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2年連続、リーグ戦再開で最下位に再会 今永6失点

06/17 阪神7-5横浜DeNA(甲子園)

何回、サイカイって言うんだという感じだが、この日からリーグ戦が再開。初戦を任された今永は、初回に牧の犠牲フライで1点をもらったが、糸原、山本に2点打を許し4失点で逆転される。その後も大山に2発を浴びて6失点。打線は6回に神里の3ランで追い上げたが、得点した直後に失点するパターンで届かず。開幕3連敗となった3月27日以来となる最下位の座に再会した。

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ポジ

交流戦は、全18試合で1番に佐野を入れるオーダーを組んでいたが、リーグ戦再開のこの日はそれを変えて来た。代わって1番に入ったのは森敬斗。ケガから復帰後、ロッテ戦で2試合、9番でのスタメンがあったが、1番は初めて。

最初の打席は、青柳に対して10球粘ったがファーストゴロ。2打席目は高めに浮いて来るストレート、ボール球に手を出して空振り三振。ちょっと厳しいかなと思ったが、5回に青柳の沈むツーシームを巧くレフト前へ流してヒット。7回は左腕の岩貞の150キロストレートをレフトへ弾き返した。左腕からも打てたことは評価できる。

展開的に足は見せられなかったが、今後も伸び伸びとチームに足りない機動力を発揮し、守備では強肩を魅せてもらいたい。

青柳キラーとしてスタメン起用された神里が、3ランを放って期待に応えた。最初の打席では三振に倒れ、4回はランナーを2人置いて凡退。得意の相手から打ってアピールしたいところが、苦しくなったなと思った。しかし、5回は2つの四死球でもらったチャンスで、やや甘く入ったカットボールを捉え、ライトスタンドへの3ランを放った。

投手が代わった8回にもヒットを放ち、マルチヒット。出番がかなり限られている中、大きなアピールになった。楠本が復帰間近、細川も好調と外野はファームからの突き上げもあるので、生き残りを懸けて結果が欲しいところ。残り2試合も与えられた出番で結果を出して行きたい。

初回は、関根が死球で出塁し、佐野の強いセカンドゴロを山本が弾きエラー。当たりとしてはヒットでも良い気がしたが、正面だったのでエラーでもやむを得ない。これで1アウト1、3塁。牧がレフトへの浅いフライを放ったが、レフトの島田が前進して捕り、体勢が悪いのを見ると関根がスタート。

間一髪で足が先に入り、犠牲フライとなった。矢野監督からリクエストが要求されたが、VTRで見ても完全に足が入っておりセーフ。これはさすが関根という素晴らしい走塁だった。

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ヤジ

前回のノーヒットノーランから中9日の登板。交流戦の予備日という都合で、間隔が長くならざるを得なかったが、その休養で逆に肩が軽い感覚だったのか、コントロールが甘かった。

立ち上がり、島田にヒットを打たれ、中野は2球バントをしたがいずれもファウル。2ストライクと追い込んだところで、アウトサイドのストレートが少し浮き、ショートの左を破るレフト前ヒット。これがあまりにも痛かった。3球勝負の行ったのか分からないが、もっと慎重に、丁寧に投げなければならない1球だった。

近本と佐藤輝は打ち取ったが、絶好調の大山に回ってしまった。際どいところを突くも、結局歩かせて満塁。大山の調子を考えれば、最悪歩かせて糸原と勝負というのは理解できる。だが、糸原を2球で追い込みながら、4球目にインサイドを狙ったストレートが真ん中に入ってレフト線への2点タイムリー。

ここで切り替えるべきところ、初回にエラーをして取り返す意気込みの山本に、初球のあまり変化しないチェンジアップを投じ、レフトオーバーの2点タイムリー二塁打。この2点が重かった。

初回の4点は非常に痛かったが、それでもこの4点だけに抑えていれば勝機もあった。だが、大山に2発を打たれ、さらに2点を許したことで反撃が届かなかった。特に、6回に得点をもらった直後に打たれた2発目は、防がなければならなかった。初球、そこまで甘いボールとは思わないが、絶好調の打者だけにもう少し丁寧に入っても良かった。

