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昨年のあの頃に似てきた

07/19 横浜DeNA3-5読売@ハマスタ

DeNAは先発の平良が3回、亀井の逆転2ランを浴びるが、すぐにソトのソロで追いつき、5回にはロペスのタイムリー二塁打で勝ち越し。エスコバー、パットンと1点差を守ったが、9回山崎が2アウト2塁のピンチで丸に内野安打を打たれ、俊足の増田大が生還。ここで国吉にスイッチしたが、岡本に決勝2ランを浴び、3タテを喫した。

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ポジ

今季初めてホームランを打たれ、2点以上取られた平良だったが、ピンチで粘る持ち味を発揮し、6回までこの2点で凌ぎ切った。9安打を許す苦しい投球だったが、勝負どころで低めに変化球を集め、決定打を許さなかった。ピンチでの強さを考えれば、現状チームナンバーワンだ。それだけに3勝目を手にして欲しかった。昨年は苦しんだ古巣の読売戦だっただけに。

ロペスがマルチヒット。まだ復調とは言い難いが、ひとまず結果が出たことに安堵感はあるだろう。ラミレス監督も言っているように、ロペスが打ち始めたら凄い勢いになるのは事実。オースティンも欠いているので彼の爆発は必要だろう。

エスコバー、パットンが1点差を守り切ってホールドをマークした。エスコバーはかなりストレートにキレが出てきている。季節的にも間もなく梅雨が明け、全開という感じになるのではないか。パットンはストレートが低めに決まっていたが、スライダーのコントロールが出来ていない。投げた瞬間ヒヤッとする球が何球もあった。この日は下位打線だったが、上位打線だとこの失投を見逃してくれないだろうと感じた。

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ヤジ

ここまで頑なにバントしないものなのか。統計上、バントをしたから点数が入りやすいわけでもないと聞くが、連打が出るようなチーム状態ではないし、1点を取りに行く姿勢は必要だろう。ある意味ブレないところは凄いと思うが。

前日は2点差となってノーアウト1、2塁だったが佐野、宮崎と続くところで、原監督ならありえてもラミレス監督でバントがないのは、分かるというか諦めている。ただ、この日も9回裏2点差でノーアウト1、2塁という同じシチュエーションだが、代打の桑原という場面。

打席に立ったのは前日、中川に対して3球三振だった桑原。リベンジを期待してそのまま打たせたのだろうが、最悪の併殺打。併殺になったのは結果論だが、1アウト2、3塁という一打同点の場面を作っておくべきではないのか。倉本、梶谷と左打者が続くとは言え、連打を待つよりも可能性が高まるように思う。ただ、普段からバントをしないので、いざさせてみるとできないという点はある。いくら練習しても本番での経験が不足しているからだ。だからバントしないというのは本末転倒だが。

9回の場面に限らず、7、8回も先頭打者を出しながら併殺だった。4併殺という試合。ヒットを打ちまくって繋がっているときは目立たない強硬策も、こうなってしまえば悪い面ばかりが目立つ。以前から書いているように、連打が生まれるのをただ待っている攻撃では、調子の悪い時に全然得点にならない。だから良くても5割程度にしか行かない。

「ランナーが戸柱だったのでバントしなかった」「平良にランエンドヒットのサインを出そうとしたが、彼が知っているか分からなかったのでやめた」。これって何かの冗談なのだろうか。

人間、成人すると性格は変わらないと聞く。2018年にBクラスとなって、もろもろ懺悔したが、昨年22年ぶりの2位となって、また自分の主張を強く押し出す形になってきた。こういう野球をするのがラミレス監督であり、それで結果が出なければ監督を退くだけのこと。今さらバントをチャンスを広げてという話をすること自体に意味がない。

それでも奪っていた僅か1点のリードを守り切っていれば、雑音も小さくなったのだろう。この日は、今までよりもストレートの威力、ツーシームのキレがあったように見えた山崎。坂本の当たりは完全に打ち取った当たりだったが、不運だった。良いコースに飛んでしまうのは、投球のコースが甘いからだと言われるので、あるとしたらそこだけ。走者を出してしまうと、各チーム足のスペシャリストが登場する。DeNAにはない強力な攻撃だ。

