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鬼門のハマスタCS突破なるか 初戦はケイ

NPBのクライマックスシリーズは、セパ両リーグでファーストステージが10月11日に始まる。DeNAは、本拠地ハマスタに読売を迎える。初戦の予告先発はケイと山崎が発表された。過去、ハマスタでのCSはいずれもファーストステージで、2019年と2022年に阪神と対戦して敗退となっている。3度目の正直で本拠地のCSを勝ち抜けるか。

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牧が復帰見込み バウアーは登録抹消

出場選手登録は、レギュラーシーズンから引き続きとなる。一部の選手はケガや出場機会がないことで抹消となっているが、出場するタイミングで登録されると見られる。現在、出場選手登録されているのは以下の25名。

(投手)
20 坂本
22 入江
41 佐々木
42 ジャクソン
54 石田裕
59 平良
64 中川
65 宮城
69 ケイ
92 堀岡

(捕手)
5 松尾
10 戸柱
50 山本

(内野手)
00 林
9 京田
26 三森
31 柴田
44 石上
99 フォード

(外野手)
1 桑原
4 度会
7 佐野
8 神里
25 筒香
61 蝦名

まず、野手については牧が復帰する見込み。また、8日の練習試合で一軍に呼ばれた梶原も登録されるだろうか。オースティン、宮崎はぶっつけ本番の可能性がないわけではないが、現時点で情報もないので、少なくともファーストステージでは出場見送りということだろう。

投手は、先発に関しては初戦のケイ、2戦目と予想されるジャクソンは登録されたまま。3戦目にもつれ込んだ場合は東という予想が多い。ファイナルステージに進んだことを考えれば、阪神に相性が良いケイは中4日か5日で回したいし、球団記録の防御率を残した安定感を考えれば初戦に持ってくるのは妥当。

リリーフの待機が決まり、8日の練習試合で5失点のバウアーは10日に登録抹消となった。現状では使える状況にないので、枠を無駄にしない意味でも妥当な判断だろう。再登録可能になるのは20日なので、事実上CSでは登板しないということになる。

リリーフで伊勢、森原を再登録するだろうが、ファーストステージ3戦目の東、その次にファイナルステージで先発する竹田を登録する前にあと一人登録しても良いかも知れない。フェニックスリーグに合流している藤浪が候補になるだろう。

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最近8回で2位が勝ち抜いたのは一度だけ

2016年以降のCSファーストステージを見ると、2位のチームが勝ち抜いたのは2023年の広島だけ。ホーム開催の恩恵は得られていない。DeNAも前述の通り2019、2022年に2度、2位で敗退しているが、3位で進出した4度のうち3度、勝ち抜いている。

年度2位1233位CS優勝
2015読売(.528)阪神(.496)ヤクルト
2016読売(.507)DeNA(.493)広島
2017阪神(.561)DeNA(.529)DeNA
2018ヤクルト(.532)読売(.486)広島
2019DeNA(.507)阪神(.504)読売
2021阪神(.579)読売(.496)ヤクルト
2022DeNA(.518)阪神(.489)ヤクルト
2023広島(.532)DeNA(.529)阪神
2024阪神(.540)DeNA(.507)DeNA
2025DeNA(.518)読売(.504)
2チームから見た勝敗、赤字がファイナルステージ進出チーム

コロナの影響でCSが中止となった2020年を除き、8回中7回で3位チームが勝ちあがるという極端な結果になっている。昨年は、レギュラーシーズンで貯金が2つしかない3位のDeNAが日本シリーズに出場し、しかも日本一になってしまい物議を醸した。

だが、ここ最近を見てもリーグ優勝チームが日本シリーズに出場できなかったのは、2017年と2024年にベイスターズが勝ち上がった時しかない。しかもファイナルステージの勝敗でもリーグ優勝チームはほとんど負けていない。2024年が異常だったと言える。

2017年の阪神だけは初戦を取りながら連敗で敗退しているが、それ以外は2位チームが初戦を落としたケースで敗退に繋がっている。2勝したら勝ち抜けというこのステージは初戦の勝敗が非常に大きくモノを言う。

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山崎を打てるかどうかに懸かる

DeNAは今季、読売に9勝15敗1分と大きく負け越した。9月は3勝1敗と盛り返したが、それは読売の先発から得点を奪えたから。交流戦明けの東京ドームでの3連戦で、3試合連続完封負けを喫したことが象徴するように、特に前半は読売の先発投手を打てずに負けが積み重なった。

大勢、マルティネスの勝ちパターンを持っているので、DeNAが先発を打ち崩せないと1点勝負となり、終盤に勝ち越されると詰みになってしまう。先発投手から得点を奪い、リードした状態で終盤を迎えなければ勝機が遠のく。

初戦に先発する山崎は夏場までは素晴らしい投球を続けていたが、終盤は疲れが出たのか打ち込まれることもあった。2週間弱の間隔を空けての登板で、どれだけ疲労が回復し、本来の投球ができるかどうか。

DeNAはリリーフが明らかに苦しい。9月27日のように盤石とも言えるリードを取りながら逆転負けを喫するリスクも高い。それでも得点を重ねていくしかない。ロースコアの接戦は分が悪いので、山崎を打てるかどうかに懸かっている。

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