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田中健ほか10人と来季の契約を結ばないことを発表

横浜DeNAベイスターズは3日、平田、田中健、笠原、池谷、宮國、加藤大、スターリン、東出、田中俊、大橋の10選手へ2024年シーズンの契約を結ばない旨通知したことを発表した。いわゆる戦力外通告は、第一次期間が10月2日から13日まで、第二次期間がCS終了翌日から日本シリーズ終了翌日までとなっている。他球団も含め、続々と発表になっており、ファンにとっては寂しい季節が訪れた。

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戦力外通告を受けた選手の一覧

10選手の年齢、年数、2023年の推定年俸、1軍の成績は以下の通り。

選手推定年俸2023年1軍成績
平田(34)103,300万1軍登板なし
田中健(34)163,500万11試0勝0敗1H0S 4.09
笠原(28)7900万2試0勝2敗0H0S 4.50
池谷(24)3750万1軍出場なし
宮國(31)13940万2試0勝0敗0H0S 6.75
加藤(21)3340万1軍出場なし
スターリン(25)3370万1軍出場なし
東出(20)2340万1軍出場なし
田中俊(30)61,600万1軍出場なし
大橋(22)2340万1軍出場なし

毎年のことだが、ドラフトやその他の補強を行う上で、人数的にも、年俸的にも枠があるので、どうしても空けなければならない。ベイスターズの戦力になろうと努力して来た選手たちが、そのユニフォームを脱ぐことになるのは、いつでも誰でも寂しいことだが、この日は来てしまう。

こうして名前が10名も出されると、何故という疑問に思う部分もあるが、われわれファンには分からない、当事者同士の話し合い、ドラフトでの指名方針、FA選手の状況、補強の目途、予算といった要素を総合的に判断し、来季以降のチーム編成を考慮しての決断。現時点でこの選手ではなく、この選手だろうというのはあまりにも意味がなさ過ぎる。

育成選手は3年が経過して支配下登録にならない場合、自動的に自由契約になる。昨年は育成選手には戦力外通告がなかったので、分からなくなっている部分があるが、2024年シーズンの契約を結ばないと通告したので、育成選手としての残留もないのかも知れない。ルール上は、自由契約になった後でも4年目の育成選手として契約は可能。

大橋は、独立リーグから若くして入団し、2年目。初年度から支配下登録の期待も大きかった。詳細は当事者しか分からないが、球団の方から契約を打ち切ったのか、本人が来季も育成契約という部分で自由契約になることを望んだのか。いずれにしても期待していた選手なので、意外だったし残念だ。

育成や若手ではない選手は、結果だけを見ると1軍の戦力になれなかった。もっとチャンスがあればというのは確かにそうなのだが、プロ野球の厳しい競争の中で、チャンスを掴み取るようなパフォーマンスが見せられなかったことも事実なのだろう。

2位を懸けた最終戦、CSに臨む選手たちは、こうしたチームを去って行く選手の思いも背負い、長くはない現役生活の中で輝いて欲しいと思う。

続いて各選手の思い出などを振り返ってみる。例によって長いので、少しずつ読んでいただければ。

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平田 真吾

通算成績:227試7勝7敗30H1S 4.57

2013年ドラフト2位で即戦力として期待され入団。リリーフとして1軍でルーキーイヤー9試合、2年目28試合と順調に出番を増やした。勝ち負けが付かないリリーフではあったが、4年目に33試合に登板。しかし、その後出番が減って行き、2019年は8試合で9.31と苦しいシーズンとなった。

2020年は開幕1軍入りし、ビハインドの展開でのリリーフとして数字を残した。次第に同点やリードした展開でも投げるようになり、キャリアハイの43試合に登板し11ホールドを挙げた。10月7日にはローテーションの谷間で先発し、5回2失点。当時、歴代3番目に遅い130試合目でのプロ初勝利を挙げた。当時のTwitterでは、「#平田真吾初勝利チャレンジ」のタグで盛り上がった。

2022年も勝ちパターンの前で投げる貴重なリリーフとして存在感を見せた。47試合登板、4勝はいずれもキャリアハイ。一方で、2021年オフは右肘のクリーニング手術、2022年オフは右肘尺骨神経前方移行術と2年続けて手術を受けることになった。

