NPBのドラフト会議が23日に行われ、横浜DeNAベイスターズは1巡目入札でスタンフォード大の佐々木麟太郎を指名し、会場をザワつかせた。ソフトバンクと競合となり、抽選の末に外して青山学院大の小田を1位指名ということになった。創価大の立石は阪神、健大高崎の石垣はロッテが引き当てた。
支配下は5名、育成が1名
| 順 | 選手名 | 守 | 投打 | 所属 | 生年月日 | 出身 |
| 1 | 小田 康一郎 | 内 | 右左 | 青山学院大 | 2003/08/15 | 東京 |
| 2 | 島田 舜也 | 投 | 右右 | 東洋大 | 2003/04/30 | 神奈川 |
| 3 | 宮下 朝陽 | 内 | 右右 | 東洋大 | 2004/01/26 | 北海道 |
| 4 | 片山 皓心 | 投 | 左左 | Honda | 1998/10/31 | 茨城 |
| 5 | 成瀬 脩人 | 内 | 右右 | NTT西日本 | 2001/05/23 | 愛知 |
| 育1 | 清水 詩太 | 内 | 右右 | 京都国際高 | 2007/09/27 | 福井 |
立石に人気が集まるのではと言われていた2025年のドラフト会議。ウェーバー最初のヤクルトが法大の松下を指名し、順番に入札の選手が読み上げられる。公表していた広島、西武、読売まで競合なしで進んで来た。オリックスが石垣で初めて重複し、続いてDeNA。毛利ならまだ重複しないが、立石、松下、中西なら抽選というところで、読み上げられたのは想像もしていなかった名前。
関野アナが佐々木麟太郎の名前を読み上げると、会場からどよめきが起こった。テレビの前でベイスターズファンに限らず驚嘆の声を上げた人も多いのではないか。スタンフォード大に在籍する佐々木は、プロ志望届の対象とはならない。NPBは事前に佐々木がドラフトの指名対象となることを通知していた。
ただし、佐々木は来年6月までスタンフォード大に通い、入団するとしても7月以降となる見込みだった。MLBのドラフト会議でも指名対象となるため、仮にMLBから声がかかれば入団拒否ということはありうる状況。
さすがにドラフト1位の枠をそこに使うチームはないだろうと思っていた。やるとしたら日本ハムか余裕のあるソフトバンクだろうと思ったが、まさかDeNAがそこへ行くとは。入札したことも驚いたが、ソフトバンクも1位で入札しており、さらにまさかの競合。
DeNAとしては勇気を持って踏み込んだが、ソフトバンクに来られてしまい、抽選の結果外してしまうという痛手。まんまと一本釣りできればインパクトは大きかったが、そう甘くはなかった。相川新監督も予告通り左手でクジを引いたが、1/2の当たりクジは掴み取れなかった。
佐々木はロマンがある打者だが、さまざまなリスクもある。そのリスクを負ってでも獲りたいと球団が判断したのだろうが、縁がなかった。
外れ1位の指名では、左の強打者である青山学院大の小田を指名。重複せず指名権が確定した。佐々木のポテンシャルは計り知れないが、同じ青山の吉田正尚を彷彿とさせる小田を確保できたことは良かった。佐々木を指名したくらいなので、球団はそこまで右打者に拘っていないのだろう。
小田は現状、ファーストがメインになっているが、サードのポテンシャルもあるというので、今後の成長を見て行きたいと思う。2027年にはDH制も採用されるので、そういった意味では守備はさておきバッティングで一流になってもらいたい。
2位は、東洋大の島田を指名し、力のある右腕を確保した。平塚出身、湘南ボーイズに所属していて、明大のパワーピッチャーということで大川慈英はベイスターズにちょうどいいかなと思っていたが、島田も横浜市出身。両親はBlue Matesに入っているということで、石田裕太郎に次ぐファンかつフランチャイズプレーヤーということになる。
