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ベイスターズ2026年の期待と展望 開幕直前編

横浜DeNAベイスターズの選手ごとに2026年の期待や展望を独断で書いて行くシリーズ。キャンプ前に5回に渡って書いた内容をオープン戦が終了した時点でアップデート。今回は開幕直前の時点での2026年の青写真を全ポジション一気に書いて行く。

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春季キャンプ前の期待と展望

1月に書いたポジション別の期待と展望は以下の通り。

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先発投手

2026年のベイスターズで一番の大きな課題は、ケイ、ジャクソン、バウアーが投げた438.1イニングをどのように埋めるか。デュプランティエ、コックスの獲得だけでなく、2025年にクローザーを務めた入江を先発転向させるプランを実行に移した。

1月の時点では、2026年もクローザー候補としてリリーバーだと思っていたので、その点が一番の差分になるだろう。2025年も伊勢が先発転向を目指したが、ローテーションに入れず、開幕直前にリリーフへ戻った。それでもスライダーの使い方など、先発として調整したことによって得たものもあったという。

入江については、そういう効果も期待していたが、想定以上に先発として結果を残し、開幕ローテーションを掴んだ。絶対的なエースとして東はいるが、力でねじ伏せられるような先発の大黒柱がいないチームにあって、入江が右のエース的存在になってくれると大きいのは確か。石田裕、竹田はタイプとしては異なると思っているので。

石田裕、竹田も年間を通してローテーションを回ったことはない。入江も同様で、東以外はまず年間を通してどのようにコンディションを維持して行くかが重要。このあたりは首脳陣の運用、トレーナーなどの裏方の協力も不可欠。

デュプランティエも2025年はシーズン終盤は戦力になれていない。コックスもアメリカではリリーフを務めることが多く、先発としてのキャリアは日本で積み上げるつもりだろう。平良も含めてローテーションを守り切れる投手の計算は立たないので、ケガから復帰待ちの大貫、オープン戦でも登板した深沢、開幕は二軍が濃厚の藤浪、さらに小園やルーキーの片山らが良い状態のときに代わって入れるような状況を作らなければならない。

【開幕ローテーション】

入江
石田裕
デュプランティエ
コックス
竹田

【バックアップ】
平良
藤浪
大貫

【期待の若手】
深沢
片山
篠木
小園
松本隆

【復帰目指す】
石田健

開幕ローテーションの駒は何とか揃ったが、前述の通り年間を通した計算はできず、そこが不安材料となる。バックアップとなる経験のある投手、そして期待の若手が補って何とか1年間を戦い抜いてもらいたい。

リーグ優勝するなら東がここ3年と同じく14、15勝くらいした上で、あと3人2桁勝利を挙げるような先発が出てこないと厳しい。強力な4枚が必要。入江がそういう存在に上り詰められるか、みんなが期待している石田裕が飛躍のシーズンにできるか。このあたりがポイントになるだろう。

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リリーフ

リリーフはクローザーを誰にするのかがポイントと思っていて、入江で行くことを望んだが、まさかの先発転向だった。昨年の前半は本来のボールが投げられず、シーズン終盤とCSでようやく復活した森原がクローザーを務められるという前提だったかも知れないが、今年も春季キャンプで離脱し、未だにオープン戦、ファームリーグでの登板はなく開幕一軍から外れることになる。

クローザーは固定できることに越したことはないので、相川監督が開幕時点では固定せずに迎えるという発言をしているが、これは誤算でありウィークポイント。監督、投手コーチの腕の見せ所ではあるが、毎試合状況によって判断するのはかなり難しいし、選手も出番がいつになるか読めない部分も出てきてやりにくいだろう。

昨年の時点でウィークポイントだったリリーフは、今年もかなり厳しいものになりそうだ。その中で、新外国人投手のレイノルズが想定以上の投球を見せてくれている。MLBでの実績から言えば、ルイーズがクローザーもしくは勝ちパターンで8回固定で投げるくらいになってもらいたいが、現状はまだ状態が上がって来ていない。

レイノルズは数字で見るともっとコントロールが悪いと思っていたが、NPBの低めを取るストライクゾーンと、彼の投げ下ろす投球がマッチしているのかも知れない。角度のある速球と落ちる変化球のコンビネーションがハマればリリーバーとして重要な役割を任せられるかも知れない。ウィックも素晴らしい投手だったが、ケガで不在の期間も長かったので、レイノルズが通年で投げてくれると戦力としては前年よりプラスになるだろう。

