07/01 横浜DeNA3-2中日(ハマスタ)
初回、佐野のヒットなどで2アウト満塁とすると、蝦名の緩いショートへのゴロが内野安打となり、32イニングぶりの得点を挙げる。続く山本も三塁線への2点タイムリー二塁打で3点を先行するが、先発の東は直後の2回表に細川にソロを浴び、さらに2アウト後に佐藤、石伊に連続二塁打を打たれて1点差とされる。東は3回以降は修正し、パーフェクトピッチングで7回を投げ終える。打線は尻上がりの投球を見せた金丸から追加点を挙げられなかったが、終盤は伊勢と入江が何とか凌ぎ、連敗を4で止めた。
ポジ [Good]
初回、この日も1番に入った佐野がヒットで出塁。度会にはバントを命じたが、勢いを殺し切れず投手の前に転がり、二塁がフォースアウト。だが、宮崎が三遊間を割って繋いだ。牧はストレートが体に当たって死球、1アウト満塁となった。筒香は三振に倒れたが、蝦名が追い込まれながらも何とかチェンジアップをバットに当て、当たり損ねのゴロがショート前に転がった。蝦名が一塁へヘッドスライディングを見せ、内野安打でタイムリーとなった。
32イニングぶりの得点でチーム全体が呪縛から解き放たれた感じがあった。続く山本もストレートを弾き返し、三塁線への強烈なゴロ。サードの佐藤が弾く間に二者が還り、2点タイムリー二塁打となった。先制点を挙げれば8割以上の勝率を残しているだけに、初回に取れたことは大きかった。
東は、初回は三者凡退で立ち上がったが、3点をもらった直後の2回表に2点を失い、1点差とされた。細川のホームランは失投を捉えられ、仕方ない部分もあるが、2アウトからの連続二塁打は避けたかった。特に2アウト2塁で8番の石伊というシチュエーションは、最悪の場合歩かせて投手の金丸と勝負できるわけで、2球で2ストライクを取ったことで欲が出たか。舐めていたわけではないと思うが、勿体ない1球だった。
1点差となってしまい、流れがどちらに傾くか分からない中、3回以降はきっちりと修正し、三者凡退のイニングを続けた。7回で7奪三振、3安打2失点でHQSをマークする投球は、エースとして十分な内容だった。6月3日の楽天戦以来、約1か月ぶりとなる7勝目。ジャクソンら5人と並んでリーグトップに立っている。かなり混戦となっている最多勝だが、後半で勝利のペースを挙げ、2度目のタイトルを狙って欲しい。
2点タイムリーで援護をした山本も、好リードでアシスト。久しぶりに東と祐大のヒーローインタビューとなった。山本も今年はトータルのアベレージが上がらず苦しんでいるが、得点圏では4割近い打率を残しており、既に27打点とキャリアハイを大きく更新するペース。重要なのはいかに得点に絡むかなので、この活躍を続けて欲しい。
伊勢は先頭の佐藤にヒットを打たれ、バントと進塁打で2アウト3塁。岡林には逆球でストレートがインサイドへ行ってしまったが、押し込んでサード前へのゴロ。宮崎が前進し、難しいバウンドを捌いて間一髪アウトにした。好守にも助けられたが、交流戦明けは初登板となり間隔が空いた中で、きっちりホールドをマークした。
入江もチームの低迷で6月は僅か4試合の登板。6月18日以来という登板になったが、何とか締めて14セーブ目。上林にストレートを打ち返されてセンター前ヒットを許すも、細川はフォークで空振り三振。2アウトとなってボスラーを迎える。
3球目のストレートを打ち返した打球は高く上がり、右中間のスタンドへ向かって飛んで行った。逆転2ランかと思ったが、フェンスの直前で失速し、蝦名がフェンス前スレスレのところで捕った。ベンチで見ていた東も思わず「ウソだろ?」と言っていたように見えたが、肝を冷やした一打だった。
ヤジ [Bad]
3試合連続完封負けを喫して4連敗中ということで、まずは得点が取れたこと、連敗が止まったことを良しすべきだが、ただ1つ勝っただけでは優勝争いに残れない。まず勝つことが重要とは言え、細かい部分にも目を向けなければならないだろう。
初回、蝦名の当たり損ねの打球が先制タイムリーとなり、山本も強い打球だったがサードの佐藤が弾いたことで2点タイムリー二塁打となった。どんな流れでも得点に至らなかった東京ドームから運も向いて来た気がする。
しかし、2回以降は尻上がりの投球となった金丸に抑え込まれた。特に3回以降は代わった齋藤も含めてノーヒット。2回は先頭の東が粘って四球を取るが、佐野がストレートを見逃し三振。度会がヒットで繋いで初回のような形になったが、宮崎が併殺打に倒れた。それまでも甘いボールはあったが捉えられなかった。
3回も先頭の牧を歩かせた金丸に対し、続く筒香が前の打席で三振に取られたスライダーを狙い打ちするもファースト正面のゴロで併殺打。3回まで69球を投げさせたとは言え、捕まえ切れない印象だった。4回以降は徐々に調子を上げた金丸に沈黙。100球を超えた7回もマウンドに上がり、150キロを計測するストレートは衰えず、森敬斗と伊藤光が連続三振に倒れた。さすがというルーキーだった。
いわゆるスミ3の状態で来て、追加点が取れないまま1点差という嫌な流れになっていた。東が3回以降しっかりと抑え、伊勢もピンチを凌いだが、あと1点が欲しい展開だった。
