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中井の引退試合飾れず 拙攻の応酬も読売の10連敗止まる

10/20 横浜DeNA2-3読売(ハマスタ)

古巣相手に引退試合となった中井が、代打でヒットを放つも直後に併殺でチャンスは潰え、初回の2点だけに終わった。2番手の大貫が許した一発で試合は決した。立ち上がり不安定の山口に対し、2アウトから3連打で2点を先制したが、直後に上茶谷がウィーラーに2ランを浴びて同点。その後はピンチを凌いでいたが、2番手の大貫が7回に丸の21号ソロを浴びて勝ち越しを許した。前日に続いて先頭打者の出塁を全く生かせなかった。

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ポジ

初回、2アウトランナーなしから佐野がレフト線への二塁打を放ってチャンスを作ると、4番の牧がライト前へ運んでタイムリー。さらに宮崎もあわやホームランというフェン直の二塁打で、牧が一塁から還って2点目。前日、8度の先頭打者の出塁を生かし切れなかったが、2アウトから長打2本を絡めての2点やはり長打が出るか出ないかの大味な野球しかできないのだろうか。

森が左中間を破る当たりで三塁打。外野が少し浅く、右寄りに守っていたとは言え、左中間に転がった打球で三塁を陥れる快足。横須賀スタジアムでも見られた光景だが、ハマスタでも見せてくれるとは。1アウトから三塁まで行けるのは非常に価値がある、はずなのだが。

引退試合に代打で登場した中井が、高めのストレートを巧く右方向へ弾き返し、ライト前ヒット。現役最後の打席でヒットをマークした。勝ち越しを許した直後、先頭打者としての出場になったが、流れとして重要なヒットだった。

山崎が9月30日以来の登板。フェニックスリーグの参加メンバーには入っていなかったが、イースタンリーグが閉幕しており、実戦の場を求めて宮崎で登板していた。その時に比べるとストレートの走りは良かったように思う。フェニックスリーグでもツーシームは簡単に打たれている感じだったが、ストレートが走ると少しはチェンジアップ的な役割も果たせる。来年に向けてどうして行くか。

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ヤジ

初回は2アウトランナーなしから得点したが、その後は先頭打者が出塁しても進めることすら満足にできなかった。前日からの反省は無謀な盗塁やヒットエンドランをやめたことくらいだろうか。連打が出なかったので得点できなかった、という結果だった。

10連敗中の読売も、自ら流れを手放すようなことばかりだった。2点を先制された直後こそ、ウィーラーが上茶谷の初球の失投を見逃さずに2ランを放って追い付いたが、3回は神経質になった上茶谷が3四球で満塁のチャンスをもらったが無得点。4回も2四球でチャンスを得たが、吉川が内野フライ、山口がバントで併殺と最悪の結果。5回も2アウトからチャンスを迎え、ホームランを放っているウィーラーだったが一本が出ない。いつ大量点を取られてもおかしくない上茶谷が5回2失点で切り抜けた。

変わった大貫からも6回、1アウト満塁のチャンスを作ったが松原が併殺に倒れるなど、連敗中のチームを象徴するような拙攻を繰り返した。DeNAも3回に桑原の二塁打からノーアウト1、2塁としたが、佐野が三振。失礼だが、ストレート3球の後にフォークが来て空振りって3割打者の打ち取られ方じゃない。アウトになるのは仕方ないとして、どのようにアウトになるかが重要。三振ではランナーは何も進めない。バントはさせられないし、若いカウントから当てに行く必要はないが、追い込まれたらもっと進塁打を意識して欲しい。

結局3回は無失点で、4回には森が三塁打を放ち、1アウト三塁としたが、戸柱が空振り三振に倒れたところで、森が飛び出してしまい、戻る際に転倒。挟まれてタッチアウトとなり大きなチャンスを潰した。DAZN解説の多村氏は経験が必要と擁護はしていたが、ゴロGOで最高のスタートを切るというのは必要だが、戸柱が空振りすることは十分に想定されること。フォークが続いていたが、最後にストレートで来たので、それも影響したかも知れないが、戻れる範囲であることが最低限。ミスは仕方ない面もあるが、起きてしまった以上は今後に生かしてもらうしかない。

