、サヨナラホームランとなった。スターナイトの2戦目から自身出場3試合連続でレフトへのホームラン。

筒香のサヨナラホームランは、MLB挑戦前の2019年9月4日の阪神戦、延長10回に能見からサヨナラ2ランを打って以来、7年ぶりとなった。

11回は2アウト満塁という大きなチャンスがあったが決められず、引き分けもチラついて来た中で、一振りで決めた勝負強さ。4回にもレフトへフェン直の二塁打を放っており、逆方向へ良い形のバッティングができている。昨年も8月から爆発したが、今年も筒香のバットから快音が連発するか。

中川虎が坂倉のソロで逆転を許し、少し敗戦ムードも漂い始めた中、8回裏にエンカーナシオンが起死回生の同点ソロを放った。12試合連続無失点中で、今季は被本塁打がゼロという左腕に対し、フルカウントからストレートを2球ファウルした後、150キロのストレートがアウトサイド高めに浮いて来たところを捉えた。

アウトサイド高めをライト方向へ長打を打つのはMLB時代の映像を見ても目立っていた。エンカーナシオンらしい一打だった。インサイドを厳しく攻められる中で当初ほど簡単には打てなくなっているが、追い込まれてから軽打に徹したり、ファウルで粘ったりと対応力が見られる。

シーズン途中に獲得した外国人野手として、近年では2010年のハーパー(打率.316、19本塁打)以来の大ヒットになるのではないか。グリエルも途中入団としてインパクトがあった。よく間違える人がいるが、現ロッテのソトは途中獲得ではなく、春季キャンプから在籍していたが、開幕戦の直前にケガをして出遅れただけ。

度会が5回に4試合連続タイムリーを放った。1アウト2塁からスライダーをライナーでライト前に運んだ。ここ最近はレフトへのヒットが続いていたが、この日はライトへのヒットが2本。11回も2アウト1、2塁と一打サヨナラの場面で一二塁間を抜いたが、前進守備のライトの正面で二塁ランナーは還れず。だが、得点圏打率はさらに上がって.373となった。1番でのスタメンが続き、良い形になって来ている。

篠木が6回にアウトを取れずに降板。2番手の松本凌も同点とされなおも満塁のピンチで、伊勢も投入。9回にレイノルズを登板させた時点で、残りの投手はルイーズ、馬場、マルセリーノの3人。

前日も登板したルイーズを10回に投入し、さすがに回跨ぎはあり得ない。マルセリーノは前回、1アウトも取れずにガルシアにグランドスラムを浴びており、投入しづらい。先日、支配下登録され前日に出場選手登録されたばかりの馬場が、移籍後初登板ということになった。

昨年まで115試合登板で先発は3回。リリーフとして数々の経験を積んできており、緊迫した展開での11回表のマウンドでも落ち着いて投げられた。先頭の名原には7球粘られたが、ストライクを投げ続け、最後はワンバウンドになるカーブを振らせた。秋山をインサイドの高めで詰まらせてレフトフライ、菊池にはきっちりとアウトサイドに集め、カーブで泳がせてサードゴロに取った。

11回裏に満塁のチャンスを逸し、馬場が回跨ぎで12回表のマウンドにも上がる。ファビアンはスプリットで3球三振に取ったが、坂倉にヒットを打たれた。大盛がバントを決め、小園に2ボールとしたところで申告敬遠。2アウト1、2塁から佐々木をスプリットで空振り三振に仕留めた。

2イニングで28球を投げ、3奪三振の好投。チームの負けを消し、筒香の一発で阪神時代の2023年以来となるプロ8勝目が付いた。移籍初登板が初勝利となり、ハマスタのヒーローインタビューに上がった。読売を戦力外となり、DeNAと育成契約。ある程度支配下登録を視野に入れたものだったと思うが、春季キャンプではアピールし切れずファームでの登板が続いた。

山崎がファームで再調整となり、伊勢、中川虎、ルイーズ、宮城らも一度ファームで再調整を挟んでいる。年間を通してリリーフが投げ続けることが難しくなっている中で、支配下登録の70人枠の最後を馬場に使うことを決断した。ビドの大炎上により、若松が4回2/3を投げるという想定外もあり、出番を得た。こんな形ですぐにチームに大きな貢献を果たすとは予想できなかったが、浜地とともにブルペンを支えてもらいたい。

