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濵口、京山ともに好投!9回久しぶりに繋がって3得点

03/19 埼玉西武1-5横浜DeNA@メラド

DeNAは開幕投手の有力候補である濵口が先発。山川に高めへ抜けたチェンジアップを力でスタンドまで運ばれたが、4三振を奪って無四球の投球だった。2番手は京山で、こちらも4イニングを投げた。151キロの力のある速球に変化球が低めに冴え、2安打無失点。打線は宮崎のホームランなどでリードし、9回は4安打を集めて3得点と、久しぶりに繋がって1イニングに複数得点をマークした。

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ポジ

「らしくない」無四球ピッチングで開幕へ

昨日、6回まで100球未満で投げ切って欲しいと書いたが、それ以上に球数をセーブした、まとまったピッチングを披露してくれた濵口。ちょっと拍子抜けではあるが、開幕に向けて良い形で調整できたと前向きに捉えておこう。

フジテレビTWOで解説していた高橋朋己氏が「器用な左腕」として驚いていたが、それくらいにいつもの荒々しさは影を潜め、低めにストレートや多彩な変化球がまとまっていた。何よりも4イニングで無四球というのが驚き。これまでセ・リーグはあまり見ていないという高橋氏には、コントロールの良い軟投派に映っただろうか。

ストライクが先行していて、球数も58球と理想的なペースだった。4安打のうち、初回の森のヒットは、打ち取った当たりでファーストとピッチャーの連携がうまく行かなかったもの。唯一の失点は、高めに抜けたチェンジアップを山川がバックスクリーンに運んだが、あのボール球を打った山川が凄いとしか言いようがない。

本人もある程度の手ごたえを得て、開幕前最後の登板を終えた。良いイメージで開幕を迎えることができるだろう。開幕投手を務めるのであれば、今までにない緊張感があると思うので、良い経験にしつつ、力を発揮してくれれば良いと思う。

少し驚いたのが、開幕投手とされる濵口が5回表の打席で代打を送られたこと。先週、静岡でのオープン戦が2試合中止となり、濵口と京山は1イニングずつの登板になった。最初の登板も2人とも4イニングだったこともあり、最後の登板は少なくとも5イニングは投げると思っていた。

21日(日)も強風と雨の予報になっており、ハマスタのオープン戦最終戦が中止になる可能性もある。そのため、19、20日の2試合で先発投手を使っておこうという考えもあるかも知れない。

ただ、ご存じの通り濵口の鬼門は6回にあるので、そこを通過できるかどうかは1試合見ておきたかった。20日の試合をどうリレーするか分からないが、濵口が開幕投手なのであれば、優先的にメラドの試合を6回まで投げさせ、他の投手を1試合に複数名投げさせれば良いと思うのだが。実は明日投げる大貫が開幕投手だった、とかなら分かるが。

イースタンリーグは20日開幕し、21日と2連戦がスカスタで行われる。その後、23日から25日はDeNAの試合が組まれていない。神奈川フューチャードリームスのサイトを見たが、練習試合を行う様子もないので、この3日間は実戦なしだとすると、この2日で調整しておかなければならない。週末に大貫と平良を含めて4人の先発候補が控えているが、開幕カードで先発しない投手は今週末に投げる必要はないのだが。20日の出陣式で開幕投手は発表されるが、最初の6試合をどういう順番で組み立てるのか、興味深い。

オープン戦9イニング無失点の京山

結果で見れば開幕投手に選ばれてもおかしくない京山。当初から金曜の先発を任されてきたが、この日は2番手で登板した。キャンプからずっと良い状態が続いており、ストレートに力がある。それにより変化球が昨年まで以上に効いているように見える。

2018年に主力の先発投手が相次いで離脱し、開幕ローテーションに入った京山が、4月までに3勝を挙げたが、その時よりも数段良い状態で開幕を迎える。期待は高まる一方だ。ただ、年間を通して投げたことのない投手なので計算はできない。行けるところまで行くという感じで一戦必勝で投げてもらいたい。

1球だけ来た甘い球を捉えた宮崎

宮崎の場合、もはや打つのが当たり前になってきているので、当ブログでもよほどのことがない限り、ポジとして取り上げていない。しかし、この日のオープン戦2号ソロは素晴らしかった。

初回の立ち上がりはコントロールにバラつきがあった高橋光成だが、牧のバントを捌いて三塁で封殺した後は、素晴らしいボールを投げていた。中村のエラーで1点は失ったものの、指にかかった角度のある150キロのストレートが低めに決まっていた。これを打つのは難しい。開幕戦で当たる菅野を想定すれば、このくらいのボールを見ておいた方がいいだろうと思っていた。

