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東が1軍復帰へ ファームでは細川が2発、楠本復帰

交流戦が終わり、17日からのリーグ戦再開へ向けて練習を行った横浜DeNAベイスターズ。その初戦の先発は、前の登板でノーヒットノーランを達成した今永となりそう。また、上茶谷が左足首の捻挫で登録を外れた為、東が合流しており、来週の読売戦で先発する見込み。ファームでは、楠本が実戦復帰。細川が2打席連続ホームランを放った。

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今永でリーグ戦再開、東は東京ドームで先発か

今永がノーヒットノーランを達成したのが、6月7日。ZOZOマリンの試合が中止になったとしても、スライドをすれば先発は足りている。登板間隔が空くのであれば、一度今永を登録抹消し、18日以降に再登録できた。そうしなかった時点で、リーグ戦再開の初戦を任せるのだろうと思っていた。

金曜は5月20日から大貫が4週連続で先発し、先週のロッテ戦は打線の援護なく敗れたが、それまではカードの初戦をずっと取って来た。ここで今永と大貫を入れ替えるような形になりそうだ。阪神は青柳の先発が予想される。今永と青柳ということで、金曜の甲子園は大雨なのかなと思ったが、晴れ予報。だが、まだ油断はできない。日曜のZOZOマリンでの試合前のように、ゲリラ豪雨が襲うかも知れない。

防御率が0点台という青柳と渡り合えるのは、ベイスターズでは今永くらいだろう。あえてぶつけて取りに行く。ノーヒットノーランを達成した後の登板は、往々にして打ち込まれることもある。普段はない緊張感で投げているし、完投している疲労もある。そういった意味で、中9日と休養の期間も取れたのはプラスに働くのではないかと思う。

甲子園では、相性の良い濵口、3試合先発で段々と成績を上げている京山が先発見込み。6連勝をマークするなど、交流戦を12勝6敗の2位で終えた阪神は、言うまでもなく調子が上がっている。特に青柳を筆頭に先発も安定し、リリーフも駒が揃って来て、防御率は1.96をマーク。12球団唯一の1点台でトップ。だが、月曜に藤浪と岩崎が登録抹消となった。藤浪は先発調整、岩崎は休養のためで、代わって湯浅が戻って来るようだが、多少はリリーフに影響もあるだろう。

得点もDeNAを上回る62点だったが、阪神の投手陣から得点するのは容易ではない。まずは阪神打線をいかに抑えるか。先発投手が失点を防いでゲームを作らなければ話にならないだろう。

来週は、今季初めて東京ドームでの試合となる。昨年は開幕戦を戦い、オリンピックの関係でホームゲームも行った場所だが、最初の対戦が那覇で組まれていた為、交流戦後になった。その東京ドームで先発が予想されるのが、東。

5月15日の阪神戦で3回4失点でKOされ、ファームでの再調整となった。その後、ファームで4試合に登板、3試合で先発し3勝。防御率0.86の結果を残している。12日のロッテ戦で登板し、7回無失点で7三振を奪っている。ストレートは140キロ台中盤だが、指のかかりは以前よりも良く、低めに伸びるような軌道だった。1軍でKOされ続けていた時には、今のボールならファームでも炎上すると思っていたが、実際は前述の通りほとんど打たれていない。

1軍の打者がどんな反応をするかという点はあるが、ファームでは無双に近い状態で、上茶谷のケガもあって他に候補もいないようであれば、東が昇格して来るのは順当だろう。ルーキーイヤーは得意とした東京ドームの読売戦だが、その時から4年も経過し、相手も自分も状況が違い過ぎる。1軍への生き残りをかけて、自分のボールで勝負して欲しい。

日付相手球場先発
06/17金阪神甲子園今永
06/18土阪神甲子園濵口
06/19日阪神甲子園京山
06/21火読売東京ドーム大貫
06/22水読売東京ドーム石田
06/23木読売東京ドーム

東の復帰により、左腕が4枚というローテーションになった。読売戦は順番の予想が難しいが、カード頭は、これまでの実績からしても大貫で行くのではないかと思う。もともとローテーションに入っていた石田が2番手、東は3戦目かなと予想した。ここはベンチの考え方次第でひっくり返すかも知れない。

借金6をオールスター前までに少しでも減らすには、先発投手の安定が不可欠。ロメロが欠けているが、京山も結果を残している。やっと開幕当初のメンバーに今永が入った形になって来た。反撃態勢に入って行きたい。

