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ベイスターズ2026年の期待と展望 先発投手編

横浜DeNAベイスターズの選手ごとに2026年の期待や展望を独断で書いて行くシリーズ。今回は先発投手編。2025年は東が14勝で2度目の最多勝を獲得し、ジャクソンとケイがローテーションの軸を担ったが、ジャクソンとケイの退団でどうなるのか注目ポイントとなる。

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はじめに

例年1月は話題も少なく投稿が途絶えがち。2025年も1月は4回しかブログを書いていない。無理に書く必要もないし、たまっていたゲームを楽しんでいる最中ではあるのだが、春季キャンプに向けて盛り上げて行けないだろうかということで、この企画。

オフになった時点で全選手に対してレビューを書こうと思ったのだが、普段毎試合終わったことに対してレビューしていて、また終わったシーズンについて書くのもということでためらった。新シーズンを前に今年どんな期待をするのか、どんなシーズンになるか展望を書くことにする。

1記事1選手だととんでもない分量になるので、先発投手、リリーフ、捕手、内野手、外野手の5回に分けたいと思う。そして、81名の選手がいるので、全員を書くのは時間的に難しいため、管理人の独断で各回書きたい選手だけ書くことにさせていただく。

キャンプイン前の読み物として、軽い気持ちで楽しんでもらえたら良いと思う。

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デュプランティエ

2026年の補強の成否はこの投手にかかっているだろう。ケイがMLBに復帰し、ジャクソンはロッテへ移籍した。ローテーションの三本柱のうち二人が一気に抜けるという事態。新外国人選手が当たればカバーできるがリスクは高い。そうした中で、阪神で4月から6月までは素晴らしいパフォーマンスを見せたデュプランティエに対し、4倍増となる300万ドルを提示し「強奪」した。

獲得が正式発表されたニュースの記事でも書いたが、その4月から6月のパフォーマンスを見せられるのだとしたら絶大な戦力となり、十分に元が取れる。一方で、それを通年で持続できるのかは大きな課題となる。日本シリーズでは2回途中7失点という投球だった。まずは2月の春季キャンプで良い時期のボールが戻っているかどうかが重要。

デュプランティエの武器は、奪三振能力。規定投球回数に未達だが、11.22という高い数字を誇った。現状のボールだと長打が出にくくなっているが、甲子園とハマスタでは広さが全然違う。バットに当てられればそれだけヒットや長打を打たれる可能性が出てくるわけで、三振に取ってしまえば確実にアウトが取れる。

ただ、三振を狙い過ぎると球数が嵩んでしまうし、カウント球が甘くなって狙われがち。バウアーもそこで失敗していた。15試合全て先発で90.1イニングを投げており、1試合平均で6イニングは投げる計算になる。だが、年間を通してパフォーマンスを維持してもらうためにも、90球前後で代えるような起用で良いと思う。阪神に比べるとリリーフは弱いが、先発としてゲームを作ることに集中してもらった方がよさそうだ。

デュプランティエが2026年、どんな数字を残すか。ベイスターズファンはもちろん、他の野球ファンも注目することになるだろう。

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東克樹

3年連続での2桁勝利をマークし、14勝は2023年に続いて2度目の最多勝となった。ベイスターズになってから3年連続での2桁勝利を挙げたのは、他に野村弘樹氏もいるが、最多勝を2度含む43勝となると、遠藤一彦氏以来のレベル。押しも押されもしないエースと言っていい。

それだけに東が4年連続2桁勝利をクリアしてチームを引っ張るのは、もはや前提事項。そこが崩れるとチームは一気に破綻する。だが、もともと左肘のトミージョン手術を受けた投手であり、この3年のフル回転が彼の体にどのような影響を及ぼしているのかは気になるところ。

2025年は、飽くなき向上心からフォームを改造。しかし、オープン戦でしっくり来ないことから元のフォームに戻した。再現性の高い左腕なので、開幕直前にフォームを再変更しても大きく崩れることなく結果を残した。

そうした試行錯誤で自分のフォーム、ボールはこうあるべきというのは、以前よりも見えてきているものと思う。30歳を迎え、ここからは年齢との戦いにもなってくる。

3年連続で結果を出し自他ともに認めるエース。次はチームをリーグ優勝へ導く真のエースへ。

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竹田祐

金丸を抽選で外した後とは言え、竹田の1位指名には否定的な声が多かった。2位で指名された篠木の方が1位指名候補と事前に言われていた。実際、篠木は開幕一軍を手にしたが、竹田はローテーション争いに残れず、二軍での登板に回った。

