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ナイトメアから急に目が覚めた 7点差追いつく

09/08 横浜DeNA7-7阪神@ハマスタ

待ちに待ったスターナイトが開幕!と同時にグランドスラムで4失点。5回を終えて0-7と完全なワンサイドゲーム。スターナイト史上最悪の試合もよぎったが、6回に四球からチャンスを得て、佐野の3ランなどで一気に同点に追いつく。ナイトメアから目覚めたが、その後は両チーム決め手を欠いてドロー。しかし、完全な負け試合を引き分けた価値は高い。

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ポジ

突然の猛反撃だった。

特に何の前触れもなかったのだが、7-0で先頭に四球を出してしまうことの怖さ。ガルシアのミスだと思う。そして、続く大和も歩かせたことが大量失点に繋がって行く。阪神移籍後は抑えていたかつての天敵ソトに、バットを折りながらレフト線に運ばれた。これはバットが折れていないとファウルになっていたかも知れない。

やっと1点を返しただけだが、ノーアウト2、3塁。この2人のランナーを還せれば終盤少し面白い展開にできるかなと思っていたところ、佐野が初球を完璧に捉えた。ホントにいい音がして、打った瞬間という当たりだった。この3ランで3点差。球場は静かながら盛り上がり、拍手の音も大きくなった。

普通はここでランナーがいなくなり、終わるものだが、この日は終わらない。宮崎、倉本も連打で、戸柱。この回に同点にできたのは、この戸柱の打席が非常に大きかった。正直、最悪併殺打ではなく、いつも通り三振してくれればと思っていたのだが、低めの変化球を何とか引っ張って、緩いファーストゴロ。バントと同じ結果になった。3点差だからバントしづらいのだが、ここであと2点を返して1点差になれば、ホントに分からない。

蝦名に期待したかったのだが、代打が出された。だったらスタメンに使うなよと思っていたのだが、中井は打ち上げてしまった。しかし、外野方向への強い風に流されて、ライトの手前まで飛んで行き、ポテンヒットになった。これはラッキーだった。中井は投手のところに代打と思っていたが、結果的には成功した。投手には神里が代打で出て、死球。2点差で1アウト満塁と一打同点の場面を迎える。

梶谷の場面で暴投があり、いよいよ1点差。今度は一打逆転に変わる。梶谷はセカンドライナーだったが、大和が対岩貞8打数4安打の相性そのままにセンター前ヒット。逆転のランナー神里がホームを突くがアウト。リクエストを要求するが判定は変わらなかった。神里だからこそ突っ込んで、少しでも逸れたらセーフだった。次の打者がソトだったが、ここの突入は悪くはないだろう。

一気に逆転まで行ければもっと大騒ぎだったのだが、打線が見事に繋がったイニングだった。

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ヤジ

坂本についてはプロ2試合目なので、これからたくさんのことを経験し、学んで行く投手。この日の結果でどうこう言うつもりはない。ただ、ファームでも毎回のように、立ち上がりにストレートが全部高めに行っていたので、心配していた点がもろに出た。

近本に2球とも高めに行って、センターへ弾き返された。糸原に変化球をライト前へ打たれ、あっという間に1、3塁。プロ初失点となる1点は仕方ないかという場面。中谷を変化球で内野フライに取れたので、うまく行けばという思いはあったのだが、サンズを追い込みながら勝負し切れなかった。

満塁として、大山。3球目のストレートが高めに行っていて、ボールとなったが危ないなと思ったところ、次も高めへ。やられたと思った打球は意外とギリギリでライトスタンドへ飛び込んだ。3回は、サンズ、大山に打たれたのはいずれも高めのボールではない。これは打った方が上かも知れない。ただ、5回のサンズのホームランは再び高めに浮いたストレートだった。

ファームでは多少高めに浮いても空振りになったり、詰まって打ち取れたかも知れない。しかし、1軍の中軸はそれを逆方向へホームランにして来る。プロの洗礼を浴びた形になった。147キロ程度のストレートでは、高めに浮いてしまうと簡単に打たれるということを認識して欲しい。エスコバーくらいの球威があれば別だが、そうでないならストレートをきっちりコントロールすること。そして、他の変化球を上手く使って速く見せること。坂本がプロで先発投手としてやっていくには必要なことだろう。幸い、プロ初黒星は消してもらえた。ファンの注目も高いスターナイトでの汚点は少し薄くなった。これを糧にして、今後も成長して行ってもらいたい。

それにしても気に入らないのは、2回から嶺井を戸柱に代えたこと。またキャッチャーに責任を取らせた。この監督は外野手出身のくせに、専門外のキャッチャーに口を出し過ぎる。現役時代に配球を研究して打ったと思い込んでいる節がある。いや、ほとんどが身体能力で打っているから。配球を読めているなら、身体能力が少し衰えてもカバーできるが、DeNA移籍後の衰え方を見ているとそういうものは感じなかった。

しかも「相手がガルシアということで、嶺井のバッティングを考えた」からスタメンにしたのに、4点を追うことになった状況で嶺井を代えるという矛盾采配。「4点で完全に流れがいってしまったので何とか勢いを取り戻したかった。戸柱はよくやってくれた」と言っているが、前述したように、坂本のボールが高めにしか行かないことが要因なのに、キャッチャーを代えて流れが変わるわけもない。

だが、結果として戸柱がマスクを被ってもさらに2発で3点取られた一方、同点に追いついたことで流れが変わったかのように成功してしまっているのも事実。賢い采配とは到底思えないが、選手がカバーしてくれる運を持っていると思う。

内情は分からないので、部外者は憶測しかできないのだが、嶺井は納得したのだろうか。そして、藤田バッテリーコーチはどのようにコミュニケーションしたのだろうか。本部長の方針にイエスしか言えない部長のようになっていないだろうか。そういう中間管理職が上司だと部下はしんどいと思う。キャッチャー3人でカバーし合いながら、うまくやってくれていると信じるが。

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キジ

激しい争奪戦を経て、スターナイト初戦のチケットを手にして、楽しみに来場したのに、早々にグランドスラムを浴びて4失点。5回で0-7というワンサイドゲーム。来場者にも落胆の色が濃かった。それが一気に6回に盛り上がった。ただ、ホントにそのイニングだけだったのだが、それでもある程度満足して帰路に就けただろう。

しかし、7点差を一気に同点ってどこかで見たなと思ったが、この試合だった。

2019/09/19 @ハマスタ
広島東洋 301 030 010 00  |  8
横浜DeNA 000 007 010 03x | 11

だからちょっとサヨナラ勝ちするんじゃないかと思っていたが、スアレスが凄い投球だった。あれは打てそうもない。今永を立てた試合で、しかも一度勝ち越されてから再び同点としているから、昨年の試合の方が凄いが。

ホームゲームでの引き分けはあまり良い結果とは言えないが、この試合に限っては完全な負け試合を引き分けたと思うので、勝ちに等しい引き分けと言ってもいいだろう。ただし、次の試合が大事になって来る。

青柳を打つのは簡単ではないが、この試合のガルシアも打てる感じがないところから一気に攻めることができた。上茶谷には頑張ってもらって、広島での勢いを維持している打線に期待したい。

ちょっと時間的に観戦記まで書く時間がないため、写真で雰囲気だけお伝えする。

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