08/17 中日4-5横浜DeNA(バンテリン)
初回、ノーアウト1、3塁から佐野の併殺打の間に先制。2回にはビシエドが移籍初ホームランで2点目を奪う。移籍初登板となった藤浪は、2回に宇佐見の内野ゴロ間に1点を奪われるが、5回まで5安打を許しながら四球は一つだけで1失点。6回に中川が上林のソロを浴びて追い付かれると、7回には宮城の暴投で2点を勝ち越される。しかし、8回に林の2点タイムリーで追い付くと、12回に林の犠牲フライで勝ち越し、最後は入江が締めて4連勝を飾った。
ポジ [Good]
林が連日、3打点の活躍を見せた。2点を追う8回、1アウト2、3塁から戸柱がサードゴロに倒れたが、林が2球目のフォークを捉え、一二塁間を抜くヒット。二塁ランナーの三森が快足を飛ばしてホームインした。外野がかなり前に守っている中で還った三森も素晴らしかった。
延長12回表はノーアウト満塁のチャンス。ここも戸柱が空振り三振に倒れたが、林が2ボールからのストレートに力負けせず、センターの定位置付近まで飛ばして犠牲フライ。一度逆転されたが林の二度に渡る殊勲打で延長戦を制した。
7月まで打点は僅かに4だった林が、8月は9打点をマークしている。ポイントゲッターではないが、下位にいる林がホームランも含めて得点を奪えていることが打線の好調さに繋がっている。
ビシエドが2回、移籍初ホームランを放った。これが運命なのかその舞台がバンテリンドームだった。そして、既に9年所属した中日以外の11球団からホームランを放っており、中日戦でのホームランにより現12球団全てからホームランを放ったことになった。
松葉の初球、高めのストレートをセンターバックスクリーンの左へ運ぶ飛距離十分の当たりだった。まだまだパワーは衰えてはいない。4回にセンター前ヒット、8回には押っ付けて一二塁間を抜くヒットを放ち3安打猛打賞。今後もオースティンの休養のタイミングでのスタメンのほかは代打になるが、彼の経験とバッティング技術で貢献して欲しい。
藤浪は、5回まで5安打を許すも四球は一つだけだった。ストレートは抑え気味でスピードガン表示では156キロが出ていたが、そこまでの球威を打者が感じていない様子だったが、カットボールのキレが良かったし、コントロールもできていた。
フォークも浮いて来ないのでチェンジアップ的な使い方で打ち取れていた。想定していたより数段良かったと思う。全体的に落ち着いていてゆとりがある中での投球だった。これがちょっと打たれ始めたり、右打者に当ててしまった時にどうなるか。
二軍でもまだ5回を投げ切っていない状況で、一軍で初めて5回まで投げられたことはプラスで、今回は始めからそういう予定で投げていたと思うが、先発をやるなら6イニングは投げられるようにして欲しい。
次回をどうするのか注目したい。ケイは登録抹消となったので、少なくとも竹田か藤浪を来週の東京ドームに持って行くしかないだろう。
中川と宮城は失点してしまったが、同点に追い付いた後、伊勢、森原、佐々木、坂本と無失点でリレーし、12回表の勝ち越しに繋げた。中でも佐々木は1アウト満塁のピンチを招き、サヨナラ負けを覚悟したが、駿太と代打のチェイビスを連続三振に取って切り抜けた。
チェイビスへの4球目は、スライダーが肩口から真ん中に甘く入ってヒヤリとしたが、タイミングが少し早く、三塁側のスタンドへ大きく逸れた。飛距離としてはサヨナラグランドスラムでもおかしくなかった。その打球の後、低め一杯のゾーンへストレートを投げ込んで見逃し三振。これは予想していなかった。大胆な配球だったが、戸柱のリードと投げ込んだ佐々木が見事だった。
ヤジ [Bad]
中川は、藤浪の勝利を1球で消してしまったが、これは打った上林を褒めるべきだろう。初球を打たれると不用意と言われがちだが、低めのストレートで悪いボールではなかった。強いて言えば低めに強い上林には低めが良いとは限らないというところか。むしろ真ん中高めの方が打たれなかったかも知れない。その後は3者連続三振で見事な投球だった。
宮城は2アウトを取った後に山本と岡林に連打され、満を持して代打の細川が登場。2球で追い込むも勝負球が決まらなかった。浮いた変化球を打つのが上手いので、低めのストレートで行ったことは悪くないと思うが、僅かに外れてしまった。
