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伊勢が先発転向へ ライマルは4年50億で読売移籍

日本シリーズ終了直後には、2025年のリーグ優勝に向け、獲得調査としてたくさんの名前が挙がったものの、それらの選手は次々と所属先が決まっている。ストーブリーグに入り、DeNAは外国人選手の残留と戦力外からの獲得、現役ドラフトによる出入りはあったが、現状まだあまり動いておらず、話題に乏しい状態。今回は、最近の細々した動きをダイジェスト的に書いてみる。

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契約更改では伊勢が先発転向を表明

日本一にはなったが、レギュラーシーズンは3位。それでも多くの選手が年俸アップを勝ち取っている。その中で、1750万円ダウンで1億円を割り込んだ伊勢が、2025年は本人の希望で先発に転向するという。これは思い切った決断。

2024年は春先から本来の投球が見せられず、5月31日登録抹消。ファームで再調整していたが、ミニキャンプと称して体作りから見直したという。このあたり、入来コーチが少しその様子を明かしていたが、伊勢のような登板数の多い投手は、シーズン中はどうしても体を休めることに重きを置いてしまうため、フィジカルが気付かないうちにダウンしてしまうようだ。

伊勢自身も、自分の投球で何となくやっていた部分を突き詰め、良かった時と比べてどこが悪いのかを理解できたようだ。自分の投球のコツといったものを改めて理解できた時間だったのではないか。CSから日本シリーズにかけての安定感、頼りがいは素晴らしいものがあったので、来季は年間を通してセットアッパーとしてきっちりやってくれるものと思っていた。

そうした中での先発転向。確かに現状ベイスターズのローテーションを考えると、5枚目以降が苦しい状況ではある。


ジャクソン
ケイ
大貫

平良
伊勢
石田裕
吉野
竹田
石田健

小園
松本隆
庄司

日本シリーズでも先発した4人は、コンディションが整っていればローテーションに入って来てくれないと困る。リーグ優勝するには4枚が2桁勝利を挙げるくらいに安定していることが不可欠。加えて、コンスタントに投げられる先発があと2枚欲しい。

筆頭は平良だが、毎年のことで怪我により年間を通して投げられない。コンディションが万全ならローテーションの軸になるクラスだが、計算はできない。そこへ続くのは今年台頭した石田裕、吉野、そしてベテランの石田健あたりになる。ドラフト1位の竹田もルーキーイヤーからローテ入りが期待される。伊勢が先発へ転向すれば、このあたりの投手との争いになるだろう。

若手では、そろそろ出て来て欲しい小園、2024年最後に1軍でデビューした松本隆、そして支配下への移行があると思われる庄司あたり。

濵口は自らの希望で中継ぎに配転、森唯もリリーフ一本と言われている。徳山、京山、坂本、中川颯はリリーフで台頭したので、引き続きリリーフで行くのではないか。上茶谷が先発転向と思われていた中で現役ドラフトにより移籍したが、浜地を獲得したことで伊勢の先発転向が現実的に考えられる状況になった。いつから先発転向の話があったのか分からないが、それを考慮し、上茶谷を出してまでリリーフ専門の投手を獲ったのなら理解できる。

マルティネスを獲得できなかったので、クローザー森原から逆算した勝ちパターンの整備がより重要となる。伊勢がいない中でどう構成するか。山崎の復活はもちろん、入江が復帰できるとしたらどういうポジションで戻って来るのかも気になるところ。

ルーキーイヤーからリリーフとして1軍の戦力となり、2022年の71試合をピークに238試合を投げて来た伊勢にとっては大きな挑戦。春季キャンプから調整し、練習試合からオープン戦で先発投手としての結果を残せるか注目して行きたい。

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年俸10億円超で読売が獲得へ

中日は、ライデル・マルティネスから「東京のチームでお世話になる」という断りの連絡があったと明らかにした。報道では4年40億円の条件を提示していたと言われている。

キューバのフランシス・ロメロ記者は、以前からマルティネスの契約に関する情報をXでポストしていたが、読売と2年1600万ドル(約24億円)で契約したと報じた。マルティネスのコメントも記載されているようだ。

