横浜DeNAベイスターズは2月28日、横浜スタジアムでWBCオーストラリア代表と練習試合を行った。2026年最初のハマスタでの試合は、入江と石田裕がそれぞれ4イニングを無失点に抑える好投を見せ、完封リレーを飾った。打線は、ヒュンメルと宮崎のタイムリーで2点を挙げた。
開幕ローテ候補が好投
先発は入江。ストレートのスピードはかなり控えめだったが、フォークをコンビネーション良く仕えたかなと思う。この日はナックルカーブを多投しており、そこに課題を持っていたのかなと感じた。緩急を使えたので打者も的を絞れず、ストレートに押されていた。先発投手として、まずまずの内容と結果を残せたと思う。オープン戦で5回、6回と投げて開幕ローテーションを勝ち取れるか。
2番手のマルセリーノは、ヒットを1本打たれたが、三振を2つ奪った。外国人枠を争っているので、ここからオープン戦で結果を出し続けなければならない立場だが、オフのウィンターリーグから良い形で投げられているのではないか。
3番手で石田裕が登板し、最後まで4イニングを投げた。ナチュラルにシュート回転するストレートとシンカーのイメージが強いが、右打者のアウトサイド低めにスイーパーを決めることができていた。ボールの出所が他の投手とは異なるため、初見で合わせるのは難しいだろう。加えてボールを左右に動かしてくるので、難しい投手になっている。
オーストラリアは13三振を喫しており、落ちるボールにバットが止まらない感じだったが、石田裕も6奪三振と、2025年に見せた奪三振能力の高さを改めて示した。開幕までに各球種の精度が上がって来ればローテーション投手として十分期待できる。あとは年間を通してコンディションを維持できるかだが、それも経験が必要なことなので、2026年はそこにチャレンジして欲しい。
NPB球が飛ばない影響も?
WBCで使用するボールと、NPBのボールは大きさや素材が異なる。NPBの投手がこの試合だけのためにWBC球に合わせることはないと思うので、おそらくオーストラリアの攻撃ではベイスターズの投手がNPB球を使い、ベイスターズの攻撃ではオーストラリアの投手がWBC球を使ったのだと思う。他の練習試合でも同様の運用かと思う。
WBC球の方が飛ぶとされているので、オーストラリアの打者としては飛ばないNPB球の影響も受けたとは思う。それでも3安打とベイスターズの投手に苦戦した。WBC本戦では捉えることができればもう少し飛距離は出るだろうが、落ちるボールを巧みに使いこなす日本の投手を打つのは難しいと思う。
ベイスターズは、打者がWBC球を打つことになったと思うが、長打は蝦名の二塁打のみ。4回以降はノーヒットで、若手と控え選手が中心の試合ではあったが寂しい内容だった。
その中で、宮崎が2026年初の実戦で、きっちりとセンターの前に落としてタイムリー。まだ調整途上とは思うが、さすがの技術力。
左腕相手に右打席へ入ったヒュンメルも、強いゴロでセンター前へのタイムリー。開幕まで1か月を切り、このあたりが徐々に上がって来るか。
ルーキー小田は2番サードでフル出場。ヒットは出なかったが、捉えた当たりもあったし、打席の雰囲気があった。守備でもサードで難しいバウンドに合わせていた。送球は逸れたが三森がカバーしてくれた。
サードには宮崎も筒香もいるので、なかなか出番としては難しいが、将来も見越すとファースト、DH専用ではなくサードも守れる守備力があれば、チームとしてもオプションが増えるし、本人の出番も広がって来るだろう。
この日に結果を出せなかった若手選手には今後のオープン戦での奮起に期待したい。
2026年のハマスタとその周辺
この日はテレビ中継はなかったが、ニコ生やU-NEXTでの配信があった。先週の時点では天気予報が悪かったため、中継での観戦にしようかと思っていた。ハマスタで行われるにも関わらずベイチケではなくチケットぴあでの販売で、座席も指定できず。また、練習試合ながら価格も席によってはオープン戦よりも高いくらい。
雨が降る寒い中、この価格で観戦はキツいなと思っていたが、予報がどんどん良くなり、前日の時点では晴れてかなり暖かくなる予報。ぴあでは1枚だとなかなか通路側は出てこなかったが、前日夜のタイミングで通路側が割り当てられたため、参戦を決断した。
3月8日のWBC本戦のオーストラリア戦は東京ドームで現地観戦する予定になっており、オーストラリアのメンバーを見ておきたいというのもあった。毎年、年度最初のオープン戦はなるべく行っているが、今回はそれよりも前に練習試合が入った。3月3日の予報も現時点でかなり悪いので、この練習試合で2026年初ハマスタに行っておいて正解なのかも知れない。
あくまでも練習試合で、オープン戦とは違うということなのか、宣伝活動も弱いし、チケットの売り方も前述の通り、やや強気の価格かつ買いづらい(ウイングは500円予定も結局売り出されず)ということで、土曜で晴れた暖かい日にも関わらず客入りは悪かった。曲がりなりにもWBCのオーストラリア代表が相手ということで制約があったのかも知れないし、興行的には問題ないのかも知れないが、ベイスターズらしくない下手な運営だったと思う。
2月で油断してBAY SIDEを取ってしまったが、日が当たる席は暖かいを通り越して暑かった。日焼けのことも何もケアしていなかったが、終始紫外線を浴びる結果となった。寒くて震えるよりは良いのかも知れないが。前日の天気予報ではかなり強い北風が吹く予報だったが、それも夕方にズレ込み、試合中はほとんど風もなかった。

