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新入団発表の裏で生き残りを賭けて

横浜DeNAベイスターズは7日、2020年ドラフト会議で指名した8名の新入団発表を行った。各選手が自身のセールスポイントをアピールし、将来のスター候補がプロの第一歩を踏み出した。一方、同じくして神宮では合同トライアウトが行われた。戦力外になった選手やNPB復帰を目指す選手が必死のアピールを行った。

初々しさと緊張感

2021年度 新入団選手 記者発表会を実施 | 横浜DeNAベイスターズ
横浜DeNAベイスターズ オフィシャルホームページ

指名順に挨拶をして行き、会見前に自身が選んだ漢字二文字とその理由を発表して行く。学生時代だとなかなかない、生配信も行われる中、記者を前にしたスピーチ。18歳や22歳の若者が緊張しないはずもない。緊張感はありつつも、落ち着いた選手、どこか愛嬌を感じさせる選手。ここから自分のキャラを出して行けばいい。

かつては「ハマの○○」で爆笑もののネーミングもあったし、梶谷がY字バランスをしていたのも懐かしい。そんな雰囲気はなく、淡々と確実に進んだ記者発表という印象だった。

記者からの質疑応答も代表質問以外は2つしかない。注目のゴールデンルーキーがいるわけでもなく、注目度は低いか。プロに入ったらアマチュア時代の評価は関係ない。育成選手も含めて、結果を出し1軍の切符を掴むだけ。ドラフト9位だった佐野の大活躍が勇気を与えている。日本人には敬遠されがちの背番号44が、偉大な番号と言われるほどだ。

ハマの特攻隊長は少しウケたのかな?フォトセッションでは、各選手とも緊張が解け、笑顔で番長監督とヨ・ロ・シ・ク!

牧の体格の良さ、チャンスに強い打者を目指すと言い放った落ち着き、何だか頼りになる選手になりそうな予感がいっぱいだ。佐野の打率を超えて首位打者を目指すと意気込む小深田も、その発言に責任を感じる。既にイジられキャラの予感満載な加藤は、番長をヨイショしつつ独特な語り口。中川虎大のようになりそう。

多くの人が感じたように、池谷は今永の雰囲気がある。高卒3年目だから入江や牧よりもひとつ下になるが、落ち着いて見えた。リリーフの今永として活躍なるか。同じ静岡の高田は少し柴田を思わせる。話し方も一生懸命なところに好感がある。ケガのため育成となった石川は、入江や牧に遅れを取るまいという静かな闘志が見えた。ハマの怪物を目指す松本も、地元でスケールの大きい左腕への成長を期待せずにいられない。

しかし、ドラフト指名全員が5年後に活躍していることは稀であることは、過去の実績からも見えている。ここからは競争の社会。この日語ったセールスポイントをいかに伸ばし、少ないチャンスを掴むか。悔いのない現役生活を歩んで行って欲しい。

後がない必死の緊張感

2020年は新型コロナウィルスの影響でプロ野球の行事が全体的に後ろ倒しとなった。合同トライアウトも例年より遅く実施された。神宮球場は晴天には恵まれたが、通常はオフの12月に何とかアピールをしてNPBの切符を掴もうと必死なプレーが見られた。

注目を集めたのは、やはりSHINJOだろう。48歳にして現役復帰を宣言した。本当にこの舞台に立つこと自体が凄いと思うし、やはりスターの雰囲気は感じられた。得点圏という場面で回って来て、タイムリーを打つあたりは、やっぱり持っているとしか思えない。

個人的には番長が監督を受けない場合、監督をやって欲しかったうちの一人。いや、別にふざけているわけでもないし、DeNAの監督はエンターテイナーである必要はないのだが、優勝するにはあれくらい持っている人じゃないとムリな気がしているからだ。他は2軍監督になった仁志氏、この日の解説していた真中氏だったが、ラミちゃんから仁志氏はちょっとカラーが変わり過ぎるかなと思っていた。真中氏は優勝経験もあり、キャラクターがDeNAに合うかなと。

SHINJOに選手として声をかける球団があるかどうか。終了後のインタビューは、聞き手が岩本氏だったこともあり、SHINJO節が全開だった。他人事としては面白そうと思うが、実際に試合にどれほど出られるのかという意味では疑問符が付く。特にDeNAは選手としての獲得はないかなと言った感じだ。

トライアウトに出場したDeNAの選手は3人。投手の濱矢、古村と飛雄馬。濱矢はちょうど入団発表の方を見ていて見逃してしまったが、結果としては四球2つと飛雄馬に死球。課題のコントロールを思い切り露呈してしまったのかなという印象。ストレートは145キロをマークしたようだが、ちょっと厳しいかも知れない。

古村は、試合で投げるのを見ること自体が難しいというプロ生活になったが、ここで投げられる状態になったことは良かったと思う。1つ良いスライダーで見逃し三振を奪ったが、DeNA復帰前に球速が上がっていた状態に比べるとやはり難しいのかなという印象。年齢も2つ重ねているわけで、他の投手との比較だと苦しくなる。

飛雄馬も松井としてプレーしたが、ヒットを打つことができなかった。ムードメーカーとしての存在価値がある彼だが、そういった面はなかなか出しづらい環境で、プレーの結果だけでの勝負となったが、アピールできたとは言い難い。

トライアウトは厳しい結果となったが、彼らなりに全力を出し切り、悔いのないプレーができていれば良いのだが。結果は分からないが、来年以降の彼らの新たな道での活躍を期待したい。

ベイスターズ関連では、白崎と黒羽根も参加。白崎はSHINJOのキャッチボールの相手を務め、終了後にはバットをもらい、グータッチをしていた。4打席でノーヒット2三振と厳しい結果で、なかなか難しい状況にある。日本シリーズのヤフオクドームで打ったホームランを忘れることはないだろう。

黒羽根もノーヒットに終わった。キャッチャーは経験がものを言うポジションではあるが、日本ハムに移籍後は1軍で25試合出場。今年は出場なしと経験をウリにするには少し厳しい状況か。地元選手で、番長とも縁があることから、何かベイスターズに関わる道があれば良いと思う。

全て見たわけではないが、見た中では宮台が良かった。東大のドラフト候補では過去最高クラスと言われた印象があるが、なかなか1軍での登板機会を得るまでには至っていなかった。トライアウトでは低めにコントロールされており、変化球も良かったように見えた。解説の日本ハムOBの岩本氏もここまで投げるとはと言っていたので、確かに慣れ親しんだ神宮ということもあるのかも知れない。神奈川県出身で湘南高校出身の秀才、左腕コレクターとして獲得どうだろうか?

元中日の伊藤も三者連続三振。彼は体が無事ならある程度やれるのだろうが、なかなかそこが改善しない印象。元中日の山本雅士は良いストレートを投げていたが、コントロールに不安ありといったところか。さらに中日で言うと、ベイスターズがたまにやられていた小熊も投げていた。

野手ではホームランを打ったフェルナンド。日本の高校、大学を出ているので日本人扱い。1軍での実績は乏しいがバックアップとしてどうだろうか。読売戦力外の吉川大幾も守備と足で魅せていた。ベイスターズには不足している部分ではあるが、やや打力が心許ないか。

ロッテの内やヤクルトの近藤といったベテランも生き残りを賭けて、必死の投球を見せていた。宮國や田原、藤岡あたりもここで投げる状況になっているのだと認識させられた。

無観客の中、NPBとの契約を心に熱く秘めて、緊張感のある時間が続いていた。この中から契約を勝ち取るのは非常に狭き門だが、復活を遂げる選手が一人でも多く出て来ることを願いたい。

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