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エスコバーが自由契約に ハマスタでドリームマッチ開催

横浜DeNAベイスターズは6日、エスコバーを自由契約としたことを発表した。また、アンバギーには2024年シーズンの契約を結ばない旨通知したことも発表した。その他、横浜スタジアム45周年を記念し、松坂大輔氏らが参加するドリームマッチを12月3日に開催することも発表された。

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エスコバーにはウエイバー不請求

シーズン終了後に、退団が基本線と報道されたエスコバー。この日、自由契約となったことが発表された。とうとうエスコバーの退団が確定してしまったかと思ったが、2024年の契約を結ばないという話ではない。

シーズン終盤から、横浜を離れることを匂わせるXでのポストをしていたエスコバー。2年契約が切れるため、来年以降の話をして来たと思うが、おそらく球団が提示した条件は飲めなかったのだと思う。功労者であるエスコバーが、他球団の評価を聞きたいという意向があったため、10月末にウエイバーにかけた。

ウエイバーは、所属以外の11球団に通知され、他球団は獲得の意思があれば手を挙げ、獲得できる。ウエイバーと言っている通り、下位の球団から優先権がある。ウエイバーで獲得した場合は、基本的に前の所属球団の契約を引き継ぐが、今回は2年契約が切れるところなので、新たな契約をすることになる。

ただし、その場合は現在の契約を延長する形が基本なので、現在のベースに対して今季の査定を行い、減額することなる。査定を度外視するような大幅な減額には本人の同意が必要になる。それもあってか、他の11球団はどこもウエイバーでの獲得を請求しなかった。

NPBでもウエイバー不請求による自由契約と公示が出された。ウエイバーにかければ自由契約となることは織り込み済で、エスコバーを尊重して手続きをした球団。本来であれば11月末までは保留選手であるので、そこまで交渉し、保留選手名簿に載せずに自由契約にすればいいのだが、この時期にウエイバーにかけたというのは、エスコバーへの誠意だと思う。

同時に球団はエスコバーとの残留交渉を継続するという。2年前は推定年俸2億円の2年契約と報じられたが、今年の選手名鑑では2.6億円となっている。その時よりもさらに円高が進んだので、日本円にするとかなり高騰していることになる。仮に200万ドルから半額の100万ドルを提示したとしても、1.5億円になってしまう。

山崎は別にしても、1.2億円のウェンデルケンや伊勢、森原らと比べると、成績に対するコストは大きい。これまでの功績があるにしても、なかなか難しいところだ。日本円で1億円だとして67万ドル程度になり、そこが攻防ラインになっているのではないか。エスコバーにしてみれば1/3になってしまうので、他球団の評価を聞きたくなるのは当然だ。

自由契約になり、他球団も調査する報道が出ていたので、ベイスターズよりも良い条件でオファーするチームが現れるかも知れない。その時、エスコバーがどのような決断を下すか。ベイスターズと合意する可能性はまだ残っているので、お別れを言うにはまだ早い。行方を見守りたいと思う。

アンバギーは、2024年の契約を結ばないと通知されたので退団が確定した。オースティンがケガの影響で出遅れることが分かっていたので、その間を埋め、あわよくば日本で成長してレギュラーを掴むことが期待されていた。イケメンでナイスガイ。だが、近年のレベルが急上昇した日本の投手を打つことはままならず、ファームでもなかなか結果が出なかった。

個人的にはオールスター前の時点で、日本のレベルで結果を出すのは難しいと思っていたので、7月にウエイバー申請し、代わりの外国人野手を補強すべきだと思ったが、良い選手と合意に至らなかったのか、動かなかったのか分からないが、そのまま残る形になった。

結果として、オースティンは再昇格することなく手術を受けるため帰国し、神里も手術を受けた。梶原、佐野のケガもあって外野手不足に陥り、昇格の機会を得た。ヒット1本だけだが打てて良かったと思う。CSでもベンチ入りした。ENEOSとの練習試合で見せた大ファウルはインパクトがあった。まだ若いので、別のチームで野球を続け、成長してくれればと思う。

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ベイスターズOB対神奈川高校野球OB

2023年4月で45周年を迎えたハマスタ。40周年だった2017年にはレジェンドマッチとして、大洋時代のOBを集め、1998年の優勝メンバーを中心とするチームとの試合を行った。

日本シリーズの後、11月23日に行われたレジェンドマッチは、全席が自由席で、徹夜で並ぶファンも多かった。管理人も観戦仲間と夜中のうちに車で来て、雨の中を長時間並んだのが想い出深い。

今回は、ベイスターズOBプラス現役選手と対戦するのが、神奈川県の高校野球チームでハマスタを舞台に戦った選手たち。横浜高の松坂大輔氏、多村仁志氏、後藤武敏氏らを筆頭に、ベイスターズに在籍したことのない森野将彦氏、山口鉄也氏なども参加する。一番驚いたのは、横浜創学館高出身の秋山翔吾が現役選手ながらハマスタのイベントに参加してくれることだ。

ベイスターズOBでは、ロッテの村田修一コーチが松坂世代ということもあり参加する。ベイスターズを離れて以来、VTRによる出演などはあったが、こうしたイベントに出席するのは初めてになるか。三浦監督はもちろん、石井コーチや相川コーチなど、現役時代をともに過ごしたメンバーがいるのも出席を後押ししたか。オフとは言え他球団のコーチが参加してくれるのは嬉しい。

松坂世代として、久保裕也氏、大西宏明氏、古木克明氏も参加。今年はベイプラやtvkでの解説も務めた吉村裕基氏も参加。個人的には古木、吉村のファンだったので嬉しい。あとは内川聖一氏がいれば、あの頃のメンバーの主なところは揃うのだが。まだ現状のメンバーが発表された段階なので、増える可能性もあるので期待したい。

