03/22 埼玉西武2-4横浜DeNA(ベルーナ)
先発の石田裕は、初回2アウトから西川に二塁打を打たれたが、その後はテンポ良くコースを突いて打ち取った。三振は1つと少なかったが、5回を61球で無失点に抑えた。2番手のマルセリーノが連続長打で2点を失ったが、7回表に山本、石上、松尾の3連続タイムリーで逆転。終盤はリリーフ陣が内容のある投球で抑え、オープン戦の最終戦を飾った。
ポジ [Good]
石田裕がオープン戦の最後にほぼ完璧な投球を見せ、開幕ローテーション入りが決定的となった。
初回、2アウトから西川に3ボールとしてしまい、高めのストレートをライトへの二塁打とされたが、カナリオをスイーパーで空振り三振に仕留めて切り抜けた。2回は三者凡退、3回は牧のエラーで先頭打者を出したが、後続を断った。
4回はフライアウト3つで三者凡退、5回は先頭の長谷川にヒットを打たれたが、ここも後続を断って無失点で投げ切った。球数的にはもう1イニングというところだったが、リリーフも登板機会が必要なため、61球で投げ終えた。昨年も完封勝利を挙げているし、ある程度100球近くまでは投げられる投手なのであまり心配はしていない。
開幕第3戦での先発となるだろうが、春季キャンプからずっと良いボールが投げられているので、チームに勝利をもたらす結果を期待している。問題は年間を通してローテーションを守り切れるかどうかなので、上手くコンディションを維持しながら回って欲しい。やってみないと分からないことはたくさんあるだろう。
マルセリーノは失点してしまったが、レイノルズ、山崎、坂本が良い投球で無失点リレー。レイノルズは、滝澤に粘られてヒットを許した。アメリカでは164cmの打者に投げる機会はそうそうなかっただろう。身長差39cmという対戦だったが、こういったところも慣れて行く必要があるだろう。それ以外は危なげのない投球だった。
山崎はストレートの球威、スプリットの落ちも良かった。開幕後にセリーグの打者がどれだけ振ってくれるかというところになる。カーブももう少し緩急のアクセントとして上手く使えれば良いのだが。
最後は坂本が長谷川、古賀から連続三振を奪い、三者凡退で締めた。ファームでは1試合、失点があったが、オープン戦は7試合で無失点。ストレートにキレがあって、チェンジアップの抜け、落ちが非常に良い。リリーフの中でも一番状態が良いので、開幕後は頼りにしたい投手。
試合後のインタビューでも相川監督はクローザーや勝ちパターンの順番を決めずに開幕へ入って行くとコメントしている。試合の状況、投手の状態や相手の打順などで継投を決める形になる。監督と投手コーチの手腕がより試される形での運用となる。探りながら形ができてくれば固定できるのが一番良いだろう。
打線は、7回に四死球と内野安打で満塁とし、山本がアウトサイドのストレートを上手く一二塁間に運ぶタイムリー。石上は高めに浮いた変化球を捌いてライトの右へ2点タイムリーで逆転。代打の松尾も、106キロのパームを初見で捉え、三遊間を速いゴロで抜くタイムリーで4点目。鮮やかな3連続タイムリーだった。
キャッチャー陣がバッティングで結果を出せていなかったが、松尾は連日のヒット、山本も上手い右打ちを見せた。開幕に向けて良い傾向。
この日、4番ファーストでスタメンのビシエドはマルチヒット。まだまだ長打力も秘めているが、しっかりと場面に応じたバッティングで活躍できる選手。筒香に無理をさせず、ビシエドが開幕スタメンを務める可能性が高まった。この日のオーダーが開幕スタメンに近いと思う。
ヤジ [Bad]
4回までは隅田の投球に圧倒され、沈黙した。牧は、2三振で3打数ノーヒットとオープン戦は結果が出ずに終わった。この日は守備でもエラーがあり、不安は残る。残りの期間でしっかりと調整し、チームを引っ張る活躍を見せて欲しい。
マルセリーノがオープン戦5試合目で初失点。先頭の桑原は意識してしまったのか歩かせ、1アウト後に盗塁を決められた。西川は追い込むもチェンジアップが浮き、ライトへフェン直の三塁打。さらにカナリオにも高めの甘いストレートを捉えられ、センターオーバーの二塁打で2点を失った。
ヒュンメル、デュプランティエ、コックスが当確、残りの外国人選手2枠を考えると、マルセリーノにとっては痛い失点となったか。レイノルズ、ルイーズが開幕メンバーに選ばれる可能性が高まった。最近の登板では三振も思うように取れていないし、一度ファームで確認しても良いのかも知れない。
キジ [Other]
この日でオープン戦全日程を終了。いよいよ開幕まで残り5日となった。オープン戦は9勝5敗3分で阪神と並んで3位。勝てているということは良い面も出ており、調整が順調に進んでいるということで、良い位置につけたのではないか。
先発は、東、入江、石田裕、デュプランティエ、コックス、竹田でほぼ決定的。リリーフは前述の通りきっちりと決まっておらず、森原も間に合わずに不安もかなりある。橋本、吉野あたりがどこまで戦力になってくれるか。森原が復帰してくるまでしっかりと投げてくれると助かる。
打線は、筒香がオープン戦最後に来てケガをしてしまった。開幕は無理させず、しっかりと治した上で復帰して欲しいところだが、今年から筒香が再びキャプテンを務め、チームの雰囲気を変えているところなので、そういう意味での不在は痛い。しかし、春季キャンプからここまでの流れで、キャプテンはいなくとも選手たちが理解してやって欲しい。
ビシエドの状態が良く、ヒュンメルも打線の中で役割を果たしてくれそう。牧が状態を上げ、蝦名が昨年に近い状態で打ってくれればというところ。梶原、度会、林らもチャンスを窺っているし、京田や戸柱らベテランもきっちりと準備をしてくれているのは心強い。
開幕戦まで、毎年恒例の順位予想や開幕一軍メンバーの発表などを書いていければと思う。毎年のことだが、期待と不安が入り混じるこの時間も楽しんで行きたい。

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