2023年は、キャンプをファームの奄美大島でスタートし、リハビリ組に入った。ファームで調整を続け、5月18日に出場選手登録を受けたが、登板がないまま5月28日に抹消となった。先発が早く降りた場合、ビハインドの展開で使う想定だったが、この期間は勝ちゲームか僅差での敗戦しかなかった。

結局、その後は1軍から呼ばれることはなく、1軍登板がないまま構想を外れた。ファームでは29試合で防御率2.81だったが、自責8に対して失点が14で、エラーが絡んだとは言え数字以上に心象は悪く、ファームからも推薦が来なかったかも知れない。三嶋や山崎、入江がファームに行っているので、使うべきところはあったようにも思う。

9月に入って宮城、中川が1軍である程度結果を残した。今後のベイスターズのリリーフを考えると、彼らがビハインドゲームで投げる形になって行く為、年齢的にも年俸的にも平田にとっては厳しい立場になってしまった。

まだ投げられると思うので、非常に狭き門ではあるが、NPBで現役を続けられればと思う。

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田中 健二朗

通算成績:274試14勝13敗64H1S 3.64

横浜ベイスターズ時代の2007年高校生ドラフト1位で入団。当時は大学生・社会人と分離ドラフトだった。横浜は、佐藤由規に入札したが抽選で外れ、続いて高濱卓也を指名したが再び重複して抽選。またも外れ、最終的に田中健二朗を指名した。

当初は先発投手として起用されており、2010年に1軍デビュー。プロ初先発で7回途中まで3失点の内容で、プロ初勝利をマークした。3年目までは先発として1軍で何度か登板するも、2勝目を挙げられずにいた。2013年ごろからリリーフに転向し、2014年は1軍で久々の2勝目を挙げた。

2015年は35試合に登板し、16ホールドをマーク。プロ初セーブもマークし、セットアッパーとして定着した。2016年は61試合に登板、23ホールドをマークしてキャリアハイの成績を残した。CSファーストステージ第3戦では、延長に入って代走の鈴木尚を牽制で刺すなど2イニングを無失点の投球。タナケンと言えばこのシーンを思い出すファンも多いだろう。

2017年も60試合に登板したが、防御率が大幅に悪化。このあたりから登板過多の影響なのか、本来のボールが投げられなくなって行った。2018年は11試合の登板に留まり、ファーム暮らしが長くなった。2019年はファームでも登板がないまま夏を迎え、このまま引退なのかと囁かれたが、8月15日にトミージョン手術を受けた。

2020年は育成選手となってリハビリに費やし、2021年6月に支配下登録に復帰。9月に3年ぶりの1軍登板を果たすと8試合に登板した。2022年は47試合に登板し、復活と進化を印象付けた。そんな中で9月に文春でDVが報じられ、騒動となったが特にペナルティを受けることはなかった。

2023年はオープン戦で肉離れを負い、ファームで開幕を迎えた。2軍では成績を残していたが、なかなか呼ばれず、7月に昇格して11試合に登板したが、8月に登録抹消となり、その後は1軍での登板はなかった。

16年目はチームに所属する生え抜きとしては最年長。存在も大きく、貴重なリリーフ左腕なので今後もチームを支えてくれると思っていたが、TBS時代を知る藤田とともに退団することになった。

リリーフの左腕としては、石川が台頭しつつあるが、それ以外の投手が伸びていない。今永、石田、エスコバーの去就もはっきりしない中で、構想を外れたことは意外。ボールのキレで勝負するタイプなので年齢もあまり気にならないかと思っていた。年俸面がネックになったのだろうか。

現役を続行するようであれば、どこかでまたあのカーブを見せて欲しいと思う。

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笠原 祥太郎

通算成績:56試11勝15敗0H0S 4.44

2016年ドラフト4位で、京田らの同期として中日に入団。2018年に6勝を挙げ、2019年の開幕戦は、ハマスタで初の開幕投手を務めた。しかし、不整脈の症状が出て離脱し、3勝止まり。2020年は開幕1軍を逃し、夏場にケガをして1軍の登板はなかった。2022年に3年ぶりの勝利を挙げたが、1軍での活躍は少ない状況になっていた。

