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京山が痛恨の失投 ワーストタイ5度目の開幕6連敗

04/03 横浜DeNA3-7広島東洋(ハマスタ)

DeNAは2回に佐野の二塁打から宮崎の進塁打、田中俊の犠牲フライとヒット1本で1点を先制。良い流れになるかと思われたが、直後に先頭の安部にソロを打たれ同点。この回、菊池涼にもソロを浴びて逆転されると、5回には坂倉にグランドスラムを浴びて、主導権は広島へ。6回に牧の2点打で反撃するが、終盤は広島の若手投手陣に抑え込まれて開幕6連敗となった。

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ポジ

今日も牧。ここまで8試合で勝利はないのだが、ここまでポジに登場する選手がいるというのも凄い。ましてやルーキーなのだから恐れ入る。この日は6回に、それまで3安打に抑え込まれていた九里に対して、1、2番の連打でノーアウト2、3塁。牧は2ボールからストライク、ファウルの並行カウントで、アウトサイドのスライダーを引っ掛け気味に捉え、左中間に落ちる2点タイムリー二塁打。

これで9打点となり、サンズと並んでリーグトップに立った。得点圏打率も10-5で.500と大学時代からのチャンスでの強さを遺憾なく発揮している。チャンスでもプレッシャーがかかり過ぎることなく、普段通り落ち着いて打席に入れているように見えるし、多くの人が評価しているように、ボールの待ち方が良いのだろう。多少崩されてもヒットゾーンへ運ぶことができる。

チームがもっと勝っていれば、何度かヒーローインタビューにも立つくらいの活躍だが、まだハマスタのファンに初めての挨拶ができていない。この調子をずっと維持するのは難しいとしても、何とか食らいついて1年間出場し続けて欲しい。外国人選手が合流すれば、少しはマークも弱まるかも知れない。現状は不可欠な中軸だ。

結果的に砂田がタイムリーを打たれて失点となったが、国吉は良かったと思う。最初のイニングは11球で3人を簡単に片付け、反撃の流れを引き寄せた。絶好調の菊池涼に少し甘くなったところを長打とされたのは痛かった。ベンチとしてはやれることをやるという意図で、左の松山に砂田を送ったが、続投でも良かったくらいの出来だった。

前日に昇格した三上が、2イニングをパーフェクトピッチング。ファームで見た時もあまり良くなかったし、ストライクとボールがはっきりしていて、甘く入ったところを痛打されていたので、1軍に上がるのは難しいかと思っていた。しかし、この日は曲がりの大きい持ち味のスライダーが、低めの良いコースに決まっていた。スライダーが抜けることが多く、それが真ん中に入ってきて打たれることが多いが、指にかかってコーナーへ決まればそうそう打てるものではない。ストレートも150キロ出るよりは、きっちりと低めにコントロールされた方がシンカーも生きて来る。リリーフとしての経験は豊富なので、伊勢ら若手にも良い影響があるはずなので、ブルペンリーダーとして支えて欲しい。

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ヤジ

詰めが甘いという一言。

良い形で先制点をもらった直後、安部に被弾してすぐさま同点。これもそこまで甘いというボールではないのだが、実績があるとは言え今季初スタメンでまだ4打席目という安部に、ファーストコンタクトで捉えられてしまうのは、2ボールというカウントを悪くしたことが原因だろう。ストライクを取りに行った、気持ちの入っていないボールだからレフトスタンドまで運ばれる。

菊池涼の勝ち越しソロは、打った方が見事ではあるが、高めのストレートだったらもう少し詰まらせたい。球威が京山の長所なのだが、狙って高めに投げたのではなく、指にかかり切らずに行ってしまったボールだからギリギリスタンドまで届く。

嶺井にも問題はあるのかも知れないが、コースでストライクを取るだけでなく、もっとファウルを打たせるような配球、意識が必要ではないか。井端氏が3球で1ボール2ストライクのカウントを作れるようになれば、かなり活躍するのではないかという意見を書いていた。2ストライクの取り方は見逃し、空振りだけではない。

そして、極めつけが5回。1番から始まる勝負どころで、絶好調の菊池涼をショートゴロに取って2アウト。5回を2失点で投げられればまずは合格というところ、西川に粘られてヒットを許す。鈴木にはカットボールがやや中に入ったところをレフト線へ持って行かれた。松山には2-2からインサイドのストレート2球が決まらず、歩かせて満塁。

坂倉には初球カーブで入り、3球目は球威のあるストレートでファウルを取り、良い形で追い込んだ。しかし、勝負球のカットボールが真ん中に入り、左中間スタンドにギリギリ入るグランドスラム。坂倉もヒーローインタビューでカットボールと言っていたが、ストレートを投げたのなら、ボールの回転が足りない、抜けたようなストレートだったのだろう。試合を左右するような場面での勝負球に対して、どれくらいの意識で投げ込んだのか。有利なカウントにしたのに、何となく投げてしまったようにしか見えなかった。

3本とも、低めを狙ったボールが高めに行ってしまった失投が、スタンドにギリギリ入った。その差が意図して投げた高めではないところにある。練習試合やオープン戦では致命傷になることなく来てしまったが、本番に入っての打者の集中力は比べ物にならない。京山自身ももっと集中力を持って、1球ごとに意識を明確にして投げて行く必要があるだろう。

期待している投手だけに、失望感は拭えないのだが、まだまだ大卒ルーキーと同じ歳の若い投手。こうした苦い経験をただ打たれたというものではなく、糧にして欲しいと願う。

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キジ

とうとう球団ワーストの開幕6連敗に並んでしまった。昨日の投稿に書いた通り、1959年を始め過去4度あった開幕6連敗。不名誉な新記録樹立は阻止できるか。

既に開幕8試合未勝利というのはワーストを更新しているが、こうした中で開幕時には「7番手」だった阪口をマウンドに送ることになった。なかなか簡単には行かないと思うが、阪口としては平良の故障により巡って来た偶発的なチャンス。思いの外早く1軍でチャンスをもらうことになったので、思い切り投げて欲しいと思う。紅白戦に先発し、気負い過ぎて結果が出なかった経験を生かして、脱力の投球を見せてもらいたい。

Twitterでは外国人選手の入国遅れや戦力の編成などで球団代表を非難するツイートが多く見られるが、彼らも不手際についてはキャンプ初日で選手たちに伝えている。ここについて代表が謝り続けることは、日本人の選手では勝てないことを認めることになる。実際、結果としてそうなっているので、彼らも否定はできないだろうが、三浦監督以下、何とかチーム一丸でそれをカバーしようと必死にやっている。

プロなので結果が出なければ叩かれる部分はあるのだろうが、今は誰が悪いということを言っても意味がなく、団結して苦境を乗り切るしかない。まだ135試合もある。状況は違えど、2019年は4月に10連敗しながら優勝争いもしている。シーズンが終わった時に、外国人選手の合流遅れが低迷の原因とはっきりした段階で取るべき責任を取ればいいと思う。その時は、当ブログでも容赦なく書くつもりだ。

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