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ベイスターズはシフト勤務? シフト表で可視化

横浜DeNAベイスターズは9日、大田の出場選手登録を抹消した。8日の広島戦で、レフトオーバーの打球を追った際、右太もも裏の張りを訴えて交代していた。ファームで調整している宮崎は、新潟遠征には帯同せず、12日のハマスタでの読売戦から復帰の見通し。

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コロナによる離脱が落ち着くもケガが続出

大田は、4月28日にはヘッドスライディングの際に左太ももを痛めたが、登録抹消には至らず先週はスタメン出場もしていた。しかし、今度は逆側の脚を負傷した形で、痛めた方の脚を無意識に庇って負荷をかけてしまったということは考えられる。一度登録を外れて治療に専念するのは妥当だろう。

外野手は、支配下登録の選手では細川と梶原しか残っていない。梶原は数週間前からファームの試合に出場していないので、ケガをしてしまっているのだろう。週末の仙台遠征も細川の他は、育成選手の勝又、村川、大橋が主に出場していた。このタイミングで急遽、支配下登録してというのも考えづらい。

細川は、ファームで27打数3安打の打率.111。成績以上に、タイミングが取れておらず内容も悪い。アウトサイド高めの140キロ前後のストレートなら打てるが、速球には押され変化球には抜かれて当たらない。ベンチに座っているだけの為に登録するよりも、実戦で復調させたい。

外野は現時点でも6人いるので、12日に宮崎を登録するまで誰も上げないというのも考えられる。新潟出身の知野を1日だけ登録して、宮崎と入れ替えというのもあまりにも露骨なので、どうだろうか。8日のファーム楽天戦では2ランを放っており、ないとは言えないが。

4月末からケガが続出している。前日には三嶋が右肩の張りで登録抹消。ソトも背中の張りで欠場した。牧らコロナの陽性判定を受けた選手たちが戻って来る直前で、宮崎が離脱。メンバーがだいぶ戻って来たところで、エース今永と入れ替わりでキャプテン佐野がケガで離脱。

ここまでケガが多いと、原因の究明と対策を速やかに行わなければ、まともに戦って行けない。トレーナーを一概に糾弾するのは筋違いだと思うが、キャンプからのトレーニングメニューの問題なのか、練習内容が昨年から変わった影響なのか。通常なら多少無理して出場するところ、ベイスターズは先のことを考えて欠場させたり登録抹消したりしているのか。

大きなケガになる前に止めることができていて、長い目で見ればプラスになっているのなら、それでも良い。それにしてもプロの選手が、まだ開幕して1ヶ月強をプレーしただけで、こうもあちこち痛めるものなのか疑問。特にベイスターズは中止となった試合が多く、消化した試合はリーグ最少の31試合。東京、神奈川に3球団が偏るセ・リーグは移動も比較的楽な部類。

コロナ禍で難しい面もあるだろうし、他の球団でもケガをしている選手はいるのだが、開幕前からケガが目立っているのは事実で、チームとしてしっかりとマネジメントして行かなければならないのではないか。

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ベイスターズのシフト勤務表

誰かが戻って来ると誰かが外れるという、まるでシフト勤務を組んでいるかのような状態だ。開幕1軍のメンバーは全員出勤が前提なのだが、こうもシフト勤務されるとね。

森やオースティンはまだまだかかるとして、彼らが戻って来る時にも全員が揃うことはないのではないかと思うくらいに、出入りが激しい。

主な選手の出場選手登録の状況を色分けで表現した。ブルーが登録されている日(勤務)、グレーが抹消されている日(オフ)。そして、黄色は負傷や体調不良などで登録はされていたが、ベンチを外れたり欠場した日を表している。

投手

今永は春季キャンプ中に左前腕の肉離れで離脱。当初は炎症と発表されていたが、開幕から1ヶ月強の離脱を余儀なくされ、6日にやっと1軍で先発した。東と左2枚が揃ったが、東が開幕投手を務めながら、未だに勝ち星がなく4連敗。入れ替わりで登録抹消かと思ったが、次も1軍で先発するようだ。

開幕ローテーションの投手は、登板日に登録されたので開幕日には出場選手登録はされていなかった。石田と濵口はコロナの陽性判定となった影響で、未だに復帰できていない。濵口は先日、JFE東日本との練習試合で登板している。石田は一旦、濃厚接触者となった後で練習に合流したが、その後に陽性判定を受けたため、まだ実戦復帰していない。開幕ローテーション入りした彼らが、まだそれぞれ2試合、1試合しか先発できていないのが苦しい。

