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9回目のスターナイトは異例 過去の想い出

今年もこのイベントがやって来る。2012年から9回目となる、YOKOHAMA STAR NIGHT 2020 Supported by 横浜銀行が9月8日から10日に開催される。9月、阪神戦、さらに新型コロナウィルスの影響で5,000人の観客と異例尽くしで行われる今年は、どんな夜になるのだろうか。

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いつもと違う星空の夜~心をひとつに

心が躍る夜がある。
一年に一度、みんなが待ち望む夏の夜の宴。

目を閉じれば蘇る数々の思い出。
歓喜の瞬間、屈辱の時間。
同志と一緒だから笑いあえた、乗り越えられた。

でも、いつも隣にあった仲間の笑顔はそこにない。
今ひとりでいつもの場所に立つ。
変わってしまった風景。それでも変わらない心がある。

例えそれぞれの間に距離があっても、心をひとつに。
同じ青を身に纏い、近くから遠くから、気持ちを届ける。

一人ひとりが星のように輝ける日。
いつだって元気をもらえる。どんなに苦しい時であっても。

きっとまた、一番美しい青が見られる場所が、戻ると信じて。

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過去のスターナイト結果

年度開始相手勝敗スコア観衆時間
20128318:00読売1-422,7583:38
20128418:00読売2-923,4653:17
20128518:00読売1-219,8833:01
20138218:00中日2-429,0953:07
20138318:02中日7-825,0393:54
20138418:01中日10-1230,0393:45
20148818:02ヤクルト3-1229,6123:31
20148918:01ヤクルト5-429,6914:00
201481019:21ヤクルト6-329,5523:10
201581818:01ヤクルト3-128,9663:01
201581918:00ヤクルト3-828,9623:36
201582018:00ヤクルト2-128,9643:03
20168518:00中日3-428,9623:21
20168617:30中日6-428,9663:28
20168717:30中日4-128,9642:51
20178118:00中日中止
20178218:00中日4-428,9663:56
20178318:00中日4-328,9622:37
201873117:45読売0-628,9502:58
20188117:45読売1-728,9523:11
20188217:45読売2-328,9612:23
201973017:45ヤクルト6-232,1622:51
201973117:45ヤクルト4x-332,1493:08
20198117:45ヤクルト2-432,1543:12

昨年までで9勝13敗1分で勝率.391と、楽しい宴には至っていない。しかも読売戦で開催した場合は0勝6敗と最悪。広島戦と阪神戦はなく、今年初めて阪神戦で開催される。

横浜DeNAベイスターズ元年の2012年は、ユニフォーム配布がなかったこともあり、集客できなかった。まだあの頃は平日のナイターはガラガラだったし、昨今のような抽選で購入することになるとは夢にも思わなかった。今年の抽選はまた違った意味になっている。

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想い出の品プレイバック

ここからは、各年度に配布されたグッズ、ユニフォームを見て行く。過去8年全てのアイテムを持っている筆者の私物なので、見づらい点はご容赦を。

2012年

横浜DeNAベイスターズとなり、全額返金チケットなどが話題となったが、新たに始めた大きなイベントのプロジェクトがYOKOHAMA STAR NIGHTだった。年に一度、選手が中心に横浜の街を元気づけるというコンセプトで始まった。

2012年は、オリジナルユニフォームはなく、全員配布されたのが下記の応援ハリセン。

もう8年も前のものだから、キレイなままで持っている人も少なくなってきたんじゃないかな。この1枚だけは使わずに保存してある。

裏面は選手からのメッセージが入っていて、何種類かあった。いない人が多いけど、我らが元キャップの石川さんのメッセージがある。オンラインハマスタに荒波氏の代打で登場する小杉氏のメッセージも見える。

表面はキラカードのように光るようになっていて、ナイターの照明で輝くようになっている。蛇腹のようになっているので、ハリセンのように叩いて応援も出来るし、開くとスタンドが輝くようになっている。

