横浜DeNAベイスターズの春季キャンプ第2クール最終日は、午前中は全体練習を行い、12:30から青白戦を行った。嘉手納からルーキーの野手4名を含めて多数の選手が参加。2-0というロースコアの展開となり、両チームの好守備が目立つ試合となった。
入江、竹田ら先発候補が結果
今回の記事は、現地からのレポートということで写真を中心にお届けしようと思う。いつもの試合レビューとは違うスタンスなのでご了承を。

2月9日の早朝便で羽田から那覇へ。前日に横浜も含めて関東で積雪があり、航空便にダイヤ乱れがあった。その余波で、欠航により振替で搭乗する乗客が多く、案内にも手間取って30分遅れで出発。しかし、那覇空港にはほぼ定時で到着する回復を見せた。写真は飛行機から見た江の島付近だが、積雪で全体的に白いのが分かるかと思う。いつもと違った風景を見ることができた。


那覇空港からそのまま路線バスに乗り、ユニオンですからスタジアム宜野湾へ。ちょうど良い時間のバスがないため、120系統で第一大山まで行き、徒歩で球場入り。球場近くには歓迎ののぼりが立っていて、いつもの歓海門が出迎えてくれた。

11時ごろに球場に着いて、まずはブルペンへ。ちょうど投手陣が投球練習をしているタイミングだった。

投げていたのは中川颯、石田裕、藤浪。

そして、中川虎、マルセリーノ。それにしてもこのフェンス、要らないな。前来た時はなかったと思うのだが。巨大なレンズを付けた一眼で撮影しているファンも多くいたが、ただのスマホではフェンス越しにまともな写真は撮れない。
青白戦の前に、球場に来ているキッチンカーで昼食。この日は、A&Wが来ていたのでスーパーモッツァバーガー(写真なし)。平日の月曜とは思えないくらいファンが入った球場で食べながら試合開始を待った。

ややピントがおかしいので、写真だと見づらいかも知れないが、スタメンは以下の通り。
【青】
9 蝦名
4 田内
6 石上
2 松尾
7 度会
D 益子
3 高見澤
5 西巻
8 小針
P 入江
【白】
9 梶原
5 宮下
8 神里
D 九鬼
2 山本
3 京田
4 成瀬
7 勝又
6 林
P 竹田
前日に練習メニューへ記載されていた時点では白組のセカンドは加藤だったが、体調不良でルーキーの成瀬に代わっていた。

白組の先発は竹田祐。これは全体的にだが、球場内のスピードガンは数字が出ていなくて、140キロに満たないボールもあったが、変化球も含めてしっかりと投げられていたように思う。今年から取り入れたワインドアップから良いボールが行っていた。
写真は、2回に松尾と対戦した時のもの。松尾には捉えられたが、センターへ抜けそうなライナーを成瀬がジャンピングキャッチ。好守にも助けられた。
青組先発の入江も、先発として出力は抑えていたように感じたが、まずは2イニング無失点という結果でスタートを切れたことは良かったのではないか。
松尾がキャッチャーとして盗塁を3つ刺す好守を見せた。最初の神里のスタートに対しては、セカンドへ鋭いボールが完璧に投げられていた。キャッチャーとしても年々成長を続けており、バッティングで山本に対してアドバンテージを握ることができれば、メインキャッチャーが近づいて来そうだ。
攻守で魅せたルーキー二人
この日はルーキーの野手も参加。宮下と成瀬はスタメン出場だった。二人ともポジションを次々と変わりながらの出場だったが、各ポジションで好守、安定した守備を見せた。バッティングでもそれぞれヒットを放ち、内野手の争いに割って入るようなアピールを見せた。
一番目立ったのが、成瀬。先日まで書いた2026年の期待と展望の内野手編で、内野手の全体的な展望の中で守備だけなら既に一軍クラスに近いので、バッティングでアピールできればと書いた。
社会人時代のプレー動画を少し見ていたが、そこまで細かく見ていないので個人別の記事は書かなかった。最初の実戦で期待通り好守を連発してくれた。2回に前述の松尾のライナーを捕ると、セカンドで見事にゴロを捌いて併殺を完成させ、その後もショートでキレイな動きの守備を見せた。
バッティングでも3回、2番手の篠木から大飛球を放つ。センターの左へ柵越えまであと少しというところで、センターの小針がフェンスに激突しながらのファインプレー。好守に阻まれたが、2回の守備に続いてインパクトを与えた。
さらに6回には庄司からセンターの前へ落ちるタイムリーヒット。バッティングでもきっちりと結果を残した。当初はベンチスタートで途中出場の予定だったが、この活躍でフル出場。球場に来たあまり詳しくないファンにも強く印象付けた。
試合後の成瀬の様子は後述するが、11日の練習試合への参加も決まり、今後も楽しみだ。

宮下も、サードで三塁線への強いゴロを上手く捌いてアウトにし、守備力の高さを見せた。バッティングでも初回に入江のボールに対応できていたし、6回には庄司の甘く入ったボールをキレイにセンターへ運んだ。
牧が今週末から侍ジャパンのキャンプへ参加するため不在となる。練習試合からオープン戦にかけてセカンドで他の選手が出場する機会はたくさんある。宮下と成瀬がこういったインパクトを与えることで、ショートも含めて争いがより一層激化する。チームにとっては非常に良いことだ。
特に林、石上は左腕との対戦成績が極端に悪いだけに、守れる右打者の二人の活躍は大きい。今後の争いに注目して行きたい。