そして、ケガが多くなかなか力を発揮できていなかった4年目の橋本が、オープン戦で素晴らしい投球を見せた。2025年にリリーフで台頭した宮城のように、カーブとフォークで好投を見せられればリリーフの層は厚くなる。

入江と代わってリリーフに転向することになった吉野も、出力を上げて150キロ超のストレートをコンスタントに投げられている。持ち球としても、変化の大きいカット、落差の大きいフォークがあり、リリーバーとして三振を取るピッチングができる能力を持ち合わせている。

橋本、吉野ともに年間を通してリリーフとして投げ続けた経験はないが、山崎、伊勢らの先輩もいるし、チームとしては2025年に宮城を何とか完走させた経験も生かせるだろう。

【火消し、ロング、敗戦処理】
橋本
中川颯
宮城
中川虎

【セットアッパー、クローザー】
ルイーズ
吉野
伊勢
坂本
山﨑
レイノルズ

【控え】
森原
馬場
マルセリーノ
佐々木
堀岡
松本凌
武田

相川監督の言葉通りであれば、セットアッパーに書いた投手の中で、状況に応じて9回を締める投手が変わって来るということだろう。もちろん、ペナントレースが進んでいく中で森原の復帰があるかも知れないし、橋本らが結果を出し続ければセットアッパーに加わって来るケースもあるだろう。

坂本の状態が非常に良いので唯一の左腕リリーフとして期待している。山崎はクローザー返り咲きは難しくても、セットアッパーの役割はこなせるくらいの投球は見せて欲しい。彼がしっかりと一軍にブルペンを守れるかどうかは大きなポイントになる。

春季キャンプは一軍メンバーに入り、結果を出していた馬場は、現時点でまだ支配下登録の発表はない。支配下選手の枠が逼迫しているわけではないので、登録して一軍の戦力として見ても良い気がする。いずれにせよ中川虎、堀岡あたりとの競争にはなると思う。

佐々木も長いシーズンを考えれば昨年同様、必要になる時が来るはず。マルセリーノは枠の関係で外れるかも知れないが、状態を上げて他の二人を凌駕して欲しい。

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捕手

昨年と同様に、山本、松尾、戸柱の3人が中心となるだろう。3人ともオープン戦でバッティングでは結果が出なかったが、トータルで見て山本がメイン、松尾がどれだけスタメンの機会を取れるかといった起用になるだろう。

九鬼が春季キャンプからオープン戦と、ファーストや外野を守り、バッティングで存在感を示した。右打者が少ないこともあり、キャッチャーとしてではなく、代打を中心としたユーティリティで一軍ベンチに入る可能性も少なくないのではないかと思う。

古市は春季キャンプで一軍を経験したが、現状ではファームで試合に出てバッティングを中心にレベルアップさせる計画なのかなと思う。益子は、一軍の3人にアクシデントや不調があった際に、一番に声がかかるようにファームで結果を出し続けなければならない。

東妻は、同じような役回りとなる九鬼との争いになる。バッティングでは九鬼がかなりインパクトを残しており、ファームでかなり数字を出さないとチャンスがかなり限られる。厳しい立場にあるが、食らい付いてもらいたい。

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内野手

春季キャンプで一軍メンバーに抜擢された高卒2年目の田内が、大きなインパクトを与えた。オープン戦でも4割を超える打率を残した。最終的には、ファームで実戦に多く出る方針になる可能性が高いが、早い段階で一軍の戦力になりそうな気配。あまり常識にとらわれず、良い時に使ってみて欲しいとは思うのだが。

2026年はルーキーが全員、嘉手納の二軍キャンプに参加したが、成瀬、宮下が一軍の練習試合に呼ばれて活躍し、存在感を示した。小田もオープン戦には9試合出場し、サードの守備も無難にこなした。成瀬は、守備だけなら一軍クラスと前回書いたが、開幕一軍も狙える位置にいただけにケガが残念ではあるが、長いシーズンの中でチャンスはまだまだあるはずだ。