島田は木更津総合高の出身で、昨年の2位である篠木の1つ後輩となる。東洋大という意味では加藤響が1つ上にいるし、石上も2年間は重なっている。3位の宮下も含めて、非常に入りやすい環境ではないかなと思う。篠木も一軍では苦戦し、二軍で模索しているが、島田はすぐ近くの先輩からもアドバイスをもらって、良いスタートを切ってくれればと思う。
北海道出身の宮下は、チームにとっては貴重な右打者の内野手となる。先輩である石上、加藤らと競い、内野のレベルを引き上げてもらいたい。
4位は、Hondaから左腕の片山を指名。桐蔭横浜大からHondaに入社するも、肘を二度手術している苦労人。入社5年目でようやく実力を発揮し、プロ入りに漕ぎ着けた。入江、牧らと同じ世代で、2026年はすぐに一軍で投げることが求められる。チームにとっても貴重な左腕で、活躍が期待される。
5位の成瀬も右打の内野手。長打力と勝負強さに魅力があるが、守備に定評がある。守りから入れるのは強みだと思う。石上と同じ世代で、宮下とともに若手の内野陣を引き上げてもらいたい。
支配下は例年に比べると少なめの5名で終了し、育成選手の指名に移った。
育成1位で京都国際高の清水を指名し、こちらも右打の内野手。甲子園で優勝経験があり、木製バットで打つなど意識も高い。高校通算25本塁打と長打力も魅力。清水はまず育成として全ての面で力を付けて行き、支配下登録を目指す。なかなか育成の野手を育て切れていないが、大きく花開いて欲しい。
球団のXでは各選手へのスカウトコメントが公開されている。
その他の指名
今年は大学生の特に投手に良い選手が多いと言われていたが、目玉級の選手が少なく、希少価値も考慮すると立石に人気が集中するのではないかと言われていた。ドラフト識者の予想でも5~8球団くらいの重複が予想されていたが、蓋を開けてみれば3球団の競合。佐々木に2球団が入札するサプライズもあったが、初回入札で5球団の指名が確定した。
立石は、残りクジとなった藤川監督が引き当てた。既に強い阪神にまた強力な野手が加わる。まだ十分若いが将来的に大山の後釜、佐藤輝がMLB挑戦ということがあっても備えることができた。内野の立石、外野の森下という感じになるだろう。ポジションの関係もあるが、現状の1番から5番でも厳しいのに彼が加わると恐ろしい。
石垣はロッテが交渉権を獲得。高卒のポテンシャルが大きい投手はパ・リーグに行くことが多い。佐々木朗希がMLBへ移籍した中で、また楽しみな投手が入ったことはロッテとしても大きいだろう。
ベイスターズジュニア出身の法大・松下はヤクルトが一本釣りということになった。前述の明大・大川は日本ハムが2度抽選を外れた後で指名した。昨日のブログで不安視した青山学院大の中西は中日が一本釣り。DeNA1位の小田とは同期で、早速対戦したい投手に中西を挙げていたので、セ・リーグで切磋琢磨してもらえれば。
明大の毛利は1位指名の12人には入らなかったが、ロッテが2位で指名。ウェーバー順は9番目のDeNAまではさすがに残らない。2位では有力な大学生投手が続々と指名された。
気になっていた選手としては、横浜高の奥村がロッテの3位で指名された。まだ指名がないけどロッテあたりが指名しそうと思った瞬間に名前が呼ばれた。日本通運の冨士はスポーツ紙などの番付や各所の予想では上位だったが、ロッテの5位指名ということになり意外だった。
神奈川フューチャードリームスの冨重は支配下での指名はなかった。ベイスターズは片山を獲得したことで見送ることになったのか。左腕不足なので6位指名しても良かったのではないかと思った。育成1位で読売が指名した。
神奈川大の金子は楽天が育成4位で指名。神奈川県立川和高の浜岡もベイスターズはスルーしたが、西武が育成4位で指名した。無理に神奈川に偏重する必要はないし、選手そのものを評価した結果とは思うが、少しは考慮して欲しかったかなという感想。
