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異例の4度の中断 牧、桑原で逆転し初の4連勝

06/29 横浜DeNA3-2中日(神宮)

日中は晴れ間も見えた東京だが、夕方から大気が不安定となり、雷も伴う強い雨が断続的に降った。その為、試合が4度も中断されるという異例の展開。そのうち3度が、大野雄が投げている途中ということもあり、投球以上に気を遣う試合となった。坂本が初回に2点を失ったが、その後は立ち直り5回まで投げた。打線は4回に桑原、柴田の連続二塁打で1点を返すと、5回は代打の牧、桑原にタイムリーが出て逆転。6回裏の攻撃中に4度目の中断に入り、強い雨は弱まらず雨天コールドゲームとなった。天候も味方し今季初の4連勝。

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ポジ

前回、8点リードをもらいながら、あと1アウトで勝利投手の権利を得られなかった坂本。リベンジを期すマウンドだったが、大島に二塁打を打たれると、2アウトから3連打で2失点。チームの良い流れに乗れなかった。

それでも2回は三者凡退で抑え、3回は先頭の三ツ俣に左中間への二塁打を打たれたが、堂上のライトへの大飛球に楠本が追い付くファインプレーにも助けられて無失点。尻上がりに調子を上げ、大野雄と投げ合った。

5回69球6安打2失点は、及第点は与えられるだろう。雨天でいつ試合が終わるか分からない中、5回裏のチャンスで代打の起用はやむを得ないところ。そうでなければ6回も行けたはずだ。牧と桑原のお陰で4月23日以来、2か月ぶりの2勝目も手にした。これで、4連勝は全て先発に勝利が付く良い形。今永にバトンを繋ぐことができた。

桑原が3打席全てでヒットを放ち、2戦連続の猛打賞と手が付けられない。もともと、調子の良い時期には固め打ちをするタイプだが、目を見張るものがある。大野雄には非常に相性が良く、8打数5安打だったが、この日の3の3で11打数8安打で.727という驚異的な数字になった。

大野雄は左打者に.288と打たれているが、右打者には.173と抑えていた。それでも桑原には関係なかった。そして、5回裏にはこちらも右打者の牧が代打で起用され、高めに浮いたツーシームを右中間へ運び、同点打。サードへヘッドスライディングを見せ、闘志とともに心配された腰の状態も問題ないことを示した。坂本の代打ということで気合も入っていただろう。

初回に桑原がヒットで出て、柴田との間でヒットエンドランを敢行したが、最悪の三振ゲッツーだった。だが、攻める気持ちが大野雄を追い込んで行った。1点を返した4回も桑原、柴田がいずれも初球の甘い球を積極的に打ちに行って、連続二塁打。凡退したが、佐野、ソトも初球を打ちに行った。4者連続で初球は異例だが、DeNAらしい超積極的な攻撃だった。良くも悪くもこういうチームということだろう。

坂本の後、1点リードという場面で登板したシャッケルフォードも、ランナーを出して苦しみながらも、リードを保ったことが雨天コールド勝ちに繋がった。彼がこういう展開の6回を任せられるようだと、リリーフも厚みが出て来る。スライダーの曲がりも大きく、武器になるので、カウントを取るボールを上手く組み立てられれば、打ち取って行くことができそうだ。コールドゲームにより来日初セーブが記録されたので、これをキッカケにしてくれればと思う。

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ヤジ

初回に先制を許したが、追加点は与えなかった。打線も少ないチャンスをものにし、文句のない試合。

現地観戦組は、予想以上の大雨で大変だったかと思う。一時的にかなり強く降り、弱くなるという繰り返しだった為、異例の4度の中断となったが、コールドゲームになる目安は30分中断というのが暗黙の了解だが、回数は特に考慮されないようだ。大野雄には気の毒な形になったが、運も味方に付けた勢いだろうか。

屋根があって雨に降られない東京ドームで負けるよりも、こんな形で大変な思いをしながら勝利を見られる方が良いのだろうか。やはりハマスタで四季や気候を感じながら野球観戦するのが一番いいのかも知れない。

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キジ

東京ドームでは、セ・リーグのチームとしては史上初の主催試合を行ったが、神宮ではヤクルト以外が主催試合を行うのは、1980年8月21日の日本ハム-ロッテ戦以来で41年ぶり、セ・リーグでは1955年11月の読売-大洋戦以来で66年ぶりだそうだ。歴史の長い球場でのレアな試合が、4度の中断というこれまたレアな試合になった。

この日は、オースティンが試合前に練習は行ったが、通常とは異なるメニューで、ベンチ入りせずに球場を後にした。試合後のインタビューでは、三浦監督は「休養です」と言っていたが、前日に新型コロナウィルスのワクチンを接種しており、副反応による倦怠感が原因のようだ。

ニュースを見た時に、数名はそういうことが発生してもおかしくないなと思ったが、オースティンの場合は先日、太ももを痛めたりとケガも多いので心配されたが、練習はできているので大事には至らなさそうだ。広島の鈴木誠也は、副反応により特例2021で登録を外れたくらいなので、個人差があるのだろう。

絶好調の4番を欠いた試合で、リーグを代表する左腕に対して2点を先制された試合をひっくり返しての勝利は非常に価値がある。天気の悪戯はあったが、条件は同じ。やっと今季初めて4連勝をマークすることができた。やはり、先発がゲームを作って5回まで投げてくれれば、現状の打線であれば勝機が出て来る。とは言え、4試合中3試合は5回で降りているので、まだまだこれからだろう。

9連戦中に1軍での先発も、という有吉が、ファームで先発したが、初回に3ランとソロの2発を浴びるなど、5回8安打6失点と不安を残した。前回の登板でも書いたように、コントロールは良いが、ストライクを揃えすぎると痛打されてしまう。初回は2アウトまで取ってから盗塁で得点圏に進められ、歩かせてしまった。四球が少ない投手だけに、3ランという形で失点に結び付いてしまうようでは。

5回は2アウトランナーなしから、連続四球でピンチを作り、長打で失点と、有吉の投球パターンとしてはやってはいけない内容だった。ファームからどんな報告が上がり、首脳陣がどう判断するか。先発投手に余裕があるわけでもないし、中断期間もあることから、一度は1軍で登板させてみることになるかもしれない。

この試合で心配なのは、蝦名。6回の打席で、頭部死球を受けて担架で退場した。ストレート系の速球がヘルメットを直撃しており、蝦名は動けなかったようだ。大事に至らなければ良いのだが。

神里、乙坂がケガで欠場しており、それ以外の外野手は全て1軍にいるため、ファームの外野手は蝦名だけという状態だった。この試合も内野手のデラロサがライト、捕手の益子がレフトでスタメンだった。蝦名の代走には投手の笠井が起用され、益子をセンターに回し、DHだったこちらも捕手の東妻がレフトに入った。DHを外して投手を打順に入れた結果、石田がヒットを放つという場面も生まれた。ケガ人が増えて来て、ファームのメンバーが足りなくなってきている。

この日、田中俊が左母指基節骨骨折で、ピンニング手術を行ったことが発表された。日曜の試合で、死球とは判定されなかったが投球を手に受けており、途中交代していた。ファームでは打率.414をマークしていたのだが、離脱となってしまった。中断期間もあるので、焦らず治療に専念して欲しい。

1軍がやっと4連勝と波に乗って来たが、ケガなどで離脱すると勢いが失われてしまう。ファームの運用も苦しくなるが、横浜一心で乗り切って欲しい。

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