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無観客でのキャンプインへ 日程は予定通り

1月19日に、沖縄県が独自の緊急事態宣言を発出した。飲食店などの営業時間を20時までとするなどの要請が行われる。この日、プロ野球実行委員会が開かれ、沖縄県、宮崎県からの要請に基づき、春季キャンプ、練習試合を無観客で行うことが決定した。

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選手はPCR検査を行いキャンプ地入り

昨年の開幕前から選手及び関係者には定期的にPCR検査が行われることになっているが、今年も同様の措置となる。春季キャンプ地の沖縄県、宮崎県は独自の緊急事態宣言が出されているが、検査での陰性を条件に現地入りし、無観客でキャンプを行う。

現在の感染状況を考えればやむを得ず、予定通りの日程でキャンプができるだけでも有難いことだと思う。関係者も出来る限りの対策を講じてのキャンプインとなるのだろう。GO TOトラベルは停止しているが、有観客となれば人の移動が増えるだけに無観客で実施する以外にないだろう。キャンプ地としてはこの期間の経済効果を見込んでいたとは思うが、緊急事態宣言の発出中はこうした部分にも影響が及ぶ。

今年もTBSチャンネル2で春季キャンプの中継がある。2月1日の初日と2日目、紅白戦も予定される最初の土日、あとは練習試合の日を中心に中継の日程が組まれている。TBSチャンネル2の公式サイトを参照。

生中継!横浜DeNAベイスターズ 2021春季キャンプ|スポーツ|TBSチャンネル - TBS
三浦大輔新監督率いる2021年シーズンのベイスターズいよいよ始動!沖縄県宜野湾市で行われる、横浜DeNAベイスターズの春季キャンプを生中継!

ニコニコ生放送はまだ予定が公開されていないが、昨年と同様であれば中継されると思われる。そして、ファームのキャンプを中継していたイレブンスポーツもまだキャンプ中継については情報がなかった。

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外国人選手の合流は遅れる見通し

阪神の5選手や読売のウィーラーなど、昨年から引き続き所属する選手の一部は、既に来日したことが明らかになっている。2週間程度の自己隔離をした上でPCR検査を受け、キャンプ地入りすることになるのだろう。

ベイスターズの選手が来日したという情報は現在のところまだない。例年であれば早い選手でも20日以降になるが、今年は自己隔離が必要と思われる。2月1日のキャンプインから逆算すると、初日からの合流には間に合わないのではないか。既に来日して隔離中ということも考えられるが。

残留となったエスコバー、ソト、オースティン、ピープルズは、他球団の例から見ても来日することはできそうだ。育成のコルデロ、ディアス、デラロサもおそらく同様だろう。しかし、新外国人選手のロメロ、シャッケルフォード、スターリン(球団公式サイトの選手名鑑から登録名はこちらになりそう)はいつ来日できるか未定のようだ。最悪、春季キャンプに参加できないことも考えられる。

このあたりは、NPBも関係各所と調整しながら可能な限り対応して行くようだが、変異種の感染拡大もありビザ発給にはハードルが高そうだ。外国から日本に入るという意味では既存の外国人選手たちと大きく変わることではないのだが。

シャッケルフォード、スターリンは育成選手なので、キャンプの出遅れはじっくりと取り戻しながらという感じになるだろうが、ロメロは期待の投手なだけに戦力としては痛手だろう。これは他球団もほとんど同じ状況なので、仕方がない。できるだけ早くその投球を見てみたい。

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特例2021として継続

出場選手登録の拡大、延長は10回で打ち切り、新型コロナウィルスの感染が疑われる、あるいは濃厚接触者となり登録を抹消された場合、10日間を待たずに再登録できるなどの特例を2020年に導入したが、基本的にはそのまま同内容で継続される。

外国人選手は、出場選手登録5名、ベンチ入り4名は変わらないが、昨年は一度、投手4名・野手1名または投手1名・野手4名にした場合、その後は比率を変えられなかったが、そのルールは廃止された。ただし、4名または5名全員を投手または野手にすることはできない。

昨年は試合数が120試合に変更されたが、今年は現時点で143試合を予定しており、勝率1位のタイトルの要件を10勝から例年通りの13勝に戻すことになっている。

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セ・リーグのDHは2021年に導入せず

この日の実行委員会では、昨年も読売から提案のあった、セ・リーグでのDH制採用は、2021年については見送りとなった。コロナ禍での練習不足やケガ防止などを目的とし、投手が打席に入らずに打撃や走塁を行わないメリットを主張していたが、暫定導入は行わない。しかし、議論自体は永続的に続けることになった。

個人的には賛成、反対どちらでもなくフラット。リーグごとの特色と、投手が打席に入る起用の駆け引きも捨てがたいが、DHによる守備に難のある選手が豪快なバッティングを見せてくれることへの期待もある。採用されれば反対はしないが、パ・リーグとの格差が埋まらないからは短絡的かと思う。理由の一つである可能性は否定できないが、それだけではないだろう。

来年以降の導入は今後も議論を尽くして行くようなので、しっかりと現状と将来を見据えた上でセ・リーグとしてどうするのか、検討してもらいたいと思う。

早いものでキャンプまで10日程度となった。この日の実行委員会の決定を受けて、各チームでキャンプの準備が本格化することと思う。自粛ムードの中、プロ野球ファンには少しの楽しみが出てきた。

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