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平良5回1失点、オースティン欠場も軽症

06/14 練習試合 中日2-2横浜DeNA@ナゴド

DeNAは、開幕ローテーション入りが確定している平良が先発し、毎回走者を背負ったが、粘り強く投げて5回を1失点にまとめた。ロペス、ソトにホームランが出たが、オースティンは右腕の張りで欠場。軽症で開幕には影響しない見込み。

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ポジ

平良が83球を要しながら、5回を投げ切った。前回、四球で歩かせて2ランというパターンを2度犯し、4失点だった反省もあり、終始慎重な投球だったと感じた。

大胆に行くべきところは大胆に行きながらも慎重さは必要。この日は相手の梅津も素晴らしい投球で投手戦の展開だったので、実戦という意味では点を許さない投球が求められる試合だった。5安打3四球で塁上を賑わせたが、内野ゴロ間の1点に凌いだのは、粘りの投球がもたらしたもの。いつも好調なわけではないので、このような投球ができれば、ゲームを作って行けるだろう。

この日はストレートにも力があった。そして、かなり際どいコースを狙った結果、僅かにボールとなる球が多かった。細かいコントロールは微調整が必要だが、初の開幕ローテーション入りに際しては、文句なしの出来だろうと思う。以前から中日戦に相性が良いことから2カード目なのかなと予想されるが、どうだろうか。

終盤はパットン、エスコバー、三嶋があっという間に片付けた。まだ外国人枠が登録5人となるか決定していないが、ピープルズの開幕ローテーション入りが決まった以上、少なくともパットンとエスコバーのどちらかが登録できない。10日ずつ入れ替え、ピープルズが先発しない日だけ使うことになるのだろうか。

三嶋は練習試合で5試合に登板したが、打者16人で1安打しか打たれておらず、球数も合計で57球。かつてニコ生では3-2のカウントを「MC」と呼んでいた時代もあったのだが、全ての試合であっさりと片付け、5試合も投げてたの?という感じだ。この調子で公式戦に入ってもらいたい。

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ヤジ

中日の投手陣が素晴らしく、アピールしたかった控え組は結果が出なかった。捕手陣は伊藤光が不在の中、バッテリーとしてアピールできたのではないか。嶺井は前日2安打、この日は高城もヒットを放った。

百瀬は、6回1アウト満塁のピンチで福田が放ったショートゴロに対して、柴田からの送球を二塁で受けたが、一塁へ転送する際に落球してアウトは1つだけ。1点リードの場面で、併殺でピンチ脱出!と思った瞬間のプレーだった。

石田が何とか次の堂上を見逃し三振に打ち取り、同点で済んだが、致命的なミスになるところだった。もちろん、ミスをしない人間はいない。こういう場面でしっかりとプレーできるように練習を積み重ねて行くことが大事。7回1アウト1塁で回った打席でも、ドラッグバントを2つ失敗した後で三振。工夫は感じたが、ミスを取り返せるような強さが欲しい。16日から2軍合流ということだが、必ず戻るという強い気持ちで練習してもらいたい。

石田は、コントロール、球威ともに良くなかった。経験はあるが、リリーフ登板は本当に大丈夫だろうか。どちらかというと、精神面が気になる。

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キジ

スタメンにオースティンの名前がなく、乙坂が2番でライトに入っていた為、心配されたが、ベンチにはオースティンの姿があった。ラミレス監督によれば、右腕の上部に硬さがあり、大事を取ったとのこと。軽症で開幕には影響がないようだ。

2戦目の山本、3戦目の梅津と、中日の若い先発投手が非常に素晴らしかった。いずれも前回の登板では結果が出ておらず、開幕ローテーション入りをかけて気合が入っていたとのことだが、そうは思えないくらい抜群の内容だった。年間を通してこの投球を維持することが一番難しいのだが、これだけ投げられるなら中日の投手陣もかなりやりそうだ。

この2試合はなかなか打つのが難しかった。どうしてもこの打線だと一発頼みになってしまうが、ホームラン3本はいずれも外国人で全てソロと、得点力に結びついているとは言い難い。それよりも、13日の9回に3点を奪ったように、相手のミスにつけ込み、四球を絡めての攻撃に価値がある。

選手打率
梶谷 隆幸.32434112663
ソト.25735971060
オースティン.38526107730
佐野 恵太.17047871340
ロペス.28239119810
宮﨑 敏郎.2333073210
伊藤 光.0911110120
大和.2862164210
戸柱 恭孝.1881630400
髙城 俊人.400520000
嶺井 博希.3331241410
中井 大介.0911113140
伊藤 裕季也.000300100
倉本 寿彦.1362232300
柴田 竜拓.1902143530
百瀬 大騎.286720100
桑原 将志.2501645710
神里 和毅.000400100
乙坂 智.3331861520
楠本 泰史.1671220501
蝦名 達夫.000900310
関根 大気.000200100
濱口 遥大.000100000
今永 昇太.500211000
ピープルズ.000100100
坂本 裕哉.000100100
平良 拳太郎.000200100

12試合を終えた打撃成績を見ると、全試合で1番センターを務めた梶谷が、打率.324に加えて6四球を選び、リードオフマンとしてチームの得点に貢献した。表からは割愛しているが、得点が12というのが評価できる。また、盗塁も3つ決めて、唯一足が使える選手として貴重な存在だ。

ソト、オースティン、ロペスはいずれも3本のホームラン。オースティンは選球眼が、とラミレス監督は言っていたが、実際に四球が多いのはソトの方だった。ロペス、宮崎の少なさは相変わらず。

宮崎は、めまいで東京ドームの試合に欠場してから、少し状態が落ちたように思えるが、昨年のようなことはないだろう。開幕からエンジンがかかるように準備してもらえれば。

キャッチャーは、伊藤光が名古屋遠征に帯同せず。それまでもバッティングの方は結果が出ていなかった。昨日も書いたが、開幕戦は今永が先発ということで戸柱がスタメンというのもあるかもしれない。打数は少ないが、嶺井、高城はバッティングでも結果を出した。登録枠の拡大で3人制にすると思われるが、誰を残すだろうか。

ベンチ入りのメンバーでは、乙坂はレギュラーと遜色ないバッティングを披露したが、他のメンバーは結果としては出なかった。アクシデントが発生した場合の不安は残る。

横浜に戻って4日間調整し、6月19日の開幕に備える。16、17日にファーム練習試合が鎌ケ谷であるので、2カード目に投げる先発は、ここでの調整もあるかもしれない。史上初の6月開幕が5日後に迫ってきた。ここからは勝利に拘って見て行きたい。

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