4回の第2打席、初球はアウトサイド低めのコース一杯に149キロのストレート。これは打てんという感じで見送ったが、次のスライダーが肩口から真ん中高めに甘く来たところを鋭く弾き返し、レフトスタンドまで運んだ。前の回の神里から佐野まで4者連続三振を奪い、完全に乗って来た高橋の1球のミスを捉える流石のバッティングだった。

ソト、オースティンが合流するまではマークも厳しくなるが、打線の軸として宮崎の活躍は不可欠。良い形で開幕を迎えて欲しい。

桑原、牧、嶺井は開幕スタメンを掴んだか

桑原はこの日、2番に入りマルチヒット。守備面での貢献も考えれば、オープン戦での結果から判断してセンターのポジションを掴んだと言ってもいいだろう。ソト、オースティンが不在の打線は、どうしたって得点力不足は拭えない。そうなれば、順調に来ている先発投手で失点を少なく抑えるしかない。桑原の守備力というのは大きな力にもなる。

桑原が1番に入るのか、この日のように神里もしくは関根あたりが入るのかは流動的にはなるだろう。外野のスタメンは佐野とこの3人に絞られたと見ていいだろう。細川はファームスタートでもいいと思うが、結果以上に期待している打者ということで1軍スタートにするつもりなのだろうか。

牧は初回にバントを失敗してしまった。練習試合ではきっちり決めて、その後打線が繋がったというシーンがあったが、練習が必要だろう。大学まではそれほどバントをすることがなかったと思うが、3番に入ったとしても、このようなケースではバントがあるよという三浦監督のメッセージでもある。

しかし、それを引きずることなく、8回に平良の153キロに力負けせずに右方向へ強く弾き返したバッティングは評価できる。9回も正面を突いたが、しっかりと捉えた当たりだった。内容を見ても十分に開幕スタメンを任せられるものになっている。ファーストの守備も日々経験を重ねて、慣れてきている。ソトが戻ればセカンドも含めて争いになるだろうが、それまでは牧がどこまで通用するか見てみたい。

濵口とバッテリーを組んだのは嶺井だった。この試合はフル出場し、終盤の2打席でヒットを放った。やはりバッティングの状態は捕手の中で群を抜いているので、濵口が開幕投手であれば嶺井がスタメンになるだろう。平良か大貫が予想される20日は戸柱が中心になって出場するだろう。入江が開幕ローテーションに入れば、山本が出番を得ることになりそうだ。

セカンド、ショートがまだ見えていないが、倉本、大和、柴田から2人をうまく使って行くような感じになると思う。田中俊はひとまずベンチスタートでアピールの機会を窺って行く形になりそうだ。

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ヤジ

オープン戦の結果でどうこうという選手ではないが、佐野は大丈夫だよね?くらい。高橋は素晴らしいボールを投げていたのは確かだが、あまり見えていないなという印象だった。開幕までにアジャストできるかどうか。

神里は、1安打2四球と3度の出塁でリードオフマンの役割はこなせているし、結果としても打率.273まで上がってきているのだが、牽制でアウトになってみたり、凡退はいずれも三振だったりで、何か1番を任せた!と言いづらいような姿も見せるのが引っかかる。要求レベルも高くなっていて、もう一段階上がって来て欲しいというのは贅沢か。

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キジ

17日のソフトバンク戦でサヨナラを喫した伊勢を9回のマウンドに上げた。コーチから早めにリベンジさせたいという声があったそうだ。そういうところは大事な部分だと思う。山川には巧く打たれたが、後続を断った。開幕1軍はギリギリのところだが、山崎と比較になるかも知れない。

20日のハマスタは、その山崎も含めてリリーフの投手を何人か登板させる必要がある。そのため、この試合のように先発投手2人を4イニングずつとは行かないと思うが、どうだろうか。20日に開幕するイースタンリーグの試合を使うのか、ファームはあくまで育成の場として宮城あたりを開幕投手にするのか。1軍で平良3イニング、大貫2イニングくらいの登板にするか、日曜に試合ができればというレベルで登板させないか。どのような運用にするのか注目したい。

オープン戦も最終盤。開幕まで1週間を切り、スタメン、ベンチ入りともに最終判断になってくる。少しでもアピールに成功する選手が出て来るか。本気モードのオープン戦だから勝って締めたい。

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