2022年12月に初めて開催された現役ドラフトで、DeNAから指名を受けて移籍。先発として期待された。

キャンプを1軍で過ごし、オープン戦でも結果を残してアピール。今永がWBC出場で開幕に間に合わず、大貫も故障で不在だったため、開幕ローテーション入り。開幕カードの3戦目で先発したが、3回3失点で降板し、敗戦投手となった。

その後、ファームで調整し結果を残した。7月11日の倉敷での阪神戦で再び先発のチャンスをもらったが、エラーも絡み3回3失点。コントロールも大きく乱れて持ち味を出せなかった。

その後も昇格のチャンスを窺ったが、オールスター明けはファームでの登板もなかった。9月に入ってリリーフで何試合か登板したが、思うような結果は残せなかった。

現役ドラフトで指名しただけに、1年での戦力外はやや意外。即戦力の期待で、数年後に成長してという年齢でもない。もう少し別の形でチャンスをあげられなかったのかと思うところはあるし、今永や石田の去就によっては先発の左腕は必要になるようにも思える。

1年で戦力外にするなら何で笠原の指名したの?という人も多いだろう。少し笠原には失礼な話になってしまうのだが、現役ドラフトは1名を出し、1名を必ず指名するルール。そして、指名順は事前に提出した現役ドラフトに出す選手の人気投票で決まり、指名された選手の所属球団が次の指名を行うというルール。

移籍選手はNPBから発表されたが、指名順は非公開。下記の記事で記載しているが、スポーツ紙が関係者に取材して報道したところによると、DeNAは8番目で細川が指名されたことにより、9番目で指名した可能性が高い。そうなると残り4名という中から1名を必ず指名することになるので、笠原を選んだということだろう。実際、12番目で指名とされている成田は、ヤクルトで戦力外通告を受けている。

大竹や細川が非常に活躍した一方で、全ての選手が活躍するわけでもない。また、ドラフトなら指名せずに終了できるが、1名は必ず指名するので欲しいポジションの選手が指名できるとは限らない。DeNAとしては細川を出したが、思ったほど人気を集めなかったことが誤算かも知れない。今季の活躍が予期できていれば、もっと早く指名された可能性もあるが、あの時点では無理だっただろう。

笠原も、過去に不整脈やケガがあり、苦しい現役生活になってしまっているが、年齢的にはまだ若く、体に問題ないのであれば、何とか現役を続け、もう一花咲かせて欲しい。投手の平均球速が大きく上がっている時代だが、コントロールの良さを生かした投球術を見せて欲しい。

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池谷 蒼大

通算成績:12試1勝0敗0H0S 1.50

2020年ドラフト5位でヤマハから入団。高卒社会人なので、同期の大学生である入江や牧よりも1歳若い。3年目での戦力外通告は少し早いのかなという印象。

独特のフォームと「ヨイショ」と叫びながら力投する姿は個性があった。フォームについては、クイックに課題があり、修正を余儀なくされた。このあたりで、もともとアマチュアで投げていたボールが投げられなくなった可能性はある。

ルーキーイヤーは6試合登板で失点なし。2年目は、4月にチームがコロナ2019の影響を受け、メンバーが大量に入れ替わる中で、6試合に登板し、プロ初勝利も挙げた。しかし、これ以降は1軍に呼ばれることはなく、今年も昇格のチャンスを得られなかった。

何度か映像でファームの登板も見ているが、なかなかすんなりと抑えられた印象がない。ファームで35試合に登板、防御率は最終登板で6点を奪われてしまい、悪化して4.76。イニングに対して安打数、四球も多く、ランナーを背負うことが多かった。

それにしても、1軍のリリーフ左腕が潤沢とは言えない中で、もう少しチャンスを与えられても良かったのかなという印象は残る。ファームが推薦しなかったのか、1軍の首脳陣が上げなかったのか分からないが、不完全燃焼かも知れない。

