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8回に8安打で8点の猛攻 シーズン2位が確定

09/28 広島東洋2-10横浜DeNA(マツダ)

先発の竹田は初回、モンテロのタイムリーで先制を許すが、2回に蝦名が押し出し四球を選んですぐに同点とした。7回表に桑原のタイムリーで勝ち越すも、直後に2番手の藤浪が1アウト満塁のピンチを招いて降板。中村奨の犠牲フライでで同点となる。8回表に1アウト2、3塁から石上がライト前へ2点タイムリーで再び勝ち越すと、代打度会のタイムリー、筒香の走者一掃の二塁打、神里の2点タイムリー三塁で一挙8点を挙げ、試合を決めた。

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ポジ [Good]

竹田はプロ6試合目の先発で、セ・リーグ5球団目となる広島と初対戦。マツダスタジアムのマウンドも初めてで、初回はその影響も多少あったかも知れない。2アウト1塁から大盛に盗塁を決められた後、モンテロにはカーブが甘く入り、三遊間を破るタイムリー。

先制点を許してしまう展開になったが、2回表にすぐ追い付いてもらうとマウンドでの修正力を見せて、3回と4回は三者凡退で抑えた。5回は2アウトから中村奨に繋がれてピンチを招いたが、大盛の捉えた当たりがセカンドの正面を突いてライナー。ここを越えると6回も三者凡退。

89球だったので7回も行くと思ったが、1アウト1塁という場面で代打のフォードが起用された。フォードが繋いだ後、桑原がタイムリーを放って勝ち越し。5勝目の権利を手にしたが、2番手の藤浪が自滅でピンチを招き、同点とされてしまった。

レギュラーシーズンの登板はこれで最後になるはず。前半はケガもあってかなり苦しんだが、8月以降で6試合に先発し、4勝1敗。唯一の負けが5回1/3でランナーを残して降板し、後続の投手が還してしまっての3失点。それ以外は1失点以下。セ・リーグ5球団全てでQSをマークする好投を見せた。

即戦力ルーキーと言っても昔のようにいきなりタイトルを獲るような選手は非常に限られる中、終わってみればまずまずの結果を残したのではないだろうか。これだけゲームメイクができるのであれば、CSファイナルステージに進んだ場合の先発として有力候補になるだろう。

藤浪が1アウト満塁のピンチを招き、中村奨を迎えたところで坂本が登板した。かなり厳しい場面だったが、レフトフライ2つで凌いだ。もちろん無失点で切り抜けられればベストだが、この場面で登板した中で犠牲フライ一本というのは十分だと思う。坂本が同点までで止めてくれたからこそ、8回表のビッグイニングに繋がったと思う。

8回のビッグイニングが目立つが、2回にすぐに同点とし、広島に流れを渡さなかったことも大きかった。この日も1番の蝦名が初回から四球を選んで31試合連続出塁。そして、2回に2アウト満塁で2打席目が回って来た。

投手の竹田にも四球を与え、高はこの日3つ目。コントロールがままならない中で、満塁からストライクを取りに来るという読みだったのか、2球目のボールになるカットボールを空振りし、あっという間に追い込まれた。しかし、4球目のフォークはストライクからボールへ変化する絶妙な高さで、打者が手を出しやすいゾーンだった。これを平然と見送り、高もそれを見られるのかといった表情に見えた。

これで高と清水のバッテリーも投げるボールがなくなった。膝元へカットとストレートに切り替えるも、いずれも見られて押し出し四球。蝦名の選球眼がかなり凄くなっている。8月以降は出塁率が4割を超えており、長打も出始めてOPSは9割台に乗って来ている。残り2試合も結果を出した上で、CSでもチームを引っ張って欲しい。

8回のビッグイニングは、石上の2点タイムリーが号砲となった。佐野が常廣のカーブをセンター前に運び、山本が右中間へ二塁打を放って1アウト2、3塁。石上は2球目のフォークが浮いたところを捉え、鋭いライナーがライトへ。

ライトが捕ったら代走の神里が出ているとは言え還れないかと思ったが、打球はライトの前に落ちた。神里に続いて山本がもうホームまで来ており生還した。打った瞬間はライナーで、ライトが捕れる可能性があるのでスタートが遅れる。すぐに落ちると確信してスタートしたと思うが、打球判断が非常に良かった。

林は三遊間へ緩いゴロで、矢野が追い付いて二塁へ送球するも石上の足が速く内野安打。9番に代打の度会が起用され、アウトサイドのフォークが浮いたところを三遊間に運び、しぶとく抜けるタイムリー。9月は打率.367にも関わらずスタメンの機会は多くないが、昨年はその場にいられなかったCSでベンチ入りする為に、我慢しながらできることを続けて欲しい。

さらに2アウト満塁となって筒香。2球目のストレートがアウトサイド高めに浮いたところを合わせ、レフトオーバーの二塁打。満塁の走者が全て還って3点を追加。前の打席では、1点を勝ち越した後、同じようにストレートをレフトへ運んだが、好守に阻まれていた。この打席では頭を越して見せた。前日からのリリーフへの不安もあり、大きな一打になった。

さらに代走で入っていた神里にも打席が回り、左中間への2点タイムリー三塁打。今季は打席に入る機会は非常に限られているが、7月以降はかなり打っている。左腕には8打数1安打だが、右腕には代打の選択肢があっても良いかも知れない。

