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先発と外国人枠のローテーションをシミュレーション

DeNAは、最初の9試合を終えて6勝3敗。外国人選手の出場選手登録が5人になり、有利に働くと見られていたが、ここまでで所属する6人全員が出場するなど、効果は出てきている。今後、どのように使っていくのか、大きなカギになる。

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開幕ローテ6人は固定しない?

2020年の開幕ローテーションは下記の6人でスタートを切った。

  • 今永
  • ピープルズ
  • 平良
  • 濵口
  • 井納
  • 坂本

9試合目までに、ピープルズを除いて勝利が付いている。ピープルズも最初の試合はQSを達成、2試合目は先発投手で最多の5失点だったが、打線の援護もあって試合は作った形になった。結果を残した先発陣だったが、井納は登板翌日に登録抹消。坂本は足の捻挫があり、同じく登録抹消。そして、ピープルズも28日にエスコバーと入れ替わりで登録を外れた。開幕ローテが3人、1軍から消えている。

井納が5回2失点と最低限の仕事をして勝利投手になったにも関わらず、すぐに登録を外れたことから、もともと開幕ローテーションの6人を固定で回していく想定ではなかったと推測する。ここには外国人枠が絡んでくる。外国人野手3人をスタメンに入れる構想にした結果、ピープルズを先発で使いながら、パットン、エスコバーを使うには、出場選手登録の登録、抹消を繰り返して行くしかない。

出場4人は変わらないが、5人登録できるようになったのは当然、大きな追い風で、パットンかエスコバーをずっと登録したままピープルズの入れ替えを行うことができる。ピープルズを10日間空けながら先発させるには、6人ではなく、7、8人が必要だ。その候補が井納であり、櫻井であったのだろう。

ローテが一巡したときに、他の投手が壊滅的でピープルズが良ければ、しばらくは中6日で回すことも考えていたかもしれない。だから、最初の登板が非常に良かったため、翌週も先発させたのではないか。もう一つのプランは、ピープルズをすぐにエスコバーと入れ替え、井納が登板した水曜に交代する形で、中10日で戻ってくるというのがあったかもしれない。櫻井が先発する7月1日の読売戦での先発だったというわけだ。

坂本がケガをしたのは想定外だろうが、初登板で打ち込まれていれば、大貫や中川と入れ替えることは想定していたと思う。ピープルズが2週連続で先発したことと坂本のケガにより、首位を相手に7番目、8番目くらいの投手を2試合当てることになったのは、ちょっと厳しい局面ではある。

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外国人選手枠のローテ

ケガが発生しない限り、ソト、オースティンは固定されるだろう。ロペスは時々休みながらの起用になっていくのではないか。今回、自打球が当たって途中交代し、28日の試合はベンチから外れた。ケガの程度は分からないが、もともと想定していた起用だろう。

6人全員がケガをせず、これまでに見せてくれたパフォーマンスを維持する前提で考えると下記の通りになるのではないか。

  • ソト: スタメン固定
  • オースティン: スタメン固定
  • ロペス: ピープルズ先発時や連戦途中などでベンチを外れる。
  • パットン: ピープルズを登録するタイミングで登録を外れる。(エスコバーを残す場合)
  • エスコバー: ピープルズを登録するタイミングで登録を外れる。(パットンを残す場合)
  • ピープルズ: 基本的に2回先発したら登録を外れ、中10日で先発

これをシミュレーションすると下記の感じになる。あくまでイメージだが。TAがオースティン、ピープスがピープルズ。

ソトTAロペスパットンエスコバーピープス
スタメンスタメンスタメンブルペンファームベンチ外
スタメンスタメンスタメンベンチ外ファーム先発
スタメンスタメンベンチ外ブルペン登録、ブルペン抹消
スタメンスタメンスタメンブルペンベンチ外ファーム
スタメンスタメンスタメンベンチ外ブルペンファーム
スタメンスタメンベンチ外ブルペンブルペンファーム
スタメンスタメンスタメンブルペンベンチ外ファーム
スタメンスタメンスタメンベンチ外ブルペンファーム
スタメンスタメンスタメンブルペンベンチ外ファーム
スタメンスタメンベンチ外ブルペンブルペンファーム
スタメンスタメンスタメン抹消ベンチ外登録、先発
スタメンスタメンスタメンファームブルペンベンチ外
スタメンスタメンスタメンファームブルペンベンチ外
スタメンスタメンスタメンファームブルペンベンチ外
スタメンスタメンスタメンファームブルペンベンチ外
スタメンスタメンスタメンファームブルペンベンチ外
スタメンスタメンベンチ外ファームブルペン先発
スタメンスタメンスタメンファームブルペン抹消
スタメンスタメンスタメンファームブルペンファーム
スタメンスタメンベンチ外登録、ブルペンブルペンファーム
スタメンスタメンスタメンブルペンベンチ外ファーム

ピープルズがある程度、先発で結果を残す前提になるが、登録されて先発したら、中6日で翌週も先発する。これは、代わりに登録を外れたパットンかエスコバーが10日間登録できないため、すぐに登録を外す意味がないからだ。そうすると、火~日まで6連戦がキレイにならぶ今シーズンは、雨天中止などにも影響はされるが、理論上は、土曜→抹消→水曜→水曜→抹消→土曜→土曜と先発していけば、効率的に回すことができる。

ピープルズが戻ってくるときに誰を外すのかは、チーム事情やコンディションで決まってくる。例えばロペスが不振やケガであれば、ロペスを下げることもあるだろうし、三嶋や国吉ら右のリリーフが盤石であれば、パットンということもあるだろうし、開幕時点のようにエスコバーがファームで待機することもあるだろう。さらに、先発投手が壊滅状態になっていれば、ピープルズを外さずに中6日で回し続け、野手かリリーフを1人減らすという選択肢も、もちろんあるだろう。

今週先発する櫻井や大貫、あるいは今後復帰した場合に坂本を始め、京山や上茶谷が良ければ、ピープルズを上げずにエスコバー、パットンを両方使っていくことになるだろう。おそらく、ピープルズは中10日で7月8日のマツダに回ることになるのではないか。広島戦で好投しているからだ。櫻井、大貫は良ければ次週もチャンスがあるかも知れないが、坂本の復帰時期も含めて狭き門だ。まずは、ピープルズと入れ替わりで先発を得られる立ち位置に行けるように、アピールが必要だ。

文字で書いたり机上で考えるのは簡単だが、選手の身になれば、良くても登録を外されてしまうわけで、モチベーションに影響する。ただ、そこはラミレス監督なので、うまく彼らに伝えているとは思うし、チームのためにベストな方法ということで納得してもらうしかない。

長いシーズン、ケガやスランプは起こりうるもの。そうなれば、これは机上の空論になり、外国人選手の登録が5人を割ることもあるだろう。もちろん6人全員の活躍を期待しているが、ルールとして枠がある以上、それを最大限に効率良く使うことがチームの結果に反映されてくる。特例2020をフル活用したラミレス采配に注目したい。

☆本日のサムネイル画像は下記を使用。

bBearさんによる写真ACからの写真
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