現役を続けるようであれば、個性的なフォームで打者を幻惑する姿を見せて欲しい。NPBが希望だろうが、若いし網谷のようにヤマハへ復帰もあるだろうか。

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宮國 椋丞

通算成績:227試22勝22敗21H1S 3.93

2010年ドラフト2位で読売に入団。長嶋終身名誉監督に絶賛され、話題となった。高卒2年目に6勝を挙げ、翌年も内容は悪化しながらも6勝をマークした。

しかし、先発ローテーションに定着できず、2015年ごろからリリーフとしてチームに貢献した。2020年に右肩のコンディション不良で離脱すると、翌年の構想外となっていることが告げられた。現役続行を希望し、トライアウト後も個人で練習を続け、読売時代の投手コーチでもある小谷正勝氏(現DeNAコーチングアドバイザー)の指導も受けた。

2021年3月にDeNAが宮國にオファーし、育成契約での入団が決まった。ファームで調整し、8月末に支配下登録。9月7日のスターナイトの古巣・読売戦に先発し、4年ぶりの勝利を挙げた。読売時代にも対戦相手としてスターナイトで勝利しており、縁を感じさせた。ベイスターズの宮國としては、これが一番印象深い。

2022年は、リリーフとしてブルペンに入り、最後まで残ることが多かった。いつ登板があるか分からない状況で調整が難しい中、ベテランとして役割を果たした。17試合で防御率8.71という数字ではあるが、ブルペンでの貢献はそれ以上だった。

今年は開幕から1軍を外れ、2試合の登板に終わった。いずれも失点しており、球威、コントロールともに1軍のリリーフとしては物足りない部分はあった。平田と同様、宮城や中川などの若手リリーフの台頭、京山のリリーフ転向などのあおりを受けて、構想を外れることになった。

高卒すぐに活躍したことから、かなりベテランの感じはあるが、31歳。本人がまだ投げられるという感触があるのであれば、DeNAに入る前のように個人で練習をしてでも出番を掴むだろう。

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加藤 大

1軍登板なし

2020年育成2位で入団。地元の横浜隼人高からの入団ということで注目していた。将来的にクローザーになることが夢と語っていたことが印象深い。

2022年、2023年とBCリーグの神奈川フューチャードリームスに派遣され、イースタンでの登板に加えて実戦の場数を踏んだ。2023年のイースタンでの登板は11試合で防御率3.09。

プレーよりも、Xでの青星寮の飯ポストが話題になった。寮の様子を紹介してくれたことは、ファンにとっても親近感が沸いた。

まだ高卒3年目で、来年のドラフトで入って来る現在の大学3年生と同級生。野球を続けるにしても、そうでないにしても、まだまだいろいろな可能性がある。飯ポストで見せた気遣いやキメ細かさを今後も生かして欲しい。

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スターリン

1軍登板なし

入団した際、既にレミー・コルデロが在籍しており、名前のスターリンで登録となった。その名前もインパクトがあるが、201cmの長身は、頭一つ抜けており目立つ存在だった。

物凄い投手になりそうな反面、いつストライクが入るのかというくらいコントロールが乱れることも多く、その恵まれた体を十分には生かし切れなかった。一時、コントロールが落ち着いて、1軍の戦力に登り詰めるかと思ったが、なかなか難しかった。

2021年から今年まで、加藤と同様にBC神奈川へ派遣され、登板した。今年のイースタンは10試合6回1/3で21四球、防御率19.89。ロマンのある投手なので、どこかで野球を続けて花開いて欲しい。レミー・コルデロのように、BCリーグへの移籍や来年からNPBのファームに参入する新潟や静岡からオファーがあれば。

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東出 直也

1軍出場なし

2021年育成2位で入団。キャッチャーの育成選手なので、長い時間をかけて育成するプランがあったと思う。1年目はイースタンに17試合出場したが、6月を最後に出場がなかった。

契約更改でもサインしていないままになっていたが、最終的には2023年も育成契約で継続。しかし、練習等でも姿はなく、イースタンでの出場もなかった。

東出のインスタでは発信がされたということだが、特に詮索はせずにお疲れ様と言いたい。昨年何らかのことがあって、2023年の契約はそのまま継続したが、実際はルーキーイヤーの6月後半からプレーできない何かがあったのだろう。