私の夢は日本シリーズに出場して優勝することなので、これは私にとって非常に良い機会です。ジャイアンツなら、決勝に行くチャンスが与えられると分かっています。日本で最も重要なチームのクローザーに選んでくれたことをとてもうれしく思います。

読売から獲得の発表はまだないが、週明けに正式発表されるものと思われる。DeNAも日本シリーズ直後に獲得を調査していることが報じられていた。同じく調査していたソフトバンクは先月のうちに撤退したと言われていたが、最終的には読売を選ぶ形になった。最新の報道では4年50億円という数字も出てきている。

日本シリーズで優勝するなら、DeNAは既にしているし、ソフトバンクもリーグ優勝して日本シリーズに出場している。キューバ政府の意向も影響していると思うが、結局は条件が一番良かったということか。それにしてもNPBでは破格の条件となる。

大勢がいる状況でクローザーに年俸10億円超を投じるのは、DeNAに行かれると困るというのもあるのだろうか。ダブルストッパーになるとしたら、セ・リーグ他チームからは脅威。一方で菅野が抜けた先発が埋まるかどうかが注目される。田中将大も獲得する意向のようだが、大勢の先発転向もあるのだろうか。

マルティネスの獲得可否とは関係なく判断したとは思うが、ウェンデルケンは退団が決まっている。ウィックは残留し、ディアスもいるとは言え、リリーフの外国人投手の補強はあるだろうか。MLBではウィンターミーティングが行われており、来週から年明けにかけての動きを見て行きたい。

ベイスターズが獲得を調査として名前が挙がっていた九里は、MLB移籍を模索するものと思われていたが、突然のようにオリックスが獲得を発表し、驚いた。水面下で争奪戦はあったのかも知れないが、この時期に決まるとは思っていなかった。もともと獲得の目はないと思っていたが、オリックスに移籍したことは意外だった。広島の4本柱の一角としてローテを支えて来た投手の離脱がどういう影響を与えるか。

今年、ポスティングでMLBへ移籍した上沢は、NPB復帰が濃厚になっているようで、ソフトバンクが獲得に乗り出しているという。有原式FAが話題になったが、それを下回るというか、上回ると言った方が良いのか、僅か1年での出戻りで他球団へ移籍することとなるのか。

日本ハムがオファーを出していないなら仕方ないと思うが、FA権を持っていないのにポスティングで出て1年でFAのように他球団との契約と比較されるのはどうなのか。ポスティングで退団した場合は、3年程度は旧所属球団が優先交渉権を持ち、それを放棄した場合のみFAとなるようにルールを整備すべきだろう。

ただ、現状そうなっていない以上はルール上、ソフトバンクが獲得に行くのを止める手はない。先発投手が揃っていないDeNAも、上沢がベイスターズファンだと発言しているので獲りに行って欲しかったが、ソフトバンクで決まりのようだ。有原がエースとして投げているので、行った者勝ちかな。

バウアーについても再獲得という話があった。メキシコやドミニカのウィンターリーグは、契約がまとまらずに不参加。2025年もMLB復帰を目指すことが軸になりそうだが、昨年もあれだけメキシコで結果を出してもオファーはなかった。MLBの最低年俸でもOKとしていても声がかからないのは、もはやDV問題だけではないのだろう。

さすがのバウアーもそこは分かっていると思うが、ここで諦めてしまうとMLBで再び投げる道が完全に閉ざされてしまうので、簡単には決断できないだろう。今回のウィンターミーティングでも代理人を務めるレイチェル・ルーバ氏が参加しているが、バウアーへのオファーがあるかは微妙だ。

レイチェルもバウアーも、日本一が決定した際にはXで祝福のメッセージを発信している。デイリースポーツの取材には、NPBに戻るとすればベイスターズが最適とはしつつも、当然ながら他のチームとの交渉の余地は残している。もともとベイスターズは2024年も、いつでも戻れるオファーを出し続けていた。バウアーに敬意を払った額を用意していたと思うので、それは2025年も変わらないと思う。

MLBでないリーグでプレーするとしたら、バウアー自身がやりたいことの一つに挙げている、サイヤング賞と沢村賞の両方を獲得した投手になること。山本由伸がサイヤング賞を獲得すれば、彼が一番になる可能性もあるが、そこはNPBでプレーする上でモチベーションになるだろう。

