ファームは10月1日で全日程を終了し、9日から第20回みやざきフェニックス・リーグが開幕する。18名の参加選手が発表された。ファームで調整中の三嶋、山崎、濵口も含まれている。一方、腸腰筋遠位部損傷で戦列を離れているバウアーは、CSでの復帰に向けて調整中。実戦としてフェニックスリーグでの登板はあるのか。
フェニックスリーグ参加選手
位置 | 番号 | 氏名 |
投手 | 15 | 徳山 壮磨 |
投手 | 17 | 三嶋 一輝 |
投手 | 18 | 小園 健太 |
投手 | 19 | 山崎 康晃 |
投手 | 26 | 濵口 遥大 |
投手 | 41 | 櫻井 周斗 |
投手 | 43 | 深沢 鳳介 |
投手 | 106 | 渡辺 明貴 |
投手 | 108 | 今野 瑠斗 |
捕手 | 5 | 松尾 汐恩 |
捕手 | 32 | 益子 京右 |
捕手 | 57 | 東妻 純平 |
内野手 | 33 | 粟飯原 龍之介 |
内野手 | 44 | 小深田 大地 |
内野手 | 67 | 西巻 賢二 |
内野手 | 100 | 蓮 |
外野手 | 028 | 勝又 温史 |
外野手 | 103 | 村川 凪 |
ひとまず現時点で決まっているメンバーで発表したのだろうか。内野手、外野手は合わせて6人しかおらず、ポジションの数よりも少ない。捕手が守るにしても9人しかいないので、野球の試合をやるのは難しい。今後もう少し人数は増えると思う。
三嶋、山崎、濵口といったファームで調整している主力選手も参加する。CSに向けての調整ということではなく、ここで結果を出してアピールしない限りCSでも出番はないということか。石田、平良あたりは入っていないので、DOCKでの調整となるのだろう。
1軍に帯同した徳山、櫻井はフェニックスリーグのメンバーに入った。CSには出場せずにフェニックスリーグで実戦を積んで行くのだろうか。
現状、戦力外通告を受けた選手を除き、1軍の出場選手登録がされておらず、フェニックスリーグに名前がない選手は以下の通り。
番号 | 氏名 | 備考 |
14 | 石田 健大 | CSへ向け調整 |
22 | 入江 大生 | 直近、実戦登板なし |
24 | 吉野 光樹 | 直近、実戦登板なし |
30 | 三浦 銀二 | |
35 | 橋本 達弥 | |
36 | 森下 瑠大 | |
40 | 松本 隆之介 | |
45 | ガゼルマン | |
48 | 京山 将弥 | |
56 | 高田 琢登 | |
59 | 平良 拳太郎 | CSへ向け調整 |
68 | 森原 康平 | CSへ向け調整 |
96 | バウアー | リハビリ中 |
101 | 草野 陽斗 | |
107 | マルセリーノ | |
109 | ディアス | |
127 | 上甲 凌大 | 直近、出場なし |
6 | 森 敬斗 | リハビリ中 |
39 | 西浦 直亨 | |
98 | 京田 陽太 | |
3 | オースティン | リハビリ中 |
7 | 佐野 恵太 | リハビリ中 |
8 | 神里 和毅 | リハビリ中 |
58 | 梶原 昂希 | リハビリ中 |
石田、平良はCSの先発要員として調整。森原も足の張りで調整中。ガゼルマンもCSの戦力の候補としてスタンバイか。西浦、京田といった中堅、ベテランは横須賀での調整になるだろう。故障でリハビリに入っているメンバーが多いが、そうでない選手もいる。ファームの故障者を正確には把握していないのだが、実戦を重ねるよりもトレーニングやフォーム改造などが必要と判断されたのかも知れない。
橋本、三浦はファームで終盤も投げていたので、居残りには目的があるのだろうか。森下も小園や深沢と揃って実戦で登板すると思ったので、入っていないのは意外。濵口あたりと途中で交代するかも知れない。上甲はファームでも終盤は試合に出場してなかったので、ケガをしているのだろう。
京山はCSのバックアップメンバーかも知れないが、微妙な立場か。
フェニックスリーグは9日から30日までで各チーム18試合。四国ILと日本独立リーグ機構の選抜に加え、韓国プロ野球(KBO)の選抜が2チーム参加する予定。
バウアーの復帰は?実戦は?