5回も代打の関根がヒットを放ち、先頭打者が出塁したが、楠本の死球で二塁に進めてもらったという形で、佐野、牧が打ち取られて得点にならなかった。お互いに拙攻の応酬で、壮絶な譲り合いの展開だった。そうした中、1球の失投でホームランを打たれ、それで決まってしまうという試合になった。

ラミレス監督が築いた攻撃力に、プラスアルファとして小技も取り入れることを三浦監督は目指していたが、1年間やってみてどういう考えなのか。結局、そうした細かい野球ができる陣容でもないし、そういう選手が1年間やってもほとんど育っていない。オースティンが離脱していて、消化試合の今だから走らせたりはしているが、来季開幕からベストメンバーでそういう野球を本当にやるのか?心配していた、カラーのない野球が先行きを不安にさせている。

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キジ

苦しんでいた読売に、またも勝利を献上したのはDeNAだった。10月2日に東京ドームでDeNAに勝って以来の勝利を挙げた読売が引き分けを挟む10連敗を止めた。前述のように、戦い方としては連敗を象徴するような内容だったにも関わらず、相手に合わせるかのような低レベルな野球を見せ、最下位たる所以を見せつけてしまった。中井の引退試合で、何とも恥ずかしく、切ない試合になってしまった。

上茶谷が悪いなりに、読売打線の勢いのなさにも助けられて5回2失点。大貫が初のリリーフ登板となり、先発投手2枚の継投になったが、1球に泣く形になった。山口も良くはなかったが、2回以降は拙攻で攻略し切れず。途中、読売戦は5連勝があったが、結局は6勝12敗7分で終了。

開幕戦で三嶋が亀井にサヨナラホームランを打たれるなど、スターナイトもそうだし、その前後の東京ドームでもそうだが、中盤までは優位に進めた試合を同点にされたり、ひっくり返される試合も多かった。前半戦は全く勝てず、初勝利が7月になり1勝しかできなかったが、後半は互角以上の戦いだった。終盤の強さがあれば、年間の対戦成績も五分に近かったはず。そうした部分を来季に向けてどう整備して行くか。非常に大きな課題となる。

中井の引退試合は、4番も務めて在籍年数も長かったことから、読売ファンからも中井のユニフォームやタオルを掲げる人が多く見られた。ヒットを放ち、代走を送られてベンチに下がった後、涙を見せていた。後悔、未練がないわけではないだろう。だが、一度自由契約になり、DeNAで3年やった上で潮時と判断したのだろう。

2019年に読売との優勝争いをしている中で、ハマスタでスコアボード直撃のホームランを放ったことが一番の印象。代打でもある程度の仕事をしてくれるし、セカンドだけでなく、ファースト、サードでも困った時にスタメンを任せられる。最悪は外野も守ってくれる。本人は本意ではないだろうが、スーパーサブとしてこれだけの能力を持った選手はなかなか貴重な存在だった。その頃には「中井が便利すぎる」と思っていたし、ラミレス監督も重用していた。

今年は春先に外国人選手が来日できず、ポジションが空いていたが、牧がファーストで活躍し、ソトの不在を埋めたことも大きかった。代打で結果の出ない中井は2試合のスタメンに留まり、交流戦中にファームでの再調整になった。その後、ファームでもケガをしてしばらく欠場が続いたこともマイナスだった。

最下位のチームに置いて、これだけのスーパーサブが不要になったのかどうか疑問ではあるが、三浦監督はラミレス監督ほど彼を重用していなかったという点も影響したか。打力できっちりとアピールできれば、右打者がそれほど多いわけではないので、まだ活躍の余地があったように思う。皮肉にも今季2本目となったこの日のヒットのようなバッティングがもっと早く見せられていれば。

しかし、戦力外通告を受け、本人が次のステップに進むことを決断したのだから、それを尊重し、次のステージでも活躍することを祈りたい。お子さんが自分よりも大きいのではないかと思うような、大きな花束を持って、中井の元に走って行き、転倒しながらも大役を果たし、その後2人で場内を一周する姿が何とも言えず良かった。家族のために、お世話になった野球界のために、また何らかの活躍を見られるとファンとしても嬉しい。とにかく、14年間本当にお疲れ様でした。

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