08/11 中日5-2横浜DeNA(バンテリン)
先発の尾形は2回、1アウトから石川昂に二塁打を浴びてピンチを招くと、石伊のタイムリーで先制される。さらに2アウト2、3塁から投手の大野に2点タイムリーを浴び、この回3失点。3回も制球に苦しみ、2四球とヒットで満塁とされ、板山に押し出しの四球を与えて4点目。ここで降板した。打線は、5回に度会のタイムリー二塁打、6回に宮下の6号ソロで2点を返したが、7回以降は中日の勝ちパターンに完璧に抑えられた。
ポジ [Good]
度会がチーム唯一のマルチヒット。初回に四球で出塁し、3回にもヒットでチャンスを作った。5回はヒットで出塁した代打の林を一塁に置き、カットボールを捉えて右中間を破るタイムリー二塁打。3出塁で1番としての役割を果たした。8月は出場機会が増え、打率.353、OPS.848の好成績。
6月、7月は調子が悪く打率は2割そこそこ、OPSも.700程度に落ち込んでいた。干されてると言われていたが、全くそうは思わない。これは長くなるのでこれ以上書かないが、良いタイミングで再びスタメンで使ってもらえて、本来のバッティングができている。継続して行きたい。
宮下が6回に大野のアウトサイドへのストレートを捉え、ライトのホームランウィングに飛び込む6号ソロを放った。8月は3本目で、OPSも1.054と素晴らしい数字。これも相手の投手の左右関係なく使えという声が大きいが、左腕を中心に使ってもらっての数字。右腕とは打率で1割近く違うので、まだまだ常時スタメンという数字は示せていない。
ただ、当然ながらいつかは一軍の右腕のレベルに適応させてレギュラーに育てたい選手でもあるので、時期を見計らいながら相手の先発が右腕でもスタメンで使いたいところではある。前にも書いたが、パワプロのサクセスモードのように経験値を積めば能力が上がるという程簡単なものではないので、盲目的に使えば良いという話ではない。いずれにせよ、ルーキーで10本塁打も視野に入ってきており、プロスペクトであることは言うまでもない。
先発が3回途中で降りた中、後続のリリーフは追加点を最小限で抑えてくれたと思う。吉野は1アウト満塁で登板し、岡林と大野という打順ではあったが追加点を与えず、次のイニングもしっかりと三者凡退で抑えた。馬場は先頭を歩かせてしまったが、併殺に取って3人で攻撃を終えた。
坂本は失点したが、2イニングを投げてくれたことは評価したい。ピンチでの火消し役が続き、思うように抑えられなかった松本凌は、コントロールのバラつきはあったものの1イニングで2三振を奪って抑えた。この日は同点、逆転に至らなかったが、彼らの踏ん張りがそういう展開をもたらすこともあるし、それができればチームの借金も減って行くはず。
ヤジ [Bad]
尾形は、コントロールが思うようにならず、自滅と言った形で序盤に大量失点。5回どころか3回すら投げ切れず、悔しい登板になった。
立ち上がり、変化球がほぼボールゾーンにしか行かず、最後はストレートで押し切るという投球になった。細川にはカーブがギリギリに決まって見逃し三振。三者凡退だが18球を費やし、2回以降どう立て直すかという感じだった。
2回は先頭の阿部もカーブが決まって3球三振。この日はカーブが良いと思ったが、続く石川昂を追い込んでからのカーブが浮いて決まらず、7球目のスライダーも浮いてしまい、右中間を破る二塁打とされた。
石伊には前回の対戦で、ストレートを完璧に捉えられて被弾している。1ボール1ストライクからインサイドにストレートを見せて、変化球で勝負するつもりだったのではないかと思うが、ストレートを完璧なコースに投げたが、インサイド低めの151キロに詰まりながらサードの頭を越えるヒット。二塁から石川昂が還って先制点を許した。これは打った石伊が見事だったと思う。
切り替えたいところだったが、板山にも勝負球のスライダーが浮いてしまい、ライト線への二塁打で1アウト2、3塁とされた。8番、9番に回るところで何とか追加点を与えず切り抜けたい場面。岡林には2球ボールが先行したが、3球目のストレートで詰まらせ、サードフライ。
