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2021年ドラフト指名選手の入団発表 小園が18番継承

横浜DeNAベイスターズは12月3日、2021年のドラフト会議で指名した9名の入団発表を行った。背番号の入ったユニフォームを着用し、初々しく緊張した面持ちで自己紹介し、現在の気持ちやセールスポイントについて語った。小園は横浜ナンバーとされていた18番を背負うことが発表された。

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各選手が選んだ言葉と愛称

番号選手名言葉愛称憧れ
18小園勝利ハマの健ちゃん和田毅
15徳山強気ハマの努力家前田健太
33粟飯原感謝ハマの超人柳田悠岐
30三浦成長ハマの銀ちゃん美馬学
43深沢攻気ハマの精密機械高橋礼
58梶原覚醒ハマの韋駄天柳田悠岐
103村川情熱ハマのチーター青木宣親
104東出決然ハマのキャノン甲斐拓也
105大橋貫徹ハマの神速イチロー

各選手が色紙に漢字2文字の言葉を記し、自己紹介するとともに「ハマの」という愛称を自ら発表した。小園は勝利と書き、1年目から1軍で投げて勝利をするという意思を示した。相性は「ケンちゃん」という少しかわいいものを選んだ。

俊足をウリにする選手が3名いた為、韋駄天、チーター、神速と並んだ。チームに不足している部分でもあるので、彼らの台頭に期待がかかる。それにしても新しいカジが韋駄天。青い韋駄天を受け継ぐか?

三浦は小園と同じ路線で銀ちゃん。徳山の努力家というのも彼のキャラクターを表しているように思う。深沢は小宮山がかつてその異名を取っていたが、それくらいの先発投手になって欲しい。力強い言葉が並ぶ中で、粟飯原が感謝としていたのが印象的だった。東出は、甲斐キャノンに憧れを持っており、同じ愛称で呼ばれることを目指す。

質問として、憧れている選手と対戦したい選手というものがあったが、対戦したい選手は特にいないという選手も多かった。憧れている選手は、ソフトバンクの選手の多さが目立つ。小園はマエケンかと思ったが、意外にも和田。徳山がマエケンだった。三浦は、法大の先輩は挙げずに美馬。三嶋、三上はタイプが異なるので、自分に近いものとしてこの答えになったのだろう。

粟飯原、梶原は揃ってギータ。身体能力が高い二人はやはり走攻守が揃う選手を目標とした。深沢も同じ変則フォームの高橋礼を選び、村川と大橋はともにMLBでも活躍した2人を挙げた。どの選手も、空気を読んでベイスターズの選手を挙げることなく、本音で答えてくれたのだと思うが、こういう時に名前の挙がる選手を増やして行きたい。

最後の質問は、「三浦監督のリーゼントを見てどう思うか?」で会場は笑いに包まれた。小園は、和歌山での指名挨拶の際、オンラインで対話。さらに契約時もサプライズで対面していたので、「見るのは3度目なので見慣れた」と大物感のある回答。徳山もサプライズ対面をしていた。

初めての「生」リーゼントを見た三浦銀二は、「大投手になってやってみたい」と発言。梶原は「クローズのキャラクター並みにしっかりキマっていた」と感想を語った。大橋も「テレビで見ていたリーゼントが目の前にあって興奮いたしました」と笑顔をコメント。いきなりのリーゼントイジりで質疑応答が終了した。

スカウトの方々も勢ぞろいして、晴れ舞台を見守っていた。しかし、梶原くん、神奈川大学は青なんだから初めてじゃないでしょう。縦縞のことかな?

三浦は、受け答えなどが牧と同じような感じだなという印象を受けた。そして、大橋は話が上手い。大卒の選手は総じて自分の言葉で上手く話せていたので、4年の経験はそういう面では大きいかなと感じた。野球では年齢は関係ないので、どんどん活躍し同期で一番を目指して欲しい。

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小園が横浜ナンバー18番を継承

この日の朝、小園が18番を付けることが報道された。これは入団発表でのサプライズにして欲しいところ。小園の入札はどこにも漏れていないのに、何故これは漏れるのか。注目を集める為にあえて情報を流したか?

三浦監督が引退する際、半永久欠番として次に18番を付ける選手を三浦監督が指名する形になっていた。三浦監督のようなイメージの投手が相応しいとして、ここまでなかなかこの選手というものがなかった。エースの今永は左腕なので、どちらかというと野村氏が付けていた21番の方が相応しい。

援護のなさが重なり、いずれ平良がという声も多かったが、トミージョン手術で来季は育成選手となりしばらくかかりそう。阪口や京山も候補ではあったと思うが、三浦監督がクジを引き当てた初回入札の目玉投手ということで、縁を感じながら彼を指名することになった。

ファンとしては、18番を競って誰もが認める投手になってから背負うことをイメージしていたので、もちろん小園に対する期待は大きいが、最初から付けることに違和感を覚えている人も多いだろう。ちょっと横浜ナンバーのハードルが上がり過ぎてしまい、誰も付けづらい感じになって来たので、このあたりで期待の投手に付けてもらうのも悪くないだろう。

三浦監督が語っているように、18番を寝かせておくよりも誰かが付けて、ハマスタのマウンドで活躍して欲しいという思いがある。ちょうど運命のように繋がった二人が18番を継承し、これからのベイスターズを担って行く。

小園にとっては初回入札で重複して引き当てたドラ1として、大きな期待を背負う他に、さらに18番まで背負うことになった。それでもそれに負けずに力を付け、ベイスターズだけに留まらず日本を代表する投手になり、次のステージを狙うくらいの活躍を期待したい。

9名の新入団選手は翌日のベイスターズファンフェスにも登場する。まだまだ声援は送れないが、ファンの熱を感じてもらいたい。

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