この日参加している選手の中で、唯一の高卒ルーキーで最年少だった清水詩は、途中出場。打席にも入った。結果は出なかったが、先日の見学とはまた違った形で一軍の雰囲気を味わえたのではないか。

小田も宜野湾には来ていて、途中でキャッチボールをしていたが出場はなし。初日はリハビリ組だったし無理はさせないのだろうが、代打の1打席くらいは見たかった。
打線は物足りず、青組は2安打

試合は特別ルールで、9回表に青組が無得点に終わって勝敗は決したが、9回裏も行われた。2アウトから打順は林だったが、スキップして梶原とアナウンスされて球場がどよめいたが、梶原が倒れて試合終了。
青組は選手交代が少なく、1番の蝦名が関根に、4番の松尾が近藤に代わった以外はフル出場だったが、2安打に終わった。打ったのは蝦名が左中間への二塁打、西巻がヒットを放っただけ。試合後の練習は、バッティングに関してはメニュー「希望者」と記載してあったが、打てなかった青組は全員希望するべきだろうと思ったが、白組で4打席立って結果が出なかった梶原と、守備練習を終えた度会しか打っていなかった。
白組はかなり選手交代があった。ルーキーの成瀬、宮下が目立ったが、九鬼も強い打球で三塁線を抜いたし、林も筋力が付いたことを証明するような強烈なライナーのヒットを放った。小笠原の打球はかなり押し込まれた印象があったが、意外と伸びて犠牲フライになったし、2点目となった成瀬のタイムリーも素晴らしかった。
全体的には好守と、投手陣の良さが印象に残る試合だった。打線に関しては若手が少し物足りないと感じた。

試合後に相川監督と村田二軍監督がバックネット前で話し合っていた。この日は、二軍のコーチも多数来ていたし、ミーティングは行われたと思うが、試合を受けての今後のことを話していたかも知れない。村田二軍監督は試合中、ベンチではなくバックネット裏の最前列にあるチームスタッフ専用エリアで試合を観ていた。

試合後の個別練習では、内野でノックを受けたのがメニュー表通りの田内と、京田だった。京田はもうベテランの域に入って来るが、厳しいショート争いの中で青白戦にも出ていたし、個別練習にも取り組んでいた。

外野の守備練習に名前の入っていた度会と濱は、内野の土のグラウンド部分でゴロのノックを繰り返し捌いていた。度会はサードもオプションとしてあるので、土でのゴロ捌きは重要。

バッティング練習は、最初は梶原だけで、ひたすら打ち込んでいたが、守備練習を終えた度会も途中から交替で打っていた。
もちろん、メイングラウンド以外で個別練習をしていた選手もいる。誰かまでは見えなかったが、サブグラウンドではノックを受けている選手がいたし、その後に室内練習場を見たら勝又も練習をしていた。

試合後、嘉手納組は球場の裏に停めてあるバスに乗って戻った。このバス、DOCKから遠征に行く時も使っていると思うが、沖縄まで運んで来たのだろうね。選手たちがまだ荷物を積み込んでいる途中だった。

一軍のスタッフと談笑し、手を振る関根。

この日、大活躍だった成瀬は一度荷物を積み込んだが、バットなどの荷物を持って球場へ戻った。Xでポストした通り、バスは成瀬を乗せずに発車して行ったので、一軍昇格が決まったのだと思った。その後、11日の練習試合に成瀬が参加することが発表されているが、まだ正式な一軍昇格ではない模様。

この日、ファインプレーを見せた小針(右)と、最後に荷物を積み込んだ育成ルーキーの清水詩。

球場の中には写真のようなボードがあって、ファンがどこから来たのか赤い丸シールを貼っている。東京、神奈川が多いのは当然として、沖縄や日本全国、そして海外からもかなり来ているのが分かる(一部はホントじゃないかも知れないが)。

球場の外にはファンが応援メッセージを書くボードがあり、既にかなり埋め尽くされていた。この近くにいたら練習後の度会が現れて、よく見たら度会父と母が一緒にいた。そのままラグナガーデンホテルへ戻って行った。他の家族も見かけたし、キャンプに足を運んでいる家族も多いのかも知れない。

夕食は那覇に戻ってお食事処みかどのちゃんぽん。長崎のちゃんぽんとは違い、卵でとじた野菜炒めがご飯の上に乗っている料理。これはこれでかなり美味しい。
次は11日、今季初の対外試合となる中日戦。天気が心配だが、同じような形式で書きたいと思う。スタメンは既に発表されていて、以下の通り。成瀬の出番に注目しつつ、若手の活躍を楽しみにしたい。
8 蝦名
2 松尾
D 山本
7 度会
6 林
3 京田
9 梶原
5 田内
4 三森
【継投】
石田裕
中川颯
岩田
橋本
マルセリーノ
松本凌
堀岡
吉野
予備:中川虎、馬場

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