バッティングが良いとは言え、大野を打ち取って1点で凌げればまだまだというところだったが、追い込んでからなかなか打ち取れない。変化球でボールになるのが嫌なのか、合わせられるのを恐れたのか、ストレートを続けたが、叩き付けてボールになったりファウルで逃げられたりして9球目。最後は置きに行ったようなストレートで、ピッチャー返しの打球がセンターへ抜けて行った。
投手の大野の打席で、2ストライクを取っていて尾形の球威もある。フルカウントだったのでランナーは投球と同時にスタートするとは言え、この場面で二塁ランナーも還してしまうようでは。もっと前に守っているべきだし、関根の送球は2バウンド以上でしかも逸れていて話にならなかった。
今はチーム事情もありセンターに入っているが、関根の守備力だとセンターは厳しい。彼に守備力があればもっと一軍に呼ばれて活躍する選手になっていたと思うが、守備でのマイナスが大き過ぎる。
尾形としても、大野に対してストレートで空振りを取れなかったというのが大きな問題。先発になってかなり下がったとは言え、ストレートの空振り率16%を誇る中、バッティングが良くても投手なので空振りを取るようでないと。この日はコントロールもそうだが、ストレートの球質も良くなかったということだろう。
加えて球審もストライクを取ったり取らなかったりと安定せず、明らかにストライクというコースもボールと判定される不運もあった。それにしても3回はヒットと2四球で満塁としてしまったことは大きな反省点。板山への最後のボールもストライクと判定されてもおかしくないコースだったが、押し出し四球になってしまった。こうなると代えざるを得ない。
前回は7イニングを投げた尾形だが、先発投手として年間を通してローテーションに入るのであれば、悪くても悪いなりに5回を投げられるような投手にならなければ。良い時は抑えられるが、悪いと序盤で降板というのではリリーフにも負担がかかる。悪い時の組み立て方、どういうボールでカウントを作っていくのか、今一度練り直して次回を迎えて欲しい。
3点を先行され、苦しい展開ではあったが、直後の3回表に2アウトながら2、3塁のチャンスを作ったが、エンカーナシオンが倒れて反撃ならず。5回も度会のタイムリー二塁打で反撃を開始し、なおも1アウト1、2塁のチャンスがあったが、エンカーナシオンと宮崎が凡退して1点止まり。中軸が還していればもっと競った試合に持ち込めていただろうが、この日は打線が繋がらなかった。
牧の内容もかなり悪く、気になる。7月は10本塁打をマークしたが、今月はそのペースも落ちている。時折、レフト線への長打が出るが、それ以外の打席の内容が本当に酷い。この日も甘いボールを見逃し、難しいボールに手を出している。最低限というバッティングもできず、変に振り回しているだけの印象。もっとチームが勝つために自分がやるべき役割を認識して、打席に入ってもらいたい。引っ張ってホームランを打つことしか考えていないように見える。
キジ [Other]
やはり勝ち進んでいく上で先発投手の安定感というのは重要なものだなと感じる試合になった。好調な打線が跳ね返す試合もあるだろうが、先発が試合を作ればそういうケースも増えて来る。この試合も防御率1点台の大野から2点までは返した。先発が2点、リリーフも含めたトータルで3点までに抑えて行くことが勝機を生む。
2回裏も、1点を取られた後の1アウト2、3塁で岡林が内野フライに倒れ、投手の大野に回っただけに、ここを最少失点で切り抜けられていれば、当然だが違っていた。大野にヒットを打たれ、さらに二塁ランナーまで還してしまったことで、かなり厳しい試合になった。
連勝は止まってしまったが、重要なのは連敗しないこと。2戦目は涌井と東のマッチアップとなる。東は、中日戦での相性は良いが、ホームランウィングが新設された中で一発を気を付けたい。前回同様にQS、HQSといったピッチングを期待したい。
涌井は前回の対戦では5回までに3点を奪っているが、その登板以外は内容が良く、7月以降で3勝を挙げている。高校の後輩である筒香が今回も打ち砕くことができるか。前回ホームランを放っている松尾にも注目したい。
Next Key Player: 筒香(相性の良い涌井を攻略できるか)


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