オイシックスから支配下での指名もあり、3名が指名された。知念はようやくNPBからの指名。沖縄電力の時代から春季キャンプのベイスターズ二軍との練習試合で見ていた選手。読売の一軍に上がるのは簡単ではないが頑張って欲しい。くふうハヤテは苦戦したが、少しずつ成果が出ている。
横浜から中日、楽天に移籍したドミンゴの息子がTBSのドラフト特番で特集されていたが、ソフトバンクの育成7位で指名された。懐かしい名前で、息子がプロ入りとは感慨深い。
個人的にはロッテの指名が羨ましく思った。将来は分からないし、5年、10年と経過した時にどうなっているか。ここからはもちろんベイスターズに指名された選手たちを応援して行く。好きな選手はベイスターズを優勝に導いてくれる選手なので、出身やドラフト時の評価など関係ない。ここからの努力でチームに貢献して欲しい。


コメント
小田選手は 疑問があります。
ドラフトのサイトってほとんど1位候補は良い事しか書いてないので実際は分からないんですが
ちょっと不満があるのは
①思っているほどホームランバッターではないと・・
対応力などのセンスがあるから 吉田より 度会に似ているかもしれません。
度会も社会人ではパワーが付きましたがプロでは4本程度しか打ってないので
開花しても10本程度で 小田君も同じような気もします。
良ければ佐野かな 今のところ度会でこれも数年後に出てくる対応なような気もします。
②守備があまりうまくないと聞きます。
サード セカンドも守ったと聞いた事があるけど ファーストになってからエラー数が多いと・・ プロ相手だと下手なのでは
下手なら宮崎サードと変わらんかなって
私は阪神のクリンナップ3人と比較して
阪神の大山 佐藤 森下は ベイの牧 佐野 宮崎よりは打率は落ちるけど
長打があるので投手は警戒しないといけないですが
ベイは牧だけですから
あとチャンスに強いんですよ特に森下は 大山ももともとチャンスに強いと言われてます、調子の良い佐藤も良いですよね
ベイの牧 佐野は打率を残してもチャンスに弱いと言われているので
この差があると思いますので
やはり長打がある あとチャンスにすごく強い野手がほしかったです。
本当は佐々木外れたら 1位で残っている選手では毛利で良かったかな
制球が良いし
サードは来年に持ち越しで 宮崎が打てないなら 筒香が打っていたらサードでも良いし 牧をサードで佐野をファーストにもできるし外国人をサードで獲得もできるし
無理しなくても良かったとし
2位の島田君 なんか2位って制球難の投手を獲得が多いです
篠木 松本 吉野と 好きなんかなあ
実際竹田 石田の活躍見ると 制球難は下位指名で上位は制球が良い投手を指名してほしかったです。
3位は なんか昨年と加藤と同じみたいかな
守備も抜けてるほどでもない ただ打力が良いと 加藤も同じ評価でした
4位は左腕は良いです。しかし左腕は1人だけで十分なのか疑問です。
編成は左腕中継ぎは嫌いなんかなあっと
5位は社会人の遊撃手は結構プロでは良いんですよね
これは良いと思います。
長打はないのでは?
ちょっと物足りないですね。
広島が 立石1位を公言するから 敬遠してしまったと思います。
ヤクルトの1位の松下ももしかしたら残って外れ1位抽選もあったかもしれません。3球団だけは思った程少なかったですよね
個人の感想なのでそこは尊重します。
チャンスに強い=得点圏打率とは限らないですが、2025年の佐野はリーグ2位の.359。これ以上どうしろと?
牧は数字的にやや落ちて来てしまっていますが、元来チャンスに強い打者です。
これだけ打っている牧がまだサヨナラ打を一度も打っていないのですが、ここぞの一打が出ないという印象があるのは確かでしょう。
今年の指名は来年以降のドラフトでどんな選手が出て来そうなのかも考慮していると長谷川編成部長が言っているので、そういう視点を持たずに語ってもあまり意味ないかと。
いずれにせよ、どうだったのかという結果は5年、10年先で分かるでしょう。