8回に齋藤が佐野に死球を与え、度会が今度はバントを決めた。バントをするなら度会を2番に入れなければ良いと思わなくもないが、シーズン終盤の重要な局面でいきなりバントをさせられるなら、このあたりで経験しておいた方が良いかもしれない。横手からの左腕のボールをバントするなんて練習では絶対に経験できない。苦労したがよく決めたと思う。
宮崎は低めのスライダーを拾うも、前進守備の岡林が背走してキャッチ。代走の三森がタッチアップで三塁に進むと、牧は申告敬遠で2アウト1、3塁となった。ここで筒香を迎えるが、個人的には代打の松尾を起用すべきと思った。
申告敬遠されてさらに代打まで出されたら筒香のプライドに傷がつくかも知れない。だが、この日も初回1アウト満塁で左腕の金丸のスライダーに全く合わずに空振り三振。2打席目も併殺打、3打席目はバットの先に当たったボテボテのピッチャーゴロ。左腕に対して内容が非常に悪かった。齋藤は左右関係なく封じているが、左打者の方がさらに難しい相手となる。
松尾が代打で出たところで打てたかどうかは分からないが、そのまま筒香を送ることは勝負していないのと同じだと思う。筒香がリベンジしてくれるという期待をかけたと思うが、それがどれほどの確率なのか。よく三浦監督は優し過ぎるから監督に向いていないという意見を目にするが、この場面に関しては筒香に遠慮したようにしか思えず、擁護できない。
もちろんファンの一人として筒香が打ってくれることに期待したいが、監督の采配はいかに確率をあげて行くかだと思う。ベンチにいて一緒に戦っているからこそ筒香を打席に送りたかったというのはあるかも知れないが、そこは勝負に徹するべき。筒香でも代打を出されるというのはチームとして戦っている証であり、監督が勝ちに行っているという空気はチームを引き締めるのではないか。
結果、入江が何とか締めて8回裏に1点が取れなかったことをカバーしてくれたが、ボスラーの打球が少しでも伸びていたらフェン直で同点、フェンスを越えれば逆転だった。取れるチャンスでいかに確率が高い選択をして行くかが年間の勝率を高めて行く。東京ドームでの初戦でも戸柱に代打の代打を送らなかったが、動きが少なく勝負をしている印象がほとんどない采配。良く言えば選手を信じるということだろうが、打つべき手は打たなければならない。オフェンスチーフの靏岡コーチを含め、もっと貪欲に得点を取りに行くべきだろう。
キジ [Other]
3試合連続完封負け、31イニング無得点という厳しい状況でハマスタに戻った。試合開始直前にハマスタで停電があり、試合開始が15分遅れた中、東が1回表を三者凡退で片付けた。1回裏に1アウト満塁のチャンスを作ったが筒香が三振。また得点が入らないのかと思ったところで、蝦名の弱いゴロが内野安打となり、得点が入ったことが本当に大きかった。ようやく解き放たれ、山本にも2点タイムリーが出た。
試合全体で見ると良い形とは言い切れない部分も多いが、ひとまず4連敗を止めることができた。ただ問題はここから。3点取れたことは大きな一歩だが、また2回から無得点のイニングが始まってしまっているかのようだ。5月25、27、28日も3試合連続完封負けがあったが、その後は5連勝している。今回もその流れに乗りたい。
この日、小園が一軍に合流した。バウアーの登録抹消で先発ローテーションに1つ空席ができた。ここまで二軍で12試合に先発し、6勝2敗。70イニングを投げて自責点は13で防御率1.67。QS率75%、被打率.191、WHIPも1.01と、二軍の水準では安定しており、防御率もトップに立っている。
ファンの多くも一軍での登板を待ち望んでいた。2024年は開幕早々の4月10日にプロ初登板初先発。注目を集めたが3回途中5失点でKOされ、その後は呼ばれることがなかった。今年は二軍で結果を出し続け、呼ぶ機会はありそうだったがずっと二軍で投げさせていた。満を持してという形になるだろうか。
2日は石田裕が予告先発として発表されていて、大貫もまだリーグ戦で登板していないが、どうやら大貫が土曜の阪神戦に回り、小園が中日との3戦目に先発するようだ。初登板と同じハマスタでの中日戦となるが、リベンジを果たしてプロ初勝利を挙げて欲しい。バウアーの不振は痛いが、小園が出て来るようなら一気に明るい光となる。
その小園が一軍に上がり、かと言ってバウアーがすぐに二軍で投げるわけではない。故障の選手も多く、二軍は週1でブルペンデーを作らなければならない状況。その影響なのか、この日は山崎が二軍で先発し3イニングを投げた。先発転向かと話題になっているが、ちょっともう少し見てみないと分からない。カットボールに加えてカーブ、チェンジアップも織り交ぜて多彩な球種を投げたようなので、もしかするかも知れない。
2日は石田裕と高橋宏のマッチアップ。石田裕は5月にハマスタの中日戦でマダックスを達成しており、良いイメージで入って行けるだろう。高橋宏はバウアーらと並んでリーグ最多の7敗を喫していて、ベイスターズとは何となく相性が悪い印象だが好投手。この日の3回以降を見る限り得点がなかなか取れない試合になりそう。石田裕が粘って、何とか先制点を取り27勝4敗という圧倒的に有利な展開へ持ち込みたい。


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