11/17 決勝 日本5-3韓国(東京D)
野球の世界大会、第2回プレミア12は決勝戦で日本が韓国を破り、初優勝。2015年に行われた第1回では準決勝で韓国に敗れ、3位となったが、見事に雪辱を果たした。初回に3点を奪われる展開も、2回に山田哲人の3ランで逆転。2回以降は6人の投手が無失点のリレーで逃げ切った。
順当に勝ち進み、日韓戦を制す
日本による日本のための、世界一になるべくしてなる大会。世の中的にそんなに盛り上がっていないとは思うが、オフシーズンのこの時期、野球ファンは見ちゃうよね。
個人的にも台湾旅行に引っかけて、桃園球場で行われた開幕戦を現地で見てたりするのだが、日本での試合は、今永が先発する試合だけどうしようかなと思ったが、わけの分からん大会にお金落とすくらいなら、来季の東京ドームの主催試合行った方がいいわ、ってことで断念。
決勝は、先発した元DeNAで現読売の投手が、初回から3失点の苦しい立ち上がり。その後を読売の田口、中川、最後はDeNAの康晃がきっちり抑えてカバーした。打線も山田哲人がいいところでホームランを放って逆転勝利。点取られたの先発だけだったな。
その先発投手は、読売史上初のポスティングだそうで。FAの時にきっちりそういう約束を取り付けていたとは感心。キャリアハイの数字を残し、チームを優勝に導いてメジャーへ。筒香よりもちゃんとした門出じゃねーか。初のCS出場で盛り上がるチームから出て行った時とは全然違うな。まあ、それなりにチャンスありそうだから、後悔しないように楽しんでほしい。
DeNAからは野手が出場していなかったので、それが興を削がれる要因になったが、阪神よりはマシか。今永も活躍したしね。決勝で中3日の登板をさせられるんじゃないかと心配したが、終始ベンチにいたようだね。6回まで投げさせといて決勝で使ったら稲葉を酷評しようと思っていたが、それはなかった。
日本のホームで試合をして、日本が世界一になるべく組まれた大会なのだが、2015年は準決勝で、この韓国に9回3点差をひっくり返されての敗戦、3位に終わった。則本がまさかの急な乱調ではあったが、松井、増井で守り切れなかった。絶対的クローザーがいれば、回アタマから登板して難なく抑えられた試合だった。その時、まだルーキーだった康晃に出番はなかった。
今やプロ野球ナンバーワンクローザーと言っていい立場にいる康晃。その力をきっちり見せつけられた大会だった。最初の登板は、8回裏に逆転し、1点差のままで出てきたらどうしよう、怖いと思っていたら、打線が押し出しを貰って大量点を挙げ、点差が付いた状態での登板だった。あそこを難なく抑えて乗って行けたね。
桃園球場での現地人も交えたヤスアキジャンプも楽しかったが、決勝では東京ドームが360度ヤスアキジャンプ。11球団のファンもコレやりたかったんでしょ?こっちはやらかさないか微妙な気持ちでのジャンプになってるんだがね。この大会での康晃は、絶対的守護神だった。広報兼投手での出場と思っていたが、投手としてしっかり活躍できたね。
出ている選手はみんなチームの為に真剣に、全力プレーしていたと思うけど、チーム編成とか本気度という意味では、日本、韓国、台湾あたりは本気だったけど、特にカリブ系のチームはちょっと今一つだったかな。オリンピックもこんな感じなのかな。もう少しガチな大会が見たいけど。
最初の2回くらいのWBCは、ホントに燃えたけどね。出ているメンバーも凄かったし。この大会はネームバリューはかなり乏しかった。注目度、視聴率が低いのも頷ける。決勝を除いてはスタンドも空席が目立ったからね。
それでも、歴代の日本代表の4番で、一番活躍したんじゃないかと思うほど誠也が頼りになったし、周東が出た時の盛り上がり、ルーキー甲斐野の好投と勝ち運、山本由伸の素晴らしい投球など、若い世代の活躍が印象に残り、来年のオリンピック、再来年のWBCが楽しみになったね。
侍JAPANでの経験を各自持ち帰り、来季のプロ野球でさらなる活躍を見せてくれると期待したい。あ、来季はメジャーの人も何人かいたか。
桃園球場でのオープニングラウンド
最後に台湾の桃園球場の写真を。(観戦記事は書きそびれた)
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