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ドラ1が並ぶ嘉手納「120%で」 XYDBキャンプ第1クール終了

横浜DeNAベイスターズの2021年春季キャンプは第1クール最終日。宜野湾では早出なしの通常メニューをこなし、アクシデントもなく無事に最初のクールを終えた。嘉手納で行われているファームのキャンプでは、今永や山崎の近況が報じられた。

仁志ファーム監督は「120%で戻れ」

手術明けのリハビリ組が参加している嘉手納キャンプ。ドラフト1位の東、今永も含まれ、ファームスタートとなった山崎、さらに森とドラフト1位の選手が多く嘉手納でのキャンプを送っている。森は別として、ルーキーイヤーから活躍しているドラ1組が苦しい時期を過ごしている。

開幕を目指してリハビリを続けて来たが、「プランB」に切り替えつつあると今永が明かした。仁志ファーム監督とは「ケガする前と同じ100%ではなく、120%まで持って行く」という話をしているようだ。ケガのリハビリをただ回復に使うだけではなく、さらに成長の糧とするということだろう。

同じことが東にも言える。ルーキーイヤーは素晴らしい活躍で新人王を獲得したが、2年目は肘の状態がずっと上がらず、自分の投球ができなかった。トミージョン手術という大きな決断を下したが、単にルーキーイヤーに戻るだけでなく、手術後の新たな東の投球を作り上げ、120%の状態に戻すことで1軍の戦力として復帰となる。大変な苦労になると思うが、再び1軍で素晴らしい投球が見られることを待っている。

リハビリではないが復活を期す山崎も一昨年の状態に戻すだけでは物足りないだろう。2019年はチームが2位となり、山崎も30セーブ、防御率1.95をマークした。しかし、ハマスタ以外ではシーズンで僅かに自責点1にも関わらず、ハマスタでの防御率が悪いなど完璧だったとは言えない。成績を見ると若干、隔年という要素もあるのかなという印象だが、2019年の状態に戻すというよりは、120%の状態で新たな山崎に進化しなければ、三嶋と争ってクローザーに返り咲くことはできないだろう。

山崎も万全の状態で良い練習ができていると答えている。プロ初のファームスタートとなり、「結果で見返すしかない」と燃えている。三浦監督が言うように必要な戦力であり、チームを引っ張る立場としてもしっかりとブルペンを守って欲しい。嘉手納での練習が良い時間になることを期待したい。

休日はオンラインで桃鉄の対戦

仁志ファーム監督との話もあり、今永は3月26日に照準を合わせるのではなく、自分自身の状態が120%になった時が開幕という考え方で、プランBに移行することになりそうだ。143試合のシーズン、さらには来年以降もエースとしてチームを引っ張るために、ここで無理をするのではなく、進化した今永になって戻って来ることが大事。

この日は30mのキャッチボールを行い、「力の入れ具合は6.785割」という小ボケをかまして山崎からツッコミがあったようだ。残りの3.215割はじっくりと仕上げて行って欲しい。

リハビリ組として、齋藤、松本、高田とメニューをこなしており、5日の休日には、4人で桃太郎電鉄の対戦を行うようだ。本来なら1室に4人集まってプレーというところだろうが、コロナ禍を考慮して同じ宿舎にいながらオンラインで対戦するようだ。PCR検査をしているとは言え、それが賢いと思う。

桃鉄は筆者も小学生の頃から好きなゲームで、日本の地理はこれで覚えたという一人。今回は久しぶりに購入して楽しんでいる。各地の球場がリアルに描かれているのが、ベイスターズファンのさくまさんが監修しているからか。ベイスターズが、横浜駅ではなく中華街駅に変わっているところに時代を感じた。まだ中華街のプロ野球団を買う程長い年数でプレーしていないが、そのうちに。

高卒の左腕2人にとっては憧れの投手の一人だろうから、最初のキャンプでいきなりこんなにコミュニケーションが取れるとは思っていなかっただろう。嘉手納にいることで、彼らに何らかの影響を与えることができたとしたら、チームにとってもプラスになるだろう。

休日前に佐野が長時間のロングティー

メニュー上は午後の個別練習では、柴田と神里がメイングラウンドでバッティング、サブグラウンドで捕手4人と大和、宮崎が守備練習となっていた。

柴田と神里のバッティングの横で、佐野がロングティーを繰り返していた。2人のバッティングが終了し、片付け終わってもまだ続いていた。およそ30分、スイングを確かめながらトスされたボールをライト方向へ飛ばし続けた。

最後はライトフェンス付近に転がっているボールを集めに走り、球団のカメラを取って、カメラマンを撮影。スタッフとのコミュニケーションも取りながらの居残り練習となった。休日前にスイングを確かめて、身体を動かしておきたかったのだろう。首位打者を獲り、4番キャプテンとして2年目を迎える。昨年とはまた大きく立場が違うが、こういった練習が彼のさらなる飛躍に繋がるのだろう。

三浦監督が第1クールを総括

新監督として初めての春季キャンプとなったが、今までと同じく打撃投手を務め、それ以外は選手、コーチらとのコミュニケーションを多く取っていた。4日目は捕手陣にノックをするなど、精力的に動いた。3日目には「熱き星たちよ2021バージョン」のレコーディングを行い、一番大変だったことに「歌」を挙げていたが、充実した忙しいクールになったのではないか。

特定の選手の名前を挙げることを控えている印象の三浦監督だが、第1クールのMVPには、平良、嶺井、神里の沖縄出身選手を挙げた。フラットな目で選手を見て起用を決めたいという意識がかなりあるのだと思う。就任以来、報道陣が期待する選手の名前を挙げさせようとしても、全員という答えで明言を避けてきた。沖縄の3人を挙げたのは、実際に動きが良かったことは間違いないが、「地元だから」という理由は付けやすかったというのもあるだろう。

このあたりは梶谷、桑原、筒香を公言して期待し、育てた中畑監督とは異なるアプローチになりそうだ。横浜一心を実現する上で、偏った考えは良くないし、チーム全員がひとつになる上でも、監督が特定の選手の名前を挙げるのは避けたいのだろう。チーム全員に期待し、全員で勝利を掴んで行く、精力的に全員とコミュニケーションを取る「横浜一心」という三浦監督のスタイルが見えた第1クールだった。

5日はキャンプ最初の休みとなるが、今年に限ってはラグナガーデンに缶詰めとなりそう。6日から始まる第2クールではファームとの紅白戦がある。ここで活躍した選手がいれば、最初の入れ替えが行われる可能性がある。宜野湾メンバーは生き残るために必死になり、嘉手納からやって来る選手は昇格を懸けてのプレーになる。ケガには気を付けて欲しいが、楽しみな試合となりそうだ。

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