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今度は森下が4回で105球 対照的な井納

07/09 広島東洋1-5横浜DeNA@マツダ

前日、濵口が6回途中まで120球を要していたが、この試合では森下が4回までに105球を投じた。しかし、DeNA打線は初回に2点を先制した後は攻めきれず、1点差で終盤に入る。7回に同点のピンチを切り抜けると、オースティンの2ランなどで追加点を挙げ、逃げ切った。

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ポジ

7回裏のピンチを切り抜けたことが勝利に繋がったのは、試合を観ていた誰もが分かるポイントだった。DeNAにとっては、2つの要素がこの試合を分けた。

ひとつは、1アウト1、3塁で長野を迎えた場面での投手交代。開幕第2戦で、1点リードの場面で長野に逆転打を打たれたのが三嶋。交代もあるかなと思っていたが、やはりラミレス監督が出てきた。告げられた名前は石田だった。右の長野に対して、左腕を登板させた理由は、「長野は左腕からヒットを打っていないデータが頭に入っていた」。

確かに、この試合の前までで10打数2安打だったが2安打はいずれも右腕からで、左腕に対しては4-0で3三振と打てていなかった。そして、石田はカウントを悪くするも、フルカウントに持ち込み、チェンジアップで三振を奪った。

そして、このタイミングでもうひとつ。一塁走者の田中がディレードスチールを仕掛けて来たが、伊藤光は二塁のソトに送球。二塁は完全にアウトのタイミングだが、ソトはそのまま飛び出していた三塁走者の堂林を追いかけて行き、三本間で挟んでアウトにした。三振ゲッツーで大ピンチを切り抜けた。

広島でどんなサインが出ていたのか分からないので、何とも言えないが、堂林のスタートも中途半端なものになった。キャッチャーが二塁に送球したらGOという作戦なら突入しているべきだし、二塁への盗塁を助けるなら、ホームへ突入するポーズだけでも良かった。しかし、三本間の真ん中で止まっているだけではどうにもならない。

結果論になるが、リスクの高い作戦を取るよりも、この日久々のヒットを打ったピレラに任せた方が良かったのではないか。長野対策として左腕の石田を登板させていたが、ピレラは左腕に対して3割を打っていた。ここでパットンも投入していたか、あるいは国吉あたりを投げさせていたかは分からないが、まだ嫌なピンチが続く場面だったので、DeNAとしては助かった。

ピンチを脱した後に、チャンスがやって来る。大和がレフトオーバーの二塁打で出塁すると、梶谷は今季初のバント。初球で流れ良く決めると、ソトは打ち取られた当たりだったが、内野が前進守備しており、その後ろに落ちるポテンヒットで、待望の追加点が取れた。これでDeNAの流れとなり、続くオースティンにも打った瞬間の2ランが飛び出して試合の主導権を握った。

このところ低めのボール球を空振りし続けていたオースティンだが、試合前にラミレス監督のアドバイスを受け、考え方を少し変えて試合に臨んだという。見事に3安打と久々のホームランという結果を出した。特に1打席目のヒットは、コントロールに苦しむ森下が、梶谷を牽制で刺し、オースティンが凡退していれば、すぐに立ち直った可能性もあったため、2点の先制に繋がる価値ある一打だった。

オースティンは少し調子が落ちたような感じでもすぐに修正できるのが良い。甘い球をしっかりと仕留めることができるので、ボール球で釣って来る配球に慣れ、甘い球を待てるようになれば、かなりの数字を残せるかもしれない。

終わってみれば14安打の打線。この日は得点効率に課題はあったが、各打者とも状態は維持できているようだ。

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ヤジ

苦しんでいる森下に対して、攻め切ることができなかった。立ち上がりは2アウトランナーなしになってから連打で2点を先制できたが、2回以降は残塁の山を築いた。前日の濵口も毎回複数走者ながら2失点で切り抜けたが、この日の森下もボールが荒れていて、絞りづらい面があった。

プロ初登板では好投されたが、逆転サヨナラで初勝利を消した。そして、マツダでの初登板で初黒星を付けた。相当苦しい投球だったと思うし、何故か森下が投げている時に強い雨が何度が降ってきた。それも含めて、今後の対戦に向けてはDeNAに対して良いイメージはないのではないか。もう少し得点出来ていれば、さらに嫌なイメージを植え付けられたのだが。

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キジ

過去2回の登板から考えると、ここまで悪いというのは想像が付かなかった。この日の森下はストレートの球威が今一つで、どの球種もコントロールし切れていなかった。時折、良いボールも来ていたが続かず、打者をなかなか打ち取れなかった。しかし、打者としても絞り切れず、ファウルになることが多く、そのせいで球数を浪費していた。

濵口が四球を出して球数を増やしていたのとは少し違って、各打者に対してカウントを悪くして球数が増えたという感じ。梶谷は2回歩かせたが四球は4つと、コントロールできていなかった割には、そこまで悪くなかった印象。

一方、井納は対照的な投球。もともと、彼の長所はテンポの良さ。良い時は、キャッチャーのサインを受けてすぐに投球する。打者がタイムを取るほどの時もある。この日はテンポの良さが際立った。そして、どの球種もキレ、コントロールともに良かった。

會澤にはフォークを巧く打たれて失点したが、完璧と言っても良い内容ではないか。欲を言えば7回まで投げられると良かったが、最近の起用だと100球をメドに降板となっているので、やむを得ないか。

ラミレス監督は、ハマスタでの先発後に登録を外した理由として、ビジターでの成績が悪いとコメントしていた。先週の東京ドームから3週間、ビジターとなることから井納を外していたようだが、坂本のケガなどで他の候補もいないからということで先発になった。ピープルズを投げさせる考えはなかったようだ。開幕連勝を飾った井納を来週以降はどう使うのだろうか。

週末は3連勝中の阪神と甲子園で対戦。チーム状態は上がっており、前回の対戦とは全然違うはずだ。ボーアが良いところで2発打って、乗りかけているだけに、何としても止めたい。阪神は3試合流しており、青柳も回ってきてしまうのは不運だが、避けて通れない。

DeNAは金曜日に投げていた今永ではなく、マツダで投げる予定だった大貫をそのままスライドする。前回、読売相手にまずまずの投球を見せていたので、期待したい。今永、平良と控えているが、雨も敵になってきそうだ。既に今週、2試合が中止になった甲子園。泥んこ試合再び、か?

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