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三原代表が外国人選手の来日について取材対応 MY BAYSTARSにも影響

横浜DeNAベイスターズの三原球団代表が3月8日、所属する10選手全員が来日していない状況について、オンラインで取材に対応した。開幕には間に合わないことが濃厚であり、その経緯についても言及した。また、球団公式アプリ「MY BAYSTARS」がこの日から2021年シーズンに切り替わったが、外国人選手は全員登場しなかった。

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再入国ではなくビザ申請を選択

「21日まで入国が見えない中で、10人全員、開幕には間に合わないことが濃厚です」

https://www.sanspo.com/baseball/news/20210308/den21030813040002-n1.html

これは何を今更という感じだろう。濃厚じゃなくて確定と言っていい。21日までの延長は、前倒しの解除に含みを持ったものであるが、仮に明日解除になったとして、すぐに来日できるわけでもないし、来日したとしても隔離期間があり、ぶっつけ本番で試合に出るわけにもいかないだろうから、開幕に間に合うのはありえない話。ここを突っ込んでも仕方ないが何か引っかかる言い方。

「入国の手続きは大きく分けて2つある。入国したあとにビザを申請する『再入国』という方法があるが、それだと入国しなければいけない期限がある。ベイスターズは帰国する昨年11月の段階で、ビザを取得してから入国する形を選んだ」

https://www.sanspo.com/baseball/news/20210308/den21030813040002-n1.html

続きのこの部分が問題。このサンスポさんの記事は、当日の取材を受けてWeb用の速報記事。明日の紙面ではもう少し詳細や専門的な話も出るかも知れない。

日本への入出国については素人に分かることなど少ないが、上記の記事の三原代表のコメントだと理解できない点がある。

  1. 再入国の場合の入国期限はいつだったのか?
  2. そもそも入国制限と国内の緊急事態宣言はイコールなのか?

1.については残留となったエスコバー、ソト、オースティン、ピープルズ、コルデロ、デラロサ、ディアスの7人に対してのものと思うが、再入国の予定がある出国をした場合の「入国期限」が短いようであれば、新型コロナの影響で入国できずに在留資格を失うリスクがあるが、そこまで短くない場合、意味のないリスクヘッジになっていないのか。

素人が法務省のサイトを見てもなかなか理解できないし、プロ野球選手は「興行ビザ」なので少し異なる点があるのかも知れない。しかし、見る限り在留期限が残っているのであれば、再入国許可申請を出しておけばビザを取得する手間はなく、またコロナ禍で再入国できなかったケースでも救済措置がとられており、ただちに在留資格を失うわけではなさそうだ。

また、「みなし再入国許可」というのもあり、中長期滞在者は1年以内に再入国をする場合は、空港等での出国の際に意思表示することで、再入国許可が不要となる制度があるようだ。ベイスターズの6人全員が該当したのかは分からないし、興行ビザはどうなのか分からないが、1年以内であれば十分のような感じもする。ただし、在留期間がそれよりも短い場合は、そちらが優先され、在外公館での有効期間の延長はできないという。

そもそも、在留期間が残っていなかったとしたら、ビザの延長をしなかったことが原因ではないのか。12月末にはビザ発給が止まったという話だが、残留が決定した11月に延長の措置を取ればよかったように思える。ソトの残留も12月1日に発表されている。ピープルズは14日だったが、保留者名簿に載せていたし、残留前提だったはずだ。

  • 法務省の参照ページ
http://www.moj.go.jp/ONLINE/IMMIGRATION/16-5.html
http://www.moj.go.jp/isa/applications/guide/minashisainyukoku.html

ベイスターズは11月の時点でビザを取得してから入国する形を選んだ背景、根拠が分からない。このあたり、三原代表を取材したのは野球担当の記者さんだろうから、さすがにここに関してその場で突っ込むのは難しいだろう。明日の報道で専門的観点から記事があると理解しやすいのだが、どうだろうか。

もう一つは、緊急事態宣言が延長されたために来日ができないという風潮。緊急事態宣言は、もちろん変異種の国内への入り込みが影響したと思われる急激な感染拡大で、医療機関の逼迫を抑制することなどを目的として発出されたもの。しかし、入国を止めているのは世界での変異種の拡大によるもの。国内の緊急事態宣言が解除されたからと言って、入国が自由になるのか。ニュースを見る限り、世界での変異種は拡大している最中で、来日OKという状況ではなさそうだ。

素人があまり推測でものを言っても仕方ないのだが、そうだとしたら国内で現状の規制が少し緩和されると同時に、国外から変異種がさらに入って来るリスクが高まるということになるから、第4波はすぐに来てしまいそうな気がする。緊急事態宣言の解除イコール外国人選手の来日とはならないのではないか。

来日できないものはいくら考えても仕方ないという意見もあるだろうが、来日できているチームとそうでないチームがあるのは何故なのかという疑問は、ファンとして当然出て来るもの。外国人選手と家族の健康、安全に配慮したということであれば、そう言ってくれれば納得する話。もちろん判断の根拠も示してもらいたいが。あやふやにして緊急事態宣言のせいで、みたいな話は避けて欲しいと思う。そういった意味で、だいぶ遅いがこの件について話があったことは好意的に受け止めたい。

