衝撃トレードも投打に低迷 5月のベイスターズ

開幕4連敗でスタートしたが、4月に入って6連勝もあって5割に戻した。4月末から打線が好調で、5月に入っても2桁得点が3試合。ゴールデンウィークの9連戦を4勝4敗1分の5割で乗り切り、ここから貯金を増やしたいという中、山本祐大を放出するという衝撃のトレード。5月後半は打線の得点力が大幅に落ち込み、苦境を支えた若い先発投手たちも結果を残せなかった。苦しかった5月を振り返る。

3、4月の振り返りは以下の記事。

開幕4連敗も5割に戻す 3、4月のベイスターズ
相川新監督が就任し、2026年シーズンが開幕。ケイ、ジャクソンら外国人選手が総替えとなり、桑原のFA移籍もあった。新しいチームは不安と期待が混ざりながら歩み出した。開幕シリーズは本拠地ハマスタでヤクルト戦。まさかの3連敗となったが、4月中盤…

5月のハイライト

5割に戻して5月を迎えたベイスターズだが、開幕から5連敗を喫しているヤクルトに神宮で連敗。3戦目は3発で12得点と打線が爆発し、ようやくヤクルト戦今季初勝利。続く広島戦も打線が爆発して初戦を取り、2戦目も7回まで3点をリードするが、レイノルズが2失点、山崎が持丸にホームランを打たれ初のセーブ失敗。この試合は引き分けに終わるが、ゴールデンウィークの9連戦を4勝4敗1分の5割で乗り切る。

続く甲子園での阪神戦も勝ち越し、5割に戻してハマスタに戻る。12日午前に山本祐大とソフトバンクの尾形、井上朋の2対1のトレードが成立したと発表された。東が予告先発だったこの日、当然スタメン出場するものと思っていたが、衝撃的なニュースだった。しかし、筒香が復帰したこの日は東が松尾とのバッテリーで勝利を掴み、翌日は島田がプロ初勝利を挙げた。今季最多の貯金2としてスイープを狙ったが、入江の好投を生かせずスコアレスドロー。

ここから打線の得点力不足に悩むことになる。東京ドームでの読売戦は、初戦が完封負けで28イニング連続無得点。2戦目は初回に筒香のソロで得点するも逆転負け。3戦目は再び完封負けで3連敗を喫した。広島での得点力不足に悩み、2戦目はセーフティスクイズを決めて決勝点を奪ったが、カード連続負け越しとなった。

ハマスタでのヤクルト戦では、入江が初回に60球を投げて6失点し、完敗。24日はビシエドがシーズン途中ながら引退することが決まり、最後の出場となった。石田裕の好投で辛うじて勝利し、ビシエドを送ることができた。

打線に不安を抱えたまま交流戦が開幕。オリックスとの初戦は、平良が初回4失点。打線もほぼ反撃できずにワンサイドゲーム。2戦目も初回に先制点を取ったがすぐに逆転され、打線が繋がらなかった。3戦目もエスピノーザに封じ込まれて苦しい試合だったが、7回に京田の逆転3ランが出て、辛うじて3連敗を逃れた。

ベルーナドームでは若い先発投手の島田、武田が役割を果たせず降板し、リリーフも打ち込まれて連日の大敗となった。5月最後の試合は、山本祐大とトレードになった尾形が移籍後初登板。プロ初先発となったが、5回を圧巻の投球で無失点に抑え、リリーフ陣も好投して完封リレー。打線も久々に6得点と活発さを見せた。

5月は10勝14敗1分と借金4。打線では牧と筒香を欠き、筒香は5月中盤に復帰するも極度の不振に苦しんだ。先発ローテーションは相変わらず3枚目以降に苦労したが、4月末に起用した篠木、島田らが結果を出し、武田も抜擢したが、交流戦では通用しなかった。5月の最後に尾形が好投し、希望の光が見えた。

月別成績

勝率打率防御率
34040.000.2594.118173
4221390.591.2492.94907810
52610142.417.2413.638510713

3月は全敗、4月に貯金4を作って5割に戻したが、5月に再び借金4を作る形になった。5月前半は2桁得点の試合が3試合あり、打線が活発だったが、後半は一気に冷え込み、得点力不足に悩んだ。前半が良かった分、1か月トータルとしての数字はそこまで悪くなく、防御率3.63と107失点が目立つ。

3、4月は1点台だった救援防御率は3.40と大幅悪化。クローザー山崎はセーブ失敗が一度あったが役割をこなし、中川虎、レイノルズ、ルイーズら勝ちパターンも安定していた。伊勢がファームで再調整となるなど、それ以外の投手が打ち込まれた印象。先発防御率は3.91から3.81にやや改善した。

26試合のうちはQSは11試合しかなく、HQSは東がマークした2試合だけ。前月に続いてではあるが、昨年のケイ、ジャクソン、バウアーが次々とQS、HQSをマークしたローテーションに比べてリリーフの負荷が大きい。入江の1イニング、武田の2イニングという早い降板もあった。その中で若松や岩田の登板機会が増え、きっちりと結果を残したことは大きかった。

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