丸にはストレートをインローにしっかり投げ込んだように見えたが、打球は一二塁間へ。柴田がダイビングキャッチで止め、すぐにホームへ送球したが、少しだけ一塁方向へ逸れたことで、俊足の増田大の手が間一髪、ホームベースにタッチしていた。あれで還って来れる足は称賛しかない。柴田のプレーも無駄はなかった。テレビで見ていて、一塁に投げない?と思ったくらいだった。あれでホームまで還ってきているのも凄いし、すぐに送球した柴田も凄い。プロのプレーだった。

同点となって落胆した部分はあるだろう。ここで逆転まで許すことは避けたいラミレス監督は、国吉へのスイッチを決断する。国吉は前日、2イニングで5三振を奪う素晴らしい投球を見せていたが、連投させてまで彼を出した意味は分からない。同点ならば10回表を任せたであろう三嶋に回跨ぎをさせたくなかったのか。

ラミレス監督の頭の中では前日と同じ国吉が出てくるものと思っていたのだろう。野球ゲームではないんだし、前日2イニング投げた投手が、同じ出来かどうかは分からない。この3連戦、完全に寝ていた岡本に対して、変な気を遣ったがために逆効果になった。

同点のシーンでクローザーを代えたということは、その座をはく奪するつもりなのだろう。佐々木の場合は、追いつかれてしまった場合に翌日の試合に備えてもらうために島田あたりと交代することはあったが、この日の場合翌日は休みだから、そういうことでもない。多くの選手がダメージを受ける、取り返しがつかないイニングになってしまった。

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キジ

前日、試合前のミーティングでの方針に従わなかった伊藤光を懲罰交代し、この日に登録を抹消した。それならそれで良いのだが、ご丁寧に理由を説明したうえ、「キャッチャーを一人外す必要があり、防御率などを考慮して決めた」という疑問しかないコメントを出した。

まず、そもそもキャッチャーを入れ替える必要性があったという嘘が問題だ。キャッチャーを2人制に変えるなら百歩譲れるが、高城を登録している。そして、高城はこの試合で使っていない。水曜に先発するであろう濵口と組ませるなら、そこで登録すれば良いだけの話だし、これまでもキャッチャーを4人ベンチに入れるという奇想天外なことをしてきたではないか。さらに深読みして、濵口を安定化させる為に高城と2週組ませたいとしても、22、29日の登板であれば、20日に抹消すれば30日に再登録できる。この日に抹消する必要性は全くない。

キャッチャー別の防御率は出していないが、そう大差はないのでは。平良と組んでいる分、戸柱が良くなっているのは想像がつく。嶺井は最近ほとんど出番がないが、それはリリーフ投手と組んで打たれているからではないのか。そうすれば誰を選ぶべきかは自明だ。昨日の今日で伊藤光を抹消していることから、前日の件との関係は明白だろう。

昨年の10連敗でも、京山と組んだ戸柱だけを交代していた。自分が現役時代にキャッチャーを研究し、配球を学んだことが自信になっていて、責任をキャッチャーに押し付ける傾向がある。キャッチャー出身の監督ならまだしも、外野手の監督にこれをされるキャッチャーの身にもなって欲しい。光山、鶴岡コーチならまだ意見できたのかも知れないが、プロ経験がない藤田コーチに出来ているのかは疑問だ。彼はデータを駆使して評価を得ているのだろうし、プロ経験が必ず必要だとは思わないが、こういう事態をうまくマネージメントできているのか気になる。

実際は重大な造反があったが、このような嘘をコメントしている可能性もありえる。伊藤光も納得した上での入れ替えであれば、特に問題はないのだが。鶴岡コーチとよく話してほしい。そろそろまた三原代表の出番となってしまいそうだ。彼に期待するしかない。

昨年の10連敗も、先発投手に故障が出て、国吉をオープナーとか言い出したあたりから歯車が狂った。中川の使い方もオープナーではないが、チーム状態が下がってきた時にやることではないし、井納についても「彼は間隔を空けた方が良い傾向」と謎の言い訳を付けて抹消している。ホームでは良い成績を残していると言っていながら、来週のハマスタで使わない。その翌週は1週間ビジターなのに。打線の低迷具合と先発起用の不自然さ、クローザーの不調など、昨年のあの時期に似てきている。

まだ5連敗でも借金2なので、ガタガタ言っても仕方ないが、チーム状況は昨年の10連敗に近くなっている。あの時は石川が空気を変え、筒香の裏側での尽力によって立て直したが、今年はどうか。ただでさえ難しいシーズンになっている中、こんな状況では新キャプテンも苦しい。まわりがどこまで支えられるか。

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