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MY BAYSTARS 2021外国人選手なし

いや、ここへの影響はどうでもいいだろう!とも言い切れない。個人的に気になったし、ちょっと重い話題だったので気分転換にでも。

3月8日から球団公式アプリ「MY BAYSTARS」が2021年シーズンに切り替わった。ルーキーの入江、牧らを始め、田中俊や風張などの新戦力が登場した。

「MY BAYSTARS」アプリで2021年シーズン開始! | 横浜DeNAベイスターズ
横浜DeNAベイスターズ オフィシャルホームページ

しかし、来日してカード用の写真撮影等ができていないため、外国人選手は残留組も含めて、全員が登場しなかった。思わぬところに影響が出た。確かにオンラインで撮影したものでは無理があるし、そうなるのはやむを得ないか。MY BAYSTARSに興味がない方はこのトピックをスルーしてオープン戦の話題へどうぞ。

アプリ内でGetしたカードでオーダーを組んで試合を行う「GAME」のオーダーにオースティン、ソトを入れる予定だったので、考え直しとなった。ちなみに、本ブログのメニューにある「記録集」の中に、「ベイスターズ選手誕生日 月別一覧」があるので、良ければ参照を。各選手のレアリティ(☆2または1)も入れてある。

上記のページにも書いてあるが、当月に誕生日を迎える選手がオーダーに入っているとコンビネーションスキルが発動するので、誕生日が重要。個人的には下記のオーダーになった。

6森☆2(1月)
7関根☆1(6月)→宮本(7月)
4牧☆2(4月)
8細川☆2(8月)
9蝦名☆1(9月)→TA☆2予想(9月)
3知野☆1(2月)→ソト☆2予想(2月)
5田部☆1(12月)
2高城☆1(5月)
1濵口☆2(3月)→中川☆1(10月)

森、細川を中心に各月が入るように組んでみた。10月は投手しかいないので、3月にまず濵口を使ってから中川にスイッチ。外国人選手は来日してカードが登場したら入れ替えを検討。森くんは☆2だろうなと思ったが、やはりでちょっと痛い。牧もやっぱり☆2だよねということで、外国人選手が来ると☆2が増えてしまうので、牧を入れ替えざるを得ないか、という感じ。

と書いているが、ガチでやっているわけではなく、無課金でできる範囲で楽しませてもらっている(2020年は800位くらい)。プロ野球チップスとか、B☆SPRIT友の会のカードとか、コンプリートするわけではないが好きなので、気に入ったカードはリアル化している。

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現有メンバーで活路を見出すために

キャンプ前日のミーティングの時点で、外国人選手が来られない理由についても全員に話し、ポジティブに考えて行こうということでチーム内はまとまっている。今さらファンが横から三浦監督がかわいそうだとか、フロントがファンに謝れだとか言っても余計なお世話かも知れない。

逆に、選手にとってはチャンスなのだから歓迎するくらいでないと困る。それで結果を出さなきゃと気持ちが空回りしているのであれば、ここらで腹を括ってもらいたい。

9日からは日本ハムとハマスタで2連戦。10日は入江が先発する。前回はドラ1の片鱗を見せてくれたので、初のハマスタのマウンドでどんな投球をするか楽しみだ。9日はおそらく阪口が先発するのではないか。

また、先週末同様にファームとメンバーを一部入れ替えて試合に臨む。ファームからは楠本が2試合、1軍のオープン戦に出場。9日は戸柱と関根が横須賀、10日は神里がジャイアンツ球場の教育リーグに出場する。

外国人選手が来日しないまま、しばらくの間はペナントレースを戦って行かなければならないのだから、現有戦力に活路を見出す以外に道はない。三浦監督もキャンプからそのつもりでやってきているだろう。土日あまりにも打てなかったので、悲観的になるのは現地で観た者として同じ思いだが、いない分は誰かが出て来てくれる楽しみがある。筒香の時のようにうまく行くとは思っていないが、そういうこともある。

開幕直後すぐに穴を埋めることは難しいかも知れないが、その間に得た経験が後の戦力に結び付く。宮崎だって、よそ見と散々言われたし、梶谷もちょうちょがあったし、佐野だって1年目は1割すら打てていない。1軍を経験させるなら消化試合でやれという声もあるだろうが、その時期に得られるものってある程度限りがあると思っている。もちろん1軍は育成の場ではないが、こういう時だからこそできることがある。いや、やらなければならないことがある。

そうやって考えておかなければならないし、そうなるようにやってもらわないと困る。いない者をどうこうできないが、いる者を最大限に使い、最大限のものを得る。それが今のチームに求められることだ。それこそ、こういう窮地に横浜一心で団結できるのではないか?そこにはわれわれファンも含まれている。

コメント

  1. 通りすがりの野球マニアのDeNAファン より:

    いつも、読ませて頂いております。
    大筋同意見です。
    この件に限っては、残りの在留資格の年数に関わらず外国人選手が帰国する前に、在留資格の期間更新をしなかった事が最大の失態です。
    他球団の外国人選手はその手続きを踏んで再入国していると予想します。入国してからのビザ取得は現状困難です。
    早くも三原球団代表にとって正面場となりましたね。

    • Rocky より:

      コメントありがとうございます。
      そうですね、新外国人選手についてはやむを得ないところはあるのでしょうが、残留組は判断ミスですね。ビザを取り直した方が期間が長いというメリットを挙げたようですが、まずは再入国できないという最大のリスクを回避しなければならないです。甘かったと言われても仕方ないですね。
      三原代表が正念場なのはいいのですが、現場は横浜一心で団結して苦境を乗り越えて欲しいです。

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