7回に一度は勝ち越しとなるタイムリーを放った桑原。8回にもヒットで繋いでさらなる追加点を呼び込んだ。現在439打席となり規定打席に到達した。年間最終の443打席も残り2試合でクリアできそうで、佐野に続いてチームで2人目となる。牧、宮崎、オースティンがケガによる長期離脱となり、レギュラーとして試合に出続ける選手が少ない中で、しっかりとチームを支えてくれている。

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ヤジ [Bad]

藤浪が移籍後初のリリーフでの登板となったが、1アウト満塁のピンチを招いて途中降板となった。阪神やMLB時代にリリーフの経験は豊富だが、先頭の林に2球目のストレートをレフトへ弾き返されると、コントロールが大きく乱れた。

矢野はバントの構えをしていたが、初球のストレートが引っ掛かって死球。自らノーアウト1、2塁とピンチを広げてしまった。続く清水もバントの構えで2球ファウルとなった後、4球目のスプリットがワンバウンドでワイルドピッチになった。バントせずとも送った形にしてしまった。

清水は三振に取り、代打のファビアンは追い込んでからインサイドへのストレートで自打球。膝を直撃し、肩を担がれながらベンチ裏に戻ったファビアンはプレーを続行できず佐藤に交代。これでリズムが乱れたのかスプリットが全く決まらずに歩かせてしまった。

藤浪なのである程度四死球は出すものと思っているが、バントしようとしている相手に当てたり暴投したりするのは、ピンチが大きく広がってしまうので避けたい。1点リードというような場面では使いづらいかなという印象。

特に短期決戦では先発でスターターみたいな形で使い、良ければ長く投げるといった起用か、ロングリリーフも視野に待機するようなイメージの方が良いかも知れない。ウィックがどうなるか分からず、入江も重要な場面で使えないとなると苦しいが、この日を見る限りは坂本、中川あたりの方がまだ良いし、石田裕もコントロールが良い分安心感がある。堀岡で行かず敢えての連投でテストしたと捉えている。

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キジ [Other]

中盤までは競り合いでどう転ぶか分からない試合だったが、8回から登板した常廣が本来の出来には程遠かった。石上の2点タイムリーで勝ち越すと、マシンガン打線のようにヒットを浴びせて一挙8点。前日のことがあるにしても、試合を決めた。

読売との直接対決でまさかの逆転負けを喫したが、2位確定クリンチは0.5としており、勝ち負けはもちろん、どちらかの引き分けでも決する状況だった。読売はヤクルトにリードを許していたが追い付き延長戦へ入った。その最中にDeNAが勝利し2位が確定した。

この日の勝利が今季70勝目。2022年から73、74、71と来て今季で4年連続の70勝以上となる。かつては130試合制が長く続いていたこともあり、この球団にとっては70勝することさえ難しかった。1997年から1999年までの3年連続を超えて球団史上最長となった。どちらかというと恥ずかしい記録でもあるし、これを黄金時代と呼ぶにはあまりにも情けない。

今年に関しては阪神のリーグ優勝が決まってからの帳尻合わせではあるが、メンバーが少しずつ変わる中で4年連続である程度の結果を出せたことは事実。それでも突き抜けたものがなければリーグ優勝には届かない。ファンが求めるのは優勝争いに絡まずにCSへ進出することではない。仮に悲願が叶わなくても、9月にそれが見える位置で争った上のことであって欲しい。

優勝が7月上旬で一気に遠のき、オールスター時点で絶望的になった以上、不本意ながらプランBとして2位でCSファーストステージを本拠地開催し、ファイナルステージでリベンジするしかない。そういった意味では、悲願のリーグ優勝を逃した中では最低ラインはクリアしたと言えるのかも知れない。ただ、昨年も書いた通り本当に観たいのはコレじゃない。

過去の不幸自慢をしたいわけではないが、事実としてCSが開始してから9シーズン、進出することさえ叶わない時期を過ごした。現在は中日が2012年を最後に進出できていない。下を見ても仕方ないと思う人もいるかも知れないが、CS進出は当たり前ではないし、来年から何年も遠ざかったとしても不思議はない。

2016年以降のファーストステージを見ると、8回中7回は3位チームが勝ちあがっている。DeNAの3回もそこに含まれているが、2位チームが勝ち上がったのは2023年の広島だけ。1勝のアドバンテージのないファーストステージはひっくり返る可能性が高いにせよ、逆に3位にならないとファイナルステージに進めないくらいの勢いになっている。

それも承知の上で、やはり昨年に続いてビジターで戦うよりはハマスタで戦ってもらいたいし、来季以降のチームを向上させるための資金にして欲しいと思う。牧、宮崎らもCSでの復帰に向けて準備しているし、今季のうちにもう一度ハマスタでその姿を観たい。

CSファーストステージの話は、レギュラーシーズン終了後の空きで詳細に書くとして、ひとまず残り2試合を見て行きたい。30日は森唯斗の引退セレモニーがあるし、10月1日は今季最終戦なので消化試合というようなものではないが、順位も確定し落ち着いた雰囲気で森唯斗を送り出せそうなのは良かったかなと思う。

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