現役では東、山崎に加えて今永も名前がある。ポスティングでMLB移籍と思われる今永は、ベイスターズの最後のユニフォームとなるかも知れない。

エキシビションマッチは、5イニング制で行われ、試合前のセレモニーや試合途中でのライブもあるようなので、試合以外も楽しめるイベントになりそうだ。今回は指定席として☆3程度の金額で販売され、ウィングや立見席まで用意がある。

ファンフェスの翌週のイベントになるが、個人的にはこちらの方が楽しみだ。松坂氏の参加はインパクトが大きいと思うので、かなり盛り上がるし、12月とは言えそこそこの集客になりそうだ。

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FA選手の動向

日本シリーズが終了し、FA宣言が解禁となった。まだ手続きをした選手はいないようだが、オリックスの山崎福也が宣言残留も含め、行使する方向のようだ。ベイスターズも獲得調査を進めており、宣言すればオファーを出すことになりそうだ。

今年11勝を挙げた左腕は、金銭や選手の補償が不要なCランクと見られる。ソフトバンクやヤクルトなども獲得に乗り出すと見られ、争奪戦となりそうだ。通算39勝ではあるが、自身初の2桁勝利。FAを取得する年にきっちりと数字を残し、好待遇を引き出せそうだ。

ベイスターズとしても、今永がMLB移籍するのであれば、2桁左腕は非常に大きな補強になる。マネーゲームには参加しないチームだが、今永の移籍金が入る前提であれば、例年とは違うアプローチになるかも知れない。

また、楽天の松井は、海外FAを行使する見込みで、MLB移籍を模索する。しかし、WBCでボールへの対応に苦しんだことと、日本ではクローザーで1イニングのリリーフがほとんどであることから、決して評価が高くないようだ。本人がどのくらいMLB移籍を希望し、拘るのかによるが、MLBを諦め、日本国内での移籍に切り替える可能性もある。

現状、クローザーを予定していた山崎がファームでシーズンを終え、代わりに森原とウェンデルケンがクローザーを務めたとは言え、長いシーズンを考えれば経験のあるクローザーは不可欠。松井はうってつけの存在。もし本人が先発を志望するなら、ローテーションにも不安があるので、活躍の場はある。ただ、ここまで何度か先発転向の話がありながら、結局クローザーに戻っているので、リリーフを前提に考えた方が良さそうだ。こちらは2.5億円の年俸がネック。高給取りが多い楽天でも上位にランクしており、金銭や人的補償も必要となりそうだ。

一方、ベイスターズでFA権を取得している伊藤光と柴田は、残留の方向になっているようだ。正式発表を待ちたいが、貴重な役割を担うベテランとスーパーサブなので、まずは良かった。熟考している石田、戸柱の動向も気になるところだ。

その他、戦力外となった選手で、ソフトバンクの森唯斗、オリックスの中川颯、読売の堀岡を調査している。森は他球団も調査しており、争奪戦となることが予想される。4.6億円の年俸も影響して来そうだ。中川と堀岡はおそらく育成での獲得になるのではないか。いずれも神奈川県出身の選手で、ポテンシャルは大きい。

ドラフトでは即戦力投手よりも野手を優先した形で、これらの選手をオリックスから移籍する入来チーフ投手コーチを中心とした体制で育成し、1軍の戦力の底上げができるか。

11月15日のトライアウト終了後に解禁となるので、こちらの動向も注目したい。

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日本シリーズは阪神が「38年ぶり2度目」

「38年ぶり2度目の日本一」は、25年前に聞いた気がするが、阪神が見事に日本一に輝いた。引き分けがあった昨年に続いて第7戦まで縺れ、4勝3敗での決着は2013年の楽天と読売の日本シリーズ以来。ソフトバンクが2年連続で4勝0敗で日本一に輝くなど、パ・リーグの強さが目立っていたが、接戦で緊迫感のある日本シリーズが戻って来た。

と書いたが、管理人はほとんど観ていない。2戦目の一部、甲子園で阪神がサヨナラ勝ちした際の9回と、山本由伸が完投した6戦の終盤、そして7戦目は3-0の5回、比嘉に襲いかかって3点を追加した場面を見て、阪神の日本一を確信した。

阪神の投手陣が素晴らしいことは1年間観て分かっているし、山本を初戦で攻略したように、チームでまとまり、集中力のある攻撃は脅威。投手が良いだけに打線を封じてロースコアにするしかないが、今年の阪神はきっちりと点が取れる。それを示すスコアになっていたのではないか。

7戦は観ようと思ったが、アニメの「葬送のフリーレン」を9話一気見していたので、横で流しているだけになった。以前から書いているように野球好きではなく、ベイスターズ好きなので、ベイスターズが絡まない試合はほぼ観ない。

野球そのものも面白いスポーツなのだろうが、心の底から勝って欲しいチームを、選手と同じ気持ちになってドキドキし、ワクワクしながら観ることが楽しいのであって、他のチームの対戦は何もドキドキしないので、面白くない。考えや感じ方は人それぞれ。個人的にはベイスターズ以外のチームを応援することは生涯ないと思う。もしベイスターズがなくなったら野球も観ないと思うし。

というわけで、オフシーズンは例年通りゲーム、アニメの時間となり、シーズン中は手を付けていなかった作品を楽しむ時間になる。しかし、先日実施したアンケートでも、想像していなかったくらい多くの方から高い評価を受け、楽しみにしているという声もたくさんいただいたので、時間を見つけてストーブリーグの話や、今年の総括、選手個別の記事などを書いて行きたいと思うので、お楽しみに。

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