メンバー表の交換をする相川監督とスタメン。この日ゲーム参加となった小田が2番サードに入り、宮崎はDHだが2026年最初の実戦。ビシエドも合流してスタメン出場した。

試合開始時の客入り。内野はバックネット裏、両サイドは前方と後方に分かれて販売されていた。座席を指定させず、主催者側が客を入れたい席だけが割り当てられる方式。警備員の配置や清掃作業などコストもあるので、客を入れる座席を絞りたい意図は理解できる。

先発の入江。ファーストにはビシエド、サードには小田が入っている。

この日が2026年最初の実戦となった宮崎。2打席目で詰まりながらセンターの前に落とすタイムリーを放った。

初回にタイムリーを放った右打席のヒュンメル。応援団のコールは「クーパー」だった。

ハマスタで初出場となったドラフト1位ルーキーの小田。

梶原のファーストゴロで、投手のベースカバーが遅れて内野安打となった。しかし、その後牽制で誘い出される形となった。

3番手で好投した石田裕。ほぼ完璧な投球だったと思う。

9回表の時点でベイスターズが2-0とリードしていたが、9回裏まで行われた。試合終了後、両チームが整列し、挨拶。

試合としてはロースコアで、投手の良さが目立った。試合時間も2時間40分程度で短めだった。
2026年初のハマスタということで、球場内外の様子をお届け。

球団のアンバサダーに就任した三浦前監督の手形。ハマスタのコンコース、BAYディスカバリーへ上がるエレベーターの入り口の両脇に飾られている。

石井琢朗氏のほか、村田修一二軍監督などの手形もあった。

2026年に新設されたプレミアムシート。試合終了後に座ってみたが、クッション付きの柔らかいシートで、前の座席とのピッチも広い。前の席とはかなり価格差はあるが、たまには座ってみても良いかも。
アルファベットの列(旧FA、FB)は、列ごとの段差が少なく、座席の前後のピッチもかなり狭い。個人的に身長が高いため、足が収まらないのと座高も高いので後ろの人に迷惑がかかるので座らないようにしているのだが、この席ならピッチも広く後ろも気にならないので良いと思った。

試合終了後にファンサをするDB.スターマン

3月19日にBASEGATE横浜関内がオープンするが、歩道橋はまだ工事が続いていた。

レフトスタンド裏の回遊デッキと接続している。歩道橋の幅はこんな感じ。

スコアボード裏。2027年からリニューアルされるので、もう工事が始まっているのかとおもったが、ほぼ変化なし。新しいスコアボードの骨組みのようにも見えるが、前からあったものなのか?

TOKYO 2020 オリンピックの会場だったので初ではないが、それ以来にオーストラリアの国旗がここに掲げられた。

旧市役所側からハマスタに接している面は、スタジアム横バル街となっていて、食事処が並んでいた。

市庁舎の建物を利用した星野リゾートのホテルは、OMO7。手前がスタジアム横バル街がある建物で、関内駅南口からハマスタへの横断歩道横には、TRATTORIAのカフェがある。

オープン間近のBASEGATE横浜関内。関内駅南口を出た正面がこの景色になる。THE LIVEの看板の上にはBAYSTORE Flagship YOKOHAMAが入っている。黄、白、茶の玉のようなものが見えるのは、マスコットのぬいぐるみ。

2025年12月30日で閉店したセルテ。この一帯は、あと2棟の高層ビルに変わる予定だが、まだ解体工事は始まっていなかった。

デイリーヤマザキがあった場所は看板も完全になくなっていた。文明堂は看板が残っている。この左手にある焼き鳥で有名な秋吉も閉店しており、近くの場所に移転の予定となっている。
BASEGATE横浜関内は間もなくオープンするが、関内駅のまわりはまだまだ姿を変えて行きそうだ。

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