今週はアメリカでのDV訴訟が和解となったニュースが報じられたバウアー。これによりMLBへ復帰かと話題になっている。週刊誌ではソフトバンクが資金力に物を言わせて獲得という話も出ているが、バウアー自身は、ベイスターズの一員としてCSで投げるために懸命のリハビリをしている。来季のことも気にはなるが、まずは今年のことに目を向けたい。
バウアーのYou Tubeチャンネルの動画は、10月2日はバウアーが設立した映像制作会社であるモメンタムのメンバーが来日し、野球をした内容になっており、バウアー自身のリハビリの近況はなかった。
9月24日にアップされた動画では、リハビリの様子とMRIを撮って患部の状況を確認するシーンがあり、ドクターやトレーナーと話し合い、具体的な日付で復帰計画を語っていた。
その計画によると、10月6日までに遠投とプルダウンを完了し、ブルペンが次の1週間なので10月9日から14日、打者への投球が15日から19日となっていて、20日に実戦で1、2イニング投げられるとバウアーが言っている。
だが、実際は9月のうちからブルペンに入っており、ライブBPも先週DOCKで行ったようだ。つまり、上記の計画で10月15日から19日だった打者への投球をもう既に終えている。さらに2週間ほど前倒しで進んでいるのだろう。進捗状況は、次の8日の動画があれば、もっと明らかになるかも知れない。
ライブBPの次のステップは、実戦登板。少なくともCSファイナルで先発のマウンドに立つなら、そこから中4日を逆算した日に登板が必要だろう。では、バウアーの登板日はいつが想定されるのか。
10月20日という話が出たのは、上記の通り9月中旬時点で、実戦で1、2イニング投げられる日として挙げられたから。それとは既に計画は変わっている。さすがにファーストステージに投げるのは難しいだろうが、ファイナルステージは現実的になって来ているのではないか。
そう仮定した場合、14日は東、15日は今永で行くことを想定すると、ファイナルステージに進んだ場合に彼らを中5日で回したいはずなので、それより前に入ることができるとベストだろう。
14日(土) マツダ 東 15日(日) マツダ 今永 16日(月) マツダ 大貫 18日(水) 甲子園 石田/平良/濵口/大貫(1stが2試合の場合) 19日(木) 甲子園 バウアー 20日(金) 甲子園 東 21日(土) 甲子園 今永 22日(日) 甲子園 大貫/石田/平良/濵口 23日(月) 甲子園 大貫/石田/平良/濵口
さすがに故障明けで中3日はやらないと思うが、バウアーだから分からない。間に合うようだったら18日の初戦に入ると、縺れた場合の6戦目あたりでもう一度登板できる。あくまで机上の話だが。
回復状況の詳細も分からないし、今後少しずつ明らかになって来るとは思うが、上記のような形での復帰が可能だとすると、その登板の前に実戦が必要だ。ファームは日程を終了しており、1軍もCSファーストステージ。そうなると、実戦はフェニックスリーグしかない。
宮崎で開催しているフェニックスリーグに参加するか?という点でいえば、阪神もファイナルステージに向けて主力を出場させるようだし、バウアーもこれまで平塚やロッテ浦和に行って登板している。宮崎であってもYou Tubeの撮影を兼ねて行くのではないかと思う。仮に19日(木)のCSファイナルをターゲットとした場合は、中4日の逆算となる14日(土)の四国IL選抜戦で登板する可能性もあるのかも知れない。
とは言え、もう約1週間後の話なので、調整の状況によっては実現しないかも知れない。ただ、現時点でライブBPを終えているのなら、来週に実戦のマウンドを踏んでもおかしくない。9日、10日にハマスタで社会人(ENEOSともう1チーム)と練習試合を行う予定だが、さすがにそこへ登板するのは厳しいか。そうなると実戦はやはりフェニックスリーグしかない。当初のメンバーには名前はないが、追加される可能性もある。
バウアーフィーバーが再び宮崎の地で起こるのか。日曜の最新動画を含め、バウアーの動向に注目したい。
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