その分、リリーフとして開幕1軍に入った上茶谷が、チーム唯一の規定投球回をクリアする活躍があった。一方、坂本が結果を出せず6日に登録を外れている。

リリーフは、砂田と山崎がコロナの陽性判定で3週間ほど離脱。三嶋が4月末に体調不良でベンチ入りを外れていた。さらに右肩の張りで8日に登録抹消となっている。勝ちパターンもなかなか揃っている期間も少ないし、調子に波があって安定しない。

伊勢が開幕から16試合無失点と抜群の安定感を見せており、三嶋の代わりを務めることになりそうだ。中止などで間隔は空いているにせよ、チームの試合数の半分以上の登板になっており、さらなる負荷で調子を崩したり故障したりという懸念もある。

野手

投手以上に揃わないのが野手。春季キャンプでは想定されていたオーダーが上から8名だが、森がオープン戦で右足の肉離れと左足の捻挫で離脱。練習には復帰しているが、まだ実戦に出場していないので、早くても今月後半だろう。

オースティンは、右肘の張りでオープン戦後半を欠場。開幕からファームで調整していたが、クリーニング手術を受けることを決断。現在はDOCKでリハビリ中。復帰は早くてもオールスター以降だろう。

ソトも右手首の張りで開幕は間に合わず。コロナの影響による試合中止のタイミングで復帰した。コロナの影響で4月7日以降に8名が出場選手登録を外れ、療養に入った。症状の有無などにより、それぞれ調整が終わったタイミングで順次復帰した。

その中で、コロナの陽性判定は受けておらず戦い続けていた宮崎、佐野がケガで離脱。代わりに登録を外れる形になった。大田も濃厚接触者の疑いで数日、登録を外れた。不在の穴を十分に埋めていたが、ここに来てケガで離脱。ソトも背中の張りで欠場しており、登録は外れていないものの影響がありそうだ。

まだ1ヶ月強で、開幕から登録を外れていない選手が山本、大和、関根の3人しかいない。特に大和は、多くの選手が入れ替わる中、ショートという内野の要を守り、さらに6番に入って高い得点圏打率で貢献してくれている。

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東は登録抹消せず、日曜の阪神戦で先発か

9日の公示では大田の登録抹消だけが発表された。次の登板がないのなら、ここで抹消するはずなので、アクシデントや雨天中止の影響がなければ、15日の阪神戦で先発させるのだろう。4月20日の阪神戦は、7回無失点に抑えているので、相性が良いと考えられる相手に、もう一度という考えだろう。

今季唯一と言っても良い好投だったが、あのタイミングは阪神打線の調子が底だった。今も劇的に改善したとは言い難いが、底は脱しているだろう。ロメロも得意の中日戦ならばということだったが、結果は出なかった。8日と同じようなボールしか投げられないのであれば、次の登板も厳しいものになるだろう。

今週は火曜がハードオフ新潟での読売戦で、水曜が移動日となり、木曜はハマスタで開催される変則日程。5試合しかないが、坂本が登録抹消となっており、先週に引き続き5人が先発することになりそうだ。週の後半は天気予報も良くないので、もしかしたら雨で試合が流れる可能性もあるかも知れない。

日付カード先発
10火読売(新潟)ロメロ
12木読売(横浜)大貫
13金阪神(横浜)今永
14土阪神(横浜)上茶谷
15日阪神(横浜)

今の天気予報だと金曜は雨になりそう。阪神は中6日だと青柳で、「雨柳さん」としても有名。今永もなかなかの雨男なので、かなり厳しいか。そうした場合に今永をスライドするのかどうか。来週も前半のバンテリンドームが2連戦で、ロメロはそこに投げさせたいだろうし、阪神戦で中止があるなら、東を1回飛ばして調整させる方が良いのではないか。

濵口、石田あたりも戻って来ていれば、5試合で誰を先発させるか迷うほどかと思ったが、調整はまだ進まず、坂本も外れて、ロメロと東が今一つの状態。毎年のことだけど、ホントに先発の駒が揃わないし、レベルが上がらない。

リリーフも三嶋が抜けて、代わりは三上になるようだが、まずは先発がしっかりと試合を作らないと。QSをマークできている大貫、上茶谷の日に援護があるような巡りにして行かないと苦しい。

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