その後、足に打球が当たるアクシデントもあって完全に出遅れ、復帰後もストレートが140キロそこそこしか出ず、不振に陥った。これがドラフト1位?という声もあったが、7月に本来の投球を取り戻し、フレッシュオールスターに出場。8月16日に一軍デビューを初勝利で飾ると、4勝1敗の好成績を収めた。

2年目の2026年は、ローテーションに入ることが期待されるし、計算している部分もあるだろう。驚くようなボールはないが、コントロールが良く実戦で真価を発揮するタイプ。とは言え、やはり球威のあるストレートがあった上でのコンビネーション。ルーキーイヤーに苦労した部分をしっかりと生かし、2026年は開幕ローテーションに入れるように順調なキャンプを送りたい。

現時点でも総合力は高いが、ストレートを打者のインサイドにきっちりコントロールできるようにすることと、スライダーを中心とした変化球の精度。150キロオーバーのストレートがあるに越したことはないが、竹田のタイプであれば無理にMAXの球速を伸ばす必要はないと思う。100球に達しても平均で150キロ近いボールが投げられれば十分。2年目の飛躍に期待したい。

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大貫晋一

2025年は好投しても援護に恵まれない試合も多く、初勝利が5月30日とかなり苦労した。6月21日には、マダックスまであと一歩という完封勝利も挙げたが、オールスターまで防御率3.06ながら2勝6敗。オールスター明けに肩の違和感で登板を回避すると、結果的に手術を受けるに至った。

先発を任せればある程度ゲームを作ってくれる貴重な存在。2020年から3年連続で勝ち頭、2度の2桁勝利はあるが、規定投球回数には一度も達していない。年間を通してローテーションを守り抜くという部分に課題が残る。

2026年は右肩のクリーニング手術の影響もあり、開幕に間に合うかどうかは微妙。ローテーションの顔ぶれが大きく変わらざるを得ないチームの中で、一時的にでも高いレベルでイニングを消化してくれる投手の存在は大きい。2026年に関しては年間を通しての活躍は難しいにせよ、万全で戻ってきてしっかりとローテーションを支えてもらいたい。

ここから15勝6敗というような爆発的な成績を残すことは難しいとは思うが、いざという時に支えになる経験豊富な投手は貴重。ベイスターズはこのあたりの投手をあっさり手放してしまう傾向があるので、そこはよく考えてもらいたい。

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小園健太

2025年は開幕ローテーション争いに敗れ、二軍での登板が続いた。イースタンリーグでは結果を残し、いつ呼ばれても良い状況で待ち続けた。7月3日にようやく一軍での登板機会を与えられ、待望のプロ初勝利を挙げた。しかし、初回に3点を奪われ、打線の援護で勝たせてもらった試合だった。

その後は右肩の状態が万全ではなく、なかなか投げられなかった。2026年も春季キャンプは嘉手納からスタートし、肩の状態を確認しながらのシーズンとなる。高卒5年目で、同期の深沢もトミージョン手術から復帰してローテーション争いに名乗りを上げる。そして、大卒ルーキーの島田は同年代。プロで4年やってきた投手として負けられない。

まずは肩の状態を万全にして、2025年の投球からさらに進化が必要。竹田と同様だが、150キロ超のストレートを投げるタイプではないので、それぞれのボールの精度を上げ、狙ったコンビネーションでしっかりとピッチングを組み立てられるようにしたい。

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藤浪晋太郎

2025年は、マリナーズとマイナー契約を結び、6月までにAAAで21試合に登板。全てリリーフで防御率5.79、18.2イニングで26四球と制球難が続いていた。2024年もMLBでの登板はなく、6月17日にマリナーズからリリースされた後、日本への復帰を決断した。

阪神からのオファーはなく、リーグ優勝に向けて補強したいDeNAと合意に至った。二軍での調整を経て、一軍では8月17日に先発として登板。5回1失点で勝ち投手の権利は持っていたが、後続が同点とされた。8月31日にハマスタでの中日戦で1073日ぶりとなるNPBで勝利を挙げた。

その後2試合に先発して勝ち負け付かず。チーム事情で最後の2試合はリリーフに回ったがいずれも失点した。CSではリリーフ要員として待機するも、登板はなかった。

2026年については先発として180イニングを目標に挙げている。リリーフのショートイニングなら球威で押すこともできるが、コントロールも考慮すると1点も与えられない場面で登板するのは難しいように思う。

それよりも長いイニングを投げられる能力を生かした方がチームのためにもなる。ジャクソン、ケイ、バウアーで投げた439.1という莫大なイニングを通年で埋めていくには、年間を通して投げた経験のある投手は必要となる。

