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バウアーが128球完投勝利! 1人で投げ切る侍の魂

07/06 横浜DeNA3-2東京ヤクルト(ハマスタ)

3回にバウアーが武岡に初ヒットを許すと、2アウト2塁から並木のタイムリーで先制点を奪われる。ヤクルトは先発の丸山翔を2イニングで交代し、3回から石川が登板。5回に楠本のライトフライをサンタナが落球し、エラーで1アウト3塁。桑原のフェン直の二塁打で同点とすると、さらに牧のフライを今後は武岡が落球。2アウト2、3塁となってソトが勝ち越しの2点タイムリー。バウアーは8回にサンタナのタイムリーで1点差とされるも、128球の熱投で完投勝利。

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ポジ [Good]

痺れた、鳥肌が立った、言葉にならない。

初戦は6人、2戦目は延長12回で8人のリレー。延べ14人の投手を使っており、多くのリリーバーが連投という状態。この日、石川を登録し、ウェンデルケンをベンチ入りから外した。そういう苦しい台所事情の3戦目、中4日で先発したバウアーが118球で8回を2失点。

これだけでも十分すぎる貢献だったが、8回裏2アウト1塁で9番に打順が回り、ネクストにいた知野に代わってバウアーが打席へ向かった。9回のマウンドへ向かうことを意味するこの姿に、ハマスタのどよめきは凄かった。

9回は10球で三者凡退に抑え、来日2度目の完投勝利。バウアーはMLBでの最多が127球だったとのことなので、プロとしては自己最多の球数を投げた。何としても勝ちたいという気持ちで、9回を投げ切ったのだろう。山崎が信用できないとか、そういう邪推をする必要はない。この日は投げ切れるというコンディションだったのだろう。あとは、本気で沢村賞を狙っているのでは、という声もあった。

中3日論者でもあるので、中4日もらえば120球くらいは投げられるという感じなのかも知れない。日本人選手とは違い、イニング間のキャッチボールも行わず、チェンジとなった後にマウンド後方で2度腕を強く振り、助走付きを含む5球だけで調整している。

You Tubeでも紹介している通り、先発のインターバルでの回復、トレーニングも理論的かつ合理的に行っているのだろう。この日は特に序盤は力をセーブして投げていた。だから単純に128球と言っても、他の投手とは負担が違うのだろう。

奪三振率が10を超えるバウアーだが、この日は4回まで三振はゼロ。ヤクルトがバントヒットを狙って揺さぶって来たこと、早いカウントから積極的に打って来たこともあり、打たせて取る投球となっていた。

5回裏に味方が3点を取って逆転した直後の6回表は、明らかにギアを入れて来た。この2週間、投手陣が得点した後に失点する流れを知っていたのか分からないが、6回先頭の山崎にはストレートが高めに外れ歩かせてしまった。

だが、サンタナをスライダーで空振り三振に取ると、村上には2ストライクと追い込み、アウトサイドからナックルカーブをゾーンに入れて見逃し三振。オスナは高めのボール球のストレートで空振り三振に取り、吠えた。

Point: 6回表、クリーンアップを3者連続三振

試合展開としては、このイニングで失点するかどうかが勝敗を分けるくらいに重要だった。先頭を出し、盗塁も決められたが、3者連続三振という形で抑えてチームに流れを引き込んだ。

MLBでは完投の価値があまり高くなく、100球前後を目途に交代し、中4日で先発して行く形が多い。だが、バウアーは1人で投げ切ることに美学も持っており、そこも日本に合っていて、侍のような魂を持っている。もはや日本人というような魂の輝きを見せてもらった。投手バウアーの魅力を存分に発揮した、圧巻の完投勝利だった。当日にベイチケでチケットを押さえて行ったが、凄いものを見せてもらった。

ヒーローインタビューでは、「夢叶うまで挑戦」とコメントした。ここまで上茶谷に仕込まれた、芸人のネタで来ていたが、一転して座右の銘を披露した。元済美高校監督の上甲氏が著書のタイトルにもしている言葉のようだが、どういう経緯でこの言葉になったのかは、You Tubeで確認ということで。

バウアーのYou Tubeでも常に登場する「リュウ」こと飯澤龍太通訳の誕生日で、「彼が今日のヒーローだ。誕生日おめでとう」と、通訳しづらくなる言葉をかけた。オールスターのプラスワン投票も呼び掛けた方が良かったんじゃないかな。オールスター期間に休ませたいという思いもあるけど、あれだけ出たがっているので、個人的にも毎日バウアーに投票するつもりだ。

バウアーを援護したのは、3安打を放った桑原。初回は高めの変化球をライト線へ運び、二塁打でチャンスを拡大した。5回の3打席目は、エラーで三塁まで行った楠本を「犠牲フライでもいいや」と思いながら、フェン直の二塁打で還した。7回にも右方向の軽打で猛打賞を獲得した。

2回には、村上のかなり高く上がった打球をライトの楠本が見失った。しかし、桑原がセンターからライトのポジション近くまで移動し、カバーした。薄暮で見づらく、代打起用が多かった楠本も慣れていなかったかも知れない。チームを救う守備だった。