つい最近、バウアーがXにアップした動画では、ベイスターズが2023年にポケモンボールパークヨコハマを開催した際のピカチュウヘルメットを被っていた。

ベイスターズ復帰の匂わせと言われたが、ポケモン好きのバウアーなので、このヘルメットを持って帰っていたことは想定内。ただポケモンが好きなだけだと思う。You Tubeのフル尺の動画の中では、MLBのレッズやドジャースなど、バウアーがかつて在籍したチームのユニフォームを着ている。ただ、一度しか着ていないGET THE FLAG SERIESの復刻ユニフォームを持って帰っているのが意外だった。まさか2025年からホームユニフォームが変わるのを知っている?

バウアーの練習施設にはHit Traxという打球をバーチャルで見ることができるソフトウェアがあり、ユニフォームに合わせた球場になっていたが、ハマスタもきっちり表現されているのが面白かった。17:09あたりで見られる。

新外国人選手以外の補強がほぼ断たれた形になった中で、バウアーの獲得に向け全力を尽くすしかなくなったが、実現するだろうか。個人的には、バウアーやライマルに10億円を出せるくらいなら、ウィックよりも3倍くらいレベルの高いパワーピッチャーで、条件次第ではNPBへ行っても良いと考える投手を獲った方が良さそうだとは思う。

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宜野湾での優勝パレードは2月1日か

最後は、オマケで少しゆるい話を。

横浜では、26年ぶりの日本一に沸き、30万人が集まるパレードも行われた。リーグ3位からの日本一で、短期間では異例の経済効果も生み出し、まだまだ日本一から冷めやらぬといった感じ。1987年の秋季キャンプからキャンプ地となっている沖縄県宜野湾市では、ベイスターズのパレードに対する予算が計上された。

日付はまだ調整中だが、キャンプ初日の2月1日(土)が有力とのこと。真志喜北交差点から宜野湾海浜公園入り口の「歓海門」前までが想定されている。さすがに観に行くことはできなさそうだが、長くキャンプ地として来た中で、宜野湾市を始めとした沖縄のファンにも日本一を喜んでもらえればと思う。

オフシーズンに入ったが、三浦監督は下克上で日本一となった監督としてメディア等への登場が続いている。今週末は、DeNAが運営するBリーグの川崎ブレイブサンダースの試合に登場。15日は、山崎がチアリーダーに紛れてダンスを披露した。日本シリーズのMVPも含めて珍プレー好プレー大賞を受賞した桑原のきつねダンスへの対抗か。こうしたメディアに呼ばれることが多くなるのも、日本一に輝いたからこそ。

アメトーーク!でついに「ベイスターズ芸人」が放送されることになったようだ。

これまでは読売や阪神、ソフトバンクを始め、優勝や日本一になった一部のチームで放送されていた。ここ最近はベイスターズファンを公言する芸人も増えて来た。昨年令和ロマンがM-1でチャンピオンとなり、オズワルドの伊藤も超新米ながらファンとしての活動が増えて来た。そういった経緯もあって、日本一のタイミングで実現した。放送日は未定だが楽しみにしたい。

12月ももう既に半分が終わっており、ほぼ2024年も終わり。年末年始をゆっくり過ごせば春季キャンプまであっと言う間。オフシーズンが暇と言っている人もいるが、今季は日本シリーズまであったのでオフが短過ぎるくらい。

個人的にはシーズンの終盤はCS、日本シリーズに時間を割き、さらにその後もファンフェス、パレードとベイスターズ関連に時間を使った。その分、12月は忘年会等で飲み歩いており、シーズンオフの楽しみであるアニメの一気見、ゲームが進んでいない。

今年は、ゲームで世代ど真ん中のリメイクや新作が多数出ていて、2025年シーズンが始まるまでに消化できるのかといった状況。まずドラクエ3のHD-2Dリメイクを始めたが、ロマサガ2リメイク、ファンタジアン、風来のシレン6、最後にFF7 REBIRTH PC版と続いている。ポケポケほか元々やっているゲームもあるし、時間がもっと欲しい。

というわけで、あまりブログが更新されなかったらゲームにハマっていると思っていただければ。ブログを書きたい!と思えるニュースが入って来てくれることを祈りたい。

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