2023年も既に半月が過ぎた。ルーキーたちが入寮し、合同自主トレをスタート。先輩の選手たちも各地で自主トレに入った。ソト、エスコバーら外国人選手も来日し、キャンプに向けて調整が進む。1月23日には注目のホーム新ユニフォームとスローガンの発表があり、キャンプメンバー、試合開始時刻入りの詳細日程とキャンプインを控えて野球の話題が次々と出てきそうだ。
2位からの頂点はなるか
1998年以来、25年ぶりの優勝を狙うシーズンとなる。前回は38年ぶりだったが、またも四半世紀が過ぎてしまっている。1997年に2位となり、翌年に日本一まで登り詰めた。6月に最大借金9を背負ったが、8月の快進撃でヤクルトを追い上げ、2桁の貯金で迫りながらも及ばず2位となった点は全く同じ。
1997年の再来と言われた2022年の2位から、2023年に頂点へ登り詰めることができるか。
戦力的には、メインで出場していたキャッチャーである嶺井がFAで退団したことは大きい。1997年は谷繁がFA権を取得したが残留した。一方で、谷繁の時ほど嶺井に依存しているわけではない。近年は怪我がちで出場試合数が減っている伊藤光、三浦監督に交代後は出番が減っている戸柱も、嶺井に大きく劣っているわけではない。ただ、3人で支え合っていたところから1人分減ってしまう部分を補えるか、そして第3のキャッチャーが台頭して来るかは2023年の課題であり見所だろう。
そして京田を獲得する為に、砂田をトレードで放出した。2022年は15試合の登板ではあったが、リリーフ左腕として経験値も豊富だっただけに、穴は小さくない。エスコバー、田中健に続く投手を確立したい。池谷のほか、坂本も候補となるだろうし、先発ローテが充実すれば東がリリーフに回る可能性もある。
WBCに出場する今永、牧のコンディションに心配な点はあるが、それ以外は基本的にメンバーは変わっておらず、現有戦力の底上げと新戦力でプラスが見込まれる。
新戦力では何と言っても京田に注目が集まる。森がオープン戦で負傷して離脱し、柴田や倉本が打撃不振にあえいだ。大和が勝負強さも発揮してカバーしたが、フル出場というわけにもいかなくなって来る。そうした中、レギュラー経験が豊富で堅実な守備の京田は貴重な戦力。石井琢朗コーチの下、森らとのレギュラー争いの結果、どのような形になるのか、注視していきたい。
オースティンは再手術した為、開幕には間に合わない見込み。2022年は1試合もスタメンで出場できなかったので、遅れたとしても復帰できればむしろプラス。さらにアンバギーも獲得しているので、彼が戦力になってくれれば、ケガの多いオースティンのバックアップになるし、ソトの状態によっては佐野をファーストに回すこともできる。アンバギーが日本の野球に順応し、開花するかも注目したい。
山崎が残留してくれたことで、リリーフはエスコバーとともに柱が安定する。伊勢が投げ過ぎた点だけが心配だが、今最も「晒されている」入江のさらなる進化、難病からの復活を期す三嶋にも期待したい。そして、新外国人のウェンデルケンが勝ちパターンに入って来られるか。ルーキーの吉野、橋本も割って入る活躍を期待したい。吉野は都市対抗でベンチを外れていたので心配されたが、自主トレでは元気な姿を見せている。
新戦力については、まだまだ名前とちょっとしたプロフィールしか見ていないので、キャンプで映像を確認した上で、また戦力の展望を書いて行きたいと思う。
2023年、読者の皆様はどんな期待をされているだろうか?当ブログのTwitterアカウントで投票を用意しているので、その期待度をぜひ教えていただければと思う。
ルーキーは順調に自主トレをスタート
ルーキー10人が1月7日に入寮し、8日からDOCK OF BAYSTARS YOKOSUKAで合同自主トレを行っている。29日(日)までの予定で、12日(木)、16日(月)、20日(金)、26日(木)が休日となっている。
昨年は入寮時に記事を書いたが、球団が提供した画像で行動予定表の自分欄にマグネットを貼るというものがあった。今年はそのパターンの画像がなかったということもあり、記事化しなかった。2022年の記事は以下。
入寮時に部屋へ持ち込む私物に毎年注目が集まるが、今年は林が「伊勢神宮の神棚」を持ち込んだ。2023年も伊勢大明神頼みになるということか?