上林への2球目のカーブが、打者の足元に行った上に手前でワンバウンドとなり、戸柱が止められなかった。この投球を止めるのはかなり困難で、だからこそワイルドピッチという記録なのだが、ミットが先に行ってしまい体が付いて行かず、横へ倒れる形となった。ボールを追うのが遅れて2者が還ってしまった。
キャッチャーとして難しいプレーとは思うが、体が先に横へ移動して回り込みながら止めるような形になれば、仮に逸らしても1点で済んだだろう。本人も分かっていると思うが、これで2点入ってしまうのは大いに反省すべき点だろう。
12回表、ノーアウト満塁となって戸柱に打順が回った。前の打席でも1アウト2塁で三振に倒れていたが、この日はバッティングの内容が非常に悪かった。代打を出すべきと思ったが、捕手2人制となっており残すは12回裏の守りだけとは言え、山本をベンチに残すのかと思った。
結局戸柱は低めのカーブに全く合わず空振り三振。しかし、林が犠牲フライを打って何とか1点を勝ち越すことができた。その後、投手の坂本に回って代打として起用されたのが最後の野手となる山本だった。
12回裏は戸柱がそのままマスクを被り、山本のところに投手の入江が入った。入江と組むなら山本の方が良いと思ったが、ベンチはキャッチャーの戸柱を代えたくなかったということらしい。結果として林が犠牲フライを打てたから良かったものの、ノーアウト満塁は最初の打者で得点が取れないと無得点に終わるケースが多々ある。勝ち越してもいないのに12回裏のマスクを戸柱が被ることを優先し、バッティング絶好調で得点圏打率も高い山本を送らなかったのは理解しがたい。
投手の坂本まで回るケースは少なくとも1点は入っているから代打で残す必要はないし、そこまで回らなかった意味がない。どこで勝負すべきなのか、この場面に限らず勝負どころが見えていないように感じる。
キジ [Other]
藤浪に対して、中日は投手の松葉も左打だったため9人全員が左打者というスタメンを組んだ。4番の細川、外国人選手のチェイビス、田中といった右打者も外していた。
藤浪は過去、右打者への頭部付近への死球が何度もあるし、危険な抜け球が多かったのは事実で、それに対してケガのリスクを考慮するのは理解できる。当てられなくてもインサイドへのボールを意識して右打者がバッティングを崩すというリスクもあるなら、右打者を全員外すのはチームとしての方針なので、それは自由だ。
それをこの日負けた理由にしているわけではないし、結果として一度逆転しながら追い付かれ、延長戦で負けたわけだから直接的な敗因でもない。ただ、スタメンで守備要員の選手を使っていたから延長戦も含めた選手運用が難しくなった部分はあるだろう。
藤浪を当てられ右打者をスタメンから外さざるを得なくなったと被害者のような話は言いがかりも甚だしい。負けたという感情から来る八つ当たりでしかない。藤浪は抜け球で右打者に死球を与えるというイメージが有名になり過ぎてしまっているが、それは他の投手でも起きうること。故意に当てたり過度に死球が多いのは問題だが、個人的には死球も野球のうちだと思っているから、そこに何の感情もない。
ただ、藤浪はノーコンだから登板させることすらダメで、本来コントロールが良い松葉が、結果として蝦名に2回も当てたことは仕方ないというのは全く成立していない理論で、そんな発言をまともに相手にする必要もない。藤浪がコメントしている通り、相手が勝手に嫌がってスタメンを変えてくれるならそれはそれで良いと思う。藤浪としても右打者に当ててしまう心配をしなくて良いので好都合だろう。
中日としては、2020年にコロナの影響でCSが中止となったシーズンで3位になったのみで、2012年を最後にCSの出場がない。現状3位のDeNAを相手に上位進出を窺いたかったところでスイープとなったショックもあるのだろう。
ベイスターズとしても、バウアーに続いてケイも腰の違和感で登録抹消となり、ローテーションの枠が2つ空いてしまったが、竹田の好投と藤浪のまずまずのスタートもあって、まさかのスイープ。4連敗の後の4連勝で借金は2に戻った。
当面はとにかく5割に戻して貯金を持った中で戦って行きたい。上位である阪神、読売に全く勝てていないので、来週末から翌週にかけて東京ドームとハマスタで6試合続く上位との対戦で勝てるように状態を上げてもらいたい。


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