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開幕投手は濵口!平良は2発3失点もローテ入りへ

03/20 横浜DeNA1-3千葉ロッテ@ハマスタ

先発の平良は2回まで6人で片付けたが、3回以降に8安打を浴びて3失点。5回には荻野とマーティンに浴び、コントロールに課題が残った。2番手の池谷は満塁のピンチを招いたが、3三振を奪って無失点で切り抜け、以降の中継ぎも無失点でリレーした。打線は初回に桑原の先頭打者ホームランでリードしたが、7回は走塁死もあり無得点。オープン戦ノーヒットだった田中俊に初ヒットが出て、一気にマルチヒットをマークした。

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ポジ

田中俊、最後にやっとヒット

この試合、7番セカンドでスタメンの機会を得た田中俊が、1打席目で三振に倒れ21打席ノーヒットとなった。5回の第2打席で高めのストレートを叩いたレフトへの打球が意外と伸びて行き、頭を越える二塁打となった。22打席目で、オープン戦初ヒット。3週間かかってやっと飛び出したヒットにホッとしたのは間違いないだろう。続く第3打席でも高めのストレートをレフト前へ運んだ。

オープン戦とは言え、ノーヒットのまま開幕を迎えるのとでは、気持ちの面で全然違うはずだ。ましてやマルチヒットでのフィニッシュは気持ちも高まる。前日までの時点でセカンド、ショートは柴田、倉本、大和の中から使うと思っていたので、この試合でスタメン起用すること自体が考えられなかった。三浦監督がよく起用したし、1本を出した田中俊もそれに応えた形だ。開幕の相手は古巣の読売。東京ドームの開幕カードで、移籍後初ヒットを出しておきたい。

桑原が1番センターを決めたか

初回、ボールをきっちり見極めて3ボール。1球待って3-1のカウントからストレートが甘く入って来たところを確実に捉え、左中間スタンドへ打ち込んだ。桑原の豪快なホームランなんて、いつ以来見たのだろうというようなバッティングだった。

元来、思い切りの良いスイングも魅力だった。ストレートには強い一方で、変化球に脆いところがあり、夏場以外の成績も伸びずに安定感がなかった。そうした弱点を補おうとして行く中で、本来の持ち味が消えてしまった。

オープン戦の期間だけでも、何度となく好守を見せて投手を救って来た。バッティングに大差がないのであれば、桑原の守備は失点をかなり防いでくれるので、三浦監督の考えとも合致する。攻撃力がないうちは特に守備力は重要だ。そして、打線に元気を与える意味でも桑原を1番に置くのが良いのではないか。

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ヤジ

佐野、宮崎の後に入って、どんなバッティングをするのか見たいということで牧を6番に入れ、2番に柴田、3番に神里を入れたオーダーは、この日は全く機能しなかった。1試合で結論づけることはできないが、牧の選球眼を含めた出塁に期待するのであれば2番か3番に入れたいところだろう。

オープン戦最終戦は開幕オーダーはこれだ、というものを組むのが普通だが、まだ試しているあたり、開幕スタメンすら苦心する陣容という現実を痛感する。外国人選手の入国には光が差し込んでいるが、1軍の試合に出場するまでにはしばらく時間がかかる。現有戦力で何とか切り開かなければならない。

7回は途中出場の戸柱のヒットから三連打。しかし、宮本のライト前で戸柱がホームへ突入し、田中俊は一気にサードを狙った。悪い走塁ではないが、タイミング的にギリギリでアウトになったため、ホーム手前で少し緩めた戸柱がホームベースを踏む前にアウトが成立し、得点が認められなかった。ライトからサードへ好送球を見せた岡を褒めるべき場面ではあるが、貴重な得点チャンスを自ら潰してしまうようでは、ますます得点力が下がってしまう。隙のない野球をやっていきたい。

先発の平良は、結果としては5回3失点ということで、今週投げた他の先発候補よりも数字を挙げられていない。しかし、三浦監督としては先発として外せない投手の一人と考えているようなので、ひとまず開幕ローテーションには入って来るようだ。本番までに課題を修正し切れるか。

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キジ

出陣式でルーキー3人の開幕1軍を発表

試合後の出陣式で、三浦監督から開幕1軍に入るルーキーが発表された。入江、牧、池谷の3人で、牧はもはや開幕スタメンも濃厚といったレベルなので当然として、リリーフでは池谷も食い込んできた。この日は満塁のピンチを招いたが、アウト3つは全て三振で取るなど、ピンチでも動じることなく投げられていることは評価に値する。

そして、入江も開幕1軍に入った。つまり開幕ローテーション入りが決まったということだ。阪口、上茶谷との争いになっていたが、PayPayドームでの好投が評価されたということだろう。これで今永、濵口、東、上茶谷、坂本と大卒ルーキーの開幕ローテーション入りが続くことになった。

開幕投手はやはり濵口「魂を込めて」

出陣式で正式発表とはされていたものの、三浦監督が本人には通達したとコメントした後の取材でボロを出してしまっていた濵口。これでもし違ったら逆に凄い役者だと思っていたが、やはり開幕投手に選ばれていた。

キャンプに入る段階から開幕投手に立候補し、意識して練習をしてきた。その点は三浦監督を始めコーチ陣も感じていたのだろう。1年間ローテーションを任せる投手としての期待が一番のポイントなのだろう。ただ、三浦監督もエースがいないから決められないということは口にしてきたように、どの投手にも決め手がなかったというのも背景にはある。