DOCKを中心としたDeNAが誇る設備と動作解析で、MLBでも難しかった藤浪のコントロールを安定させられるか。個人的にはコントロールを完璧にする必要はないし、荒れ球の読みにくさや恐怖感は武器にもなるのだから、無理に直す必要はないと思う。問題は四球を出してしまったことで焦ったりすること。四球の4、5個は出しても6回を2点くらいでまとめる投球ができれば良いと思う。

悪い時に全く投球にならないほど崩れてしまう、その部分について自分なりの修正ポイントを持っておければベストだが、そう簡単ではないだろう。藤浪がどれくらいのイニングを投げてくれるのか、2026年のベイスターズではポイントになって来る。

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片山皓心

入江、牧と同世代のオールドルーキー。桐蔭横浜大時代から注目されており、社会人のHondaに進んでさらに進化。社会人1年目の時点では解禁年でのドラフト指名は間違いないと見られていた。しかし、そこから2度の手術を受けるなどケガに泣かされた。

社会人5年を経てようやく掴んだプロの舞台。片山は、50歳まで現役を続けた山本昌を理想としており、息の長い投手を目指す。しかし、年代的にはチームの中心になるべき存在で、ルーキーイヤーからローテーション争いに加わっていきたいところ。

スピードガン表示では140キロ台前半でも、いわゆるキレのあるストレートで差し込む。コントロール良く決まる鋭い変化球とのコンビネーションでゲームを作り、勝てる先発投手。タイプ的には近いものがある東がすぐ近くにいるので参考にしつつ、プロの世界で片山という投手をしっかりと築き上げて欲しい。

開幕ローテーションに入れれば理想的だが、先発投手が確立し切れていないチーム事情からチャンスはかなりあると思う。まずはケガなくルーキーイヤーでプロのレベルを体験し、成長してもらいたい。

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石田裕太郎

ルーキーイヤーに彗星のごとく現れ4連勝。2年目の飛躍を期待された2025年は、開幕ローテーション争いで残れず、リリーフとして開幕一軍のブルペンに入った。ロングリリーフという不慣れなポジションで経験を積んだ。5月22日に完封勝利を挙げたが、その後は打線との噛み合わせも悪く、13試合の先発で3勝5敗に終わった。

しかし、8試合のリリーフで経験したことも大きく、90.2イニングで94三振と奪三振率は9.33をマークした。特に見逃し三振を奪った数はリーグトップだった。左打者のインサイドからナチュラルにシュートする速球はかなり手ごたえを得たはずだ。

独特のフォームから繰り出されるシンカーも空振りを取れていた。他にあまりいないタイプの投手だが、今後は打者も頭に入れて来る。研究されてもそれを上回って行かなければ活躍し続けられない。石田裕の3年目は将来に向けて勝負の年となるだろう。

2025年は先発から漏れてリリーフを務める場面もあったが、2026年は先発ローテーションの中心として期待もかかる。キャンプを順調に過ごし、開幕ローテーションを手に入れてもらいたい。個人的にも退団した外国人投手たちの分は石田裕が担って欲しいと期待している。年間を通してローテーションを守れば、奪三振でも良い位置に行ける可能性があると思う。

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平良拳太郎

毎年、1年間体が無事ならどれだけの成績を残すのかと言われながら、必ず複数回の故障で離脱している平良。ベイスターズへ移籍後、最多は2020年の83.1イニングで、勝利も2018、2019年の5勝が最多。2025年も例に漏れず、離脱を繰り返した。

30歳を迎え、いつまでもこの状況では選手生命にも関わる。本人としても2025年は新たなトレーニングも取り入れ、少しずつ手応えも得ている様子。体調が万全であれば安定してゲームを作れる投手だけに、年間を通してコンディションを整えることが全て。

リリーフで活躍した投手だったが、同じサイドスローの藤岡コーチが就任したので、体の使い方や回復についてヒントを得て改善できれば。毎年のことだが、1年間無事に一軍で過ごしてほしい。

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コックス

MLBのホワイトソックスへ移籍したケイに代わる先発左腕として獲得。ケイが来日した時と同じような形で、マイナーでは徐々に先発の機会がなくなりリリーフでの登板が続いていた。なかなかMLBに定着できておらず、NPBで先発としてのキャリアを再構築したいと考えているのかも知れない。

ケイよりはスピードではかなり劣るが、コントロールは良さそうに見えた。このあたりは実際に日本のマウンド、ボール、ストライクゾーンで投げてみないと分からない部分がある。春季キャンプのブルペンで確認し、実戦でどういう投球ができるか。

ケイよりやや下のランクという印象はぬぐえないので、最初から開幕ローテーションを計算するのは酷かも知れない。ケイも日本で成長した部分があるので、コックスも同様にブラッシュアップしてローテーションに食い込んできてくれればと期待したい。