2発を打たれた大山がかなりエグいバッティングをしている。狙ったところよりは甘く入ったのだろうが、そこまで甘いボールでもない。インサイドのストレートをきっちり弾き返せている。これはかなり状態が良いので、初回に歩かせて満塁にしたのも分かるし、間違っていなかった。

決して当てろということはないが、厳しく攻めないとやられるのはこっちだ。うまく避けないと当たるよというくらいには投げて行かないと勝負にならない。インサイドも捌けているから、今は打ちに来るので、ボールゾーンへ投じて行き、手を出さなくて良いボールに手を出させないと。この日の今永のコントロールで攻め切れずに返り討ちにあった。一番マークしなければならない打者だろう。

6月に入って調子が上向きだった桑原は、1番には戻さずに6番で起用。しかし、4打数ノーヒットだった。1番に戻すタイミングを逸したなという感じで、宮崎の後を打つにはちょっと厳しいのかなと思う。嶺井の調子も下降しており、下位打線が自動アウトになりつつある。この日は7番の神里が後半に活躍したが、前後が機能せず繋がりを欠いた。

一番呆れたのが、7回に1アウトから森がヒットで出塁した場面で、関根に代打の蝦名を起用したことだ。蝦名は交流戦終盤、3番に抜擢していた。この日は青柳ということで左打者を使ったためスタメンを外れていた。だから、良い場面で右の代打の切り札的な存在として使うべきだった。

左腕の岩貞は、左打者の方が被打率が高く、持ち球としても右打者の方が苦労する。さらに、関根は左腕に対して4割近い打率を誇っている。普通に考えて、ここでの代打はないが、ベンチは何を考えているのか。データに固執せず、ひらめきの類もあって良いが、これは左右で起用を決めただけにしか見えない。アナリストが、左右よりもアドバンテージのあるデータを出していたなら分かるが、そうでなければ2年目でこの采配では未来が見えないなと思う。

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キジ

タイトルを考えた時に、リーグ戦「再開」で「最下位」に「再会」って前にも書いたなと思った。当ブログの記事を「再会」で検索するとすぐに見つかる。

昨年のリーグ戦再開の日のブログで、敗れて同じように初日に最下位へ転落していた。ああ、なるほど。この日、中日が勝ってDeNAが負け、最下位に転落することは定めだったのか。

ネタとして最下位を強調しているが、実際のところ最下位になったことは全く気にしていない。この時期に最下位になったことをどうこう言っても無意味だし、半分以上試合が残っている段階で下のことを気にする必要はなく、あくまで首位あるいは3位との差しか考えない。もちろん、最下位でない方が良いに決まっているが、最下位という事実を悲観しても仕方ない。

ヤクルトがあまりにも強く、13.5ゲーム差は諦めムードも漂うが、まだ何があるかは分からない。3位とは2ゲーム、2位とも5.5ゲームなので、まだまだそこを見て戦って行きたい。優勝しなければあとは同じかも知れないが、前年最下位だったチームとして、優勝は無理でもCSというものは目指して行きたい。

相手のミスにつけ込み、青柳から1点を先行する幸先の良いスタートだったが、今永が5失点。そういう時に限って防御率0点台の青柳から4点も取れた。しかし、中盤以降も得点した直後に追加点を奪われるという悪いパターン。今永が初回4失点した時点で厳しいなと思ったが、追い付くチャンスもあっただけに、モヤモヤする試合だった。

金曜の初戦を落とし、土日を迎える。土曜は2連勝で来ており、先発は甲子園で負けなしの濵口。相手もベイスターズキラーの伊藤将ではあるが、濵口に期待したい。伊藤将は4月6日の試合でもあと1人で完封というくらいに抑え込まれている。青柳からも得点できたので、苦手の伊藤将も攻略し、援護点を取りたい。

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