スポンサーリンク

ヤジ [Bad]

篠木は、前回8点の援護をもらいながら、6回に6連打を浴びて降板。1点差に迫られながらもリリーフが何とか守り抜き、5勝目が付いた。この日はその反省を踏まえた雪辱のマウンドだった。

2回に2本のヒットでピンチを招いたが後続を断った。5回は1アウトから石原にヒットを打たれ、続く投手の斉藤優はバント。篠木が捕って二塁へ送球したが、逸れてワンバウンドし、京田が捕れずオールセーフ。タイミングはアウトだったので戸柱の指示は間違っていないが、篠木がやや引っかけてしまった。

動揺もあっただろうが、調子の良い秋山と勝負し切れずに歩かせて1アウト満塁。かなり苦しい場面になったが、菊池涼をカットで内野フライに仕留め、ファビアンもアウトサイド低めにカットを投げ込み、バットの先で拾ったセンターフライになった。

5回表のピンチを凌ぎ、その裏に2点目を取ってもらった。前回は打ち込まれた6回表に意識してマウンドに上がったと思うが、その意識が強すぎ、悪影響を及ぼした。前回は追い込んでからゾーンに投げてしまって打たれたヒットも多かったため、ゾーンに投げ込めず坂倉とモンテロに連続四球。内容も考慮し、相川監督が交代を告げた。

篠木にとっては6回が壁になってしまったようだ。前回はストライクを揃え過ぎて連打を浴び、今回は警戒し過ぎて四球を連発。経験をして学んで行くしかないのだろうが、既に完投勝利も挙げている投手なので、ここを乗り越えてくれると信じている。この日はリリーフには負担をかけたが、チームは勝ったので、それに感謝しつつ反省して欲しい。

2番手の松本凌は、代わって最初の小園はペイオフピッチからインサイドへスライダーを投げ込んで空振り三振に取ったが、佐々木にはボールが先行し歩かせてしまった。1アウト満塁で代打の野間が送られ、またもボールが先行。最後はアウトサイドに大きく外れて押し出し。

続く代打の佐藤啓には初球のストレートを捉えられたが、深めのライトフライ。低く行った分、守備範囲には収まったが犠牲フライで同点とされた。さらに秋山にも勝負し切れずに歩かせ、伊勢に交代となった。

伊勢が菊池涼を見逃し三振に取り、何とか同点で止めてくれたが、松本凌は火消し役として登板し、3四球というのはいただけない。もともとコントロールが悪いという投手ではあるが、これだと火に油を注いでしまう。基本はストレートで押すパワーピッチになるので、火消しではなく回の頭から投げさせた方が良いと思う。

牧が9回と11回にサヨナラのチャンスで打席に立ったが、いずれも決められず。6年目で、これまでハマスタで何本もホームランを放ち、多くの打点を挙げている。ハマスタの通算成績も非常に良いのだが、不思議とここまでサヨナラ打は一度もない。

牧は言うまでもなくチームどころかNPBを代表する打者で、ベイスターズにとっては欠かせない存在。素晴らしい成績である一方で、ここぞの場面であっさりと凡退することが多く、ハマった時は打ちまくるが投手が絶体絶命という場面で意外と打ち取れるという、本当の意味での怖さがない打者になってしまっている。

積極的に早いカウントから打ちに行くのは牧のスタイルで、長所でもあるが、こういう場面で投手が警戒しまくってボールが先行するということはあまり見かけない。むしろ牧の方が力んで振り過ぎたりミスショットしたりすることの方が多い。

9回は相手が森浦なので簡単ではない。度会が1アウト2塁から内野ゴロで、ランナーが3塁に進んだところで牧。本当に怖い打者なら歩かせたりするものだが、普通に勝負され、アウトサイドの変化球を引っかけてショートゴロ。

