2月1日、NPB各チームが一斉にキャンプイン。野球界の正月と言われるこの日、それぞれにスタートを切った。4年ぶりに一、二軍ともに沖縄でキャンプを張るベイスターズ。宜野湾では新外国人投手のコックスが初日からブルペンで投球。ランチ特打では筒香が柵越えを連発した。
初日から投内連携
キャンプ初日は、恒例の安全・天候祈願。普天満宮から宮司を招いて祈願を行った。10時からウォームアップを開始し、ペッパーなどで体を温めると、一部の投手も混ざってPFP(投内連携)を開始した。
初日は野手だけでノックをすることが多い印象で、投手も参加した投内連携は早くても第1クールの3日目あたりという印象だが、初日からやや実戦的な練習が組み込まれていた。この動きもなかなか良く、相川監督もテレビのインタビューで、各選手が自主トレで仕上げて来たと感じたようだ。
ランチ間には、メニュー上「フィジカルチェック」と書かれていたが、5分間走を行い、終了後にその場で採血して乳酸の溜まり方などを血液検査でデータを取っていた。秋季トレーニングでも行っていたようで、科学的にも分析し、選手それぞれがどのような特徴を持っていて、どんなトレーニングが必要なのかを把握しているのかも知れない。
一方、投手陣では山崎、藤浪、橋本、若松、コックス、中川颯、石田裕、馬場がブルペン入り。外国人選手は、MLBだとまだキャンプが始まっていない時期のため、ブルペン入りは第2クールあたりが多いのだが、コックスは初日からブルペンで投球を行った。球数は多くなかったが、193cmの長身のためスラっとした体型からバランスの良いフォームで投げていた。実戦で見ないと分からないが、初日としては好印象。
藤浪も初日からブルペンで、かなり長く投げているなという印象だった。複数のレーンを使い分けて79球、変化球も交えていた。先発として180イニングの目標を掲げており、キャンプ中には200球近く投げる日もあるだろうか。投げるスタミナはある投手で、精度がどのくらい維持できるか。
バッターボックスの前に立って連発
ランチ特打では、ベテランと主力組が快音を響かせた。特に、キャプテンに就任した筒香は、2か所に設置されたケージのバッターボックスから投手寄りへ完全に出て打っていた。そもそも打撃投手は通常より前から投げているが、それよりもさらに距離を短くして、速球への対応をイメージしていたのだろうか。
ほとんどノーステップで打っていたが、打球が飛ぶたびに観客から拍手が起こり、それがスタンドインしたことを示していた。練習であっても、そんなに飛ばせる選手は多くない。さすが筒香といったところだが、本人としては当然ながら開幕から逆算して行く中での調整。2025年は開幕時点で調子をMAXに持っていけなかったので、その点の反省も踏まえ、しっかりと仕上げて欲しい。
WBCに出場する牧も、例年よりは早めに仕上げていくだろう。この日の時点でバッティングはタイミングがまだまだという感じがあったが、2月14日の侍ジャパン宮崎合宿への合流を控え、来週あたりにはかなり上げて来るのではないか。
ヒュンメルも特打でバッティングを少しだけ見ることができたが、右打席の方が良い印象だった。175cmということで、他の日本人選手とほとんど変わらないが、体はガッチリとしている。飛距離が出るわけでもないし、柵越え連発というわけでもないので、バッティング練習で沸かせるタイプではない。だが、両打という点も含めて実戦で光るタイプかなと思う。
本人の希望次第ではあるが、NPBの投手が投げるボールやストライクゾーンに慣れるため、早い段階の練習試合から出場するかも知れない。走攻守でどんなプレーを見せるのか、早く見てみたい。
初日ということもあり、個別練習はメニューに明記されていなかった。京田と石上がセカンドとショートでノックを受けたり、田内が河田コーチから一塁でのリードオフについてレクチャーを受けていたが、特打をする選手はいなかったようだ。蝦名が室内練習場で打ち込む姿もあったし、トレーニングルームで筋トレに励む選手もいたかも知れない。4日間の第1クールで、ペース配分もしっかりと考える必要があるだろう。
2日目も投手が参加するPFPをメイングラウンドで行う予定。ブルペンでは竹田、入江、吉野、篠木、そしてレイノルズも投球する予定。203cmという長身からどんなボールを投げるのか、まだ初投げではあるが注目したい。
新しい嘉手納球場で初キャンプ
二軍も村田修一新監督のもと、建て替えられた嘉手納球場で春季キャンプをスタートした。
嘉手納のメニューを見る限りでは、島田、大貫、小園、坂口、浜地、森下、松本隆、小田、東妻がリハビリ組として練習を行ったようだ。今後の経過によっては通常メニューに戻ることはあるかも知れないが、彼らはまずコンディションを万全にすることが最優先。
小田と東妻は、バッティング練習は通常組に加わることになっていた。2日からは通常組に名前があるので、念のため体の状態を確かめてからということになったものと思う。
武田がインフルエンザに罹り、練習に参加しなかったという情報もある。2日のメニューからは名前が消えており、しばらくの間は休み、リハビリ組から復帰ということになりそうだ。今年はリリーフ左腕として期待もあったが、焦らずコンディションを整えて欲しい。
2日は、石田健大がブルペンに入ることになっており、体の状態が良くなっているものと思う。復活を期す重要なシーズンで、きっちりと仕上げてオープン戦に入れるようにしてほしい。

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