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細川が2打席連続弾、楠本が実戦復帰

14日の平塚での楽天戦は雨天中止となったが、15日は横須賀スタジアムで同カードが行われた。試合は、知野のタイムリーと細川の5号2ランで3点を先制したベイスターズが、4回以降も細川の6号などで追加点を奪い、先発の坂本から宮國、三嶋、石川とリレーして6-1で勝利した。

まずは、楠本がこの試合で実戦復帰。右太もも裏の肉離れで5月21日に登録抹消となり、リハビリに努めてきた。最初の打席でいきなりセンターオーバーの二塁打を放ち、自ら復帰を祝った。その後、知野のタイムリーでホームイン。走塁も問題なし。3打席立って、途中で大橋と交代した。

楠本の場合は、体調に問題なければすぐにでも1軍へという形になるだろう。16日の14時から行われる楽天戦にも出場するだろうか。週末の甲子園に合流するのか、来週になるのか。いずれにしても蝦名、関根が結果を残している外野に強力な戦力が戻って来るのは近そうだ。

そして、左へ右へと2打席連続ホームランを放った細川。開幕1軍には入ったが出番も少なく、ヒットを1本も打てないまま4月21日に登録を外れた。この状態ではファームでも打てないだろうと思っていたが、まさにその通りでホームランどころかヒットすらまともに出ない状態。5月7日には打率が.087に下がった。

だが、佐野や大田が相次いで故障で離脱したため、5月10日に再登録されたが、代打で1打席立っただけで15日には登録抹消。5月後半から徐々にファームで結果が出始めていた。6月のファーム成績は、打率.381(42-16)で11打点、5本塁打。

やっと結果が出るようになったが、現状の1軍は大田でさえ「展開で出番がなかった」という状態。いや、あったと思うけどね。そこに楠本も昇格見込みなので、入る隙はなさそうだ。オースティンが戻る前に何とか割って入りたいが、簡単ではなさそう。細川としては結果を残し続けるしかない。

打者では先制タイムリーの知野が3安打。知野も細川と同様に5月末から調子を上げており、ホームランも出て来ている。そして、マルチヒットの山下もここ最近ずっと結果を残しており、特に打点の多さも目立つ。守備の問題はあるとは言え、1軍で結果が出ていない選手をベンチに座らせておくのではなく、入れ替えによって活性化させるのが監督の仕事でもある。それができる駒は出て来ていると思うが。

8回に登板したのは三嶋。5月8日に右肩の張りで登録を外れ、5月24日にファームで登板したが、それ以降は登板がなかった。右肩の痛みが長引いているとすれば、最悪手術も考えられると思っていたが、3週間ぶりに登板。149キロのストレートを投げ、フォークとスライダーで2三振を奪った。

これでまた肩の状況をチェックして、張り具合と回復を見るのだろう。三嶋の役割からして連投ができなければならない。特に回復具合は重要なポイントになる。復帰にGOサインが出れば良いのだが、思わしくない場合はクリーニング手術に踏み切る可能性もまだ捨てきれない。次の登板があるのか、いつになるのか。連投するかどうかを注視したい。

先発の坂本は6回を4安打1失点。低めのストレートを和田恋に弾き返され、センター左へのソロを浴びたが、課題のコントロールは四球が1つ。6回で102球なので少し多いかなと思うが、一時の投げる度に炎上という状態は脱している。先発ローテーションを窺って行きたい。

交流戦が終わったタイミングでトレードや、支配下登録の変更があるかと思ったが、ここまで何もなし。砂田がファームで調整している現状、1軍のリリーフ左腕が1枚足りないと思っていたが、石川の支配下登録は、このタイミングではなさそうな気配。この日は9回に登板し、ヒットと四球でランナーを出したが無失点で切り抜けた。

ファームでは18.1回で1失点。奪三振率も10を超えている状況で、大卒2年目ということを考えても支配下に移行しても良いと思うのだが。ケガの多い選手なので、そこが心配な点ではあるが、1軍のレベルを体感させて次のステップに進む時期に来ていると思う。

本当は、交流戦の振り返りも含めて三本立てで書くつもりだったが、既にボリュームもあるし、時間も遅くなったのでここまで。明日気持ちが向いたら書こうかと思う。

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