一塁:筒香、佐野、ビシエド、九鬼
二塁:牧、林、三森
三塁:宮崎、筒香、石上、京田
遊撃:石上、林、京田
控え:柴田
NEXT:成瀬、宮下、加藤、小田、田内

田内やルーキーの活躍はあったが、開幕時点では経験のある選手たちに落ち着きそうだ。筒香がオープン戦最後のカードで上半身のコンディション不良により離脱。開幕は一軍を外れる可能性がある。今年は春季キャンプから参加しているビシエドの状態が非常に良く、開幕のファーストはビシエドになるかも知れない。

ファーストが筒香、サードが宮崎というのが基本線になりそうだが、特に宮崎は1カードで1試合はベンチスタートになりそうで、その場合には筒香をサードに回したかったはずだが、ビシエドだとそうも行かない。サードに石上が入って、ショートに林といった布陣で凌ぐことになりそうだ。

外野手が充実していれば佐野がファーストに回って来るケースもあるだろう。九鬼がベンチ入りできれば、バッティングの状態によってはファーストでのスタメンも考えられる。

ショートは、まずは石上で行くだろうが、死球の影響で少し遅れた林もポジションを獲りに来るし、京田も状態が良い。外野も守っている三森は、現状のバッティングだと代走での起用が中心となりそうだ。

WBCでは思うように活躍できず、準々決勝敗退で戻って来た牧は、まだ本調子ではない。飛ばないボールの影響も受けているが、ルーキーイヤーから年々成績を下げている。5年間これだけ活躍できる選手も稀で、贅沢な話ではあるのだが、牧に対する期待は大きいので、現状の今一つという状態では到底満足できない。本人もそうだと思うので、2026年は再びリーグを代表するような成績を収めてもらいたい。それがリーグ優勝に向けて重要なポイントになるだろう。

筒香がキャプテンに復帰したことで、チームの空気を変えた部分があるだろう。開幕してしばらく不在となる可能性もあるが、キャンプからオープン戦まで作り上げたものが簡単になくなるわけではないと思うので、そのあたりも含めて相川監督の新しいベイスターズの姿を見せてもらいたい。

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外野手

桑原のFA移籍でセンターのポジションが空く2026年は、まずは蝦名がセンターで出場することになりそうだ。新加入のヒュンメルは、オープン戦でNPBへの順応性を見せた。

選球眼が良く出塁が期待できるヒュンメルは、特に左打席ではかなり飛距離も誇り、大砲とまでは行かないものの長打も期待できる。足も標準よりやや上で、守備も無難にこなしてくれる。打順や守備位置がかなり流動的になりそうな相川監督の采配の中で、ヒュンメルはさまざまなオプションを実現させるピースになりそうだ。

レフト:佐野、度会、ヒュンメル
センター:蝦名、梶原、勝又、神里
ライト:ヒュンメル、度会、蝦名、濱

基本的には1月の想定と変わらないが、井上がキャンプ中のケガで離脱し、完全に出遅れてしまった。シーズンは長いので、ファームで結果を残してどこかで昇格のチャンスを窺いたい。関根も同様だが、神里がいる以上はバッティングで相当なインパクトを残さないと難しいだろう。

レギュラー奪回を目指す梶原は、キャンプからオープン戦前半にかけてかなり活躍を見せたが、オープン戦の終盤に失速した。あまり考えすぎてボールを見て行くタイプではないので、下位打線で使ってもらえるチャンスはありそうだ。

度会もオープン戦序盤に二軍行きとなったが、復帰してからは力強い打球が見られ、結果も出ている。何とか開幕一軍に滑り込んだかも知れないが、ここからスタメンの機会を得るには、代打などの限られた機会で結果を出すことが求められる。

佐野は、今年もファースト、レフトを掛け持ちで出場することになりそう。OPSが高い打者を上位に並べる方針の相川監督にとって、佐野が上位で結果を出すことは重要なポイント。筒香、ビシエド、そして外野手の状況でどちらを守るかが決まって来るが、この流動性がオプションの豊富さを生み出すので、守備にも気を遣って大変だと思うが、佐野らしいバッティングを見せてもらいたい。

4 牧
7 佐野
5 宮﨑
3 筒香
8 蝦名
9 ヒュンメル
2 山本
6 石上
P

相川監督が現状で理想と描いているのはこのオーダーなのかなと思う。筒香がケガでいなかったり、宮崎がベンチスタートの日があったりして、その部分を埋める選手の活躍も重要になって来る。公式戦がスタートした後で注目したいが、何となくスタメンは日によって結構変えて来るタイプなのかなと予想している。

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