しかし、上記のように初年度は読売に3タテを食らい、試合としては残念なものになってしまった。

2013年

2年目からスターナイトオリジナルユニフォームの選手着用と来場者配布が始まった。最初のスターナイトユニフォームがこちら。

星空をイメージしたユニフォームになっている。数年前にも復刻されたので、販売されているものは持っている人も多いかと思う。これは球場で配布されたもので、胸のYOKOHAMAなどのマークは、アイロンプリントでくっつけたような感じになっていて、洗うとはがれてしまいそうなもの。素材も今よりは少しゴワゴワした感じ。日本アパレル・ファッション産業協会と明記されている。

このユニフォームでの試合も、中日に3タテを喫した。そういう意味ではあまり良い思い出にはなっていないが、この頃はまだビジターユニフォームは、紺にベイスターズのロゴがグラデーションになった初代のものだったので、「YOKOHAMA」と入ったユニフォームが嬉しかった。

2014年

スターナイトユニフォームの中で、一番鮮やかな青が印象的なのがこれ。

スターナイトで初めて勝利を挙げた時のユニフォーム。個人的にも想い出が深いし、青さからしても一番好きかなと思う。左胸あたりの星から流れ星が降り注ぐデザイン。2014年からSupported byとして横浜銀行が入っている。また、ユニフォームもそごう・西武が担当するようになった。このユニフォーム以降は、ロゴなどが生地にプリントされたものになっている。

2015年

チームカラーである横浜ブルー、そしてスターナイトのテーマである星の輝きを中心にデザインされてきたが、一転して迷彩柄を採用。

少しユニフォームっぽくないところもあり、一般的には人気があったと記憶している。このあたりからスターナイトのチケットの争奪戦が激化し、なかなか取れなくなってきた。実は、この2015年だけ直前に海外出張が決まり、現地に行けていない。ルーキーの康晃が新人最多セーブをマークした試合だった。ユニフォームだけ同行者に受け取ってもらった。

左肩のスターナイトロゴは、3連戦の各試合ごとにブルー、イエロー、レッドと変わる。イエローで揃えたかったのだが、行っている日が違うのでここからはレッドになる。

2016年

ラミレス監督に代わって最初のスターナイト。今度は幾何学模様でスタイリッシュなオシャレ感を演出している。

個人的にも非常に好きなデザイン。2016年は、横浜DeNAベイスターズの5周年目にあたり、右肩の上に「5」という5周年のロゴが入っている。球団史上初のCSに進出したこの年、このユニフォームを着て東京ドームやマツダスタジアムに参戦した方も多いのではないか。

2017年

スターナイトユニフォームも5作目。段々とネタ切れ感が出て来る。この年のコンセプトは、横浜の街をモザイクアートにしている。

青だけではなくモザイクアートとして、緑など他の色も散りばめられていて、オシャレなユニフォームになっている。メインスポンサーの横浜銀行以外に、北仲のタワーマンションの広告も付いている。そして、このユニフォームから東急ハンズが担当するようになり、仕上げが変わった。ツルツルしたような肌触りが良いものになっている。

2017年はCSを勝ち抜き、日本シリーズへ進出した。当時のヤフオクドーム、ハマスタではこのユニフォームを着たファンが、久しぶりの舞台で戦う選手に声援を送った。そういう意味でも良い思い出になっているユニフォーム。

2018年

ミラーボールをイメージしたようなキラキラしたユニフォームが採用された。これがあのスタメン紹介VTRに繋がっている。

前年から東急ハンズになり、仕上げが変わったのだが、これが一番ツルツルしていて、光沢感がある。ずっとポリエステル100%なのだが、仕上げによって大きく異なるようだ。ユニフォームのデザインに合わせた作りになっている。

