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ガゼルマンが3回無失点 小深田がタイムリー放つ

03/09 東北楽天3-2横浜DeNA(静岡草薙)

先発のガゼルマンは2回に連打でピンチを招いたが、落ち着いて後続を断った。3回を42球で無失点に抑え、開幕ローテーション入りをアピール。宮國、三嶋は外野の守備にも影響され、失点を喫した。抑え込まれていた打線は8回に小深田のタイムリーなど4連打。さらに林がタイムリー内野安打で2点を返した。

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ポジ [Good]

追い付くことはできなかったが、こういうのを待っていたんだよ!という8回だった。ルーキーの小孫が3イニング目に入ったところ、1アウトから楠本がライトへ二塁打。続く小深田が高めのカーブをセンター前に弾き返し、待望の1軍オープン戦初ヒットがタイムリーとなった。

さらに、山本と森もヒットで続き、4連打で1点を返してなおも1アウト満塁。柴田は三振に倒れたが、林が粘って最後は投手のグラブを弾く、執念のタイムリー内野安打。アウトサイド低めにまとめられたが、ファウルで粘ってヒットにしたことは評価されると思う。

ここ数日ずっと書いていたことだが、スタメン出場した主力が下がった後の攻撃があまりにも寂しかったが、小深田や森、林といった若手にヒットが出て、オープン戦は打撃好調の山本にもヒットが出た8回の攻撃は、非常に良かったと思う。

先発のガゼルマンは、ボールに力もあったし、動くボールを上手く使えていたと思う。連打を許す場面もあったが、低めにコントロールできていて、冷静に後続を断った。完璧すぎる投球よりも、実戦で点を与えない投球をしてくれる方が開幕までの期待値も上がる。次回は5回をメドに投げると思うが、開幕ローテーション入りを大きくアピールした。

7回に橋本が招いたピンチで登板した石川は、横浜高の先輩である渡辺佳と対戦。アウトサイドのカットボールで三振を奪い、ピンチを断つ好リリーフを見せた。田中健が肉離れで離脱しており、リリーフ左腕としては石川に大きな期待がかかる。8回は森原がピンチを招きながら無失点で切り抜けた。

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ヤジ [Bad]

ボール先行が前回の課題だった宮國は、浅いカウントから甘いボールを打たれてピンチを招いた。2アウト1、3塁からスライダーを拾った小深田の打球は、センターの蝦名が前進してダイビングも及ばなかった。難しい当たりなのは承知だが、蝦名の脚力があれば捕って欲しい打球でもあった。桑原だったら、という言葉が出てしまうのも、蝦名にとっては悔しいことだろう。さらに守備力を磨いてもらいたい。

三嶋も実戦では初失点。この日はコントロールが甘かったかなという印象。ギッテンスに捉えられたライトへの強烈なライナーは、非常に難しい打球。切れて行く打球に合わせられず、楠本が逸らしてしまい、タイムリー三塁打となった。これも守備の良い外野手なら捕れていたのでは、と思ってしまう当たり。レギュラーを狙って行く上で、守備力も向上させて行きたいところだ。

橋本は回跨ぎでの登板となったが、3四球とコントロールに課題を残した。楽天の走塁ミスや石川のリリーフに救われて無失点ではあったが、コントロールの精度をもう少し上げたい。

打線は、ルーキーの荘司に対して5回途中まで2安打。四球でチャンスはもらったが生かせなかった。力強い速球に負けてしまった形。3回にアンバギーが高めのカットボールを捉えたが、逆風で戻されてレフトフライ。これにはアンバギーも苦笑いしていたが、ハマスタでフォローの風だったら、あるいはスタンドインかという打球だった。

アンラッキーな面もあったが、交流戦で対戦する可能性もあるので、この日に対戦して感じたことを生かし、次の対戦で攻略できるようにして欲しいと思う。

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キジ [Other]

夜のWBC初戦とのダブルヘッダー観戦となり、今回は両方の記事をアップしているので、多少ベイスターズの内容が薄いことはご容赦を。

ここまでオープン戦7試合を終えて、打率は.204と低調。打線は水物と言うし、今打ちまくっても開幕までに落ちてしまっては全くの無意味。ただ、レギュラーや開幕1軍を争う選手はそんなことは言っていられない。

一方で投手陣は、先発候補の投手が結果を出し、勝ちパターンのリリーフも盤石。大貫やウェンデルケンの故障は痛いが、他の投手で何とか凌いで行けそうな感触ではある。

若手では林が連日、キラリと光る働きを見せており、オープン戦で最もアピールしている選手だろう。この日はセンターの守備にも就き、使い勝手の良い選手としてまずは1軍ベンチ入りが見えて来た。

森も京田加入の刺激も受けつつ、着実に成長を見せ、結果も残している。この日、小深田がタイムリーヒットを放った。上甲も山崎とバッテリーを組み、ヒットは出なかったが9回に先頭打者で四球を選ぶことができた。

11日からハマスタで中日との2連戦。小深田と上甲は引き続き1軍のオープン戦に帯同することが発表された。桑原がこのタイミングで1軍に戻って来る。7、8日のファームでは走攻守で元気な姿を見せており、開幕に向けてここから上げて行けば十分だろう。代わって知野がファームへ合流する。残念ながらオープン戦はノーヒットという結果で、やむを得ないだろう。

投手では橋本がファームに合流する。2連戦になるし、先発投手がある程度のイニングを投げることを考えれば、1軍のオープン戦では登板機会の確保が難しい。教育リーグで内容が伴えば来週末の福岡遠征への帯同も狙えるので、次回の登板で結果を残して欲しい。

10日はファームの教育リーグが行われるので、昼間はそちらに注目し、夜は最初のヤマである韓国戦に集中したいと思う。

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