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先発投手の展望

【ローテ当確・期待】

デュプランティエ
石田裕
竹田
平良
【6枠目争い】
大貫
コックス
藤浪
【期待の若手】
片山
篠木
小園
深沢
【復帰目指す】
石田健

まず東はエースとして2026年も開幕投手を期待したい。そして、デュプランティエも順調に調整が進めば開幕ローテーションを任せることになるだろう。2025年は開幕ローテーションから漏れてリリーフも務めた石田裕だが、枠が空いたこともあり十分に入ってくる力はあると思う。

2025年に4勝を挙げた竹田には、2年目でローテーションへの定着が期待される。平良も体が無事であれば当然ローテーションに入ってくる力はある。ケガがない前提で、ここまで5人が想定されるところ。

6人目としては大貫の安定感に期待したいが、肩の手術の影響で開幕に間に合うか微妙なところ。そうなると、新外国人投手のコックス次第になる。ケイも初年度はやや苦労したが、ローテーションの2巡目で加わり、少しずつNPBにアジャストし、成長して行った。ケイよりはワンランク落ちると想定しているが、オープン戦でどんな投球を見せるか。

途中入団から2年目を迎える藤浪は、先発投手としてローテーション入りを目指す。移籍した直後は力みの少ない投球を見せていたが、その後少し不安な点も見えた。実績から見れば完投能力もあって、年間を通してローテーションを守ってほしいところ。

片山もルーキーイヤーからローテーションを狙える実力はある。キャンプ、オープン戦でどれだけアピールできるか。篠木もルーキーイヤーはリリーフでスタートしたが、シーズン後半に二軍では先発に転向して光明が見えていた。小園、深沢は嘉手納から虎視眈々とチャンスを窺う。

FA宣言して残留となった石田健だが、2025年はケガに悩まされる1年となった。リリーフに左腕が少ないことから望む声もあるが、現状の投球スタイルから先発でないと厳しいかも知れない。まずは本来のボールが投げられるところまで戻したい。

ジャクソン、ケイに加え、4勝10敗ではあったが133.2イニングを投げたバウアーも退団し、先発ローテーションは計算が立たない。阪神に次ぐ先発防御率2.74をマークした2025年に対し、ここで大きく計算が狂うとリーグ優勝どころかCSさえ覚束なくなる。竹田、石田裕ら若手の台頭は欠かせない。

コメント

  1. bay9824 より:

    25年ケイの成績は球団史に残るものなので、一人では無理かな。可能性があるとすればフルシーズン投げるデュプランティエなんでしょうが半分から2/3が現実的なところか。
    東は200イニングが目標と聞いたが、そこを目指すから体も技術も高まるのでしょう。無事でシーズン過ごして欲しいですね。
    東と並ぶエースと期待するのが石田裕です。昨年の先発13試合のスタッツはちょっと凄いです。普通なら防御率1点台のはずですか、ランナー出してからの投球に課題がある。集中打での複数失点をよく見ましたね。ここが多少改善されれば驚く成績となるはずです。

    東・石田裕・竹田・デュプランティエ・コックスで100試合(弱)。残りを大貫・平良・藤浪の実績組と1軍で結果を残せると判断された若手で。

    と、夢見ています。

    • Rocky より:

      開幕前には先発の駒がかなり揃ったかなと思っても、シーズン中盤には足りなくなっているのはいつものことです。
      デュプランティエ、東がきっちり投げてくれることと、いい加減に若い先発の柱を作らないといけませんね。石田裕は期待していますが、打たれ始めた時に躱す上手さが出てくれば。

      • ゆきや より:

        デュプランティエは1年間無理かも
        あと助っ人は2人先発だけど1年目のジャクソン、ケイみたいにとりあえずローテを投げるくらいかも。

        あと東 竹田 石田の3人
        助っ人は3人先発で行くかな?極端に悪くなければ
        あとは平良と大貫を谷間に使うだろうと。

        結局 小園、深沢はあまり使ってもらえないような
        育つのかな?

        篠木
        若松
        ルーキーの片山、島田は中継ぎで使えるくらいかな

        竹田はコントロール良いけど球に力がやや劣るから相手が慣れると、またスタミナが心配。
        石田ももう2段はレベルを上げないと普通のままかも

        東は酷使が心配

        • Rocky より:

          コックスは先発でしょうが、レイノルズは来てみないと分からないと思います。また、片山は明らかに先発タイプだと思いますね。
          小園と深沢は使ってもらう以前に、ケガしていますよね。2026年は同年代の大卒も入って来るので勝負になるかと。
          本文にも書きましたが、石田裕の奪三振能力はリーグでも有数のレベル。現状で普通とは思わないですし、2段も上がればエースでしょう。

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