YDB 10th ANNIVERSARY GAMEとして、石川雄洋氏の引退セレモニーが予定されていた20日の中日戦は、前日に続いて雨天中止となった。今永が今季初登板を予定していた盛りだくさんの試合は、例年よりも早く訪れた雨の季節により流れた。石川雄洋氏の引退セレモニーは、別日の振替を検討する予定。
2021年は、全試合が連盟管理節
今年度の選手権試合は全試合を連盟管理節とする。
NPB新型コロナウィルス感染予防ガイドライン(有観客試合)(https://npb.jp/npb/guideline_for_2021seasongames.pdf) 112ページ
通常は、雨天などによる試合挙行の可否は、試合開始前までは主催球団、試合開始後は審判が判断する。連盟管理節は、試合開始前までの可否を連盟つまりNPBが行うというもの。2019年以前は、シーズンの終盤で採用され、残り試合を消化できるように当該球団の利益に影響されず連盟が判断して開催していくもの。コロナ禍により、昨年から全試合が連盟管理節となっている。
したがって、19日は夜は雨が止む予報で実際に19時には止んでいたのに中止にしてしまったこと、この試合は明らかに予報が悪いのに開門時間になっても中止の決断がされなかった不手際は、横浜DeNAベイスターズではなく、NPBに責任がある。実際、中止を判断するのに主催球団との協議が入るのか、天気などの情報は主催球団が提供するのかなど詳細を知る由もないが、責任はNPBにある。
17:10から石川雄洋氏の引退セレモニーが予定されていたので、多くのファンがそれに間に合うようにハマスタへ着きたかったはずだ。管理人もその一人。仕事上の都合も付いているので、前日時点で天気予報の悪さに諦めつつも、有休はそのまま消化。当日の天気予報を見ても17時過ぎには3mm~5mmのやや強い雨が予報されていたので、ハマスタへは出発せずに状況を見ていた。
セレモニーに間に合うよう、余裕をもって到着するには、1時間前には家を出たいというところだったが、16時になっても中止は発表されず、開門の見合わせだけが発表された。もちろん、今永が先発する試合も注目点ではあるが、この日のメインはやはり試合前の石川雄洋引退セレモニー。中止になるかどうか待っていたら間に合わない。
NPBとしては試合の始まる1時間以上前に決めたから問題ないと思っているだろうけど、ベイスターズが行うイベントを知ってのことなのか、知らないのか、それにしても「判断が遅い!」と鱗滝さんじゃないがそう言いたくなるようなタイミング。夜は止むのではないかという予報だった前日よりも遅い決断に至る理由が分からない。セレモニーがあると知っていたからなのであれば、なおさら中途半端にして欲しくなかった。
帰りに市営地下鉄の関内駅の改札前を通った時、年配の3人組が別のベイスターズファンに今日中止になりましたよと教えられてガッカリしていた。平時ならまだしもコロナ禍。試合が行われると思って球場を向かえば人流が生まれる。JR京浜東北線も17時前とは思えない混雑だった。NPBはそういうことも含めた総合的判断をきっちりすべきだろう。
BAYSTORE HOMEには長い入場列が
ハマスタまで来てしまったし、石川雄洋氏の引退関連のグッズを買って行こうと考える人も多く、中止決定後のBAYSTORE HOMEには、入場制限により、入場を待つ長い列がSTAR SIDEのスロープ方向へできていた。
同時に関内駅南口から入ったところのチケットカウンターでは払い戻しの列も出来ていた。BAYSTORE GAIYAもHOMEほどではないが、やはり列ができていた。
試合前にメインイベントがあるということで、平日の夕方でこの悪天候にも関わらず多くの人が集まっていた。それだけ石川雄洋氏へのファンの愛着が感じられた。別日でセレモニーを検討ということだが、6月1日からはノジマ相模原ライズに合流することになっている。交流戦9試合を6月6日に終えたあとは、ハマスタでの試合は8月31日まで組まれていない。
夏以降の状況はまだ全く見えないが、当初考えていた通り「なるべく多くの人が集まれる状況で実施したい」という思いが、その日に繋がるかどうか。
ハマスタと関内駅の様子
球場到着前に中止が発表されてしまったが、もう近くまで来てしまったので、ハマスタまで足を延ばした。
この日は、中止になってしまったものの石川雄洋氏のユニフォームやTシャツを着たファンが多く目に付いた。個人的には、石川雄洋氏がモデルを務めた2014年のスターナイトのユニフォームを持参していたが、それを着てのセレモニー、試合の観戦はならなかった。
前にスターナイトの特集記事を書いたときもコメントしているが、このユニフォームがスターナイトの中では一番好き。一緒にいる3番の選手はノーコメントとするが、DeNAのキャプテンとしての最終年だったし、中心として一番輝いた年かも知れない。
10周年のイベントとしてさまざまな装飾もあった。Yデッキを一周して撮影した画像をいくつか紹介。
今永はスライドせず次回は未定
21日の神宮でのヤクルト戦は、ロメロの予告先発が発表された。今永はスライドせず、別日に向けて調整となる。
さすが今永というコメント。日本の四季を楽しませてもらった。例年よりだいぶ早いけどね。
前日の濵口も含めて、中止が続いたことによりローテが再編となる。21日も雨予報だが、何とか試合はできるレベルではないかと思う。ロメロが投げられれば、ちょっと予想は難しいがピープルズもそのまま行くんじゃないかと思う。23日は先週のマツダも雨で流している上茶谷を予定していたが、ここに濵口か今永が入る可能性もあるが、何となく今永はハマスタで投げさせたいという気持ちもある。左右のバランスも考えると濵口と今永は別のカードで投げた方がバランスは良さそうだ。
通常であれば25日の交流戦開幕戦は大貫になるが、状態が良くないだけに少しずらすのではないかと予想。プレッシャーはかけたくないが、23日が濵口なら、今永がここで復帰ということもありうるかと思う。
試合がかなり飛び飛びになっているので、状態の良い投手だけで回して行きたいというのが普通の考え方。とすると大貫には時間を与えて調整ということができる。どう考えるか、週末以降の起用に注目したい。
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