06/18 ファーム 横浜DeNA4-3東京ヤクルト(横須賀)
先発の大貫は初回、鈴木叶のタイムリーで先制点を許す。3回に濱がライトスタンドへ同点をソロを放つが、直後の4回に石井のタイムリーで再び1点を勝ち越され、大貫は4回2失点で降板。3番手の平良が6回に西村のソロで追加点を許すが、7回に古市の犠牲フライで1点差に詰め寄る。8回は大西の牽制悪送球で同点とし、梶原のタイムリー二塁打で逆転。9回は小園が締めた。
エンカーナシオンは2三振
6月12日に獲得が正式発表されたエンカーナシオンは、13日に来日。翌日に早速DOCKで練習する姿があった。16日にTHE LIVEで入団会見に臨み、17日からファームで試合に出場した。
17日はDHで3打席、セカンドフライ、ライトフライ、サードフライ。MLBでは5月3日の出場が最後で、10日FAとなっている。その後、何らかの練習はして来たと思うが、本格的な実戦は久しぶりと思われる。バットには当てることができていたし、スイングはそこまで悪くないが、押されたりタイミングを外されたりして打ち上げてしまっていた。
この日は、ライトの守備に就いてのスタメン出場。最初の打席ではアウトサイド高めからボールゾーンへ外れて行くスライダーを空振りし、三振。タイミングも合っていなかったし、ボール球に手が出た。
2打席目は初球から打ちに行き、真ん中付近のストレートをファウル。2球目は一塁ランナーの小田がスタートしたせいか、ストレートを見送ってストライク。その後、スライダー、フォークをファウルにしながら2ボール2ストライクまでカウントを戻すも、最後はストレートが抜けてインサイドへツーシームのように入って来たところを空振り。これは想定外のボールが来たという感じか。
3打席目は左腕の石原との対戦。1ボールからストレートが高めに来たが、捉え切れずファウル。続く3球目もアウトサイドへストレートだったが、打球が上がらずにショートゴロ。7回の守備から梶原と交代した。
守備は、初回にライト線への二塁打と単打が2本。いずれも動きは悪くないように見えた。ボールは逸れたがライトからバックホームの返球も悪くなかった。あとは6回表に平凡なライトフライがあっただけなので、まだ何とも言えないといった感じ。
バッティングフォームはそれほど癖もなく、タイミングの取り方もオーソドックス。長打力を期待しての獲得だが、スイングスピードはそれ相応のものがあるのかなと思った。MLB時代の映像を見る限りはインサイドは弱いかなという印象で、インサイドのストライクゾーンが広いNPBで左腕のクロスファイアや右腕のツーシーム、シュート系をどれだけ捌けるかといったところ。
期待はしているが、多くは計算できない。フォードとどちらが数字を残すかといったところだが、オースティンのバックアップでポジション的にも出場機会が極めて限定されたフォードに比べると、エンカーナシオンの方が外野で出場機会は得られやすいのかなと思う。週末の試合も注目したい。
来週にも一軍へという報道があったが、ラミレス監督ではないにせよ、ある程度の打席数をファームでこなしてからの昇格が良いだろう。シーズン途中での入団なのでなるべく早く使いたいというのはあるにせよ、一軍で調整させる余裕はないだろう。
あまりファームに慣れ過ぎても良くないと思うので、ファームだけで40打席立たせるべきとは思わないし、ある程度一軍でアジャストさせる期間は必要にはなってしまうと思うが、あくまで一軍でしかアジャストできない部分まで仕上がるまでは中途半端に上げない方が良さそうだ。
大貫は肩の手術から復帰し79球
大貫は右肩の手術からの復帰を目指すシーズン。もともと開幕には間に合わないとされていたが、5月になっても実戦復帰せず心配する声もあった。6月6日にファームでリリーフとして11球で1イニングを抑え、久々の実戦となった。前回は11日にリリーフで3イニング、29球を投げていた。
3度目の登板は先発として、4イニング79球を投げた。80球メドで登板していたと思うが、毎回球数を増やしているので、順調には来ていると思う。現段階はまず投球数を増やして肩の様子を確認しながら、投げるスタミナを戻すといった段階だろう。
従って内容うんぬんよりも実戦で80球を投げ、肩の状態を確認することがメインになる。これで翌日以降に問題がなければ、出力を少しずつ上げながら100球というところを目指して行く形になるだろう。この日の投球としては、まだストレートの出力は十分ではないかなという印象。
ストレートで押すパワーピッチャーではないが、変化球を生かすためにもストレートのスピード、キレは重要。それでも、ようやく80球まで来たというのは本人としても喜びというか安堵はあるだろう。今後も順調にステップを進め、一軍での復帰を待ちたい。
2番手の石田健は2番からの打順を13球で三者凡退に抑えた。ファームでは17試合に登板して自責点は僅かに1で、防御率0.44。ここまで一度も先発はなく、リリーフとしての調整。一度、一軍に上がって2試合に投げているが、その時は結果が出なかった。どこかでまたチャンスをもらえるとは思うが、一軍で打者を抑える内容にする必要がある。ストレートにもう少しキレが欲しい。