オープン戦最初の3連戦を見る限りは、大貫が群を抜いて良かったと思うが、静岡遠征には帯同させずに濵口の開幕投手を決めた。大貫には投げさせたい日があるのかなという感じは受ける。

しかし、5年目で初の開幕投手が決まったからには、その独特な緊張感を味わい、力に変えて欲しいと思う。開幕戦で結果を出せるかどうかは分からないが、そこで投げる経験というのは必ず濵口の力になると思うので。ファンが期待するのは2017年日本シリーズで見せた快投だが、そこまでではないにせよ、菅野を相手に締まったゲームにしてくれれば最高だ。

出陣式で紹介され、壇上で「バッター一人一人に魂を込めて投げ込んでいきたい」と抱負を語った通り、あれこれ考えず目の前の打者に集中して、行けるところまで行ってもらいたい。

1998年は箱根駅伝で神奈川大が総合優勝して、スポーツは神奈川イヤーとなった。箱根駅伝では優勝できなかったが、神奈川大の駅伝部出身の鈴木健吾選手が日本新をマークしたし、神奈川大出身の濵口が開幕でチームに勢いを与えて欲しい。天皇杯はサッカー、バスケともに神奈川の川崎が優勝したし、東海大相模もセンバツの初戦を突破した。神奈川に流れが来ているという中、勢いに乗って行きたい。

イースタンリーグ開幕戦は大敗

イースタンの開幕投手は中川だった。初回いきなりヒット、死球、四球でノーアウト満塁のピンチを招き、2アウトまでこぎ着けたが高濱に押し出しの四球を与えて失点。しかし、ここは最少失点で切り抜けると150キロに迫るストレートで押して行った。

3回に盗塁と高城の悪送球で三塁に進んだランナーが犠牲フライで還り追加点を許したが、4回まで2安打に抑えていた。しかし、5回に再び荒れてしまう。

1アウトから1番の高部にショート内野安打を打たれると盗塁を決められ、三木を歩かせてしまった。加藤のタイムリーで失点した後、暴投で2、3塁とした後、さらにフォークが抜けて2度目の暴投で1点を追加。宗接、高濱のタイムリーに続いて佐藤都にセンターオーバーの2点タイムリー三塁打を打たれて大量8失点となった。サントスを歩かせたところで飯塚に交代となった。

飯塚が犠牲フライを許したため4回1/3で9失点という結果。強く腕が振れていてボールに力があるように見えたが、打者がそれほど球威を感じていない様子だった。ボールとストライクがはっきりしていたので、甘く入ったボールを確実に捉えられていた。変化球も決まらずに苦しい投球だったかなと思う。

1軍とファームでは話は違うだろうが、2014年に開幕投手を務め、2回までに9失点した三嶋は2020年にクローザーを務めるまでになった。中川が今後、どのような投手になっていくか分からないが、この経験を糧に成長して行って欲しい。

これまでコントロールに苦しんでいた勝又は、この日は150キロを計測したストレートを中心に押して行けた。まだまだ波があって安定はしないが、少しずつ良くなっている。今後も彼の成長を観たい。

打線はロッテの中村稔に6回まで3安打無得点、6三振を奪われていた。7回に東妻からノーアウト満塁のチャンスを得て、益子のタイムリーで1点を返したが、続く小深田が併殺打。2点目が入ったもののビッグチャンスは萎んだ。森が俊足を生かしてタイムリー内野安打をマークしたが、そこまでだった。

山下が開幕戦で3安打と良いスタートを切った。結局なかなかオープン戦に呼ばれなかったが、左の代打は手薄なのでチャンスはあるはず。しっかりと調整し、いつ呼ばれてもいいように準備しておいてもらいたい。教育リーグ終盤に固め打ちしていた乙坂、蝦名はこの日は4タコのスタート。彼らも1軍のメンバーが不振ならばすぐに取って代わるべき立場。ファームの首脳陣の推薦を得られるように状態を維持しておきたい。

仁志監督の初陣は大敗となった。ファームとは言え、勝利を目標に試合を行っていくことを口にしていたので、反省点を踏まえて今後、勝てるチームに成長させて行って欲しい。

21日の開催は難しい?大貫は2カード目か

21日は未明から雨が降り出し、午後には風も強まる予報。開幕直前にこのようなコンディションで試合をやらせるメリットはなく、普通に考えれば早い段階で中止が決断されるだろう。

開幕ローテ入りは確実な大貫はこの日、登板しなかった。21日の先発を予定していたと思うが、登板機会なくオープン戦が終了しそうだ。イースタンリーグは、22日から25日までDeNAの試合は組まれていない。アマチュアのチームなどと個別に練習試合を組んでいない限り、実戦の機会はない。来週の開幕カードで先発するのであれば、他の投手よりも優先して登板機会を作っても良かったような気はする。入江の開幕ローテ入りも確実となったので、明日の投稿で登板日を予想してみたい。

この日から1軍に合流した山崎も登板しなかった。開幕1軍入りは決まったようだ。プロ初のファームスタートかと思われたが、最後に滑り込みで1軍に入った形だ。オープン戦での登板がない投手が開幕1軍というのもなかなかないと思うが、ファームの首脳陣、そして自ら視察して最終的に決断した三浦監督の判断を信じたい。開幕後、1軍の打者相手にどれだけの投球ができるのか注視したい。

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