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横浜の至宝・今永、圧巻の投球!7回15K

07/07 横浜DeNA2-1読売(東京D)

七夕の夜に、今永が圧巻の投球を見せた。2回、岡本和に20号ソロを浴びて先制を許したが、その後7者連続三振をマーク。7回は1アウト2、3塁のピンチで、長野と岸田を連続三振に取って切り抜けた。打線は戸郷から佐野の犠牲フライと戸柱のソロで逆転。今永は、7回で球団タイ記録の15三振を奪う投球で6勝目。8回は伊勢が抑え、山崎が19セーブ目を挙げた。

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ポジ [Good]

もうあれこれと書く必要はないだろう。前日のバウアーに刺激を受けた今永が、「俺がエースだよ~」という投球。圧巻の投球で、横浜の至宝が輝いた。

過去に何度か書いたが、ベイスターズが2016年以降にAクラス入りが増えたのは、今永の存在が一番大きいと思っていて、今永のチーム。彼が不振あるいはケガで不在だったシーズンだけBクラスに沈んでいて、完全にチーム成績と比例している。今永が毎試合出場するわけではないが、エースとして先発ローテーションの軸にいると大きな連敗も少なくなり、チームが安定する。

この日は、ストライクゾーンがワイドだった深谷球審とも相性が良かった。今永のキレのあるボールが、これだけ広くストライクを取ってもらえたら、打者はそうそう打てるものではない。それに加えてこの日はゾーンのギリギリへのコントロールも抜群だった。

2回の岡本和は、アウトサイド低めを狙ったストレートが高めに入り、完璧に捉えられた。これはさすがホームラン数で独走している主砲。コントロールミスとは言え、151キロをこれだけ見事に打ち返せる打者はそんなにいない。

2回2アウトから北村拓から三振を奪うと、3回、4回と3者連続三振に切って取り、7者連続三振をマーク。戸柱のソロで勝ち越した7回は、連続ヒットとバントで1アウト2、3塁と逆転のピンチを招いたが、代打の長野、岸田からストレートで空振り三振に取った。

Point: 7回裏、長野、岸田から連続三振

ヒーローインタビューで、今永はこの場面について、バットに当たると何かが起きてしまう可能性があるので、三振を取りに行ったと振り返った。試合展開としても、ここで追い付かれてしまうと苦しかったが、見事に切り抜けた。バウアーに影響されたのか、岸田を三振に取ると、何度か絶叫していた。

2009年のランドルフ以来となる15奪三振は、球団タイ記録。翌日に先発予定のグリンを誤って記入してしまうミスで、グリンが1アウトを取ってからランドルフに交代し、そのまま最後まで投げ切った。リリーフとして8回2/3を投げる形になり、この時の15奪三振はリリーフとしての最多記録になっている。

非の打ち所がない投球だったが、唯一あるとすれば三振を取る分、球数が嵩んでしまう。三振のインパクトは大きいが、チームにとっては8回、9回まで行ってくれる方がありがたい。本当に贅沢な話だが。

この日は、今永の気迫が繋がったのか、伊勢は素晴らしい内容だった。ストレートに力があって、コントロールも良かった。

そして9回は山崎が締めた。先頭の岡本和がラスボスという感じだったが、首を振ってストレートを続け、ペイオフピッチとなってスプリットで空振りを取った。ストレートで押して行きながら最後に落ちるボールを振らせた。インサイドへシュート回転し、それこそツーシームのような軌道になったが、ストレートが効いていた。

梶谷にヒットを打たれたが、若林を三振に取って2アウト。吉川尚は初球を打ってサードゴロ。ゲームセットと思ったが、名手の柴田がまさかのファンブル。当たり損ねの不規則な回転で、アンツーカにも影響されたか。だが、代打の中山も初球のスプリットに手を出し、ショートゴロ。ミスをカバーし、リーグトップの19セーブ目をマークした。

今永を好リードで引っ張った戸柱は、7回に決勝のホームランを放った。戸郷の低めのボールゾーンへ落ちるフォークを拾い、ドームランと言うべきギリギリに飛び込む一打だった。5日に28打席ぶりのヒットを放ったが、ようやくバッティングの状態も上向いて来た。

守備では、フレーミングでストライクコールを誘った。7回の岸田へのラストボールは、戸柱がミットを構えず、とにかく腕を振って渾身のストレートを投げさせた。厳しいコースを狙うのではなく、コントロールは気にせず、ストレートで空振り三振を狙って取った。攻守ともに大きな貢献だった。

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ヤジ [Bad]

リーグNo.1の投手からそう簡単に得点は取れない。数少ないチャンスで追い付き、戸柱が一発で決めてくれた。1点のリードを投手陣がよく守った。文句なしのナイスゲーム。

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キジ [Other]

8勝1敗の戸郷が相手ということで、ベイスターズもエース今永ではあるが、厳しい戦いになると思っていた。思っていた通り投手戦になったが、今永が踏ん張り、戸柱がホームランを放ち、セットアッパーとクローザーがリードを守り切った。

今永は7回で113球。通常の起用なら8回まで行ける球数だったと思うが、伊勢と交代した。三浦監督は7回のピンチを全力で抑えたので、リリーフに任せたと言っていたが、来週は金曜に試合がないので、中7日にするのではなく、中5日で甲子園の阪神戦に先発となるのか。大貫の登録を抹消しているので、その可能性は高そうだ。

前日のバウアーが見せた気迫の投球が、チーム全体に良い影響を与えている。ここでの連勝は非常に大きい。貯金も9に戻り、2桁への復帰も見えて来た。このカードは初戦を取れたので、勝ち越したい。2戦目は、バウアーと入れ替えでローテーションがズレたガゼルマンが先発する。

石田と同様でガゼルマンも勝利から遠ざかっている。東、今永、バウアーの3本柱は素晴らしいが、それに次ぐ4番手以下があまり良くない状況。大貫が4本柱として入って欲しいが、なかなか思い通りには行っていない。ガゼルマンが開幕当初のような安定感あるピッチングを見せてくれると心強い。菅野とのマッチアップなので、ゲームを作って勝機を呼び込みたい。

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