3番手の平良は調整登板で3イニングを投げた。西村には初球、カットボールがど真ん中に入る失投を捉えられ、センターバックスクリーンまで持って行かれた。一軍ではもっと入り球は気を付けてもらいたいが、それ以外は良かったので、一軍のローテーションに入って来るのではないか。
小園は1点リードの9回に登板し、得点圏にランナーを背負ったが凌ぎ、セーブを挙げた。リリーフ転向というわけではなく、出力を上げるために1イニング限定で投げたということらしい。小園も150キロ超のストレートで押すタイプではないが、多彩な変化球を生かすためにも、ある程度ストレートの出力は必要。
肩を痛めた影響でなかなか出力が出ていないので、ショートイニングで出力を高めて投げるというプロセスを踏むのは悪くないだろう。高い出力を維持して長いイニングを投げられるかが今後の課題になる。深沢や大卒で入って来た投手たちの活躍で焦りもあるとは思うが、しっかりと自分の投球を確立してもらいたい。
野手ではインサイドの速球をライトスタンドへ運んだ濱と、決勝点となるレフト線へのタイムリー二塁打を放った梶原が印象に残った。濱は打球も力強くなってきていて、一軍で活躍できるまであと少しといったところ。勝又の活躍も刺激にして、練習を積んでもらいたい。梶原は、3ボールから2つストライクを取られ、粘った末にアウトサイドのフォークを上手く逆方向へ運んだ。
2ストライクを取られるとほぼほぼ三振という感じなので、2ストライクアプローチが良くなってくると数字も残る。さらにボール球の見極めができればベスト。ただ、若いカウントではもっと強い打球を打つイメージで振って良いと思う。
リーグ戦再開は石田裕
交流戦が終了し、19日からリーグ戦が再開する。DeNAはハマスタでの阪神3連戦からスタート。初戦の予告先発は石田裕、村上と発表された。
石田裕は交流戦中に日曜から水曜へシフトした。前回の登板から中8日で金曜の先発となる。内容は非常に良いが、打線の援護に恵まれず、勝負どころであと一歩踏ん張れないといった状況が続いている。この機に良い投球をして、流れを変えて行きたい。
昨年は交流戦明けに東京ドームで3試合連続完封負けを喫し、その翌週にはハマスタで阪神に3タテを食らい、一気に優勝争いから遠のいた。今年は逆に、既に優勝争いからかなり離されている中でその差を詰めて行けるかどうか。
| 日付 | 相手 | 予想先発 |
| 19金 | T | 石田裕 |
| 20土 | T | 東 |
| 21日 | T | 尾形 |
| 23火 | D | 平良 |
| 24水 | D | 篠木 |
| 25木 | D | 入江 |
一軍は4日間試合がない日が続いたので、ローテーションが再編されて予想が難しいところ。現在、出場選手登録されている先発要員は、東、篠木、尾形、石田裕の4人で、最初の2カードに彼らが先発するのは間違いないだろう。
リーグ戦再開後、オールスターまで週末は阪神→読売→ヤクルト→読売→ヤクルト→中日と、現在Aクラスに入っているチームとの対戦が続く。そこをマークするのなら、石田裕の後に東、さらに中6日で尾形と並べる方法もある。火~水のカードは、ハードオフ新潟の主催試合がある6月末と、7月14、15日はマツダで2連戦で、3試合ないカードが2度あるので、週末を固める方が賢明にも思える。
尾形は3週続けて中6日で回ったので、このあたりで少しずらして来る可能性も高いかなとは思う。
| 日付 | 相手 | 予想先発 |
| 19金 | T | 石田裕 |
| 20土 | T | 篠木 |
| 21日 | T | 東 |
| 23火 | D | 平良 |
| 24水 | D | 尾形 |
| 25木 | D | 庄司 |
もう1つのパターンとしては、ソフトバンク戦で好投し交流戦で2勝を挙げた篠木はそのまま中6日で先発させ、東を日曜に置くことも考えられる。
火曜は23日がぎふしん長良川、翌週の30日はハードオフ新潟と地方ゲームが続く。火曜で安定的に中6日で回す手もあるが、先発としての経験から平良を地方ゲームにして、尾形はバンテリンドームとハマスタで投げさせた方が良いかも知れない。
ローテーション6番目は正直分からない。12日のロッテ戦で5回2失点の入江が基本線かと思うが、16日のファームで5回1/3で1失点だった庄司もありうる。5回に3連打を浴びたが、無失点で抑えており、6回途中で79球になったところで、ランナーを残して降板している。球数を80球と決めていたのは、次の一軍登板に備えてのものかも知れない。週末のファームで誰が登板するのかにも注目したい。
とにかく先発がまずゲームを作れないことには勝機も生まれて来ない。打線がカバーすることを期待できるような状況ではないので、なおさら重要になって来る。借金10と厳しい状況だが、まだ半分以上の試合数が残っているので、浮上のきっかけを掴みたい。


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