野球を続けるのか分からないが、僅かではあるがベイスターズにいた時間が今後に生きると良いなと思う。

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田中 俊太

通算成績:286試519打118安41点7本 .227

2017年ドラフト5位で読売に入団。兄は、広島で活躍している田中広輔。同じく俊足に堅守の内野手としてルーキーイヤーから99試合に出場した。

年々、出場機会が減った中で、梶谷のFA移籍に伴う人的補償としてDeNAが指名し、移籍となった。2021年は開幕戦が古巣の読売戦。セ・リーグ新記録の開幕戦6打点という華々しい活躍でDeNAでのデビューを飾った。

しかし、58試合の出場にとどまり、打率は.146と低迷。移籍2年目となった2022年は19試合で.158だった。読売での3年で7本塁打と小柄ながら兄譲りのパンチ力を秘めていたが、DeNAでは二塁打すらなし。盗塁もゼロで、田中俊の持ち味を全く出せなかった。

2023年は、林が入団して左打の内野手のライバルが増えた。林がケガで離脱した際も1軍のチャンスを得られず。走攻守でいずれもある程度のレベルを備えているが、突き抜けるものがない印象。

地元の神奈川県厚木市出身のフランチャイズプレーヤーであり、久保裕也の件から疎遠になっている東海大系という存在。移籍当初はベイスターズに足りないものを持っていて期待したのだが、思い通りに活躍できなかった。

現役を続行するようなら、時に見せるパンチ力を取り戻して欲しい。

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大橋 武尊

1軍出場なし

2021年育成3位で入団。日本の高校ではなくアメリカのIMGアカデミーに進学した異色の経歴。帰国後はBCリーグの茨城でプレーしていた。

同期の村川とともに、スピードが持ち味の外野手として期待された。入団時点で大卒よりも若い20歳ながら、プレースタイルを確立し、クレバーなプレーを見せた。高卒ルーキーながらハマスタでのオープン戦に呼ばれて活躍。支配下登録を望む声もあった。

ルーキーイヤーはファームで51試合に出場して.280をマーク、12盗塁を決めた。2023年は、春先に打撃不振に苦しみ、1割台の打率が続いた。最終的に81試合に出場し、打率.226で、11盗塁をマークしたが成功率は下がった。

来季23歳で3年目と考えると、プレーに関わるようなケガを負ったようにも思えず、3年を経過せずに契約延長をしないことは通常なら考えられない。実際のところは当事者しか分からないが、NPB以外のところでステップアップするとか、他球団での支配下登録を求めているとか、何かあるかも知れない。

スピードがあって、将来的に今年の関根のようにブレイクしそうな選手だけに退団は残念でならない。またどこかでプレーを見られることを期待したい。

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さいごに

昨年はCSファーストステージで敗退した後の10月16日に発表されたが、今年は例年通り第一次期間の最初に発表された。本人には既に通告されていたのだろうから、いつ公式発表するかという問題で、まわりの選手が動揺することはないはず。

しかし、ファン心理としてはレギュラーシーズンが終了した後の10月5日にして欲しかったところだが、ファームの全日程終了がトリガーになっていて、10月9日からフェニックスリーグも始まるので、やむを得ないところか。

昨年はコロナ2019で多くの選手が一気に出場できなくなるリスクがあり、CS期間中も翌年の構想外となった選手も有事に備える必要があった。契約しない旨発表しておいて、CSに出場する形になる可能性を考慮したのかも知れない。

長くベイスターズで活躍した選手、入団時に期待した選手がこうして去るのは毎年寂しいが、そういう世界。昨年は三上が読売に移籍し、支配下登録を掴んだが、倉本は古巣の日本新薬に戻り、他の選手は引退した。

来年は、ファームに新潟、静岡の新球団が加わって14球団となる。選択肢が少し増えるが、戦力外通告を受けてからのNPB復帰は非常に狭き門。1年でも現役生活を長く続けるために、来年も残る選手には悔いのない日々を過ごしてもらいたい。

ファンも気持ちを切り替え、2位を狙う2023年レギュラーシーズン最終戦の応援に全力を。選手たちは、こうした選手たちの思いも受けて、目の前の試合を全力で勝ちに行って欲しい。

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