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ファンと必勝祈願 その裏で怪我人が相次ぐ

横浜DeNAベイスターズは3月1日、恒例となったハマスタでのファンと一緒になった必勝祈願を行った。試合後は、ファンが見守る中、ハマスタで練習を実施。前日の大貫に続き、田中健も肉離れでリハビリ組に合流することが発表された。

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全員が勢揃い、ファンと共に頂点へ

2023年は、春季キャンプが宜野湾と奄美で分かれていた為、監督、コーチ、選手、スタッフが一堂に会すのは今年初めて。WBCに参加の牧、今永を除く選手も集まり、必勝祈願を行った。

桜木町の近くにある伊勢山皇大神宮より神職を招き、グラウンドで祈りを捧げた。初詣でも訪れたことのある神社だが、なかなか勝たせてくれない。そろそろ頂点まで登らせてくれると良いのだが。

伊勢山皇大神宮に出向いての参拝をしていた頃から慣れている三浦監督も「このようにファンと一緒にできて気持ちがグッと引き締まる。心を込めて必勝を祈願した」とコメント。昨年同様、スローガンに絵馬を掲げて、優勝への思いを強くした。

ベイプラでもライブ配信をしていたので、その様子を少し見させてもらった。萩原統括本部長、木村球団社長、南場オーナー、三浦監督、佐野キャプテンが並ぶ前列に、コーチ、選手が並び、神妙な顔つきで式典に臨んだ。

必勝祈願の終了後は、全員での写真撮影。ベイプラでもその様子を配信していたが、途中でスターマンがベイプラカメラに大接近。相変わらずのお茶目な愛嬌を振りまいていた。

写真撮影まででベイプラは配信を終了したが、グラウンドでは練習がスタート。必勝祈願に参加したファンは、そのまま練習を見ることができたようだ。春季キャンプに行けなかったファンは、ホームチームの練習はなかなか見ることができないので、貴重な機会となったかと思う。

2023年のハマスタ始めを済ませたファンもいるかと思うが、3月4日(土)にはハマスタでの最初の試合がある。今年一発目ということで管理人も現地の予定。その前に、ファームでは春季教育リーグがスタートする。2日は横須賀スタジアムでロッテ戦が行われる。開幕1軍を懸けた選手も、こちらの試合に回るようなので注目したい。

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大貫は開幕に間に合わず、タナケンも

今永がWBCに出場しており、アメリカでの準決勝以降に進んだ場合は開幕まで期間が短く、異なるボールへの対応ということもあり、開幕投手は回避することが濃厚。開幕投手の有力候補で、今年は狙うことを公言していた大貫が、右三角筋後部繊維肉離れと診断され、この日からリハビリ組に合流した。

21日の練習試合では、神里の落球もあったが、今一つの内容で6失点だった。その後、右肩の張りが取れないことから病院で検査を受け、肉離れが判明した。あまり聞かない部位の肉離れだが、この時期だと開幕には間に合わないだろう。三浦監督もその見通しを語った。

筋肉の繊維の肉離れというのはどんな感じなのだろう。素人なので全く分からないが、楽観的に考えればそこまで重傷ではないのかと思うし、三角筋の肉離れだと投球再開まで日数を要するので結構かかるのかなとも思う。

昨年の春季キャンプでも今永が左前腕の張りで離脱したが、実際は肉離れで復帰までかなりの時間を要した。同じ感じであればゴールデンウィークくらいまで大貫を欠くと考えなければならない。今年こそ規定投球回という目標があったと思うが、いきなり絶望的になってしまった。切り替えて、復帰したらシーズン最後まで離脱せずに全開で投げられるようにしてほしい。

[濃厚]
濵口
石田
今永(WBC)

[有力]
上茶谷
東
平良
笠原

[期待]
ガゼルマン
小園
吉野

[ファーム落ち]
京山
阪口

現時点の先発投手はこんな感じか。まだ1ヶ月弱あるので、ファーム行きとなった京山、阪口もまだチャンスは残っている。春季キャンプへの合流が遅れたガゼルマンも、ファームの教育リーグで投げるようなので、これからの仕上がり具合ではローテーションに食い込んで来るかも知れない。

こうなると上茶谷が今年やってくれないと困る。ここまでは良い感じで投げられているので、さらに精度を上げてローテーション入りして欲しい。平良、東も復活して欲しいし、練習試合で好投した笠原も開幕ローテーションのチャンスが広がった。

オープン戦でまずまずの投球を見せた小園も、ローテーションを狙って行く。4月4日から9日の週は6試合だが、その後2週間は2連戦と3連戦の5試合が続くため、ローテーションは5人で良い。今永が3カード目あたりで戻れれば、状態の良い投手で回せる。

今後のオープン戦での開幕ローテーション争いにも注目したい。

そして、この日に田中健も左大腿二頭筋遠位部の肉離れで、リハビリ組に合流することが発表された。砂田をトレードで放出してしまったし、池谷や櫻井がまだ出て来ない状況で、リリーフ左腕の中では頼りにしたい存在だった。22日の練習試合でも良くなかったし、コンディションが十分ではなかったのかも知れない。じっくり治して戻って来て欲しい。

リリーフではファームに回っている坂本にとってもチャンスだし、ローテーションを争う4枚の左腕から一人回すことも考えられる。左右に拘らなければルーキーの橋本も、ブルペンの枠を手に入れられるチャンスが広がった。勝ちパターンの前に投げる投手たちも高いレベルの争いをして欲しい。

一方で、足の張りで26日のオープン戦を欠場した佐野は、もう問題ないようで、4日のハマスタでのオープン戦は出場予定。肘の手術明けでもあるので、無理はしないで欲しいが、大事に至らずに安心した。

さらに、ファームの試合に出場し、楠本の打球が当たった桑原も、DOCKで練習を行っていたようだ。三浦監督は、予定通り7日の静岡でのオープン戦から1軍に合流させると言っていたので、こちらも大きな問題にはなっていないようだ。

アンバギーもハマスタの練習で快音を飛ばしていたようなので、試合への復帰も近いだろう。野手は朗報がある反面、少し投手陣は心配な面がある。怪我に注意しながら、開幕に向けて争いを激化させて欲しい。

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