ヒーローインタビューでは夏に強い点を聞かれ「夏の風物詩・桑原ということで、今年も頑張らせていただきます」と、これからの活躍を誓っていた。足の状態は気になるが、オールスターまで悪化させずにプレーして欲しい。

ソトが、決勝点となる2点タイムリーを含めてマルチヒット。ホームランが6月は1本、7月もまだ出ていないが、ヒットは少しずつ出るようになってきている。得点圏打率は.320の好成績。打点を稼ぎつつ、一発も出るようになってくればというところ。

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ヤジ [Bad]

何とかハマスタでの3連敗は阻止した。この試合に関しては、とにかく勝ったことが大きい。ただ、手放しで喜ぶことができないのもまた事実。この日も初回にノーアウト2、3塁としながら、佐野は良い当たりがセカンド正面のライナー。牧はピッチャーゴロで、楠本がホームでタッチアウト。ソトは速球に空振り三振で無得点。

4回は、牧とソトのラッキーな連続ヒットの後、大和の打席でワンバウンドした投球がキャッチャー内山のプロテクターに入ってしまい、1アウト2、3塁となった。これは管理人も知らなかったが、ボールデッドとなり進塁が認められるようだ。ボークかとおもったが、そうではないので投球自体は有効。ハマスタのカウント表示は2ボール2ストライクだったが、次の投球もボールで四球。1アウト満塁となった。

しかし、ここで柴田は低めのスライダーを引っ掛け、当てただけのファーストゴロ。ホームがフォースアウトとなり、伊藤も三振に倒れてまたも無得点。

5回は、サンタナと武岡の落球2つでチャンスをもらい、やっと3点を奪って逆転した。しかし、7回は2アウト1塁から牧のライト線へ落ちる二塁打で2、3塁としたが、ソトが凡退して追加点を奪えなかった。

この2週間の戦いは、序盤に得点したとしても、先発がすぐにリードを吐き出し、打線が中盤以降に追加点を取れない展開が続いている。この試合はバウアーの踏ん張りで逃げ切ったが、打線の方は変わっていない。戸郷、菅野と当たる東京ドームではこの状態だと苦労しそうだ。

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キジ [Other]

バウアーの圧巻の投球で、何とか1つ勝つことができた。抜群の勝率を誇って来たハマスタで、現状上位から離されている中日、ヤクルトの2チームに対して2勝3敗1分だったことは、上位争いで考えると非常に痛い。だが、非常に悪いチーム状態ながら、東とバウアーの活躍で勝ちを拾うことができた。

打線は依然としてなかなか思い通りにならない状態だが、オールスターまであと9試合、何とか後半戦に優勝争いができるポジションで駆け抜けたい。

この日、ヤクルトは丸山翔が先発。前日の時点ではブルペンデーを予定していたかも知れないが、延長12回で投手を注ぎ込んだこともあって、石川を登録し、3回から5イニングを投げた。石川は前回、先発で大量失点してKOされていたので、刺激を与える意味もあったとのことだが、もしかするとプランを代えたのかも知れない。石川を打ったというよりも、エラーで点をもらった形で、自責点が0だった石川には気の毒な展開となった。

この日、火曜に先発した大貫が登録抹消となった。石田と比較し、どちらを来週の阪神戦に投げさせるかというところか。大貫が登録を外れたので、バウアーは来週も中4日で倉敷での初戦に先発するかと思ったが、128球の完投でどうなるか。

石田が中5日で倉敷の阪神戦に先発し、バウアーも中5日で甲子園に回る可能性もある。大貫は16日から登録可能なので、広島戦で先発する可能性もある。ファームでは笠原が結果を出しているので、彼にもう一度チャンスを与えるかも知れない。

7日からは東京ドームで読売戦。前述の通り、リーグトップの8勝を挙げている戸郷に、菅野も先発してきそうな3連戦。なかなか思うような攻撃ができていない打線が奮起するか。今永への援護がいつも少ないので、何とかして欲しい。

この日は七夕祭りのイベントゲームだったが、試合開始後に一度座ったら白熱した展開に席を立てなかった。イベントの催しはほとんど見ていないので、座席からの写真のみで。

当日の午前中に、STAR SIDEのウィングが追加販売されていたので、ポチってしまった。バウアー先発で晴れと来たら行くしかない。平日のナイターは、次がスターナイトの3連戦。そこは既に完売状態なので、平日にふらっと行けるのは8/22以降になるというのもあった。楠本が打球を見失った直後の薄暮のハマスタ。

4回1アウト満塁のチャンスで柴田。ここは無得点に終わる。

サンタナの落球で三塁まで到達した楠本。

ダンスコンテスト

8回裏、既に118球を投げているバウアーが打席に立った。

完投勝利を挙げ、伊藤とハグをしたバウアー。

勝利のハイタッチ、整列で勇者の遺伝子。バウアーは、宮崎、蝦名と話をしていた。

ヒーローインタビュー

桑原がライト、ソトとバウアーがレフトへ。

Victory Celebration

ウィング席は、少年野球チームを招待していて、子供たちの元気な声援が聞こえていた。21時前に試合も終わったので、バウアーの完投勝利を目に焼き付けることができたかな。

七夕祭りのカードは、牧を選択。STAR SIDEだったのでdianaもあったが、3日目はSarasaはなかった。

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