11回は度会が繋いで2アウト満塁となって牧に回った。いよいよプロ初のサヨナラ打かと期待したが、インサイドのストレートを2球ファウル。ヒット1本、なんなら四球でも試合を決められる場面なのに過剰なフルスイング。投手は振って来る打者は嫌だと聞くが、この場面でそれは必要ない。

1球アウトサイドのスライダーを見たが、5球目のストレートがインサイド高めに来て、バットに当てることさえできずに空振り三振。もう少しコンパクトに、逆方向へ意識があればカットはできたはず。素晴らしい打者だが、場面を考えたバッティングができていない。中心選手として期待も大きいだけにもっと意識を高くして欲しい。

スポンサーリンク

キジ [Other]

4回裏に佐野のタイムリー二塁打で先制したが、5回表に篠木が自らの悪送球と四球で1アウト満塁のピンチを招いた。ここで3番、4番を打ち取って切り抜け、5回裏は篠木がバントを決めて広げたチャンスで度会がタイムリーを放って2点目。非常に良い流れで来ていた。

それを篠木が6回表の連続四球で壊してしまい、同点で何とか止めるも、中川虎が坂倉に被弾。この試合はちょっとムリかなと思い始めたところで、エンカーナシオンも4番の一発で同点。延長に入って特にベイスターズの方が大きなチャンスがあったにも関わらず逸し、引き分けムードが漂っていただけに、筒香のホームランで勝てたことは非常に大きかった。

オールスター明け3カード連続の勝ち越しが決まった。7月に一度、借金8まで戻したが、その後息切れ。借金7は6月9日以来となる。まだまだ大きな借金を背負っているし、時期的も順位どうこうではないが、5月14日以来の3位に復帰した。

ヤクルトが今月も1勝6敗と低迷が続いており、順位がひっくり返る形となった。ヤクルトは4月に快進撃があったが、終わってみれば収まるところに収まっているのではないかと予想していたが、5月も非常に良かったので、これは簡単には落ちないのかと思い直したが、7月から一気に崩れてしまった。現状を見る限り歯止めをかけるのは簡単ではなさそうで、3位を争うという意味では、8月はDeNAと並んで6勝1敗の中日になりそうな状況。

100試合を超え、あと2か月弱というペナントレースだが、開幕前の順位予想に近い形になっていくのかなという現状。2強も少しもたついているが、借金7で8.5ゲーム差を付けられている中、簡単に追い付くものでもない。まずは5割復帰に向けて勝利を積み重ねて行くことが重要。

Xで今月は6勝1ビドという表現を見たが、まさに現状そうなっていて、ビドの2回8失点以外は投打ともに良い戦いができていて、快進撃と思った7月よりも良い状態になっている。ただ、7月も後半は息切れしており、現状のペースは難しいにしても、勝てる試合を確実に取って行かなければならない。

そうした中で、現状最下位に沈んでいる広島をスイープできるか。これまでも詰めの甘さがあって勝ち切れていない。さらに上を狙うならそこを取らなければならない。3戦目は、片山と鈴木のマッチアップ。

先週は深沢が投げた日曜だが、投げ抹消となったため、片山が初勝利を挙げた7月19日以来の先発となる。2日にファームで調整登板し、6回無失点と結果を残している。まずは試合を作る投球をすること。広島打線も絶好調というわけではないので、ストライクを先行させて四球でランナーを溜めないようにしたい。

先発を予定していた床田がコンディション不良で抹消となり、代役として先発する鈴木。今季はロッテ戦で一度だけ先発しているが、それ以外の24試合はリリーフ。ベイスターズとの対戦も4試合5イニング。ヒットを打った打者は佐野の他は梶原、蝦名と現在一軍にいないメンバー。昨年の対戦を見ても、佐野と林くらいであとは今いない選手。

ちょっとどうなるか予想がつかないが、長いイニングを投げられるわけではないので、早めに仕掛けたい。広島としても、日曜がこういう体制なだけに土曜が延長12回となってしかも負けたというのは痛いはず。早めに交代して益田や赤木を登板させてくるかも知れない。甘いボールを逃さず積極的に打ちに行って欲しい。

Next Key Player: エンカーナシオン(右のアンダースローも攻略し、打線の得点力を高められるか)

コメント

タイトルとURLをコピーしました