個人的にはデザインが好きなのだが、肝心の試合があまりにも。当時の投稿を復活させたので、時間があればどうぞ。

2019年

そして去年のユニフォームは、初めて胸のロゴがYOKOHAMAではなくYだけになった。これは賛否あると思うが、個人的には好みでない。暗黒TBSのYネックのベータマークを連想させるからだ。それにYだけだとPにも見えるデザインなので、YOKOHAMAとしてこそだと思う。ビジターの帽子と同じなのだが。残念ながら2020年にも採用されてしまった。

ネタが尽きた、マンネリ化したのを打破しようと宇宙をテーマに渦を描いたデザインになっている。あくまでも個人の感想だが、Yマーク、肩は紺が中心、オレンジのライン、そして渦という点はあまり好みではなく、7種類の中では一番ないかなと思う。

そして、2019年は球団70周年ということで、プライマリーマークは70周年仕様。スポンサーとしてノジマの他、ユニフォームを担当している東急ハンズもロゴが入った。

昨年はまとめ記事は書いていないので、第2戦のサヨナラ勝ちの投稿を。前後の投稿も復活させてあるので、良ければどうぞ。

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2020年の3連戦は

阪神戦での開催ということで、気が重いのは筆者だけではないだろう。ついに阪神戦でやってしまったかと思ったが、新型コロナウィルスの影響でさらに思わぬ形での開催となる。本来であれば34,000人を超える観客が詰めかけたはずだと思うが、僅か1/7程度の5,000人。

オンラインハマスタを始め、テレビ中継などで見ることになる人もいるだろう。冒頭に書いたのはいつもと違い、仲間が傍におらず独りで観ることになっても、心はひとつ、繋がっているという思いを乗せたもの。今までよりも一層強く、離れていても心をひとつしたい。

だが、肝心の試合展開が白けてしまってはそれも難しい。

初戦は6月25日以来の復帰登板となる坂本とガルシアが先発する。先週木曜のファームで3イニング登板だったことから、これはスターナイトに行くなと思っていたが初戦とは。プロ初勝利を挙げたハマスタの中日戦が週末にあるのに、あえてここに持ってきた。それが吉と出るか凶と出るか。ガルシアには前回、ハマスタで抑え込まれている。マツダでは打線が爆発したが、その勢いをそのままに攻略するか、止められてしまうか。

2戦目は上茶谷と青柳が予想される。13連戦ではなくなったが、連戦が続くところ、あえて1日ずつ後ろ倒しにして先発させる。上茶谷は春先に肘の炎症で離脱しているため、無理させないということなのだろう。前回は非常に良かったので、今度こそ勝利を掴みたい。そして、雨柳さんだが、今回はさすがに雨は降らないのではないか。だが、ゲリラ豪雨を呼んでも不思議はない。8月前半は失点が多かったが、再び調子を取り戻しつつある。苦手な投手だが、相性の良い梶谷やソトが復調気配なので、攻略して行きたい。

そして3戦目は、濵口と斎藤と予想される。日曜に先発が流れた秋山は週末の広島戦に回ると言われており、2年目の斎藤がすでに1軍に合流している。初対戦となるので、こちらはどうなるか未知数。濵口がどこまで阪神打線を抑えることができるか。サンズを恐れて歩かせ、後続の打者で失点が増えるというような投球は見せないでもらいたい。

桑原が登録を抹消された。その分、外野手を補充するのか、再び投手を厚くするのか。外野手ということだと、先週ファームで試合に復帰したオースティンの1軍合流時期がどうなるか。この日は、ハマスタでは先発投手の指名練習が行われたのみのようなので、どちらか分からない。見切り発車で火曜からベンチ入りがあるのか。ピープルズを次も先発で使うなら、5人登録で4人ベンチ入りは可能だ。再調整のロペスの状況は何も入っていないが、ファームの試合にも出るのだろうか。

スターナイトで、いつも以上にハマスタの内外からパワーを受け、浮上のきっかけとなる試合ができるかどうか。

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