松尾は、「shion」の名前が入ったブランケットを持ち込んだ。結婚したことを発表した牧は、大卒で2年が経過したので退寮。牧が使っていた314号室が松尾に割り当てられたようだ。
そして、同じく大卒2年が過ぎた入江も退寮となり、球団の公式Twitterで「ひとり退寮式」として自身のマグネットを外す様子が紹介された。
この映像で見る限り、3階は以下のようになっていると思われる。TwitterにUPしている映像なので粗く、映像クイズのような感じになったが、PCのディスプレイで見た限り、こうじゃないかな?という予想。スマホだと文字はほぼ見えないね。
部屋番号 | 選手名 | 年齢 | 年数 |
301 | |||
302 | |||
303 | 草野 陽斗? | 18 | 1 |
304 | 高田 琢登 | 21 | 3 |
305 | 上甲 凌大? | 22 | 1 |
306 | 大橋 武尊 | 22 | 2 |
307 | 東出 直也 | 20 | 2 |
308 | 深沢 鳳介 | 20 | 2 |
309 | 池谷 蒼大 | 24 | 3 |
310 | 小深田 大地 | 20 | 3 |
311 | 小園 健太 | 20 | 2 |
312 | 森 敬斗 | 21 | 4 |
313 | 入江→? | ||
314 | 松尾 汐恩 | 19 | 1 |
315 | 吉野 光樹? | 25 | 1 |
316 | 徳山 壮磨 | 24 | 2 |
317 | 粟飯原 龍之介 | 19 | 2 |
318 | 松本 隆之介 | 21 | 3 |
319 | 西巻 賢二 | 24 | 6 |
320 |
入江のマグネットを外すシーンだったので、入れ替わりに誰が入ったのかは分からない。さすがにこの映像で2階の名前までは分からなかった。西巻は育成契約ということで青星寮に入っているようだ。手書きなのでキャンプまでの一時的な利用なのかも知れない。
ちなみに新寮長は益子になったとのこと。高卒は5年目になると退寮するケースが多いが、5年目を迎える益子は青星寮から捕手3番手を狙うことになりそうだ。
キャンプインに向けて
だいぶ遅くなりましたが、2023年最初の投稿ということで、明けましておめでとうございます。
大きな話題がなかったことと、新年から既に数件、新年会的なものがあり、遅めの始動とさせていただいた。年末から個人的に勉強していることがあり、そちらに時間を割いていた状況。プロ野球のお正月と言われる2月1日からは、例年通り想いを書いて行くので、今年もお付き合いいただければ。
さて、キャンプインに向けてベイスターズも話題が多くなって行く時期。今後の予定は以下の通り。
1月23日: 新ホームユニフォーム&スローガン発表 1月24日頃: 春季キャンプ参加メンバー発表 1月25日頃: セ・リーグ詳細日程発表 1月29日: 新人合同自主トレ終了 1月31日: 沖縄、奄美大島入り 2月 1日: キャンプイン
まず注目されるのは新ホームユニフォーム。継承と革新というコンセプトで、一番強かった横浜ベイスターズで採用されていたストライプを復活させ、2015年にはカラーを横浜ブルーに変更。シンプルイズベストで、今が非常に良いと思っているだけに、嫌な予感しかしていない。1月23日に発表され、その日からBAYSTORE各店で発売となる。
嘉手納球場が大規模修繕のため、A班とB班に分け、B班は奄美大島で春季キャンプを行う2023年。その振り分けにも注目が集まる。2022年は1月22日に参加メンバーが発表されたが、2023年は日曜日。スローガンを発表した翌日あたりになるだろうか。
WBCに向け、侍JAPANのキャンプも宮崎で行われる今年、2月から野球が盛り上がり、WBCで最高潮に達したまま開幕を迎えて行きたい。まだまだコロナ禍、難しいことが多いが、何とか日常の球場が戻って来ることを願いたい。皆様も健康に気を付けて、また1年間ベイスターズを応援して行きましょう。
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